【九州旅】佐賀事変リスペクト ゾンビランドサガ 聖地巡礼ツーリング【博多〜三瀬峠〜佐賀〜嬉野温泉】
九州, 聖地巡礼, ロングライド, 輪行, 写真, 自転車,久しぶりの九州旅の始まり。
旅の1日目は何を隠そうゾンビランドサガ 聖地巡礼です。正確に言うならば「佐賀事変」にフォーカスした内容ですが、実際に巡ったところとしては普通に佐賀ツーリングと言っても良い内容だったので、聖地巡礼としてのまとめではなく、九州旅の様子として通常通り記します。
旅の始まりは博多駅から。
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今回は久しぶりに新幹線輪行です。例の如く特大荷物スペースの予約をして一気にワープ。
博多駅から目指すのは福岡県と佐賀県の県境である「三瀬峠」
ゾンビランドサガ ではゆうぎり激推しの私。当然2期のゆうぎり回であるところの「佐賀事変」を10回以上はリピートしているわけですが、楽曲の歌詞にある
「三瀬峠俵坂地獄だって会いに来て」
が今回の旅のきっかけです。ガチです。それだけです。
で、この歌詞を辿るために1日目の行程を組んで、それ以降はいい感じに九州を巡ろうと考えたわけです。なので今日は三瀬峠を越えて俵坂の手前、嬉野温泉まで100km強の旅路。
博多から三瀬峠まではちょっとした街中走行。
道路の狭さや路面状況、信号のリズム、交通量などなど、総合的にみて博多の中心部は自転車で走りにくくて仕方ないと実感。だけどそう言うのを実感できるのも旅の面白さだと思っていて、あえて町の中心部分を走ると、その都市計画の有様だったり、商業施設や住宅地との関係性だったり、ちょっとした文化みたいなものが垣間見えたりする。
三瀬峠手前のコンビニで一回休憩を挟んで、いよいよアタック開始。
三瀬峠は標高581mで本格的な上り区間は10km程度。
勾配的にも平均化されていてリズムさえ掴めたら登りやすい類の峠だと思う。
交通量はそこそこあるけれど
それも有料道路区間(三瀬トンネル)との分岐までで、それ以降は一気に車が少なくなった。
リズムで登る。
ダンシングとシッティングを混ぜながら、時速は10km〜15km/hに収まる程度のマイペース。
この一帯がちょうど雨雲に包まれているらしく
霧雨が降り続いていたけれど、霧がかった三瀬峠はとても幻想的だった。
真っ直ぐ登る場所は少なく、九十九折が続く峠だったから精神的には実際の距離よりも短く感じた。
きっと攻めたら結構しんどい峠だけれど、淡々と登れば大丈夫。
と言うか距離的に攻められる距離でもない。
じわじわと標高を上げて、ようやく三瀬峠の頂上に到達!!
ここからいよいよ佐賀県と思うと結構感慨深い。
佐賀事変の中では「三瀬峠を越えて博多から船で長崎へ」となっていたから正確には逆ルートになるのだけれど、喜一はここから博多の海への道のりをどんな思いで抜けたのかと、いろいろ妄想してしまった。史実では「佐賀の乱」の渦中、1874年に政府の鎮圧隊と佐賀軍の名将、朝倉尚武がここで激突した。
ちなみにここは国道としては263号線に該当するようで、調べてみると総延長48km、福岡県福岡市城南区から佐賀県佐賀市まで至るとのこと。
このようにしっかりと道が整備されるまでの歴史なんかも調べてみると面白い。
グラベル好きとしては旧道が残っていれば・・・と思うことも多々あるけれど、現実的に考えたら整備する方が良いのは間違いない。
三瀬峠から佐賀市までは20kmほどの長い長い下りと下り基調の平坦区間を経て到達。
すっかり晴れ。
ここの下り、全体を通して走りやすかった。
ブレーキレバーを握る必要がないくらいカーブが少なく路面も綺麗で、しかも追い風だった。
追い風トラベラーズだった。(無理やり挟み込むZLS要素)
佐賀!SAGA!訪れるのは2度目で前回はこーへーさんの後ろについていくだけだったから、こうしてちゃんち自分の頭で考えて佐賀を巡るのは初めて。
今回は事前に「ゾンビランドサガ トラベラーズガイド」でバッチリ予習済みでもあります。
お昼ご飯を食べようと浪漫座に向かうことに。
シシリアンライスを提供するお店で、お店の雰囲気も良さそうだったからここのランチタイムに間に合うように結構急いで漕いできたってのもあって、ランチタイムギリギリに何とか到着した時にはほっとした・・・!
遠目に見てもいい感じのお店であることが分かってテンション上がらざるを得ない。
ワクワクしながらお店の前に自転車を停めてまずは写真撮影・・・
ん??
やれやれ
何度でも何度でも立ち上がれ・・・諦めなければ終わりはry
恒例の定休日芸、と言うわけではないけれど、まさかの貸し切り芸でした。
このパターンは初めでちょっと笑ってしまった。
やれやれ。
仕方ない。
と言うわけで別のお店で無事にいただいて、気を取り直して巡礼再開。
佐賀事変要素も回収しつつ。
いくつかのスポットを巡ってカット回収しつつ、ついでにゾンビランドサガ マンホールも出会える分には出会っておいてこちらも回収!
まさおじゃないもんリリイだもん。
青空をバックに佐賀城で
特攻隊長!
鶴乃堂本舗さんで
念願の
肉まん!
などなど、一通り佐賀市内の聖地巡礼ポイントを巡ることができてホクホクです。
さて、ここから嬉野温泉方面へ向かうのだけれど、せっかくだから祐徳稲荷神社を目的地にして西進することに。嬉野温泉からちょっとずれるけれど、方向はおおよそ同じだし、プラス距離としても15km程度だったら行かない選択肢はない。
前回の佐賀巡礼の時にこーへーさんと一緒に走った国道444号線をチョイス。と言うかこれしかない。
この国道、一言で言うと「虚無区間」
いや、周りは田園風景で、風光明美ではあるのだけれど・・・
それがただただひたすら・・・変わり映えもなく・・・
ただひたすら国道を走り続けるだけで前回は虚無状態になったけれど、今回ももれなく虚無状態と化した。
唯一異なっていたのは今回は追い風ということで、またしても追い風トラベラーズになってしまって嬉しい限り。
さて、祐徳稲荷神社。
どんなところか実は全然知らなかった。
だから実際に訪れてこんなに立派な神社だとは思っていなくてこれは嬉しい誤算だった。
めちゃくちゃ立派である。
京都の清水寺を思わせる立派な基礎足組が印象的。
調べてみると伏見稲荷大社と笠間稲荷大社と並んで日本三大稲荷数えられるのだとか。
年間300万人の参拝者は九州では太宰府天満宮に次いで2位らしく、そう考えると佐賀県もなかなかコンテンツ力が高いのでは!?と思ったり。
聖地巡礼のつもりだったけれど、普通に稲荷神社好きとして、社寺仏閣好きとして満喫してしまった。
夕霧さんマンホールも無事に回収。
一番推してます。
ちなみに参道の商店街も結構栄えていて、到着したのは17時すぎだったからほとんどのお店が閉まっているか閉店作業中だったけれど、運良く開いていたいくつかのお店でズバリゾンビランドサガのグッズ販売や写真展示がされていて、図らずともオタク活動ができてしまった。
こんなカットを展示しているお店があるかと思ったら
題材になったお店そのものでした。
お店の人ともお話しすることができました。
コマ送りしたけど作中のどこで使われているのか分からなかった、とはお店の人談。
こちらのカットを展示しているお店もあったけれど実際のお店は少し先で
ここは残念ながら閉まっていました。
特に祐徳せんべいを手掛けている井出商店さんではここでしか買うことができない「ゾンビランドサガ リベンジ」「祐徳せんべい」コラボ商品をゲットしてしまった。
名物店員さんとも楽しいお話ができた(なぜか後ろでローカルTV局っぽいカメラマンさんがその様子をカメラ撮影していたけれど、それが何でどうなったのかは知らない)
井出商店さんは祐徳せんべいとZLS関連のツイートも積極的にされているようです。
Twitterはこちら
時刻は18時前。
すっかり太陽もその位置を下げてしまった。
この辺りは盆地で山に囲まれているから実際の日の入り時間よりも太陽が沈むのが早い模様。
それでも九州ということで大阪よりはだいぶ日が長いのだけれど。
嬉野温泉までは山岳地帯を突っ切る。
県道41号線。登ったり降ったりもあったけれど、総じて走りやすい道だった。
夕暮れの道がとても綺麗だった。
さて、この日は嬉野温泉に宿泊する。
今回は三瀬峠を越えて俵坂から長崎県に入るのが目的だったけれど、後者は明日。
予定的に無理して越えても仕方ないとの判断。
旅人的な目線で言うと「ちょうどいい」
設備もおもてなしも立地も全部がちょうどいい。
事前に電話をして洗濯機があることも確認していた。洗濯ができるのは大事。一応、この嬉野温泉にはウオッシュハウスが一軒あるからそっちも使えるけれど宿で完結するならその方が良い。
しっかり聖地巡礼マップとデジタルスタンプラリーが設置されていました。
ゾンビランドサガ の聖地巡礼で訪れたことはある嬉野温泉だけれど、宿泊するのは初めて。
と言うわけでまずはお宿の温泉をいただいて、日本三大美肌の湯と言われるその泉質を思う存分堪能した。ツルツルとしていてとても気持ちが良かった。
いつも昼間に来るから夜の様子は新鮮。
日帰りじゃ見ることができない時間帯の様子を見ることができるのも、宿泊旅の良いところ。
この日はお宿の晩ご飯は付けていなかったから、適当に見繕ったお店で嬉野温泉名物の湯豆腐を美味しくいただきました。
お豆腐自体歯応えもあって味が濃厚で、そして出汁にも味がついていて、優しい一品でした。
ごちそうさまでした!
デザートにコンビニで佐賀県御用達のアイスを買って足湯に浸かりながら食べたり。
お宿に戻ってこの日は就寝。
濃厚な・・・1日だった。
博多をスタートして三瀬峠を越えて佐賀経由でここまできた。
距離は115km。
明日はいよいよ俵坂を越える日。
楽しみだ。
おやすみなさい。
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