【フェリー×自転車旅】オレンジフェリーのマイバイクステイサービスを利用したらいろいろ最高だった話
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「ちょっと自転車で四国の山脈を走り回りたい」
オレンジフェリーの提供するマイバイクステイサービスについて簡単に解説してみると
ここからは写真多めにダイジェストで。
島旅,
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自転車,
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四国,
なんて急に思いつくことは誰にだってあると思う。
大丈夫、思い立ったら吉日。
早速お昼頃に電話してみた。
電話の先はオレンジフェリーの大阪予約受付センター。
私「今日の夜、マイバイクステイサービスで四国に行きたいんですけれど」
快適!
下記記事はマイバイクステイサービスを利用せずに最安プランでロードバイク旅をした時の話。
あわせてどうぞ。
「自転車をそのまま客室に持ち込むことができるサービス」
すごい。最高。
利用の流れはオレンジフェリーのホームページで確認して欲しい。
https://www.orange-ferry.co.jp/ship_service/pdf/plan.pdf
ざっくりとした流れは書いているけれど、実際に利用するまで分からないこともあったから、せっかくなのでその様子をまとめてみよう。
料金
まずこのホームページに記載されている
「自転車は有料となります。」
の料金がどこにも書いていなかったので問い合わせた時に聞いてみると
「通常の自転車料金と同額です」
なるほど、つまり
1,700円ということね。
そしてマイバイクステイサービス利用の際の客室等級は自動的に「デラックスシングル部屋」利用となる。
前回の旅ではシングルを利用したのだけれど、確かにあの部屋は、快適、間違いなく快適、輪行袋状態にして持ち込むなら必要十分だったけれど、完成車状態で持ち込むのは難しいと思っていた。
自転車を持ち込むのに十分なスペースと安全な導線を確保するためにはデラックスシングル部屋しかないという訳。
今回私が支払った料金は9,900円だった。
内訳としては
デラックスシングル料金8,200円+自転車料金1,700円=9,900円
つまり自転車を持ち込むこと自体には追加料金が発生していない。
なんてお得なんだろうと思った。
もちろん最安で済ませるのであれば、
シングル料金6,600円で自転車は輪行袋にいれて船内に持ち込めばいい(追加料金なし)。
これなら6,600円ポッキリで大阪から四国まで移動できる。
これだけでも大いに価値がある。
またデラックスシングル部屋を最初から取るつもりならば、自転車旅の場合は間違いなくこのマイバイクステイサービスを利用すべきだと思う。どうしても車両甲板に自転車を乗り入れたい人はこの限りではないけれど。追加料金なしだったら、でも部屋に持ち込めた方が良くない?とは思う。
旅に便利な時間設定
大阪南港から乗船。
大阪南港を出港するのは22時。
愛媛県東予港に到着するのは6時。
これがもう最高に便利で使い勝手が良い!
まず22時に出発すると言う時刻設定。
例えば仕事終わりに準備して向かっても間に合う。
最寄りのフェリーターミナル駅からは歩いてアクセスができるし、この駅までは大阪市内からであれば30分もあれば到着する。
1日遊んでから最後にこのフェリーに乗るという選択肢もある。
そして6時に着くと言う時刻設定。
言うまでもなく、朝一から行動できると言うのは自転車旅に限らずに遊ぶのには魅力的。
これはもう他の交通機関ではまず実現できない設定時間(バスや寝台特急もあるけれど)で、とにかく有り難い。
20時ごろから乗船ができるから、早めに乗船してご飯とお風呂を済ませてさっさと寝てしまえば朝までぐっすり寝ることもできる。
フェリー旅の魅力
フェリーは移動しながら寝ることができるから宿泊+移動と思えばその料金は格安だし利便性も高い、と言うわけで利用しない手は無いと思うのです。
例えば新幹線とか特急使ったら片道2万円+宿泊費5千円とかは軽くかかるわけで・・・。
繁忙期ならもっとかな?
早起きしないといけないし、朝混雑する駅で輪行するのも大変・・・。
でもフェリーならゆっくりゆとりを持って快適にかつお安く移動できる・・・。
結論:フェリーを使わない理由はない。
ちなみにオレンジフェリーを使った過去のツーリングがあるので興味がある方はこちらもご覧ください。
あとフェリー旅自体について私なりにまとめた記事もよろしければどうぞ!
乗船〜船室までの様子
ここからは写真多めにダイジェストで。
南港フェリーターミナルに到着。
私の家からは1時間かからないくらい。
22時出航、20時から乗船可能。私はゆっくりと21時半頃に到着。
体温をチェックされて、乗船名簿を書いて、受付カウンターに行って、電話で聞いていた予約番号を伝えて、代金を支払う。
マイバイクステイサービスは電話予約のみだからWEBと比べてちょっと面倒だけれど仕方ない。
ちなみのその間も受付と同じロビー内の隅っこにある自転車スペースを活用できる。
ちょっとしたスペースだけれどありがたい。
四国から来た人はここで輪行解除するのかしらね。
エレベーターもしくは階段で2Fに上がって乗船口へ移動。
前回、ここを輪行袋を持って歩いたけれど、そこそこの距離があって疲れた記憶。
特にツーリング装備で重い場合には担ぐのはしんどいよね。
どんどこ進んでいく。押し歩きとはいえ、なんだか悪いことをしている気持ちになっちゃうけれど、ちゃんとしてるもん。
アルコール消毒をして船内へ。
ちなみに乗船前にはスタッフの方がタオルを使って前後タイヤを綺麗にしてくれた。
「ちょっとタイヤ拭きますので前輪浮かしてもらっていいですか〜?」と。
きっちりとマニュアルができている様子。
船内ロビーで部屋の鍵を受け取って移動。
ここからはもはや普通のホテルとおんなじ!
ちなみにこの間、他のお客さんにめっちゃ見られる。
「あ、自転車だ」
「あ、自転車だね」
「自転車!?」
「自転車だぁ〜〜」
そして室内へ。
もはやホテル。
これ以上は望むまい!
クローゼット、洗面台、ベッド、テレビの構成。
アメニティとしてはスリッパ、タオル、歯ブラシ、ハンドソープ、加湿器、ティッシュに浴衣まであった。
これは・・・旅する人にとっては「事前に準備するのはちょっと面倒だけれど、でもあって欲しい」
アイテムが揃っている・・・・!!!
自転車乗り目線だとビンディングシューズで乗船してもここでスリッパが手に入るから、あとの船内移動は楽ちんというのもポイント高いし、お風呂に入る時に使うタオル(これはちなみに持ち帰りできる)ゲットできるのも嬉しい。
ちなみにこのラックは部屋に入った時にはすでにセッティングされていた。
この辺りもしっかりとオペレーションできてるんだ・・・と感動した。
前後輪ともに乗せるだけ。
必要十分。乗船中、揺れることもあったけれど倒れる気配は一切なかった。
フレームに傷もいかないし、設置や移動も楽だし、最適解だと思った。
何よりね、自転車に装備した荷物類を外すことなく船内に持ち込めるのは嬉しい。
これが車両甲板行きだと「あれとこれとこれを外して・・・」って悩む時間が発生するし、何か忘れ物をしても航行中の車両甲板への進入はできないから。
仮にこれが4バッグスタイルのランドナーとかだったら尚更じゃないかな。
私も昔はそんな感じで旅をしていたけれど、車両甲板から二等客室まで荷物を運ぶのも結構大変だった記憶がある。
洗面台がこんな感じ。
清潔感、ある!
一通り物色した後はお風呂へ。
大浴場があるのでここで汗を流すこともできる。
前回も思ったけれど、「旅の始まりより旅の終わりで使う方がいいのでは・・・?」と思える快適度。
先にこれを体験すると下手すると骨抜きに・・・・。
良いお湯でした。
お風呂から帰ってくるとちょうど明石海峡大橋の下を潜るタイミング。
見えた!
いつも見る度によくこんなの造ったなあと感心しちゃう。
そんなこんなでこの日は就寝。
お風呂も入ってベッドも快適、23時前。
翌朝5時半まで一度も起きることなくぐっすりと寝ることができた。
・・・。
・・・・・。
・・・・・・・知らない天井だ。
カーテンを開けるとそこはもう愛媛県だった。
東予港だ。
コーヒーを飲みながら出発の準備。
ゆっくりと着替えて、装備も整えて、すぐに走り出すことができる状態にできるのも、船内持ち込みの魅力かしらね。
時間を一切無駄にしないスタイルが確立できるのはありがたいかも。
この一枚だけでもうなんだかワクワクが止まらない感じ。
一般旅客と同じようにロビーからデッキ経由でターミナルへ。
後はひたすら走るのみ!!!
というわけでこれまでのフェリー旅がより快適に、よりシームレスに、楽しむことができるようになったこのサービス。
うーん、ありがたい限り。
きっと私はこの先も何度も利用することになると思う。
マイバイクステイサービスまとめ
・自転車をばらさずに船内客室へ持ち込むことができる
・ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、E-BIKEなど車種は問わない様子
・部屋はデラックスシングルのみ
・料金は通常の自転車料金と同額
・アメニティ類完備 極端な話手ぶらでOK
・要予約。予約は電話のみ
・最高では!?
あの山々に突入してひたすら坂道と闘い続ける話はまた次回。
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