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【登山第21回】冬季の西穂高岳でスノーハイクしてきた。初心者的アプローチで新穂高ロープウエイ⇄西穂丸山往復

ブログ記事にするのは4ヶ月ぶりの登山ネタです。

本格的な冬登山デビューした2019年以来。
登山パートナーである白風と、「またそろそろ山、行きたいね〜」
なんて話をしているうちに、候補地として挙ったのが今回の舞台。

というわけで、西穂高連峰の丸山までスノーハイキング気分で遊んできました。

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圧巻!!!

・登山歴は8年
・とは言え本格的な冬登山は装備、経験値不足(ピッケルや登攀、ロープ、ヘルメットが要るレベルはしないことにしてる)
・車で前日入りして翌朝出発の日帰り
・コースタイム目安往復4~6時間
・体力的に無理のない場所
・だけどちゃんと冬山感、アルプス感を味わえる場所

ってことで白風と打ち合わせをして決まったのが西穂丸山でした。ZOOMミーティング、仕事以外でもこうしてプライペートの遊び打ち合わせでもガンガン使えるから便利。

【西穂丸山の良いところ】
・ロープウエイ利用でスタート地点の標高が高い(2,156m→2,452m)
・多数の登山者が入っているため冬季でもラッセル不要
・道迷いの心配が少ない
・途中に山小屋があり補給ができるご飯も食べられる
・景色は間違いなく絶景


【当日のログ】


【全体概要(新穂高ロープウエイHPより抜粋)引用元はこちら

西保丸山


前日の話。

今回は朝早く出発したいから、二人で前日入りをすることに。
金曜日の朝、豊橋で落ちあうために、私はさらに前々日入りをすることにした。
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最近は朝早く行動するために、前日入りをすることが増えてきた。
宿泊費用はかかるけれど、夜中の時間を移動時間に充てることができるのはとても有意義。
それは距離が伸びれば伸びるほど効果的で、片道2時間程度ならその日の朝に早起きして始発に乗っても良いけれど、それ以上時間がかかる場所なら前日入りした方が当日朝の行動にゆとりができる、ということで最近はもっぱらこのスタイル。
宿泊費が嵩むと言っても、せいぜい2~4千円のレンジで収まることがほとんどなので、貴重な朝の時間を買い取ったと思えば十分に安いと思ってる。それに、ちょっとしたことだけれど、こういった前乗りをする過程も含めて旅をしている感に繋がって全体としての満足度のアップにも繋がると思う。


ところで、こんなことある??

向かっている最中、車の中で白風が突然

( ゚д゚)

って顔をした。

登山パートナーであるところの白風。
私のブログの登山記事の多くは、白風と一緒に楽しんだものが多い。

ちなみに初めて会ったのは2016年。
兵庫県の播磨アルプスを登った時だった。この時すでにツイッター上では5年くらい知り合っていたのだけれど、どうやら波長が合ったようで、この時を皮切りに


書き出してみるともはや定番イベントになりつつある。
最初の頃だけ単独行が続いていたけれど、最近はもうすっかり私にとって登山は誰かと登るものになりつつある。それはリスクヘッジの観点で2人以上が望ましいというのもあるけれど、それ以上にどうやら私は登山そのものというよりは、登山を通じて得られるものが好きなんだと気付いたから。もっと言うならそれを誰かと共有したり、交換することが好きなようで。もちろん単独行は今でもたまにするし、それはそれで自転車の一人旅と同じように魅力もあるのだけれど、登山は自転車以上にその行為自体に惹かれるのではなく、あくまで手段という認識が強いからかもしれない。

さて、話は戻って白風の様子がおかしい。
ハンドルを切って、近くの駐車場に車を停めて、トランクを開けて・・・
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頭を抱える白風。

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頭を抱える白風(2)

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頭を抱えるうずくまる白風。


つむり「どしたん?」


登山行くのに登山靴忘れるオタクいる??

というわけで

急遽、大迂回してモンベルショップまで爆走して登山靴をゲットしました。やったね!おニューの登山靴だよ!!!!


はい。気を取り直して、旅は続きます。
せっかくなので道中、馬籠宿に立ち寄ったりして、文化的な栄養分も摂取します。

歴史ある宿場町「馬籠

岐阜県中津川市馬籠(まごめ)地域は、日本のほぼ中心部、中央南アルプス南端に位置し、傾斜地形の中に水田や山林が広がる里山風景が楽しめるエリアです。地域の中心部を江戸初期に開通した街道「中山道」が通っており、京都から続くこの旧街道は当地の宿場「馬籠宿」の先では「木曽路」と呼ばれる江戸時代の情景を保つ険しい80㎞ほどの区間に入り、その先もさらに延びて東京に続いています。(木曽馬籠観光協会より引用)

カメラ片手に散策。
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天気が穏やかで風が一切なくこの季節(2月)とは思えないほどの環境で満喫することができました。


一気に高山経由で奥飛騨温泉郷へ。
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ガチガチの雪道を越えていき・・・(除雪がかなりしっかりとされていた印象)

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築150年のお宿にお邪魔して

甚九郎2
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心ゆくまで温泉とご飯を堪能しました。


2022年2月26日。
いよいよ西穂丸山登山の朝。

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天気、最高。
文句なしの登山指数A。いや、S。なんならUG。とにかくこれ以上、望みようがない天気。


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新穂高ロープウエイで一気に標高を稼ぐ。
ここ最近ではなかったという最高の天気ということもあって、ロープウエイには列ができていたけれど、こういう時は臨時便を出しているようで、次から次へと登山客が送り出されていた。念のために日時指定券を前日に購入していたけれど、なくても大丈夫だった様子。あると、けど、安心。

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ロープウエイの中からですら絶景。

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登りながら見えるスケールがハンパない。遠くに見えるのが白山連峰。

え、この距離でこの精細度で見えるの!?
ってみんなが驚くくらいに、霞もなく、視野が許す範囲は全て視認することができた。

頂上駅はもっと寒いと覚悟していたけれど、風がないからか、びっくりするくらい穏やか。
気温こそ低いけれど、装備さえ整っていれば余裕のシチュエーション。

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にしほくんです。

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マイナス9度。


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いざスタート。いきなりこの景色でテンション上がらざるを得ない。雪の壁を程なく進むと、本格的な登りセクションへ。

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写真で見ると結構な斜度。で、実際も結構な斜度。なんだけれど雪のお陰でふわふわ。ふかふか。ただ登るよりもずっと楽ちんというか、クッションがあるお陰で気持ち良い。

木々の間から時折見える景色がまた綺麗のなんの・・・
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あれは焼岳だろうか。スケール感がすごい。手前から奥まで絶景しかない。


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軽アイゼンで荷物も軽い私。前の人にもどんどん追いつく。自転車で普段から心配機能は鍛えてるしね!他の登山者を見ると西穂高の天辺まで行くんだろうな、という装備の人もちらほらいた。

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とにかく天気が良く、雲ひとつない青空。ちなみに西穂山荘までは完全な無風で、足を止めると何ひとつ音がしないシンとした雪の世界がただただ広がるばかりだった。

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単独行。


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相対する物質のスケールの大きさに色んな感覚が薄くなったり研ぎ澄まされたり。巨大建造物、はるか地平線まで続く草原、大海原、そして何千年の時を感じる山脈。こうしたものと対峙した時の感覚と来たら他の何物にも代え難いものがある。だからこそリアルにこうして足を運んで体験する価値があると思う。VRやWEBではどうしたって感じることができないものが、この世にはまだたくさんある。

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今回の撮影機材は以下の通り。

・CANON EOS 6D mark2
・CANON EF70-200mm F4L USM
・CANON EF24-105mm F4L IS USM
・ProGrade Digital 【SDXC UHS-II V90】 COBALT 300R SDカード

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西穂山荘で一息。
ほとんどの登山者がここで装備を整えていく。
なぜならここまでは木々の間を抜ける急坂コースだけれど、ここから先は稜線に出る。
風、斜度、路面、全てが一変する。或る人は12本爪のアイゼンを装着し、或る人はピッケルをザックから取り出して装備する。そして漏れなく全員が耐風ジャケットを着込んで、グローブを装着し、ゴーグルやサングラスを身につけて、肌の露出をゼロにする。ここから先はそういう世界。

そして景色も一変する。


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このスケール感!!!

たまらない。天気がものすごい。空と山のコントラストが眩しいくらい。

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ちなみに風速は15~20m/s。防風ジャケットがないと一瞬で体温を奪われる世界。何か軽いものを一瞬でも手放せばもう2度と回収はできない。

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白銀の世界をいく白風。(新しい登山靴もしっかり馴染んでいたようで良かった)

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パーティを組んで臨む。

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今いる山も、1,000mクラスの谷を挟んだ反対側の山も、例外なく美しく、そして厳しさを感じた。

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ぜんっっっっっっっぶ見える最高世界。乗鞍も白山もアルプスの錚々たる山々が視界に入り続ける光景は一生忘れることができなさそう。


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これは雪山ではしゃぐつむり。

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これは雪山ではしゃぐつむり(2)

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これは雪山でカメラ構えて決めるつむり(防風装備)

稜線に出て20分ほどで今回のゴールである西穂丸山 標高2,452mに到着!!
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白風ゴール!

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私もゴール!やったぜ!

経験値的にも装備的にも私たちはここまで。
ここから先、西穂高や独標までは一段上の別世界。あくまでエンジョイ勢ということで、折り返し。というかあまりに景色が良すぎてそんなことはどうでもいいくらいに、今この瞬間がたまらなく楽しくって仕方がなかった。

コロナ禍で海外に行けないと嘆きがちだけれど、それでも日本国内でこんな景色が見られるのだから、考え方を切り替えて今この期間だからこそ、改めて日本の価値ある場所を掘り起こそうと考えさせられた。
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ああ、美しい。

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ここにいる人が全員、勇者に見えてくる。

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山頂アタック組。


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バディを組んで安全第一。

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西穂山荘に戻って、名物のラーメンをいただきました。絶品。間違いなし。一応補給食とは別にカップラーメン一式を持ってきてたけれど、結局ただのウエイトでしかたなかた。けれど、万が一に備えて、山小屋にだけ頼る装備では山に行けないので、良い筋トレと思うことに。

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西穂山荘くんにお別れをして、下山。

下山中も素晴らしい景色が最後まで続いて、この日は天候的には100点満点間違いなしのグッドコンディションだった。

その後は松本まで車でワープして、浅間温泉で一泊して、山辺ワイナリーにお邪魔したり、湧水で作るお蕎麦をいただいたりして、最後は松本駅にて解散。私は電車で、白風は車で帰路についた。


今回の山行。タイムスケジュールから天候、見られる景色まで何もかも素晴らしかった。
冬季のこの場所でしか見ることができない景色。
こんな景色を見るために、また次の旅先を探していこうと思う。

終わり。


     
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