【チューブレス】シュワルベ タイヤブースターでビード上げが苦じゃなくなった話【Schwalbe TIRE BOOSTER】
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前回に引き続きチューブレスタイヤネタです。
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タイヤブースター、
チューブレス インフレーター、
コンプレッサータンク、
エアショット、
いろいろな呼び方がありますが、要するにチューブレスタイヤのビード上げをお助けしてくれる空気入れです。
もはや必須アイテム!
私が愛用しているのはシュワルベのタイヤブースター(Schwalbe TIRE BOOSTER)
もう手放せない!
これなしにチューブレスタイヤのセットアップはしたくない!
と言うくらい、役立っているアイテムです。チューブレスタイヤユーザーなら、早めに買うべし。間違い無いです。
使い方は簡単。
1 手持ちのフロアポンプでタイヤブースターに空気を入れる
2 チューブレスバルブとタイヤブースターをホースで接続する
3 開放レバーを起こして空気を送り込む
4 タイヤビードが上がる(はず)
つまり一旦このタイヤブースターに空気を圧縮して、その圧縮した空気をチューブレスタイヤ内に一気に注入してビードを上げちゃおうと言う製品です。
チューブレスタイヤの苦労話あるある第一位がこの「ビードが上がらない問題」
タイヤやリム、メーカー、太さ、諸々の相性があるので一概に上がりにくいとは言えませんが、慣れていない人ほど苦労するのは事実です。
予めしっかりビードを落とすだとか、一度チューブを入れて片側のビードを上げてから空気を送るとか、石鹸水を使うとか、いろいろコツはあります。ただそれって創意工夫でしか無いので、システム的には頼りない話だと思う。
大きな原因の一つが、空気を送り込む量がビードを上げるのに必要な量に達していない、勢いが足りない問題。つまりチューブレスタイヤをリムにセットだけでは、タイヤとリムの間に隙間がたくさんある状態。空気を入れて内圧でタイヤビードがリムに引っかかるまで空気を送り込み続ける必要がありますが、当然隙間からどんどん空気が出ていきます。空気注入量<空気が出ていく量となっている場合は、汗だくになるまでポンプをポンピングしても「シューシュー」と言う音とともに空気が無慈悲にどこからか漏れていく音が部屋に響き渡って終了、です。
タイヤブースターは、「空気注入量<空気が出ていく量」を逆転させてくれます。
レバーを起こした瞬間にため込んだ空気を一気に送り込んでくれます。
その勢いたるや凄まじく、私は今までこのタイヤブースターで25C〜50Cタイヤまでセットアップしたことがありますが、失敗したことはありません。ロードリムでもMTBリムでも同様です。タイヤが太ければ太いほど、その恩恵は大きいと感じました。
チューブレスタイヤユーザーには必須では?と使っていて思います。
発売されてすぐ買ったので、もうかれこれ5年ほど使用していますが、手放せません。
フロアポンプと独立しているのも良いな、と思います。
ブースト機能付きのフロアポンプもありますが、普段空気を入れるだけなら使わない機能。普段使いのフロアポンプが大きくなって重くなるのも嫌だったので、独立して使えるのは良いなと思います。あとこのシュワルベのタイヤブースター自体がめちゃくちゃ軽いので、取り回しも良好です。
以下、使い方を写真付きで解説していきます。
タイヤブースターの先端。ごくごく一般的な仏式バルブと同じ形状、構造をしています。
ここにフロアポンプをセッティングして空気を入れます。
ちなみに青色のレバーがクローズになっていることを確認しましょう。オープンになっているとどれだけ空気を入れても駄々漏れになってしまいます。
ひたすら空気を注入します。ちなみに私はパナレーサーのフロアポンプを愛用しています。
ワンタッチで脱着できるところと、ポンピングの軽さ、空気入れ自体の軽さが気に入っています。
空気圧は最大11barまで注入することが可能。
空気圧が高ければ高いほど、レバーをオープンにしたときの空気の勢いが強くなります。
最初は恐る恐る7barくらいで試していましたが、最近では最初から10barくらいで一気に注入しています。勢い大事。高圧でも意外と大丈夫。
ホースの先端です。こちら側をセットアップしたタイヤのチューブレスバルブにセットします。
こうして触っていても作りが丁寧。精度の高さを感じます。
さすがシュワルベ製品。耐久性も相当高いと思います。
ちなみにバルブコアを外しても外さなくてもセッティングできますが、バルブコアを外した方が一気に空気が入ります。ので、バルブコアは外した状態でセッティングすることをお勧めします。
これで準備完了です。
あとはこのレバーをクローズからオープンにするだけで一気に空気が入ります。
この状態、横方向にレバーを倒している限り、圧縮した空気がタイヤへ注入され続けます。
レバーを倒す量で出ていく空気量を微調整することもできます。
タイヤによってはレバーを45度くらいの位置で固定して、空気をちょっとずつ入れながら、タイヤをモミモミしてビードを上げていく、なんて使い方も可能です。
気がついたら手持ちのホイールが、ほとんどチューブレス化してしまった。
のもこのタイヤブースターのおかげであるところが結構あったり。
セットアップに対する不安がゼロになるもは大きいかなと。
チューブレスタイヤのセッティングに困っている人、導入に迷っている人におすすめです。
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