【バイクパッキング】フルサイズのフレームバッグスタイルへ移行しつつあるので備忘録【apidura,Revelate Designs,AGU】

神楽坂つむり

バイクパッキング, グラベルライド, 機材紹介, 写真, 自転車,
シンプルに備忘録として残していこうと思う。

と、言うのもこのスタイルが安定して来たから。

参考になれば幸いです。

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Ribble Gravel AL(size:S)をベースにカスタムを重ねてだいぶ理想の形に近づいて来ました。


アセンブルについて紹介していきます。
前提として、日帰りで、輪行あり、舗装路〜未舗装路をライドするスタイルです。
自炊や野営はなしで、純粋にルートライディングを楽しむため。
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Ribble Gravel AL(size:S) 
weight::9,512g(完成車状態、アクセサリ類なし)
コンポーネント:SHIMANO GRX
ホイールセット:Stans NoTubes GRAIL CB7 PRO(フックレスリム)
タイヤ:Panaracer GRAVEL KING SS 43C
ハンドル:Gravel Riser Alloy Bar Flared (42cm - 51cm)
ステム:Level Carbon Look Road Stem 31.8 Black 90mm
シートポスト:ZIPP SERVICE COURSE SEAT POST
サドル:Fabric

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フレームバッグ:APIDURA エクスペディション・フルフレームパック
トップチューブバッグ:Revelate Designs マグタンク(ボルトオンタイプ)
ステムバッグ(フードポーチ):AGU Venture Snack-Pack Handlebar Bag

一番のトピックスはAPIDURA エクスペディション・フルフレームパックです。
見ての通り、フレームの前三角の内側をフルに活用することができるバッグ。エクスペディション、ということでそもそもバッグとしてのクオリティが高い。バッグ単体のレビューはまた別の機会にするとして、バイクパッキング的な話で行くと、このバッグを使うことで荷物の在り様が大きく変わります。

まず使ってみて実感しているのは、見た目以上に容量が大きいことです。いや、見た目通りと言ってもいいのだけれど、フレームバッグという概念としてはやっぱり大容量に感じます。そもそもロードバイク等で使用するフレームバッグのイメージってあくまで「補助」的な意味合いが大きいと思います。容量やサイズを求めるというよりは、荷物の出し入れのしやすさとか、荷物の位置がそこに来るアドバンテージに価値がある。

このAPIDURA エクスペディション・フルフレームパックは「荷物の出し入れのしやすさ」に「大容量」を組み合わせることでユニークな製品になっていると感じます。上下二段に分かれていて、さらに上の段は左右に分かれている合計3気室構造です。特にこの上下二段のメイン気室の容量がすごい。

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荷物の内訳は下記の通り

フレームバッグ
下の段:輪行袋、ジャケット、サコッシュ、ファーストエイドキット
上の段:財布、三脚、眼鏡、鍵、補給食、電子機器、交換レンズ
上の段(2):マスク、ティッシュ、ハンカチ、目薬、ハンドクリーム

この状態でも若干の余白があって、ライド中に脱いだグローブだったりちょっと一時的に増えた荷物なんかを突っ込むことができます。個人的にはこの「余白」があることがいつも大事だと思います。全体容量のうち2割くらいは余白として用意しておきたいです。

デメリットとしてはボトルケージが2つ使えなくなることだけれど、裏を返せばたったそれだけ。いかに荷物を効率よく運搬するか、という見方をするならば、ボトルケージだけで前三角空間が占拠されるのって結構勿体無い気もします。

大きなメリットはサドルバッグをなくすことによる運動性能の向上。
サドルバッグの利便性は今更言うこともないですが、後ろ周りのもっさり感についても本当は無視できないデメリット。だけれど便利だから目を瞑っている側面もありますが、フレームバッグだとちょうどバイクの中心に重心が来るので、ダンシング時の変な揺れや、ヒルクライム時の後ろの重たさがありません。これ、本当に実感できるレベルで違うので、もう最近は大型サドルバッグの出番がすっかり減りました。(必要な時だけ使う)

とは言え、ロードバイクにこのバッグを付けると結構大変です。
横風をめちゃくちゃ受けます。過去に一度試したことがありましたが、とてもじゃないけれどあの速度域と車体の軽さにこのフルサイズのバッグを付けるとバランスがちぐはぐに。ポタリングだったらいいかもしれません。けどやっぱりバランスが崩れちゃう気がします。餅は餅屋・・・じゃないや、適材適所、です。チーズにはワイン、カレーには福神漬け、フルサイズのフレームバッグはグラベルバイクに、です。

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というわけでAGUのステムバッグを2つ用意しました。結論から言うとボトルは片方にだけ入れて、もう片方はフリースペースとしていろいろ活用しています。

これも実際に使ってみて分かったことですが、まぁ当然と言えば当然でドリンクが飲みやすいです。手元にボトルがあるだけでこんなに楽なんだと今更ながらに感動しました。思えば普段のボトルケージの位置ってお世辞にも持ちやすいとは言えません。特にボトルケージにボトルを戻すときには少なからず無理な体勢になることも。そういうちょっとしたことで水分補給の回数が減ってしまう、なんてことになる、とは言い過ぎかもしれませんが、この手元にボトルを持ってくるだけで、そういった細かいストレスがなくなったのは確かでした。

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ちなみにライドポジションを増やすためにRidefarr エアロボルトオンを導入して写真のように取り付けています。エアロポジションというか純粋に楽な姿勢を取ることができる場所が一つ増えた、というメリットを感じていますが、ついでにライトとベルを取り付けることができるポジションが増えた、というメリットもありました。AGUのステムバッグとも絶妙に干渉しないのも嬉しい限りです。GARMINはステムのトップキャップを利用したマウントに装着しています。

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機動力と収容力、拡張性の観点で落ち着いたこのスタイル。
もちろんシチュエーションによってはまた組み合わせが変わってくるのだけれど(特に担ぎが多い場所ならバッグ類は外してバックパックを背負ったり)この組み合わせの多さ、言い換えれば引き出しの多さに価値があると思う今日この頃です。

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佇まいとしても気に入っています。
試行錯誤して辿り着いたスタイルってついつい自画自賛してしまうのは私だけじゃないはず'`,、('∀`) '`,、
しばらくはこのスタイルで遊び続けてみて、また思うところがあればちょっとずつ手を加えていこうと思います。


     

 
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