【しまなみ海道サイクリング】せっかく自転車で尾道に訪れたなら、向島で宿泊のススメ【尾道やすらぎの宿しーそー】
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しまなみ海道は何度も自転車でサイクリングしてきた。
さて、しまなみ海道については今更紹介するまでもなく、もはやサイクリングの定番スポット。
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尾道に泊まることも何度か経験はしたことがある。
けれど島に泊まったことはなかった。
向島の【尾道やすらぎの宿しーそー】さんに宿泊したら旅の満足度がとんでもなく膨れ上がったので、私なりのしまなみ旅の考察も踏まえて、紹介してみようと思います。
最高でした。
「滞在型のツーリングはいいぞ」
ということを初めに伝えたいのですが、これについては過去に書いたことがあったことを思い出したので、併せて読んでいただければ幸い。
厳密にいうと今回は一泊しかしていないので滞在型とは言えませんが、根底の楽しみ方としては通じるものがあります。
さて、しまなみ海道については今更紹介するまでもなく、もはやサイクリングの定番スポット。
広島県尾道市から愛媛県今治市までの約70kmを結ぶ「海上サイクリングルート」として今や国内だけではなく世界中から注目されている自転車道です。全国の自転車道、サイクルツーリズムで盛り上げようとしている場所がここをモデルとしています。
本州側の起点となるのが「尾道」です。
当日朝に到着すれば1日あれば縦走はできるでしょうか。めっちゃ走るローディなら今治にタッチしてその日中に帰ってくることもできるでしょうが、往復で同じ道を通るのは結構精神的に辛いのであまりおすすめはしない。ので、せっかくなら「しまなみ海道」と一言で終わらせるのではなく「他の島巡りもしてみようぜ!」と私は伝えておきたい。
ご存知の人も多いと思う。
実はしまなみ海道は、そのメインルート以外にも見所がたくさんある!
ってこれについては今回の旅の記録で伝えるとして、そのためには「宿泊」することをおすすめしたいということ。
宿泊することでしまなみ海道エリアをより深く味わうことができるのは間違いありません。単純往復だけでは味わうことができない島巡りの醍醐味を、島時間の流れ方を、堪能することができます。
そしてせっかく泊まるなら・・・尾道の街中もそれはそれで良いのだけれど、あえて「島に宿泊」してみてはいかがだろうか。
私は実際に今回泊まってみて「うわ、これめっちゃ良いやん」ってなりました。
お世話になったのは【尾道やすらぎの宿しーそー】さん。
場所は尾道水道を挟んで反対側の「向島」
フェリー乗り場のすぐ横の高台にあります。
なので尾道からのアクセス5分くらい。めちゃくちゃ近い。フェリーも頻繁に出ているから、駅からすぐと言っても差し支えないけれど、乗り場は駅前じゃなくて東側だからそこだけ注意。
じゃらんで泊まる場所を探していて、たまたま目につきました。
「島に宿泊」
「尾道を一望」
「夜景が自慢です」
なるほどなるほど・・・ちょっと気になる・・・ということで迷わず予約。
ぽちぽち。
その日は福山から鞆浦を経由して田島や横島を堪能しつつ戸崎港から歌港をフェリーで渡って向島へ。時刻は17時すぎ。夕焼けを眺めながら多島海を自転車で走ることの尊さは筆舌に難いものがある。
夕暮れ。
この時間帯でも焦ることなくのんびり旅できるというのが、宿泊ツーリングの大きなメリットの一つだと思う。帰りの列車の時間とか家に到着する時間とかいちいち気にしちゃうのはちょっともったいない。旅をしている限り必ずそういうタイミングは来るけれど、ゆっくり満足した後のエピローグとしての儀式であって欲しい。
場所はまさに尾道の向かい側。いつもならフェリーに乗って反対側へ渡る船渡し場のすぐ横にその入り口があった。入り口から見上げるとものすごく高い場所に宿があることが分かった。
どうやら徒歩の人は階段で、自転車の人は横のスロープで上まで登っていくらしい。
ということでこの日最大のヒルクライムがこの日の最後にやって来た・・・!
一息入れて一気に登ると、尾道の街並みが一望できた。
「うわ、すご」となる瞬間。これだけでもなんだか得した気分だけれど、まだまだ。
お宿に到着すると、お宿の方がお迎えしてくださいました。
とても気さくで親しみやすく滞在中とてもよくしていただきました。
ご主人もサイクリストということで、自転車の話には困りません。
旅の話、機材の話、いろんな場所の話を、たくさん聞くことができました。これだけでも旅先の宿の選び方としてはとても価値がある・・・。
ちなみに当然の如く自転車は室内で保管することができる。
まさかの室内にサイクルラック。盗難の心配ゼロ。メンテナンスもできちゃう。
疲れた身体でバッグ類を全部外して宿の中まで運搬するだけでも結構大変だったりするからとても嬉しい。
フロント横のロビースペースにはしまなみ海道の大きな地図が!
よくよく見ると手作りです。すごい。ここで情報収集も全部できてしまう。
(お宿の人に直接話を聞くのが間違いない)
とりあえずここに来てからルートを考える、なんてのも良いかもしれない。
晩ご飯もものすごく美味しかった!
どうやらお昼はこのしーそーさんを間借りする形でおしゃれなパスタランチのお店をやっているのだとか。そこのシェフの方が作っているということで、一品一品味付けや調理にこだわりを感じる。レベル高ー!とちょっとびっくりしてしまった。いや、ごちそうさまでした。
ちなみに向島といえば!知る人ぞ知る「⑤サイダー」をいただくことができます。
すでに製造が終わっている三ツ矢サイダーの刻印が入った瓶はとても貴重。持ち帰り不可。島内の何か所かで飲めるけれど、どこも瓶は要返却。ここでしか飲めないプレミアム感も抜きにして、とてもすっきりしていて飲みやすい。後味が良い。料理の邪魔をしないサイダーってすごいかも。
ご飯とお風呂をいただいて・・・・
ここのお宿の最大の魅力は「夜景」
こればっかりは・・・是非とも肉眼で見ていただきたい。
尾道水道はついつい尾道側から語られがちだけれど、本当に良い景色は向島からの景色ということを、この時私は初めて知った。
うおお・・・・と、感嘆。思わず漏れる。
水面に反射する尾道の街並み。
山に連なる寺院の数々。
そしてポツポツと広がる民家の灯り。
夜でもバスのようにフェリーが行き交うのはここでの日常。
まるで一枚の完成された絵画のような美しさ。
こんな景色見られるの全国でも珍しい。
はい。ありがとうございます。まさかこんなに綺麗と思っていませんでした。
しかも、これ、泊まっていた部屋から見られるんです。
外からじゃなく。室内から。
ロケーション、良すぎる・・・・。
いやもうこれだけで泊まりに来る価値がある。
実際にカメラマンさんとかも、これを撮りに泊まりに来ることもあるのだとか。
今はまだ有名じゃないらしいけれど・・・そのうち人気爆発しそう。
ちなみに水面が完全に静まる「凪(なぎ)」の時の夜景は・・・
はい、この写真は是非ご主人のスマホで見てみてください。
とんでもない、ので。
ちなみに、朝も最高でした。
目が覚めてカーテンを開けると飛び込んでくるこの景色。
いや贅沢すぎるでしょ。
毎日こんな景色を見ながら起きられるのなら毎日泊まっていいのでは!?(混乱)
夜とはまた違った朝の爽やかや空気を感じることができます。
風の音、わずかな波の音、フェリーの音、民家から聞こえてくる生活の音・・・
そういう音しか聞こえないとても静かで暖かい朝。
坂の町と対峙。
ああ、何度きても良い町。
朝食の景色もなんか水だけで満足できそうなくらいの情景でした。
いやもう語彙力が足りなくなって来たぞ・・・。
言葉はいらない・・・か。
とりあえず、行って見てください(丸投げ
ちなみに尾道やすらぎの宿 しーそーさんですがTwitterもされています。
私が訪れたときのこともTwitterで見ることができるのでぜひ。
尾道水道は尾道側からではなく向島側から見るべきと思う理由がコレです。ご確認ください。 pic.twitter.com/bw3Sh3IYDK
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) January 30, 2021
どうやらこのお宿、春は桜が咲いて
「桜と尾道水道」をセットで、泊まりながら、見ることができるそうです。
夏も秋も、季節毎の表情が、見られるそうです。
え、日帰り?もったいない。
ぜひ、しまなみ海道は、宿泊前提で計画を組んで、朝も夜も満喫して見て欲しい。
何倍も楽しめる、ので!
終わり。
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