【北海道】ニセコグラベルに参加してきた話【supported by Panaracer】
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イベント当日、参加した人達が楽しんでいる様子を見てそう感じました。

ニセコグラベルとは?
私はこれまで北海道で自転車はもちろんトレッキングや登山、カヤック、ウインタースポーツ、乗馬等、様々なアクティビティを経験して来ました。「試される大地」とも称されるこの地は、今や国内外から注目される世界有数のアクティビティエリアへと進化している最中だと実感します。
一言で北海道と言ってもその表情は様々。エリア毎に、そして季節毎にその表情は大きく変化し、楽しみ方も多種多様です。自転車はもちろんアウトドアを趣味にしている人にとっては、まさにアクティビティの楽園と言っても過言ではないポテンシャルが北海道にはあると感じます。自然との距離が近いので美しさや綺麗さだけではなく、時には厳しさや激しさを浴びることもありますがそれも含めて「試される大地」であり、身を投じて体感する価値があると思います。
そんな北海道、その中でも自転車アクティビティにとってポテンシャルの高いニセコの魅力を発信したい、と言う想いからニセコグラベルは開催されました。つまり「ただグラベルを走るだけでは無い」と言う点がポイントです。走ることも含めて地域の魅力をグラベルイベントと言う手段を通じて参加者やレポートを見た人に届けるのが目的です。
実際に本イベントにはニセコと言う土地そのものに興味を持って参加する人達が大勢いますし、その人数は回を重ねるごとに増えています。ニセコと言う土地がきっかけでイベントが生まれ、イベントを通じて人が集まり、回数を重ねて、文化が形成されていく。ニセコグラベルはそんな未来が見えて来ます。
今は黎明期と言えますが、来年、再来年とニセコグラベルの魅力があらゆる媒体を通じて拡散して行き、そう遠くない内に世界に通じるビッグイベントに成り得る可能性も秘めています。
ロケーション
「北海道でアクティビティを楽しむ場所と言えば?」
ニセコは最も相応しい場所と言えます。
美しくもありどこか荘厳さも感じるニセコアンヌプリと羊蹄山が見守るこの地域には国立公園に指定される場所も多く、四季折々の絶景は多くの人を惹きつける魅力に溢れています。土地由来の温泉や食文化があり、それらを提供する施設や飲食店が数多く存在しているのも人気の理由の一つでしょうか。近年ではニセコの魅力に触れて移住する人も増えていると役所の人から話を聞きました。
自転車を楽しむ上でもこの豊かな自然環境がプラスに働いているのは間違いありません。オンロード、オフロード問わず美しい自然に触れながらニセコのエッセンスを全身で感じながら遊ぶことが出来る環境が整っています。新千歳空港から2時間程度でアクセス出来るので、北海道の中では比較的「近い」と表現できます。2030年には北海道新幹線の倶知安駅が開業予定であり、今後の更なる発展が期待できます。
グラベル遊びは非常に懐の広いアクティビティです。未舗装路や砂利道と言った「自然」な状態に近く、あらゆる路面状況が想定されるグラベルは、走り方や遊び方の定義が困難であり自由でもあります。速度や距離が絶対至上主義には成らず、使用するバイクや着用するウエア、走るコースや楽しみ方も人それぞれです。そんなグラベルならではの個人個人が持つ楽しみ方の環のようなものがたくさん集まって一つの大きな環になるーーーニセコグラベルはそんなイベントだと感じました。
イベント当日は集まった人の層の広さに驚きました。道内外問わず、老若男女問わず、様々な人達が会場に詰めかけていました。アメリカの世界最大のグラベルイベントであるアンバウンドを完走したプロ選手からグラベルイベントは初めてと言う人まで。設定された4コースのうち最も人気だったのがミドルコースと言うのもこのイベントの多様性を象徴していると言えます。参加するスタンスも様々であり、多くの人たちが自分達のペースや楽しみ方を最優先に走っていたのが印象的です。「ああ、ここには正解なんてないんだ。」と感じました。
メイン会場ではイベントを支える形で多彩なブースが出店されていました。地元の食を提供してくれるキッチンカーから自転車の洗車専門店から完成車メーカー、ウエア、パーツメーカーまで様々。実際に「中の人」が出走しているのも多く見ましたが、こんな風に体裁問わずに参加できるイベントって素敵です。やっぱり参加してこそ見えてくる世界があります。
型や形式に囚われずに、自由な精神でサイクリングそのものを楽しむ。自転車のプリミティブな楽しさや面白さを体現するまさに「グラベルカルチャー」とも言えるようなイベントであったと感じます。そしてそれを支えるのが魅力的なコース設計であり、実はここが最も伝えたい内容で一言で。
「最高!」
ニセコまでの移動
ここからはフォトダイジェストでお届け。
家から自走してそのままサクッと飛行機輪行。空港自走圏内の強み。 pic.twitter.com/a7ByCiRnRM
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) September 2, 2022
自転車何台出てくるねんってくらい出てくる。1コンテナ分くらいジャックしてそう。 pic.twitter.com/hsJEfmW6D3
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) September 3, 2022
北海道と言えばソフトクリーム。
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) September 3, 2022
カフェマッカリズムさんのミニソフトクリーム300円。牛乳を感じる。 pic.twitter.com/YZX9EMStUO

北海道の地でナイトラバッジョしてもらった。冷静に考えたら洗車サービスのために消防車買うって凄い。色々とロマンが詰まってた(半分趣味と言う電動ルーフテントがすごく良かった) pic.twitter.com/Md1BVTeCtA
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) September 3, 2022
答えのない機材選び
何気に初めてみたGRX limited editionのシルバーカラー。ソウカワガレージさんところのCORNERバイクとの組み合わせ。この手の「遊べるバイク」と相性良いなぁ。 pic.twitter.com/FCMoKbkkoO
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) September 3, 2022
#nisekogravel #ニセコグラベル
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) September 3, 2022
マイバイク、解説付きで展示してます🙆♂️ pic.twitter.com/05mJMreeqB
自由な精神の持ち主たち
ニセコ蒸溜所
ニセコ蒸留所見学ツアーにやって来た。見応えがすごい。香りもすごい。 pic.twitter.com/19NyklliC2
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) September 3, 2022
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