【神戸港】ジャンボフェリーの新造船「あおい」に乗船してきた話【瀬戸内海の玄関口】

神楽坂つむり

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僕たちのジャンボフェリーが進化した!

新造船「あおい」

実際に乗船してきたのでその時の様子をつらつらと。

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そもそもジャンボフェリーとは?

言わずもがな、兵庫県の神戸三宮港と香川県の高松港、加えて同じく香川県の小豆島を結ぶフェリーの名前だ。

私のブログには幾度となく登場してきた。
まさに幾度となく、だ。
乗船回数は10回は超えていると思う。
私が自転車を手に入れてから…まだ右も左も分からない頃、勢いで挑んだ瀬戸内海旅の最後を飾ってくれたフェリーであり、とても想い出深い。
その他にもうどん旅や四国グラベルライド、お遍路巡り、小豆島旅などなど、数多くの自転車旅を演出してくれたフェリー航路で、とにかく使いやすくて便利。そして安い。

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航路や時刻表、料金などについては公式ホームページを見ていただくとして、今回なぜ今更そのジャンボフェリーにフォーカスしたかというと、タイトル通り、昨年の十月に就航した新造船「あおい」にようやく乗船することができたからだ。

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近年、多くのフェリー会社が続々と新造船を投入して来ている。
さまざまな交通手段が発達し、どんどん代謝がされていく中で、競争に打ち勝つために船旅が持つ魅力をより強化するためというのもあるだろうし、単純に船体の寿命がちょうど訪れる頃合いだったかもしれない。いずれにせよ、船旅好きとしてはありがたい話。

さて、早速船内の様子を案内していこう。
ジャンボフェリーに一度も乗ったことがない人は「ふーん」くらいで終わるかもしれない。
ジャンボフェリーに一度でも乗ったことがある人は「すげえ!!」と思えるはず。少なくとも私はそう感じた。すげえ!でした。

以下フォトダイジェストでお届け!

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車両甲板。自転車はここから船に乗ることができる。輪行袋に入れる必要もなし。係の人の誘導に従うだけで良い。いつもとても丁寧に案内してくれる。安全第一。

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こちらは車両甲板の様子。自転車は前輪で固定するタイプ。太いタイヤ、MTBとかだと入らないかも?その場合も壁に立てかけるなどして、なんとかしてくれる。航行中、車両甲板には入れないから、荷物は全部持って上がる必要がある。

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反対側にも同様にサイクルラックがあった。

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そしてこちら!新造船あおいでは船内にそのまま愛車を持ち込むことができるサービスもある。まるでショールームにように愛車がディスプレイされる様子はなかなかにかっこよき。


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地味に嬉しいサービス!ビンディングシューズの人ように無料のスリッパ貸出サービスあり。おかげで船内の散策がとても快適だった。船内の床を傷つけたり、うっかり転倒しないためにも、積極的に利用したい。

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手荷物を保管する鍵付きスペースもあり。

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折り畳み自転車もここに収納するようにアナウンスがあった。置き場所がはっきりしているのはとてもありがたし。

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甲板の様子。新しい船なだけあってピカピカで綺麗。白を基調としていて、何だかリゾート感満載。

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神戸の街並みを船上から眺めるのも乙。


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芝生エリアなんかもあったりして、船内の売店で買ったお菓子を食べながら、ゴロゴロするなんてこともできる。今回乗船して一番驚いたのが、とにかく「静か」で「揺れが少ない」ことだった。私が知っているどの船よりも、快適だった。フェリーならではの重低音と振動がほとんどなかった。横になって寝るときにも一切ストレスがなく、かつての船との一番の違いはここにあるなと個人的には感じた。長時間の揺れ、振動、音がないと言うのは、きっとお客さんにとっても、クルーにとっても、とても良いことなんだと思う。

おかげで乗船中はひたすら快適に船の旅を楽しむことができた。

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甲板に出て芝生エリアで寝っ転がったりベンチに座ってるだけでめちゃくちゃ気持ち良い。
と言うかこれだけのためにお金出しても良いまである。。

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幾度となく見てきた明石海峡大橋くぐり。
幾度となく見てきたのになんだかんだ毎回見ちゃう。

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船内の食堂も進化していた。ふねピッピ。今風のおしゃれな雰囲気。
昔のフェリーの食堂とは全然違う。綺麗。

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そしてジャンボフェリーのうどんは昔から美味しい。
正直、こういう船旅でのご飯は「お腹を満たせられれば御の字」と思ってたけれど、近年就航するフェリーのほとんどが食事にしっかり力を入れていて、美味しい。その中でもジャンボフェリーのうどんは安定の美味しさ。

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安定の美味しさ!

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その他にも見どころはもりだくさん。
今回はジャンボフェリーの紹介だったけれど、船旅それ自体が魅力なのは当然だし、さらにその先にはサイクリスト的には自転車旅が待っていて、こっちが本番。だけどここまで素敵なフェリーともなってくるともうただの移動手段ではなく乗船することそのものを目的にしても良いんじゃないか、ってくらいに思えた。

ジャンボフェリーを利用しての瀬戸内海旅。もともと大好きだったことが、さらに快適にできるようになって嬉しい限り。


瀬戸内海旅。全人類におすすめしたい。


  
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