【グラベル】渓流沿いの未舗装路を突き進む一日【京都北部】
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タイトル通り、気になっていた渓流沿いの道をトレースしてきたのでその様子を写真でまとめ。

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舗装路2割の未舗装路8割程度で、乗車率は80%程度。
本州にありながらもガレ場だらけ、というわけではなくちゃんと乗車できる区間が多い良質なグラベルだった。こういうライドの日はきちんと写真を撮ることができる。本当に厳しいセクションだと写真を撮る余裕なんてなくなることも多い。
京都北部には未舗装路や旧道が数多く残っていて、かつ誰も立ち入らないような山岳エリアがたくさん広がっている。
比良山系沿いや鯖街道あたりなんかはそれこそグラベルの宝庫だったりするけれど、あまり知られていないのはアクセスが悪いからだと思う。それに走ることができるかどうかの確証が持てない。ここで走ることができる、というのは物理的な意味で、例えば同じ道でも翌年には道が崩落していて走れなくなっていた、なんてことは結構あったりする。
今回は京阪電車で出町柳駅まで輪行してスタートすることにした。大阪〜京都間を電車で移動する場合は、阪急、JR、京阪の3路線があるけれど、山に最も近いのが京阪電車で、その終点である出町柳駅は山岳地帯へのアプローチが良いから頻繁に利用している駅の一つ。帰る時には始発駅でもあるから、輪行する時にスペースに困らないというのも大きなメリット。
改札口を出てすぐに京都らしい空気感が漂っていた。出町柳駅とはそういう駅だ。何が、と言われるとズバリ答えにくいけれど、大阪とも奈良とも和歌山とも違う、自然と町と人のバランス。バス停や川沿いの欄干のデザインとか意匠も細かいところで京都は他のそれとは結構違っていたりする。学生時代から何度も訪れているから、そういうちょっとした京都らしさがたまにインプットされているんだと思う。

山へ向かう途中、民家軒先の柿の木の写真を撮っていたら、家の人が出てきて柿を食べさせてくれた。何百個と成っていて、地面に落ちているものもたくさんあったのだけれど、徐にそのうちにの一つを拾い上げて「これ食べてごらん」と、言われて一瞬躊躇してしまった。拾い食い、なんて言葉があるけれど、これはまさしくそうではないだろうか。けど見ればおばあちゃん、普通に拾ってそのまま食べている。それに倣ってその少し小ぶりな(聞くところによると毎年大きさが変わるらしく数が多い年は小降りになって甘いのだとか)よく熟したものを拾って口に入れてみるとものすごく甘くて驚いた。本当に甘い。美味しい。これが食べ放題なんて羨ましい、と一瞬思ったけれどきっと飽きるんだろうな、なんてことも思ったり。
フロントバッグには補給食をたっぷり入れるのが慣し。私が特に好きなのはコンビニで売ってるつぶグミ。チャックがついていて、200円弱で買えるもので、これが味も栄養価的にもなかなか優秀。余ったら普通に自宅で食べても美味しいからまとめ買いしようかなとも思ってる。他にはおにぎりやチョコなど。
今回は担ぎが少なかった。助かった。というのも担ぎを想定した準備をしっかりとできていなかったから。具体的には選ぶ靴と荷物の分散の仕方。ひどい時にはピークまでひたすら担ぎ、なんてこともあるからこのあたりは事前にどこまで予測できるかがポイントになってくる。
この辺りの川の水は補給水として使えるくらいには綺麗。比良山系の水は高島川ではそのまま料理やお酒作りに使われたりするくらいのブランド水。
シューズはSHIMANO RX8で今のところグラベルライドのベスト・・・かと言うとそんなことはなく、担ぎが入るような道、トレッキングに近い行為をするにはソールが硬すぎる。ほとんど乗車するグラベルなら文句のつけようがないけれど、歩く、担ぐことが多い時にはマウンテンタイプのシューズを選ぶようにしている。
2時間程度のアプローチとヒルクライムをして未舗装路区間へ。
貴船神社や花瀬峠など風光明媚な区間が多いから舗装路も十分楽しかった。
43Cタイヤをフックレスリムでチューブス運用。これ、一度体験したら病みつきになる。エア漏れもしないし、乗り味はふかふか。そして舗装路はちゃんと進む。転がる。グラベルキング43C、タイヤ重量は一本510g。前後で1,020gあるとはとても思えない走りを見せてくれる。
Ribble Gravel AL(size:S)
weight::9,512g
コンポーネント:SHIMANO GRX
ホイールセット:Stans NoTubes GRAIL CB7 PRO(フックレスリム)
タイヤ:Panaracer GRAVEL KING SS 43C
ハンドル:Gravel Riser Alloy Bar Flared (42cm - 51cm)
ステム:Level Carbon Look Road Stem 31.8 Black 90mm
シートポスト:ZIPP SERVICE COURSE SEAT POST
サドル:FabricSCOOP ULTIMATE FLAT
今回はサドルバッグを使用せずにフロントラックでまとめてみた。フォーク横のドライバッグには輪行グッズ一式(輪行袋、着替え、サコッシュなど)をまとめて放り込んだ。フロントバッグには補給食やその他小物類を。
以下、写真でライドの様子を備忘録代わりに。
渓流沿いを走ったおかげでずいぶんと涼しかった。
全行程60kmのうちで移動は20kmほどで後はずっと山の中を走り回っていたことになる。
アベレージは14km/hで計算していたけれど、おおよそその通りだった。
下りに担ぎが入ったりすると10km/h程度にはなると思っていたから嬉しい誤算。
オフロードライドの季節到来。地図に無数にマークした林道や山の中を攻める日々の始まり。
もちろんオンロードのツーリングも楽しいけれど、全く違う趣味のような感覚。
日本は山に溢れてる。どんどん開拓していきたい。
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