【自転車イベント】第一回神戸ワイナリーBICYCLEDAYに参加してきた話【エンデューロ】
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第一回神戸ワイナリーBICYCLE DAYに参加してきました。
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滅多にこういったイベント・レース・エンデューロには参加しない私ですが
(それよりも旅、ツーリングしてしまう)
ぽっかり予定が空いていたのと、「ワイナリーで自転車??」
と興味を持ったのでエントリー。
当日の様子レポートです。
さて、本イベントは今年初開催です。
SNS経由で開催を知って、興味を持ってエントリーしたものの、詳細がよく分からなかった。
ので調べてみると、主催は神戸ワイナリーBICYCLE DAY実行委員会となっていて、実態については大会概要に記載されているところによると以下の情報が。
協力:神戸ワイナリー/一般財団法人神戸農政公社/Sports MC.DJ.PA Team REAL
競技運営:龍野マウンテンバイク協会
一般財団法人神戸農政公社と言うと、六甲山牧場や道の駅神戸フルーツフラワーパークを運営されているところです。神戸市域の福祉向上と農漁業の発展に尽力されているそうです。
サイクルツーリズムに力を入れている行政、自治体も増えてきたし、その一環だろうか。それとも単純に組織内や関係者に自転車すきがいて話が盛り上がったのか。いろいろ考えられますが、少なくともこれまでの自転車イベントにはなかった新しいスタイルでの開催で、実際に参加してもとてもユニークで面白いと感じました。
神戸ワイナリーの場所は神戸市西区。
神戸と聞くともっと近いはず、なんだけれど、実際には海から離れた山の方だったのと、舞子、つまり明石海峡大橋の真北くらいに位置するくらいには西の方だったから、意外と遠かった!
朝の7時に自宅を出て、途中コンビニ休憩を挟みながら10時ごろに会場に到着。
今回、ウォーミングアップも兼ねて大阪から自走で向かいましたが、距離にすると60km弱でした。
ヨーロッパの農園や古城に来たかのような、いかにもワイナリーっぽいゲートにテンションが上がります。
ホームページを見ていても感じたけれど、本格的なレースというよりは「お祭り」的な雰囲気が強いと感じました。だからこそエントリーした!っていうのもあるし、純粋にワイナリーにも興味があったので。
その雰囲気に合わせてか、出展ブースもガチガチのレースより、というよりはアクセサリやウエアが中心で緩い感じがとてもマッチしていたように思えます。
ラバッジョ、エスキーナ、HGSBT、ベラーテ、大久保製作所などなど、魅力的なブースだらけでした。
あと個人的には「自転車×アート展」も見応えがあった!
6名の様々なジャンルの作家さんが自転車に纏わる作品を展示していて、いかにも芸術家肌を感じるイラストや水彩画、グラフィカルなデザイン画、ミニチュアサイズのバイクと見応え抜群。
自転車アートっていうニッチな世界なんだろうけれど、こうして一堂に会する機会なんてそうそうないだろうから、貴重なものが見られたと思う。
もちろんワイナリーということでワインショップもあり、レストランもありで、それだけでもワイン好き、興味がある人には良い体験だったと思う。
かくいう私もせっかくだからビーフシチューをいただきました。
私にとって神戸といえばビーフシチューです。パン、シチュー、コーヒー。神戸に来たら外せない。ちなみに写真のワインっぽいものはワインじゃなくてワインジュースです。葡萄ジュースじゃなくて、ワインジュースというだけあって、旨味と渋味が絶妙でした。(本当なら普通にワインが呑みたかった・・・・!)
ちなみにエンデューロの方はベスト尽くしたので大満足!です。
いや、まぁ、成績的には真ん中より下です。
普段からいかに体力を使わずに楽して走るかばかり極めている私にとって、ソロオープンはやばかったです。集合場所に行った時点で「あれ、みんなこれガチじゃない??」って。
緩い感じと思ってたんだが〜〜〜〜!?
みんな明らかに機材からしてエンデューロに似つかわしくない。
「40〜km/h巡航だとこれくらいがいいんだよね〜〜〜!」と語りかけてくるようなフレーム、ホイール、そして筋肉の数々。
普通に実業団レースで目にする人たち。
「これはハイレベルな戦いが予想されますね〜!」とまるでG1レースのような実況アナウンスが流れる場内。
カーボンフレーム当たり前、カーボンホイール標準装備、パワーメーターのワット数で1~2時間話をしてそうなムキムキマンの集い。
そんな中、自転車旅という大義名分のもと、とことんトレーニング的な乗り方を避け続けてきた神楽坂つむり。
もはや付いていくことは自分の首を絞めることは間違い無かったので、ひたすらマイペースで走ることとしました。
待っている間にお守り代わりのアミノバイタルを補給。
いよいよスタートです。
最初はしばらくニュートラル走行です。
バイクが先導してそれにみんな付いていきます。
試走時間が朝早かった事もあり、ここで初見の人も多かったようで、探り探りの意味も込めて。
なんというかこの時点で結構速かった()
朝の大阪駅構内の如くスルスルとみんなが前に前に行く中、私は一人田舎から出てきた上京学生よろしくひたすら流れだけは乱さないようにマイペース走行。
コース自体はかなりテクニカル。
何せ一周がわずか1.8kmです。
そんなわずかな距離でアップダウン込みの一周コースなんですから、テクニカルじゃないわけがありません。
純粋な平坦区間はほぼゼロで、常に降ってるか登ってるか、曲がってるか、です。
特に下りがめちゃくちゃ難易度高くって、正直エンデューロと思って油断してると漏れなく山菜取りすることになるタイプです。
具体的にいうと、農作業用の軽トラックがギリギリ通れるくらいの道幅で、下り傾斜が4~10%で変化しながら、右に緩やかに降っていくと思いきや、スピードが乗り切ったところで強烈な左右に降り続けるクランク区間に突入。少しでも膨らむとコースアウト、かといってビビってブレーキするとラインが甘くなって詰まるタイプのタイトコーナー。特にクランクの一番激しいところは体感的には2秒毎に右と左でバイクの傾ける向きを変えるくらい。28Cタイヤで本当に良かった。
ダウンヒルは得意だから恐怖心はなかったけれど、落車のイメージが容易にできたから安全第一で毎周回クリアー。だったけれど最終周回の時に平坦〜登り区間で突っ込んできた後続の速い人が、例のクランク区間で目の前で落車してえらいこっちゃでした。コントロール失ってることが分かった時点で車間距離を取っていたので私は平気でしたが、大丈夫だったのか・・・。
ちなみに2周目でも誰か落車していたっぽいから、参加人数からするとかなりの率。
ここがハイライトとしても、他にもテクニカルと感じるポイントは複数ありました。
タイトコーナー自体は他にもあったし、路面もサーキットのような綺麗な路面からは程遠く、場所によってはタイヤがすっぽりはまる溝も漏れなく用意されていました。また、アウトインアウトで抜けざるを得ないコーナの最後のアウト〜立ち上がりにかけた部分が逆バンクになっていたり、緩斜面の途中に減速帯かな?と思うくらいの回避不可避の段差があったりと、はちゃめちゃワンダーランドで、個人的にはエキサイティングで楽しかったです。
みんな楽しそうにしていたので結果オーライ。
ワイナリー内の作業道路などなどをつなげた結果のコースレイアウトということで、特別感はものすごくあったと思います。
安全面で言えばちゃんと気をつけないと本当に爆発四散しちゃうから、次回以降もあったとして、同じコースならぜひみなさん下りは安全第一で・・・。
たった30分だし楽勝でしょ'`,、('∀`) '`,、
と思っていたけれど、ここまでインターバルを要求されるアップダウンがひたすら続いたおかげでもう限界です。
というか最初の10分で心拍数多分170オーバーだったと思う。
これはやばい!と思って残り10分でリズムを掴んで、最後の10分は歯を食いしばりながら、駆け抜けた感じ。
観戦ポイントもそこそこあって、みなさんの応援があったおかげで、気持ち的にはとても上々で走ることができました。
ガチレースでもないから、他の参加者と一緒に走りながら「きっつー!」「死ぬ!」「帰りたい!」と野次りながら辛さを紛らわせる事もできたから良かったです。
終わってみれば、大満足。
トラブルなく自身の力を出し切ることができて、普段一人で走っているとなかなか見られない光景、体験をすることができました。
あと久しぶりにお会いできた方、初めてお会いできた方、たくさんいらっしゃって嬉しかったです。お声がけいただいてありがとうございました。次もまたいつかどこかで・・・。
来年以降開催云々の話はアナウンスされていないけれど、もしあるなら次はチームで出場したり、もう一度ソロで出てもいいかなぁ、、と思いつつ、再びあの立派なゲートを抜けて帰路につきました。
残りはフォトダイジェストで。
終わり!
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