【登山第20回】ちょっとススキを見に岩湧山を滝畑ルートで登ってきた【大阪日帰り車登山】

神楽坂つむり

登山, 写真, アウトドア, 近畿,
6月ぶりの登山記事です。

10月。秋。2021年は残暑から秋への移り変わりが一瞬。
というか秋を通り越して冬になる勢いです。身体がついていかねぇ!!

というわけで比較的楽に登ることができる近場の山に登ってきました。

大阪府河内長野市の岩湧山です。
滝畑ダムからの往復、ピストンルートでサクッと登ってきました。
ススキ、最高でした。

岩湧山-21
まさか大阪でこんな景色が見られるとは思っていませんでした。

岩湧山の所在地は河内長野市です。
関西サイクルスポーツセンターのもう少し先、といえば大阪の人には分かりやすいかもしれない。

現地までのアクセス方法は主に以下の通り。

1 車
2 電車
3 バス

私は今回1の車でアクセスしました。
最近ではもっぱらシェアカーを活用している私。ちょっと移動したい時にはとても便利です。レンタカーと比べて面倒な続きが一切無いのが気に入っています。アプリでいつでも予約できてキャンセルもできて、支払いも勝手に終わってて、ガソリン補給も要らない、ので。

車の場合は滝畑ダムあたりの滝畑湖畔観光の駐車場に停めると登山口のまさに真横になるのでめちゃくちゃスピーディです。車登山も駐車場から登山口までが結構距離あって大変、なんてことが結構あるのですが、ここは本当に徒歩0分で登山口なので助かります。トイレもあるので安心。駐車料金は¥1,000で、台数は20台程度だったと思います。私が到着したのは昼過ぎだったので、10月の日曜日でしたが埋まり具合は7割程度でした。

電車とバスを使うといわゆる通り抜けルートで縦断できるのが魅力的。
紀見峠駅から滝畑まで抜けてバスで河内長野駅まで(あるいはその逆)繋がっている。
今回は帰りが真っ暗になる予定で、一度も通っていないルートを真っ暗闇の中ナイトハイクするのは危険と判断してあえてのピストンルートで。

そう、今回のメインは「ススキを堪能する」ことであって、じゃあその時間帯は?と考えたら「やっぱり夕暮れ時でしょ」と結論に至ったので、日没ごろに山頂に到着する予定で計画を組みました。

14:30 滝畑登山口
15:00 カキザコ
15:30 鉄塔
16:00 岩湧山山頂
17:00 下山開始
18:20 下山完了

登り1時間30分
下り1時間20分

ルートは王道のダイヤモンドトレイル、通称ダイトレです。
道がわかりやすく、迷うような場所もありません。看板も所々ありました。
ただし夜道で初見だとそれなりに危険なので、やはりナイトハイクとなると下調べや十分な明るさのライト、しっかりとしたルート管理が必要だと思います。

なんだかんだ公式の登山ルート図表が一番分かりやすかった。

g_667.png

金剛山や葛城山など、ダイトレは全体を通してアクセス良し、整備良しなので体力作りや登山デビューにも持ってこいの山です。南大阪エリアは低山ハイクに恵まれていますね。

さて、ここからは写真ダイジェスト形式でお送り。

岩湧山-1
駐車場からすぐに登山開始です。トイレもあるのでここで済ませておきましょう。

岩湧山-3
看板通りに進めば迷うことはありません。いざアタック開始ですが14:30とすでに陽が傾き始めている時間から登るのもなんだか不思議な感じ。

岩湧山-4
全体的に歩きやすいです。登り返しはほぼなく、ずっと登り。階段も要所要所で出てきますが、全体の2〜3割程度。

岩湧山-5
整備ご苦労様です。

岩湧山-7
今回はKEENのトレッキングシューズで臨みました。
リッジ フレックス ウォータープルーフ RIDGE FLEX WATERPROOF  防水シューズです。色々と書きたいことはありますが、FLEXというだけあって柔軟性が物凄い。そして軽い。ソールは柔らかめ。テクニカルなゾーンで大活躍しそうなポテンシャルを感じました。あと全然蒸れない。快適でした。

岩湧山-9
鉄塔の下に来るとつい撮りたくなるアングル。

岩湧山-8
杉林を抜けていきます。綺麗に管理されている。

岩湧山-10
根っこエリア。生命力が溢れている。

岩湧山-11
最後の森を抜けると

岩湧山-12
一気にススキが広がります。

岩湧山-13
大事な注意事項。ここのススキが重要建築物に使われていることを初めて知りました。大事にしなきゃ。

岩湧山-14
ちょうど西日が差してきて、ススキが輝き出しました。最高のタイミングです。

岩湧山-15
美しい・・・。
この日見たこの光景は強烈に目に焼き付けられました。ずっと忘れないと思う。来た甲斐がありました。

岩湧山-20
ハバヤマボクチ。

岩湧山-16
これも至る所に咲いていました。

岩湧山-18
かつてはロープウエイがあったようです。もうすっかり朽ち果てていました。いつまで残るんだろう。撤去するのも一苦労な気がします。

岩湧山-17
ススキは背が高いものは2mくらいありました。それが何万と広がる光景に圧倒されます。

岩湧山-19
大阪平野を一望することができます。正面に見えるのは例のPL塔です。花火大会が今もあればここから綺麗に見えるでしょうか。夜になるとそれはそれで夜景が美しいだろうなぁと思いますが、この季節でもかなり寒かったので、防寒は氷点下対応でないと厳しそう。

岩湧山-21
1時間ばかり山頂付近をうろうろしながら黄金色の輝くススキを堪能しました。これほどの情緒的で美しい光景が大阪府下で見られることに感謝。頑張って登ってきた甲斐があります。


岩湧山-23
山頂石碑。897.7m。

岩湧山-24
ダイヤモンドトレールの解説図がありました。トレイル、じゃなくてトレール、らしい。E-BIKEで縦走してみたい。

岩湧山-26
トレール、らしい。

岩湧山-25
晩秋の、彼そ誰時の、ススキ空。

岩湧山-28
心ゆくまで堪能しました。次はまた季節を変えて訪れてみようと思います。

岩湧山-27
山頂を後にして下山開始です。

岩湧山-30
誰もいない山というのも独り占めしているようでなんとも言えない寂しさと優越感があります。ちょっとこわい。

岩湧山-31
下りは休むことなく一気に。日没との勝負、なんてことはせず、今回はナイトハイク前提の装備です。

岩湧山-32
みるみるうちに暗くなって、すぐに自分の手が見えなくなる程度には真っ暗になりました。
予備も含めてライトはしっかりと用意。

岩湧山-34
振り返るのも不気味なので一気に駐車場まで下りました。

岩湧山-35
10月も終わり。駐車場で気温が12度だったので、山頂付近は余裕で10度を下回っていそうです。

こうして無事に岩湧山のススキハントは終了。
この辺りは自転車のトレイルも豊富でMTB遊びなんかにも良さそうです。
それにしてもアクセスよし、眺望よし、ルートよし。
なかなか貴重な体験ができたと思います。

また機会があれば、季節を変えて訪れてみよう。

  
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