【マッドガード】グラベル〜オールロードに最適な「SKS スピードロッカー」を導入してみた話(フルフェンダー)
機材紹介, グラベルライド, 写真,
泥が跳ねないってすげーーー!
と今更ながら実感しました。
前々から気になっていたフルフェンダーを導入してみました。
前々から、と言うのはことグラベル、オフロードシーンにおいての話。晴れている限り路面が綺麗なオンロードと違ってオフロードを走るときには晴れていても路面が濡れていたり泥がたまっていたりすることが珍しくない。特に日本の山岳地帯は水分を豊富に蓄えているから、湧き水や単純な湿度で路面が濡れていることが結構あって、グラベルライドに行くとこれが原因でバイクや身体が汚れることがありました。
と言うわけで、解決策として泥よけを導入。
余談だけど、タイトルではマッドガードと表現しているのはメーカーHPの呼称に合わせて。調べてみると多くのWEBサイトやメディアでは「泥除け」「フェンダー」と言う表現がされていた。言葉がそのまま性能を表現しているのは「泥除け」「マッドガード」だと思うけれど、こうなってくると日本語と英語の違いでしかない。けれど一般通称的には「フルフェンダー」が一番わかりやすいのかも、なんて思ったりもする。荷台とキャリア、変速機とディレイラーの違いのようなもので、自転車用語はこの辺りが結構曖昧。
装着してみた図はこちら。

私が今回求めた要件としては下記の通り。
・フルフェンダーであること(前輪は9時から12時までカバー、後輪は10時から15時までカバー)
・脱着が容易であること
・調整が容易であること
・軽量であること(500g以下)
・グラベルタイヤ43Cに対応していること
SKSの他にもトピークやライトウエイ、ゼファール、BBB、アデプト、PDW、アスセイバーズ、バーフライあたりを調べたけれど、上記を全て満たすものは一つとしてなかった。結局やはりドイツブランド、マッドガード老舗のSKSに頼ることになった。と言うか、最初からそんな気はしていた。
SKSのSPEEDROCKERは上記の要件をすべて満たしていた。
価格は購入先によって異なるけれど、国内価格だとおおよそ1万円1千円前後。
同社の似たようなラインナップにレースブレードと言うものもあったけれど、対応するタイヤ幅が狭かったのでNGだった。
さて、簡易版を除けばこんな立派なフルフェンダーを購入するのは初めて。
箱のサイズにビビってしまった。
デカデカとSPEEDROCKERの文字が。
ドイツブランドのパッケージって文字の主張が激しい。ボールド感。
自信の現れがすごいMADE IN GERMANY。
このアイコンだけで、おおよその要件を満たしてくれていることが分かる。
重量は408gというのもフルフェンダーとしてはかなり優秀。
この商品用にSKSがプロモーション動画をYouTubeにアップしていて驚いた。
最初は構造を理解するために説明書を見ながら取り付けたから30分くらいかかったかもしれない。
けれど慣れてしまえば前3分、後2分くらいで取り付けが可能であることがわかった。
取り外しはそれの1/3くらいの時間でOK。
前についてはマジックテープ式。バックルを介することでしっかりと締め上げた上で固定できる機構のおかげか、先日のグラベルを含む100kmライドでは途中1回だけ位置調整するだけで済んだ(それも初回で不慣れゆえに固定が甘かったため)構造的にはフロントフォークの前後でパーツが分かれているけれど、1本のストラップで共締めしている。
クロモリのような細いフォークからカーボンエアロフォークまで対応できる仕組み。
巻きつけるだけなのでシンプル。調整も簡単。マジックテープの耐久性だけ気になるところ。
後はマジックテープではなく、ゴムバンド式。
ステーの長さや角度、上下位置を調整できるから、余程特殊なフレームじゃない限り問題なく取り付けることができると思う。シートチューブ側についてはフェンダー自体が伸縮できるようになっているおかげで、フロントディレイラーギリギリまで延長すればかなりの範囲をカバーすることができる。
前のアップ
8時30分~〜12時30分くらいまでカバーしてくれていることが分かる。
後のアップ。
写真のちょうどシートステーあたりからが伸縮できる部分。
私はこれを一杯まで延ばして、ボトルケージ裏あたりで固定。
前セパレート部分のアップ。
実は結構鬱陶しいのが前輪の水や泥の巻き上げ。
実際に雨天時に走ってみたけれど、顔にかかることがゼロになって感動。
実は私のタイヤは43Cなのでカタログ値が求める42Cよりもほんの少しだけ幅広い。
けど、これくらいは許容内。45C以上は流石にはみ出てしまいそう。
質感が良い。泥除けって格好悪い、って思われがちだけれど、ここまで機能的な商品だとむしろカッコいいと思う。
狙い通りの軽さと脱着のしやすさと、肝心の防御性能がとても高いグラベル、オフロードシーンにぴったりのマッドガード。輪行時もパパッと脱着できるし、とりあえず持っておくとライドに合わせて使うかどうか決められる手軽さが気に入った。
RIBBLEグラベルバイク、いよいよ実用性重視になってきた。究極の遊べるバイク目指してさらにブラッシュアップしていく次第。
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