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【新潟県】弥彦のまち巡りと新潟海岸国道402号北上ツーリング【Rapha PRESTIGEアフター】

神楽坂つむり

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知らない天井だ。

いや、知っている……これはいつものテントの中だ。

外はもう明るい。
人の話し声も聞こえる。
いつもの一人旅とは違う朝。

だけど今日はまた一人旅。
そこには新潟の絶景が待っていた。
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こんな景色の中を進むことになるなんてテントの中では想像もできなかった。
さて、昨日のRapha Prestige SANJO #RaphaPrestige #RPSanjo #SGCC を終えての朝。スノーピーク本社横のキャンプ場で迎える朝。スノーピークグッズはマグカップくらいしか持っていないけれど。


前回↓の続き



一人旅の始まり

計画段階からこの日は一人で旅しようと決めていた。イベントそれ自体は全力で楽しむ。準備も怠らない。こうしてみんなと一緒にキャンプをして火を囲って過ごす時間も大切だ。だけどやっぱり一人の時間も自分には絶対必要だって自分が一番分かっている。それはただ一人でいたいというよりは、一人の時間でこそ得られる知見や見られる景色があるからだ。それは景色の解像度とか、移動しながら頭の中で巡らせる考え方とか、現実的に移動する上での制約の無さ=自由度とか。

逆に言えば、誰かと一緒に旅をしたり走ったりするからこそ見える景色もある。誰かといることで得られる視野や考え方、その場での発想や発言は一人旅では得られないもの。今回のプレステージはまさにそういうイベントであって、5人チームであり全員が個性的というのもあってこの時間で得られるものは本当にすごかった。刺激を受けた上での一人旅。いつもの旅とは少し違うテイストになるかもしれないという予感もあった。

とは言え急ぐようなことでもないから朝は朝でゆっくりとした時間を過ごす。せっかくのでキャンプだ。それもただのキャンプじゃなくチームで走った翌日の朝。120km2,400mアップを通じて出来た関係性と言うのは、こう言う時間でも感じることができた、なーんて書くとなんだか嘘っぽいけど、実際にお互いの考え方や知識を以てして交流しているのだからそう間違ってはいないと思う。

それぞれのキャンプギアに興味を抱いて質問をしたり感想を言い合ったり、その他取り留めもない会話をしたり。ゆるりとした時間が心地良かった。
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ギアの撤収を終えてここでみなさんとお別れ。本当に濃厚な2日間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。またいつかどこかでお会いしましょう。

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いつもの一人旅スタイル。今回は自転車もいつものTADA車ではなくRIBBLEグラベルバイクで。

結局そこそこの距離を走ったけれど、いつものTADA車と同じように良いペースで走ることができた。前半はものすごい海風で全然前に進まなかったけれど後半は南風に恵まれて助かった。ずっと向かい風だったら途中で諦めて輪行していたと思う。ここからは新潟県三条から新潟空港までの80kmの様子を
お届け。


弥彦村へ

まず向かったのは弥彦村。ずっと訪れて見たかった場所で、越後文化発祥の地とも言われている歴史と文化の街。

どんな村か。弥彦村のホームページに詳しく書かれていたので紹介。

弥彦村は、新潟県のほぼ中央部の日本海側に位置し、西は霊峰弥彦山(634m)を隔てて新潟市・長岡市と接し、東南は燕市、北は新潟市とそれぞれ肥沃な穀倉地帯を隔てて隣接しています。

古く神代(かみよ)の時代、天照大神(あまてらすおおみかみ)の曾孫の天香山命(あめのかごやまのみこと)が、日本海を渡り、弥彦山西側にあたる野積海岸(現長岡市)に上陸され、住民に海水から塩を作る方法や、網や釣針を使った漁法を教え、その後この弥彦の地に鎮座され、農耕技術など様々な産業の基礎を授けたと伝えられています。

命の去った後も、その子孫六代にわたって越後文化の基礎が作り上げられていったことから、天香山命をご祭神としている越後一の宮「彌彦神社」は、万葉の昔から「おやひこさま」の愛称で広く民衆から愛され、崇拝されてきました。

故に弥彦村は「越後文化発祥の地」と言われ、彌彦神社の門前町として、また北国街道の宿場町として人々が行きかい、賑わいのある町として栄えてきました。 明治維新後に出雲崎民政局の支配となり、明治12年郡区改正により西蒲原郡に属し、明治34年11月1日には弥彦村、桜井郷村、矢作村の三村を合併して新生「弥彦村」が誕生し、以後今日に至るまでほとんどその形を変えることなく、100余年が経過しています。

近年は、交通網の発達により時間、距離も大幅に短縮され、立地条件に恵まれて県内はもとより首都圏・関西方面との結びつきもより強くなり、新潟県内屈指の観光地となっています。

弥彦村は独自の歴史的・文化的背景を基に、個性ある村づくりに励むとともに、調和のとれた地域社会の創造と発展をめざしています。出典:弥彦村ホームページ


歴史的な趣と文化、そして一番訪れたかった弥彦の山を目指して北へ。せっかくのプレステージアフターと言うことで少しでも走れそうなグラベルがあれば突っ込むことも隠れテーマにして走ることにした。
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実際に思ったより未舗装路区間が多くて、走り応えもあった。グラベルバイクの楽しみ方としてグラベルライドがあるけれどそこまで大袈裟じゃなく、こうした生活圏に現れるちょっとした荒地とか砂利道を走るだけでも面白さはあると思う。スケール感こそ違えど、気張らずに楽しめる範囲で楽しむと言うのも自転車の良いところだと思う。玄関を飛び出したらそこから楽しみは広がっていると思う。

弥彦村に訪れてまず最初に向けてくれるのはでっかい鳥居。
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越後一宮 弥彦神社の大鳥居。1982年の上越新幹線の開通を記念して作られた鳥居で、その高さはおおよそ30メートルで両部鳥居としては国内最大規模。両部鳥居は鳥居のメインとなる柱を支える形となる柱(稚児柱)がありその傘木の上に屋根があるのが特徴。有名どころとしては厳島神社や熊野速玉神社が挙げられるけれど、ここ弥彦神社の大鳥居も近代に奉建されたものということで歴史的価値はそこまでじゃないけれど、純粋に建造物として見応えがありそう、と言うことでわざわざ訪れてみた次第。

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実際にその下に立つとそのスケール感に驚く。立派だ。そして肝心の神社がまだまだ奥というのもなんだか良い。近くで見て気付いたけれど鋼製だ。実は鳥居の素材ってめちゃくちゃ種類があって一言で木製・金属製と言ってもその中にさらに細分化されている。中にはチタン合金の鳥居なんかもあったりして、それはこの先1,000年残るようにという願いが込められているものもあった。

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弥彦村は観光地としても有名で、巡るスポットもたくさんあるから一日遊ぶのも面白いと思う。時間の関係上、要所要所しか回ることが出来なかったけれど、機会があれば近くの温泉宿に一泊か二泊してゆっくりと史跡や建物を巡るのも楽しそうな場所。飲食店も多く郷土料理を楽しむのも一興。

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登録有形文化財のような貴重な建造物もいくつかって大変見応えがあった。

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ちょうどお昼時だったので見かけたお寿司屋さんでランチをいただくことに。世間一般的にはどうにもちょっと入りにくい雰囲気だったけれど、私は旅先ではそんなの全然気にしない。自分の感性を信じて凸!虎穴に入らんずは虎子を得ず。おかげで大変美味しい海鮮チラシをリーズナブルな価格で堪能することができた。ネタの一つ一つが美味しい。大将が目の前でネタケースから取り出したサクから切り出して盛り付けてくれた。美味しくないわけがない'`,、('∀`) '`,、

腹ごしらえをして向かうは弥彦山。
弥彦村に来て弥彦山に登らないわけにはいかない。
ヒルクライムしても良かったけれど昨日散々アップダウンに虐められたこともあって、ロープウエイで登ることに。全国のロープウエイを旅の合間に体験するのも結構好きだったりする。
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昨日のプレステージの舞台を俯瞰することができた。これはこれで面白い!

弥彦山の山頂展望台からは思った通り、素晴らしい景色が。


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ぜっけーかな!日本海!うっすら遠くにはあの佐渡島が見える。去年旅をしてとても印象深かった場所。そして私の大好きな作品「アイの歌声を聴かせて」の舞台でもある。




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絶景を堪能した後は自転車旅のリスタート。
このまま海側に降りたいところだけれど、今、手元には自転車はない。身一つでロープウエイで登ってきたのだから。自転車と一緒に登って、海側にダウンヒルできればいいのに・・・'`,、('∀`) '`,、

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昨日に引き続き延々続く新潟の田園風景。だけれど、これも見納め。国道460号線に合流してそこからは一気に海側、日本海へ!

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うーみー!!


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素晴らしい〜〜〜〜〜!!!

昨日からずっっっっっっと山景色だったから、海が恋しかった。新潟の山と平地を堪能しまくったから、最後は残すところ海を見とかないと!と思って今回のルートにした。ここから新潟空港までは50km近くひたすら海沿いを走ることになる。思わず先月の東北自転車旅を思い出す。思えばあの時は秋田空港から北上したけれど、翌月にはこうして新潟空港までの道を北上している。ただ意外だったのが、それぞれの景色が全然違うということ。

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富山県〜新潟県の日本海側の景色の特徴。この断崖絶壁。とても「らしい」景色だと思う。つまりこれは地層の表面が見えているということ。ユーラシア大陸から分離した日本がプレートの動きによって圧縮されて盛り上がった断面がこの海沿いに見える断崖絶壁。その特徴は海との間隔が極端に狭く、その昔から「親不知」と呼ばれる程には険しい道のりだったということ。その道の険しさのあまり親も子もお互いを顧みる余裕すらないような道。

現代になった道路が整備されてこうして自転車で快適に走ることができるなんて有難い限り。それでも天候によってはものすごく険しい道になることは間違いなく、台風なんか来た日にはきっと命をの危機を感じることができる道になると思う。

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そんな断崖絶壁沿いに走っていると気になる道が見えた。冒頭にも書いた通り、未舗装路が見えたら積極的に突っ込むマイルールを決めながら走っていたものだから、「それ」が見えた時には心臓がドクンと鳴った気がした。絶景の予感というのが旅をしているとあると思う。

「この先にはきっと素晴らしい景色が・・・」と言う予感。

そしてそれは大抵、当たる。

とんでもないスケール感の景色が広がっていた。
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ぜっけーかな!

突然のニュージーランドのような風景。広い。広すぎる。ダイナミックすぎてビックリした。区間は短いものの、アウトドア好きには垂涎の風景が広がっていた。ここでプロモーションビデオ撮れば間違いなくいわゆる「映え」が狙えると思う。思わず何回か往復してしまった。

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昨日のプレステージから続き、新潟県のポテンシャルの高さに驚かされている。やっぱりどんな土地も深掘りをすればするほど発見がある。味わい深くなる。そして思い出深くなる。「あの時、あそこで、こんな思い出があった」と思い返して満足して最期を迎えられたらいいなと思う。

もう既に結構お腹いっぱいだったけれど、今回の旅の最後の目的地に到着した。

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角田岬灯台!
今回の灯台ハントのターゲット。この写真を見るとアクセスが簡単そうだけれど、実はこれ自転車の特権。自転車ならこの道路沿いにアプローチしてトンネル横の階段を登れば3分とかからず到着するけれど、ここは徒歩で来るような場所じゃない。車も当然停めるスペースなんてない。バイクも厳しいくらい。普通はもっと遠くの駐車場に車を停めてトレッキングをしてこないとたどり着かない場所。

何よりこのロケーション!
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素晴らしい〜〜〜〜!灯台の魅力的なポイントの一つである「ロケーション」部門で上位トップ10に入ると思う。日本海側は高得点ポイントがたくさんあるからたまんない。

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海沿いからの徒歩アプローチコース。これ、波が高かったら死ぬと思う。風が強くてもやばいと思う。一番下の断崖沿いの道を見て貰えれば分かるけれど、柵も何もない。

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トンネル横の階段を駆け上がればトレッキングコースのラストアプローチにあっさり合流。それにしてもこの景色・・・たまんない・・・好き過ぎる・・・。

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海の青と灯台の白のコントラストが好き過ぎる〜〜〜〜!自然と人工物の調和is素晴らしいパーフェクト。そして歴史的地理的背景。灯台巡り、やめられない。

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みんな見て!灯台の案内文章みんな見て!全国各地にあるから見て!!(興奮気味)

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ふぅ・・・・

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味がある〜〜〜〜〜!

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海風にさらされて風化していく設備、愛おし過ぎる。

燃え尽きたぜ・・・
もう新潟県に思い残すことはない・・・
それに飛行機の時間までちゃんと進まないと間に合わないやつや・・・・

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と言うことで後半はひたすら海沿いを北上するだけの簡単なお仕事(追い風のおかげ(向かい風だったら死んでた


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おなじみ新潟みなとトンネルを通過。

何がすごいって地味にこれ海底トンネルで、あの関門トンネルと同じような構造で自転車と歩行者も海の底を通過することができる。メインは自動車だけれど、両サイドに遊歩道が整備されていて、自動車と完全に区切られているから、安全安心。距離も1km以上あるということで、ここでジョギングやランニングをする人も多いのだとか。確かにトンネルに入ってみると、ひやっとした空気が気持ち良かった。

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ただ海底トンネルということで、なんだか少し不気味な雰囲気も。海水なのか地面から染み出した水なのか、所々しとしとと水滴が垂れていて、溜まった水に当たった音が静かにトンネル内に反響していた。長い通路を通行する人を飽きさせないようにか、それともちょっとした観光地として人を呼び込むつもりだったのか(私が訪れたときは誰もいなかった)一定の間隔に設けられた「日本海の魚紹介」やトンネルの案内板が物寂しげだったのが印象的。

そして程なく到着、新潟空港。
長い旅路の終着点。
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無事に到着して一安心。


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すっかり汚れ果てたRIBBLEグラベルバイク。当然、ラバッジョ行き確定!(いつもお世話になっています)https://lavaggio-cycle.com


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手早くパッキング。これだけの装備でもソフトタイプの輪行袋なら5分とかからずに輪行できるのが有難い。当然、リスクは覚悟の上。

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ここまで来るともう完全に旅も終わりの気分。

だけど最後の最後で好きな時間がある。

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飛行機の座席から眺める、赤く染まる空と雲。今回の旅路を振り返るには贅沢すぎる時間。


こうして長い長い新潟遠征が終わった。
Rapha Prestigeを通じて得られた出会いとか体験とか知見とか。
全部、財産に。

一緒に参加したけんたさん、クラタニさん、カズさん、山下さん、そして関係者の皆さんに改めて感謝。
また機会があればご一緒しましょう'`,、('∀`) '`,、


終わり。


  
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