【香川県】ちょっと自転車で小豆島を日帰りサイクリングしてきた話【ジャンボフェリー】
自転車, 写真, 機材紹介, 輪行, 近畿, 1day, 聖地巡礼, オフ会, 島旅,関西圏で「離島サイクリングしたい!」ってなった時の選択肢として挙がってくるのが小豆島。
とある週末のこと。
天気予報を見ていると翌日はどうやら物凄く好条件、晴れていることが分かった。
そうと分かればじっとしてられない。

日帰りでも良いから旅がしたい。良い景色が見たい。何か好奇心を満たしてくれるようなことがしたい。と言う訳で早速TwitterでもつなべにDMしてみた。
家島サイクリングや大阪~琵琶湖サイクリング等、ゆるっとふわっと思い立った旅をする時に最近誘うことが多い。
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と言う訳で舞台は小豆島に決定!
アクセスについてはこちらの記事を参照して頂ければ幸い。
兵庫県の神戸三宮港からジャンボフェリーに乗船。3時間程度の船旅で小豆島に上陸することが出来る。この船旅が素晴らしく快適で、自転車旅の始まりとしてはこの上ない満足感だった。
ちなみに三ノ宮駅に集合したのも朝早いとは言え無理のない時間。
もつなべと駅前で合流して港までわずかなサイクリング。
鉄道→自転車→フェリーと乗り物を繋いで旅を作って行く。
この過程がもう面白い。
小豆島にはお昼前に到着した。
良く晴れた日の船旅ほど心の栄養剤になるものはない。
仕事や家庭、プライベート、情報化社会、色んな縛り事。そういうことに疲れてしまった人は良く晴れた日に船旅をしてみて欲しい。きっと幸せになれるはず。
上陸即、島時間に包まれてしまった。
もう心の満足度は50%、いや、60%程度には到達していて、このままトンボ帰りすることになってもそれはそれで許される気がしてきた。
けどさすがに小豆島まで来てそれはもったいないので、サイクリング開始。
だけど、もうお昼前。
船内でうどんを食べたとはいえ、このまま何も食べずに小豆島を一周(厳密には3/5周くらい)するのは危険。と言う訳でお昼ご飯を食べることに。
向かうは「なかぶ庵」
小豆島と言えばオリーブオイル、うどん、醤油、そして素麺で、なかぶ庵さんではこの素麺を堪能することが出来る。
と、知っていたものの実はいつも機会を逃して来られてなかった。
と言う訳で飛び込んでみたら、予約推奨なものの、たまたま空きがあったらしく、運よく席につくことが出来た。絶対に食べたいなら予約しておくのが吉。

味は、うん、過去に食べたどの素麺より美味しかった。
や、厳密には…長崎県島原で食べた素麺と張り合うレベル。
とにかく美味しいのは間違いない。

「なかぶ庵」の「生そうめん」。是非一度食べていただきたい。
ここから小豆島をぐるっとサイクリングスタート。
文字通り「サイクリング」でペースもスロー。
具体的には25km/h程度でゆったりと走る。これが最高に気持ち良い。
二人ともその速度帯が好きなものだから、ペース配分もばっちりリズムが合って心地良かった。
小豆島を一周するのに地図はいらない。
おおよその距離感さえつかんでおけばそれで十分で、あとは海景色を堪能しながら、そして時折現れる採掘場のダイナミックな景色を楽しみながら走れば良い。
なにせここは瀬戸内海。離島。
良く晴れた休日。
もうこれだけで十分。
朝、電車に乗っていた自分と、今こうして島を走っている自分を比べて、わざわざ時間をかけて訪れた甲斐があったと心底思う。
やっぱり行動と移動あるのみだ。玄関を飛び出しさえすればご褒美が必ず待っている。
ゆったりと2時間ほどサイクリングをして島の東部から北部にかけてぐるりと走る。
フルで一周すると結構な距離だけれど、土庄に向かうショートカットルートで距離を短縮。多少の山越えだけれど、ヒルクライムと言うほどキツイものではなく、マイペースで登ればなんてことはない。
土庄は小豆島では一番栄えている場所。
オタク的には「からかい上手の高木さん」の舞台であり、周辺には聖地巡礼が点在している。
せっかくなので鹿島明神社に向かったところ、なんとここでたまたま小豆島在住のフォロワーさんに迎撃される事案が発生。
「もしかしてつむりさんですか?」
いただきました。
それもフォローしてくれたのがつい1分前だったらしく、私がアップした写真に写っていた自転車(TADA車)がまさに今目の前に現れて驚いたとのこと。
私も驚いた。
短いながらもアニメの話や島の話で盛り上がった。
実は短いスパンながらもまた小豆島を再訪することになるのだけれど、その時にもたまたま遭遇することになるとはこの時は予想もしていなかった!島在住の初対面の人と再訪時に再会するなんて、縁とは不思議なモノだなぁと思うばかり。
もうこの頃には良い時間で、日帰り旅と言うことだったから帰路につかなければならない。
離島なのだから当然フェリーに乗らないと。
と言うことでちょっと急ぎ足で坂手港まで一気に走って、ここから再度ジャンボフェリーで三宮港へ向かう。(ちなみにフェリーの発時刻を勘違いしていて、無駄に急いでしまった)

余った時間、ちょうどキッチンカーが港側に出ていたので、たこの唐揚げをいただくことに。美味でした。
夕暮れ時。船を待つ。
旅の終わりの演出としてはこれ以上ない。
往路はジャンボフェリーの新造船「あおい」だったけれど、帰路は昔ながらの「りつりん2」に乗船することが出来て、これはこれで嬉しかった。
私の旅の思い出はこの「りつりん」にたくさん詰まっていたから。
ちなみにこの帰りのフェリーでは、これまた昔から付き合いのあるフォロワーであるこば君と偶然にも遭遇した。そんなことある?と思われるかもしれないけれど、旅人同士では珍しい話では無かったりする。驚くのは驚くけれど「あるある」でもあったりする。
談笑した後は雑魚寝スペースで目を閉じて仮眠。
新造船の「あおい」ではすっかり無くなった重低音と振動……
どこか懐かしくも感じながら夢心地を楽しんだ。
三宮入港時には久しぶりに夜光虫を見ることが出来て、それを動画撮影してTwitterにアップしたらプチバズりをした。
大阪湾で夜光虫が大量発生と聞いてたけれど、神戸港に入港するジャンボフェリー甲板からもこの光景。物凄い量。 pic.twitter.com/3v2dYWiokO
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) March 11, 2023
小さい頃はボートや船に乗る機会が多かったから珍しくないものと思っていたけれど、実際に見たことが無いと言う反応が多くてちょっとしたカルチャーショックを受けたりした。
自宅には22時前に到着したと思う。
朝は6時起床だったから長い一日ではあったけれど、それでも日帰り。
日帰りでここまで堪能することが出来るんだから、やはり関西圏は船旅のポテンシャルが高いと改めて実感した。
そして瀬戸内海、離島の素晴らしさ。
小豆島に流れる穏やかな空気。
また違う季節に再訪して見ようと思う。
最後に二人の自転車紹介。
もつなべ @motunabe888 リンスキーかっこよ。
終わり。
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