【工具】自転車のツール缶(ケース)の中身紹介【パンク修理、パッチ、携帯工具等】

神楽坂つむり

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自転車旅やロングライドで持ち運んでいる工具や修理キットについて質問をいただいたので、回答と備忘録の意味を含めてまとめます。

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こんな感じ。

全体像

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こんな感じです。

左側にはチューブを2本。
右側にはその他諸々を収納しています。

チューブは700Cでしか使わないことを前提に、最もつぶしが効くサイズを選んでいます。
私の場合は以下の規格を用意。

700×23~28Cのフレンチバルブ(仏式)バルブ長は60mm。

正直普段は絶対にバルブ長60mmなんて不要ですが、うっかりディープリムホイールを履いている時にパンクした時のことを想定しての長さです。ちなみにバルブエクステンダーも忍ばせているので最大80mmまでは対応することができます。自分以外に誰かがパンクしているのを助ける場合もあったりするので、予備チューブについては「大は小を兼ねる」理論でなるべく広く対応する規格が理想と考えています。ちなみにタイヤ幅が30Cでも43Cでも同じように上記のチューブを突っ込みます。厳密にはサイズ違いですが、タイヤの中で膨らむのでOKです。自宅に帰ってから入れ替えればOKです。逆に太いチューブを持ち歩くと細いタイヤの時に交換ができなくなってしまうので、チューブ対応幅については「細は太を兼ねる」となります。

右側の「その他諸々」を展開するとこんな感じです。
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右上から
・チェーンピン×2本
・携帯ポンプ
・スピードプレイのクリートばね
・バルブコア外し
・仏式→英式変換バルブ(地方の町の自転車屋でも空気が入れられるように)
・タイヤレバー×3本(折れることを想定して)
・携帯工具
・ヴィクトリノックス工具セット
・バルブコア外し(複数サイズ対応)
・アーレンキー(4,5,6mm)

左下のビニール袋の中身は以下の通り。
・お札の現金
・チューブ修理パッチ5本ほど
・タイヤブート3枚
・紙やすり
・アルコールパッド
・絆創膏
・携帯ホイッスル
・針金

携帯工具はこんな感じ。
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2,2.5,3,4,5,6mm六角、T25,T27,T30,t40トルクス、+−ドライバ、チェーンカッター機能付き。

実際にツールケースを開けることは年に数回程度ですが、備えあれば憂いなしということで一通り揃えています。前後同時パンクやチェーン切れ程度までは想定するようにしていて、それ以上のトラブルは想定外としています。想定外も想定すれば想定内として諦めがついてなんとか対応できるという考え方です。実際に100,000km以上走って起こったトラブルはパンク以外はないので、経験則としても無視できる範囲は無視するようにしています。

他に考えられるトラブルはディレイラーの破損ですが、チェーンカッターとチェーンピンがあればシングルスピードにして自走は可能。スポークが折れたりリムが変形した場合は針金でスポークを固定したり、携帯工具で叩いて修正するなど。ここまで来たらもうその場でなんとか頑張るしかありません。国内であればなんとかなると思っています。

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ちなみに長いアーレンキーはなんだかんだ便利なので持ち歩くようになりました。サドルの緩みやボトルケージの増し締めなどは意外と携帯工具では届かなかったり回しにくかったりで、ストレスがあることが多いので。加えて最近はスルーアクスルの開閉で必要なこともあり、その際には十分なトルク確保が必要ということもあってやはり長いアーレンキーを持つことは意味があることだと思います。実は携帯工具を持つより軽い場合もあったり。


チューブ保護のライフハック

Twitterで紹介したら思いのほか反響があったのでここでも紹介しておきます。


ゴム手袋を用意して
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修理の時に手の保護になるから便利なやつ!

チューブはそのままツールケースに入れると携帯工具などが干渉して穴が開く恐れがあるので・・・
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ゴム手袋をそのまま被せて養生の役割を与えます。
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包んで仕舞えば完成です。
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ツール缶にチューブを入れる際にゴム手袋で包むことでチューブの養生と修理時の手袋確保を両立するライフハックです。ニトリルなどのゴム手袋だと一双当たりの値段も激安なので経済的にもお値段以上です。ちなみに長期間この状態でゴム同士が引っ付いたり分解しないか?と思われるかもしれませんが、実際に1年間この状態でも特に問題ありませんでした。

と言うわけでツール缶(ケース)の中身紹介でした。
滅多に開けないし、ただの重りで終わることがほとんどだけれど、お守りでもあるので絶対に自宅に置いて出かけることはできない大事なアイテム。

備えあれば、憂いなし。
使わないに越したことなし。


     

    
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