【大阪府〜兵庫県】ぽたんぷ2に参加してきた話【CADENCE&LAVAGGIO】
イベント, オフ会, 近畿, 自転車, 写真, 機材紹介, 1day,大阪北摂エリアで開催された「ぽたんぷ2」に参加して来ました。
終わってみればめちゃくちゃ満足感と充実感に包まれて「良い1日だったな〜!」と、自然と振り返ることができる。そんな素敵イベントの様子をお送りします。

ぽ。
ぽたんぷってなに?
「ぽたんぷ」はその名前から察せられるように、一言で表すならばポタリングイベントで、いわゆるエンデューロやグランフォンドとは違う、とっても緩いイベント。かと言ってただ緩く走るだけかと言うと決してそんなことはなくって、参加者が楽しむことができる仕掛けがたくさん用意されているイベント。
だからだろうか、参加した人はみんながみんな漏れなく楽しそうにしていたし、ガチで楽しむ人から緩く楽しむ人まで、まさに十人十色だったのが印象的でした。

「ぽたんぷ」は分かりやすく言うとスタンプラリー+フォトロゲイニングイベントで、指定されたフォトスポットと立ち寄りスポット(飲食店や自転車店、アウトドアショップなどなど)を巡ることでぽたんぷシールを集めてポイントを稼いで行く、と言うのが基本的なルール。
ポイントは画一的ではなく、より遠い場所やより到達難易度が高い場所についてはポイントが高くなるように設定されていて、コストパフォーマンスで天秤に架けられるようになっていて、ここが面白い設計だと思った。
例えば大阪北摂地域であれば定番のヒルクライムスポットである勝尾寺、ここもフォトスポットに設定されていたけれど、神崎川や猪名川沿いのスポットに比べてポイントが高い。だけれど当然ヒルクライムをしないといけないから体力と時間が必要。さらに妙見山や五月台なども設定されていて、全て繋ぐと獲得標高が気づいたら2,000m行くなんてことも珍しくない。
参加者の中にはフォトスポットを「全部」巡る猛者もいるらしく、この辺りがガチ勢も楽しめるようになっている要素。実際に頭の中でルートを引いてみたけれど、確かに全部巡ることができる。けれどフォトスポットと言っても与えられたヒントを見ただけで分かりやすい場所もあれば「どこ、ここ?」となるポイントもあったりして、単純な体力だけではどうしようもないあたりも謎解き要素があって面白かった'`,、('∀`) '`,、(ちなみにこういうマニアックポイントは高得点)
あと忘れてはならないのが「ぽたんぷスポット」で、31もの協力店を巡ることでポイント(シール)をゲットすることができる!こっちはフォトスポットに比べてアクセスは比較的簡単だけれど、何せ巡ることができるお店の数には限界があるし、どのようなルートを選択するかで効率がグッと変わってくる。それに営業時間や繁忙時間などの要素も考えないといけない。・・・
って言ってもそれはガチでポイントを稼ぎに行く「ガチぽたんぱー」の話であって、緩く楽しむエンジョイ勢からしたら、今まで知らなかった魅力的なお店(ぽたんぷスポットは厳選されたお店だけあってどこもめちゃくちゃ魅力的で、このお店リストを手に入れることができただけでもかなり価値があると思ってる)を知り、実際に訪れる機会が与えられたと言うだけでも嬉しかったりする。
こうして参加した後にイベント概要を書いているだけで「良いイベントだったなぁ・・・」としみじみ思うけれど、そんなイベントを仕掛けたのは、オープンするや否や一瞬でサイクリスト御用達のハンバーガー屋さんになった「CADENCE(ケイデンス)」さん。
CADENCEはここ↓
CADENCE(ケイデンス)のSNS・情報はこちら↓
そして私自身、何度もお世話になっている自転車の洗車専門店「LAVAGGIO(ラバッジョ)」さん。
ラバッジョはここ↓
LAVAGGIO(ラバッジョ)のSNS・情報はこちら↓
それぞれのツイッターやインスタグラムを見てもらうのが一番手っ取り早いかもしれない。いずれのお店も私がわざわざ語るまでもなく素晴らしいお店なので是非一度足を運んで見て欲しい。(多分もうみんな足を運んでいると思う)
#ぽたんぷ #ぽたんぷ2 で検索すれば当日の様子がモリモリ出てくる。実際に検索してみると「参加者それぞれのぽたんぷ」を見ることができてとても面白い。同じルールで同じエリアを同じ日の同じ時間帯に走っているのに、みんなの楽しみ方が全然違う。
先に書いてしまうけれど、「ぽたんぷ」の魅力はここにあると思う。画一的ではなく、誰しもが自分の楽しみ方で楽しむことができる。
そんな「ぽたんぷ2」当日の様子をお届け。(今回は第二回ということでぽたんぷ2。第一回目は予定が合わず不参加でした)
長い1日の始まり
早い。
めちゃくちゃ早い。
夏休みの小学生でもこんなに早くねぇぞ!って時間に起きた。
何せインスタグラムライブで開催された「開会式」が4:45〜。
とんでもない。町内会のラジオ体操か。
にも関わらずインスタグラムライブを見ているとなんと100人以上が閲覧していて思わず笑ってしまった。イベント開催時間は日の出から日の入りまで。とんでもねぇ!
そしてこのタイミングで初めて封筒をオープンしてフォトスポットとぽたんぷスポットが公開される。
そう、事前に調べて云々、ではなく、今のこの瞬間に地図とスポットを知ることができる。
だから先述した「フォトスポットを全部巡る」は実は結構ハードルが高い。体力的な問題もあるけれど、そもそも場所が分かるかどうか、道路を知っているかどうか、も重要な要素になってくる。
幸い、私は全部見た瞬間に場所もルートも分かった。
この辺りは幾多の自転車旅で鍛えられたスキルだと思っている。
生活道路までは難しくても、47都道府県の道は大体分かる。近畿圏については生活道路含めて大体分かる。
と言うわけで「ぽたんぷ」は大阪在住の人については、勝手知ったる地元を走るイベントと言うこと。だから有利なはず(?)中には兵庫県や京都、あるいは関東、私が出会った参加者の中で最も遠いところからでは宮崎県から参加された人もいた。すごい。
よく知るスポットもこうしてイベントとして走るとなんだか新鮮な気分に。
メジャーどころからマニアックなスポットまで。〜フォトスポット巡り〜
さて、序盤はまだぽたんぷスポットも開店していないお店がほとんどだったから、まずはフォトスポットを巡る作戦にした。それにせっかく早起きして交通量が少ない、それに夏場だけれど気温もまだ低い。であれば先に遠いスポットまで、道中にあるスポットを回収しながら進むのが良いだろう、という判断。
神崎川と猪名川が合流する水門スポット。
ただ今回のイベントのために特別に早朝営業しているお店、早朝限定メニューを出しているお店もあるらしく、そっちに行くかかなり迷った!
身体が2つあるなら絶対にそっちも行きたいけれど、ここは取捨選択してフォトスポット巡りに専念。それに今回私はゲスト枠で参加させていただいている(と言いつつ実際は限りなく普通の参加者と同じようにイベントを楽しませていただいた)ので、他の参加者と変なところで遭遇してみたい、交流したい、と言う思いもあった。定番スポットは他のゲストの方々にお任せして、私は私らしく走り回るのが正解なはず……'`,、('∀`) '`,、
と言うわけでテンポ良く巡る巡る。これが意外と楽しくって、勝手知ったる大阪だけれど、通ったことのないルートやアプローチをすることもあって、なんだか新鮮な気分になった。それにこんな朝早くにわざわざ大阪を走るなんてことはまずない。旅先ならまだしも。
三國橋。阪急電車も激写に成功。阪急電車のマルーン色を見ると大阪に帰ってきたなぁ・・・といつも旅帰りに思って安心する。
服部緑地公園東広場。白昼夢、と言う作品らしい。そんなことも知らなかった。
吹田のアサヒビール工場近くの公園内にある平和と健康の鐘。公園内では朝早くからラジオ体操をするシニアの方々がたくさんいらっしゃった。はええ。
みんな大好き(?)万博記念公園太陽の塔をバックに。しっかりモノレールも激写。
ポイントが最も高かったフォトスポット。知っている人は知っている北摂のとある場所。
い つ も の 。
他にもモアイ像や伊丹VOR等、知る人ぞ知るマニアックスポットもたくさんあって面白かったです'`,、('∀`) '`,、
白熱のじゃんけんバトル〜本気の心理戦〜
そして忘れてはならないもう一つのルールがこのじゃんけんバトル。
これがぽたんぷにエキサイティングな要素を加えることになっていたのは間違いない。
参加者には全員「ホシール」と呼ばれるシールが配られていて、自分のゼッケン番号をあらかじめ記入して持参することでライフポイント代わりにすることができる。このホシールを他の参加者から奪うことで、フォトスポットやぽたんぷスポットを巡って獲得するポイントと同じように、自身のポイントに加算することができる。
そしてその手段がじゃんけん。
つまり運勝負。
と思いきやここにいやらしい心理戦要素が加わる。
それは勝つことで得られるシールの数が変則的であると言うこと。
ルールは下記の通り。
・パーで勝つと3枚
・チョキで勝つと2枚
・グーで勝つと1枚
ルールを知った時に思わず「うわ、いやらしい」と口にしてしまった。いやらしいぜ!
普通に考えたらチョキばかり出すのが良い気がする。
勝つと2枚貰えるし、負けても1枚しか失わない。
そう考える人が多いだろうから、グーを出したら勝てるかもしれない。でも勝っても1枚しかシールは得られないし、万が一裏をかかれて負けたら一気に3枚失う。グーは悪手か。
じゃあ期待値が最も高いパーを出して3枚狙いで行こうか。いやでもやっぱりチョキを出す人が多いのでは・・・?勝つと3枚貰えて、負けたら2枚失う。リスクとリターンのバランス的に今の最適解は・・・
なーーーーーーんてことを考えちゃうわけですよ人間は!
勝つことだけではなく、負けた時のことを考え出してしまうから、これはまさしく心理戦。
自分のシール残数によってもこの思考回路は変わってくると思う。
難しいこと考えずに勝てばいいんだよ勝てば!!
負けました。
ひたすら負けました。
今回気づいたことがあります。
私、じゃんけんめっちゃ弱い。
つむりさん、負ける…。
— うめのぢゅんじ (@umenchu81496) July 17, 2022
朝一の三国橋にて。#ぽたんぷ pic.twitter.com/oNt6CJzTX4
(まぁいいんです。自分のシールをいろんな人のゼッケンに貼って貰えるのはなんだか嬉しいから・・・)
参加者同士の交流
そんなじゃんけんバトルを通じて生まれるのが参加者同士のガチバトル交流です。
ぽたんぷ参加者はゼッケンをつけているのですぐに分かります。
ちなみに参加者数は250人くらいいたと言うことで、実際に当日走っているだけでめちゃくちゃお会いしました&見かけました。1,000人くらいのぽたんぱーに会った気分でした。
「じゃんけんしましょう!」
だけで交流が生まれるし、巡ったスポットの情報交換や行き先について話すだけでも盛り上がります。
実際、私も初対面の人がほとんどでしたが、ありがたいことに「もしかしてつむりさんですか?」とお声をかけていただき、交流が生まれる機会がたくさんありました。本当にありがたい限りです。
じゃんけんをきっかけに広がる交流。
シールはこんな感じでゼッケンプレートに終わる頃にはこのゼッケンプレートがシールでいっぱいに。ちなみに私のシールはゲスト枠ということで赤地に黄色星マークです。(通常は白地に黄色星マーク)
ゼッケンプレートの付け方も人それぞれ。自転車のスタイルも人それぞれ。
こんな辺鄙な場所でも交流があるのだから驚き。あえてマニアックなポイントを巡った甲斐があった!
そしてポイント〜ポイントで一緒に走る機会も得ることができました。当日は一緒に走っていただいてありがとうございました。
みなさんタフでバイタリティがあって魅力的な人ばかりなのが印象的。情報に対する感度が高いからか、情報発信力もあって、話をしているだけでも面白い。良い刺激になりました。
新旧バイク比較!いろんな機材を見ることができるのもぽたんぷの魅力の一つ。ピュアロードバイクからリカンベント〜グラベルバイク〜小径車までさまざま。
それはまるで旅のように
イベントだけで言ってしまえば一日限りのロングライドイベントとも言えます。
実際に北摂エリアを走っている時にはイベント中であることも忘れて、なんだかツーリングを楽しんでいる気分になりました。
それにこんな場所でも他の参加者とお会いすることもあります。
妙見山の麓でお会いして、茅葺屋根のバス停まで一緒に走ったJUNさん。なんと仲間たちと宮崎県からはるばるやって来られたそうです。ちょうどこのタイミングでものすごい雨に降られてしばし二人で雨宿り。
雨宿りしながらの作戦会議。お話を伺うと大阪に来たことはあるもののこうして走るのは初めてだとか。初めての大阪でこんなにマニアックな場所に来るなんて、そんなイベントそうそうありません。勝って知ったる土地で巡るのも楽しいけれど、あえて全く知らない土地でこういうイベントに参加するというのも、それはそれですごくワクワクしてエキサイティングだと思う。
雨宿りしながらふと自分のゼッケンプレートを眺める。シールがたくさん集まると、なんだかそれだけで嬉しい気がした。
夏らしい一時的なゲリラ豪雨に降られたものの、全体を通じてはずっと晴れ。
天気に恵まれたのは何より!
むしろ暑いくらいの時間帯もあったりして、休憩もしっかりしないと危険。
熱中症対策については各自かなりしっかり対策をしていて、さすがと言うところ。十分なアナウンスもされていました。
日本の夏。ぽたんぷの夏。
どこか懐かしい大阪北摂の景色。これが大阪市内から1時間以内に見られるのだから、大阪は自然が本当に近いなと思う。
新しい知見が得られるお店巡り
ぽたんぷスポットとして設定された飲食店などのお店をルートの合間合間に立ち寄ることで休憩兼ポイント獲得ができる。
そのぽたんぷスポット提携店がどこも魅力的なお店ばかりで、しかもサイクリストフレンドリーなお店ばかりと言うことで、このお店リストをゲットできたのはとても嬉しい。
それに普段、北海道やら東北やら九州やら全国を走り回ってばかりいる私にとって、地元大阪のこういうお店を巡ると言うのは逆に新鮮な体験で面白かった'`,、('∀`) '`,、
ぽたんぷノボリ発見!
いずはらいずこさんで絶品カキ氷をいただいたり。
上手工作所さんで工芸体験をしたり。
ここ、めちゃくちゃ雰囲気も良く、プロダクトも魅力的で、普通に買い物を楽しんでしまった。
自宅用にスギのコースターとお盆を購入。こんなこともあろうかと大型サドルバッグを装備していて良かった。
また、ぽたんぷイベントとは別に同日には服部緑地公園で有名なユーチューバーの方々と交流するイベントも開催されていました。野次馬気分で見るために一庫ダムから全速力で南下。(雨宿りで思ったより時間を取られて開始時間ギリギリ)
B4Cさん、カツオちゃんねるさん、管理栄養士EMIさん、YTK systemさん、AD藤本さんらが参加。(MC平野由香里さん)
ここでもじゃんけん大会が行われて、勝った人はユーチューバーの方々と一緒にぽたんぷサイクリングを楽しむことに。個性的なメンバーばかりでコンテンツ力の大洪水状態'`,、('∀`) '`,、
みなさんのチャンネルはこちら↓
機材紹介
最後に機材紹介。ポタリングイベントでわざわざ機材紹介?と思われるかもませんが、実はこれ最近の私のゆる旅スタイルと言いますか。バイクパッキングスタイルから少し発展というかアレンジしたスタイルになりつつあるのでここで紹介。
従来のスタイルに追加したのがCARRADICEのサドルバッグ。これがすごい。(実は導入してもう5年くらい経過している)
CARRADICEのサドルバッグ、久しぶりに使ったけどやっぱり良い。容量、安定感、脱着のしやすさが素晴らしい👏バイクパッキングに比べてラフで楽で、実はこのスタイルの方が合ってるシーンってたくさんある。 pic.twitter.com/GswYzPC7tJ
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) July 18, 2022
実際にレンズを装着したデジタル一眼レフカメラに輪行袋、着替え、三脚、ファーストエイドキットなどを詰めてもまだまだ余裕がある。この感じだとキャンプ用品一式を収納することができるかもしれない。テント、マット、エアピロー、ULシュラフ、自炊道具一式くらいなら収納できるんじゃないだろうか。
そういった自転車旅はもちろん日常使いにも活躍することが分かった。バイクパッキングスタイルのバッグは開口部分が狭かったり、奥に入れた荷物を出すのに全部ひっくり返さないといけなかったり、何かと不便な部分もある。もちろんそれで得られるスマートさとか軽さとか運動性能の高さとかは唯一無二だからこれも適材適所だけれど、最近の乗り方だと今回のスタイルくらいのゆるさがちょうど良い、という知見を得ることができたのは大きな収穫だった。
どんなスタイルでも常に見直すことが大事と言うことを再認識した。
もしつむ成功!!!#つむりさん#謎のモニュメント#ぽたんぷ pic.twitter.com/YN8neUP21z
— メイリン@11 (@pokiko11) July 17, 2022
つむりさんと遭遇!
— FLARE SCARLET@DomaneSLR7 (@puku_flareglay) July 16, 2022
バッチリじゃんけん負けました👍 pic.twitter.com/vqvqHb4ZWk
そして、もしかして、つむりさんですか?
— ポタラボ@サイクリングラジオ📻️スペース!! (@Pottering_lab) July 17, 2022
に成功しました!!#ぽたんぷ@tsumuri_f5 @scuderia_jack pic.twitter.com/lqd2Ly0p5W
今回の目標叶ったwwww pic.twitter.com/phYx9dh18F
— じゃっく@人生回り道 (@scuderia_jack) July 16, 2022
冒頭に書いた通り、終わってみればめちゃくちゃ満足感と充実感に包まれて「良い1日だったな〜!」と、自然と振り返ることができるイベントでした。
「ぽたんぷ」に参加されたみなさん、スポットに協力いただいた提携店のみなさん、そして開催準備をされたみなさんに感謝。
またどこかでお会いしましょう。
終わり。