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【北海道】ちょっと自転車で#馬サイクリングを満喫してきた話〜日高地方編〜【ウマ娘聖地巡礼】

神楽坂つむり

, 北海道, イベント, 自転車, 写真, ロングライド, 聖地巡礼,
いよいよ始まりました。

#馬サイクリング

北海道で私がどんな体験をして来たかを、写真多めで紹介していくレポートです。

ぜひ最後までお付き合いください。
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北海道と一言で言っても広いですが、日高地方や十勝地方は、数多くの名馬を生み出した牧場があり、観光地化されている馬関連施設もあれば、純粋に産業として運営されている施設、牧場も物凄い数、面積で展開されています。

また、今回訪れた場所はそれらのほんの一部であり、惜しむべくは近くまで行ったけれど時間の都合上、全部に立ち寄っていては一週間は余裕で時間がかかってしまう!と言うくらいには魅力的な場所が多かったです。馬の世界を語り学ぶ上ではやはり北海道に行くしかありません。

それくらい密度の濃いエリアを巡り、馬を知り、馬を愛で、馬に触れることができるのがこの「馬xサイクリング」

#馬サイクリング

の詳細については下記の記事で解説しているので併せてご覧ください。



初日に訪れたのは以下のスポット

「新千歳空港」
「ノーザンホースパーク」
「日高地方(サイクリング)」
「遊馬ランドグラスホッパー」
「MEMU EARTH HOTEL」

です。

え。1日で巡るボリュームじゃなくない!?

というツッコミが聞こえそうだし実際に口に出してしまいましたが、とにかくGOです。

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北海道新千歳空港はもう何度も利用していますが、冷静に考えたら空港から走り出すことって今まで無かったように思えます。いつもけーすけさんに車で拉致られているか、あるいはレンタカーを借りてそこから各地方へ車でワープ、というのが常になっていました'`,、('∀`) '`,、アリガテェ

だったけれど今回は最初の目的地までとても近い。
新千歳空港からアクセスがとても良い場所が最初の目的地でした。
その場所は「ノーザンホースパーク」

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ノーザンホースパークは「ホースパーク」と名前がついている通り、「馬」を主役とした施設です。
開園は1989年。「たくさんの人に馬の素晴らしさ、乗馬の楽しみと北海道の魅力を伝えたい」というのは、株式会社ノーザンホースパーク代表取締役 吉田 勝已さんのお言葉。

コンセプトは
馬と自然とひとつになる、Brilliant Momentsブリリアント モーメント~輝く時間」
ということで、馬体験ができる施設なんだろうな〜!とワクワクしながら訪れました。

また、調べてみると、ただただ乗馬体験するだけ、とか餌やり体験ができる、とかだけではなくさまざまな取り組みをされているようです。

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そもそもの母体が競走馬生産育成牧場であるノーザンファーム。日本の馬事文化を担う最たる団体の一つです。

乗馬、競馬、その他競技会場といった施設がある他にも、観光向けに用意されている「ハッピーポニーショー」や「観光馬車」「観光ひき馬」などもあり、馬オタクじゃない人でも十分に楽しむことができる設備となっています。実際に私たちが訪れた時にも、たくさんの家族連れやカップルがいらっしゃいました。ゆるっと北海道観光の一つとして訪れても良い場所です。


恥ずかしながら今回訪れるまでは「なんか聞いたことあるな〜」くらいの認識でした。
それに場所もよく分かっていなかったです。
「北海道の北の方かな?」
という北海道観光初心者が小樽と富良野をセットで観光計画を立てそうなくらいの舐めっぷりでした。

実際には新千歳空港から12~13kmと北海道的には隣近所と言っても過言ではないくらい近い場所にあります。

ちなみにその前に!
今回のモニターツアーに一緒に参加するマラソンサニーさんと新千歳空港で合流してから向かうこととなりました。

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サニーさんは北海道そらちグルメフォンドでお会いして以来となります。お名前についている通りマラソンランナーであり素晴らしい戦績を残されていますが、サニーさんを特徴づけているのがそのファッションですが、これについては後述するとしましょう。兎にも角にもようこそ北海道へ!(何様

マラソンサニーさんは一足先に#馬サイクリングのブログ記事を完結させられています。
ぜひこちらもご覧ください。
同じ旅を違う目線で楽しむことができます。



さて、ノーザンホースパーク、初めて訪れた印象としては

「めちゃくちゃ広いし、その辺に普通に馬てびっくりした」

です。

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小学生ばりの感想ですが、実際こんな印象を持ちました。
園内を馬が歩いているのは当たり前、って感じです。
なんというか馬との距離が近くって、これまでなんとなく観光として遠くから眺めたりちょっと触れ合ったりするだけと思っていた常識が覆りました。どんな体験でもこうしたパラダイムシフト的な衝撃があるのは、なんとも面白いことです。

先述した観光要素に加えて、厩舎の見学や体験乗馬レッスン、ホーストレッキングなども実施されているようです。これは楽しみだなぁ〜〜!と思いつつ、まずはレストラン「ブエナビスタ」で食事をいただくことに。

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ぶ、ブエナビスタ!?
あのスペシャルウイークの子供の!?

と、内心ちょっとテンション上がっていました。

やはり血統とは素晴らしいもので、そもそもスペシャルウイークも良血馬(父サンデーサイレンス、母キャンペンガール、母父マルゼンスキー)だけれど、ブエナビスタはスペシャルウイークとビワハイジの間に生まれました。生産牧場はもちろんここノーザンファーム。主な戦績は2011年のジャパンCですが(つまりスペシャルウイークと親子二代制覇)。他にも2008年の阪神ジュナベイルフィリーズ(母のビワハイジも勝利)、2009年の桜花賞、優駿牝馬(これで牝馬二冠達成)、2010年ヴィクトリアマイル、天皇賞秋(これもスペシャルウイークが勝利)と実にG1を6勝挙げています。獲得賞金14億強は引退時点では日本調教馬として歴代2位。牝馬としては歴代1位を記録した伝説的名馬ですから、こうしてノーザンホースパークにおいて名前が冠せられていることは、納得の結果です。

個人的にはウマ娘の中でも何かしらのコンテンツとして登場するのでは?と予想しています。アニメの中でもチラチラとブエナビスタっぽい娘が写り込んでいるシーンもありますし、ナカヤマフェスタSSRサポートカードの背景にチラッと写っている、という分析班もいます。いずれもただの匂わせで終わる可能性もありますが、希望だけ持っておきたいぜ・・・。

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おしゃれなレストランで美味しい食事をいただいた後は(サイクリング中に食べるにはオシャレすぎるくらいオシャレで美味しかった!)いよいよ馬と接する時間です。北海道自体は何度も訪れていて、馬を見ることはありましたが、いずれも道路の上から牧場を横切るときに見るくらい。こうして馬関連の施設に入って見学するのは初めてです。

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まず向かったのは功労馬見学。
いきなり現れたのが、ウインドインハーヘアです。

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あのディープインパクトの母です。

もはや競馬に興味がなかった頃の私ですら名前を聞いたことがある名馬、ディープインパクト。そのお母さんですが、とても悠々自適、ゆったりと余生を過ごしているように見えました。ちなみにディープインパクトの父はサンデーサイレンス。日本の血統図を塗り替えた伝説を担う馬を目の前にしてちょっと感動です。

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なぜか周りにたくさんのポニー達がいましたが、スタッフの方曰く、「周りに若い子たちがたくさんいるおかげなのか、今でもすごく元気なんですよ」とのこと。

ウインドインハーヘアは1991年生まれですから2021年現在でちょうど30歳です。アイルランドで産まれて4歳で繁殖牝馬となり2000年にノーザンファームが購入して日本にやってきたウインドインハーヘア。ここ北海道で元気に過ごしている姿を見ることができました。

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こうして実際に目の前にするとなんとも言えない愛おしさを感じてしまいます。

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このように功労馬や引退馬に会うことができることが本当に魅力的だなと感じました。
厩舎見学をすることもできたのですが、ここではもうウマ娘的にも興奮せざるを得ない名馬ラッシュでテンション上がりっぱなしです。

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しかも今回はモニターツアーということで餌やり体験もさせていただきました。おおう、ちょっと畏れ多いなと思いつつ、けどこうして実際に馬に触れてみると、その愛らしさにたまらなくなってしまいました。うーん、可愛い。馬、好きになってしまう。

餌やりの時にもスタッフさんが「馬によって餌くれアピールの仕方が全然違うんです。馬って本当に性格がみんなバラバラで、見た目もそうですけれど、触れ合っているとどの子がどんな子かはすぐ分かるようになりますよ」って話をしていておもしろーーー!と思いました。

さらにさらに観光馬車にも乗ることができました。
馬が引く馬車に乗りながら、園内を散策することができます。
まるで貴族気分です。

馬車が来るまでの間、乗り場近くになんだか競馬新聞を見ているおじさまのモニュメントがあったので暇つぶしにいじることにしました。

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後からスタッフさんに「あちらがノーザンホースパーク代表取締役 吉田勝己さんの銅像です」と教えてもらった時には思わず飲んでたお茶を吹きこぼしそうになりました。(すみませんでしたああ!)

ちなみにこちらの銅像は馬主として有名な金子さんが「ラブリーデイ」の天皇賞(秋)優勝により「中央競馬八大競走」になった際、長年のパートナーである吉田さん、そしてノーザンファームへの感謝と記念に、アメリカの銅像製作家Seward Johnson氏に依頼をして製作されたそうです。

あまりにその銅像の造りが素晴らしかったので(服のシワとか表情の柔らかさ、小物類の質感に至るまですごかった)調べてみるとなんと大阪の靱公園内にある銅像も製作されているそうです。今後見に行こうと思います。インスタグラムも見てみましたが、Seward Johnsonさん、ガチで世界的に有名らしく、なんとも奥深い世界だなぁと思ってしまいました。


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観光馬車、今こうして記事を書いている時にはすでに乗馬を体験(しかも2回)した後なのでなんとなくわかりますが、お馬さんの賢さ、力強さ、優しさ、そんなことを実感しました。

まず賢い。スタッフさんの指示をちゃんと聞いてるし、理解してる。
それに自分のお家(厩舎)の目の前を通りがかる時には毎回「もう帰っていいのかな?」と一時停止するそうです。それでもスタッフさんが「まだだよ」と指示を出すとちゃんとまた歩き出してくれました。なにこれ可愛い。

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それに力強いの何の!こっちは大人が10人弱です。それが乗った馬車を、軽々と引きます。さすが北海道の馬というか開拓の歴史も後程勉強しますが、「荷物を運ぶ」能力はものすごく高いと感じました。

先月のモンベルの広報誌「OUTWARD Winte2021 No93」のP38〜「馬とともに、可能性を拓く」記事内でも馬搬・馬耕について解説されたのを読んだばかりですが、そこで記されていた文章で機械化が進む現代農業においてもこと日本においてはまだまだ活躍の余地があることを知り、馬に対する印象がまた一つ深くなったことを覚えています。

ノーザンホースパーク自体、先述したように物凄く広いだけではなく、こうして楽しく過ごすことができる施設やイベント、体験がメジロ、もとい目白押しなわけで、正直一日中いられると思いました。普通の観光地として取り入れても間違いなく満足できる場所ですが、馬が好きな人ならそれこそ大満足です。私のようにウマ娘きっかけで馬の世界に興味を持ったミーハーな人でも十分に楽しむことができるし、何より人と馬の関わりや競走馬の歴史、今の競馬界の源流のようなものを感じることができて良い勉強にもなると思います。

惜しむべくは今回はあくまでモニターツアーということで時間が限られていたことです。
次はたっぷりと時間をとって心ゆくまで楽しんでみたいと思います。


ちなみにノーザンホースパークの近くには車で20分ほどの場所に「社台スタリオンステーション」があります。ここは競馬ファンなら間違いなく、そしてウマ娘ファンも少し馬に関する情報を調べていたら、目にしたり耳にしたりしたことがあると思います。さまざまな種牡馬の放牧風景を見学することができる施設です。かの名馬、競馬ファンでなくても知っている、「トウカイテイオー」のお墓もここにあり、牧場見学可能時間内において、お墓を訪問することも可能です。(※見学の際には施設のHPをチェックし、見学可能時間や、見学時の注意事項を必ずご確認ください。)

繁養種牡馬としてはアドマイヤマーズやオルフェーブル、キズナ、キタサンブラック、サトノダイヤモンド、ダイワメジャー、ドゥラメンテ、モーリス、ルーラーシップ、ロードカナロアなどなど、そうそうたる名馬が揃っています。

ウマ娘的な解説をすると、たとえば美しい栗毛が特徴の「オルフェーブル」2020年総合リーディングサイアーランキング入りを果たしています。父、ステイゴールド。母、オリエンタルアートで、ターフの名優と称されたウマ娘2期、トウカイテイオーと並んで主人公とされるメジロマックイーンを母父に持ちます。

また最近ではキズナ産駒の「アカイイト」が先日の2021年エリザベス女王杯を制して初のG1制覇を果たしました。このレースでは同じくキズナ産駒のステラリアが二着入線を果たし、苦しい戦いが続いていたキズナ産駒が見事に主役に躍り出ました。これでJRAのサイアー争いでは一気に3位に浮上。今後のキズナ産駒の活躍に大注目です。ちなみに父は日本競馬会の主峰ディープインパクト。父母には先ほどノーザンホースパークで見学してきたウインドインハーヘアを持ちます。長生きしてね!

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移動中にセイコーマートでガラナ補給。北海道に来たからには外せない。


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さて、今回は#馬サイクリングですから馬要素だけじゃなくてサイクリング要素も含まれています。
日高地方を走る機会がありましたが、ここもやっぱり#馬サイクリング。
ただただ自転車で走るだけじゃなく、馬にゆかりのある場所を走ることができました。

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ダーレージャパンファーム近くの牧場エリア。
適当に走っているだけでも、牧場の柵越しに馬が併走するようなエリアです。
近くには過去にも訪れたことがある「カフェ勇輪」さんがあるので近くに来られた際にはぜひ。(ジャパンカップ(馬じゃなくて自転車の方)にも出場経験のある小橋さんの実家です)

ツアー参加者のみんなで走りましたが、こうして見返しても車種がバラバラすぎて笑う'`,、('∀`) '`,、
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私はロードバイクで参加しましたが、しょべべさんとサニーさんは折り畳み自転車だし、鶏キャベツさんはファットバイクだし、なんでもござれ状態です。が、それくらい緩く自由に楽しむのが、#馬サイクリングでもあります。ガチガチで自転車旅を楽しむのももちろん楽しいけれど、こうして他の体験と組み合わせてその地方を満喫するという時には、自転車はあくまで手段であり、これじゃないとダメ、なんて制約は無くなります。

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これもまた北海道らしい光景。


それにしても・・・・

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自転車に乗るメジロマックイーンは笑う。

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何を隠そうマラソンサニーさんは有名なコスプレイヤー仮装ランナーさんです。その姿は多数メディアにも掲載されていますが、ただただ仮装するだけじゃなくて、フィジカルとメンタルの強さで大会などで入賞する実力の持ち主だから油断できない'`,、('∀`) '`,、
メジロマックイーンは初披露(?)だそうですが、衣装のクオリティが高すぎて普通に感心してしまったのはここだけの話。
型紙から設計を起こして布の仕入れから縫製まで全部こなすのだから驚き。謎の才能。

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これは牧場を駆けるサラブレッドを眺めるメジロマックーン


日高地方サイクリングを楽しんだ後は「遊馬ランドグラスホッパー」さんへお邪魔しました。

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ここもウマ娘ファンならウマ箱を通じて知っている人もいるかもしれない、あのトウカイテイオー産駒の「キセキノテイオー」が在籍していた乗馬クラブです。

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うまー!かわいい!

私自身、生まれてから一度も馬に乗ったことはありません。
乗り方も降り方も操り方も知りませんが、気づいた時にはスタッフさんに引かれて牧場の柵内をぐるぐる・・・ではなく、一人で馬を操って森の中にいました。どうしてこうなった!'`,、('∀`) '`,、

というのもここ「遊馬ランドグラスホッパー」さんはかなり自由なスタイルです。
乗馬するところまではスタッフさんが横について補佐してくれましたが、その後はしばらく自分と馬の二人っきりです。みんなが乗り終えたところで、簡単な操作説明を、馬上にいながらレクチャーされます(あくまで口頭で)その間もお馬さんは動いたり草を食べたりするので、バランスをとりながら話を聞きました。この時点でめちゃくちゃ楽しい。放置されているように聞こえるけれど、実際はここの馬はとても賢く、人に慣れていて、安心して過ごすことができました。

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「とりあえず乗って慣れる」スタイルです。
「乗りながら上達する」ことができます。

普通であれば限られた柵の中をぐるぐる回ったり、その中で乗馬スキルを練習することがほとんどだと思いますが、いきなり北海道の自然の中に放り出される開放感、たまりません。初回でこんな体験してしまうと、もう病みつきなってしまいそうで、この時点でまんまと馬の世界にまた一歩引き摺り込まれたなと感じました。

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これは馬に乗るメジロマックイーン。

お馬さんは人数分用意されていましたが(一人一頭の時点で豪華すぎない!?)私にはラパンというサラブレッドが用意されました。まさか人生初騎乗がサラブレッドとは思いませんでした。明らかに他の馬より一回り大きかったです。競走馬時代の名前はタイキアレグレットという名前で、何を隠そうあのタイキシャトルがいた大樹町にある大樹ファームのお馬さんです。ここグラスホッパーさんで第二の馬生を送っているようです。

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とても落ち着いた馬で、なんというかマイペースです。周りの馬がなにをしていても、自分のペースで動いていました。みんなが先に行っても一人で草をもしゃもしゃ食べて急ぐことなくゆっくりと追いついていく、そんな馬です。なので、とても乗り易かったです。体高が高く、見晴らしがとても良かったことが印象的です。

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そんなラパンに乗ってホーストレッキング体験をしました。

実際にまたがるとその高さに最初はびっくりしましたが、馬の安定感と、他の乗り物にはない独特の浮遊感に直ぐに夢中。ただただ歩くだけでも、ものすごく新鮮に思えました。自転車は徒歩や車、バイクには無い魅力があると感じましたが、馬のそれはやはり「生き物」という点で次元が異なります。ただただ乗り物に乗るだけではなく、そこには確かな「コミュニケーション」が必要とされ、存在しています。

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あっちに行きたい、もう少しゆっくりで、そこは避けて。
そんなことをただハンドルを握るだけではなく、馬の呼吸を感じながら、指示を出していく。
それに馬が応えてくれて、思ったように移動することができる。
ここに唯一無二の価値を感じました。

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人間だと脚が取られるような場所でも、なにも構わずスイスイ進んでいくところに、動物としての逞しさも感じました。山の斜面なんのその。地面がどれだけ荒れていても、道路を歩くように難なく進んでいきます。途中、またスタッフさんの指示で180度ターンにもチャレンジ。指示通りに馬が動いてくれるというのはなんとも楽しいものでした。

また、馬具についても勉強することもできるそうです。
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(今回は時間もなかったので割愛)鎧や鞍のセッティングなども含めて様々な勉強ができるとのこと。
せっかく乗馬するなら、ただただ引き馬でアトラクション的に乗るだけじゃなく、こうして自分で馬を操る、馬と一緒に歩くことで、この世界の魅力に触れられるような気がします。これでもまだ入り口できっとその先にはもっと面白い世界が待っているんだという予感も感じられました。

実際にさまざまな体験メニューが用意されていて、馬に乗って新冠川を下るコースをトレッキングしたり、森と川を渡ってワイルドなコースを周遊する、なんてこともできるそうです。なるほどこれがホーストレッキング、ともう感動しかありません。ぜひ今度はたっぷり1日かけて堪能したいところです。

ノーザンホースパーク、日高地方サイクリング、遊馬ランドグラスホッパーでホーストレッキング体験と、それぞれをメインにしただけの旅ができそうなのに、これを1日で体験できちゃうのだから、#馬サイクリング、おそろしや・・・!

さらにおそろしいのが、まだ終わっていなくって、これからさらにスペシャルな体験、馬厩舎をリノベーションして生まれたホテル、MEMU EARTH HOTELに移動して宿泊体験しちゃいます。

が、書いててものすごく長くなったし、まだまだ要素は残っているから一旦ここで中断。
続きは後編へ。

以下関連リンクです。
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