【登山第18回】ちょっと北海道の黒岳まで登山しに行ってきた【層雲峡温泉】
登山, 北海道, 写真, オフ会,水曜日の夜
つむり「天気悪いなあ(天気予報を見ながら)」
白風「いっそ晴れてるところまで行こうか・・」
つむり「それってつまり・・・」
白風「北海道・・・」
つむり「行くか〜〜〜〜!」
白風「やけくそだーーーー!!」
その週末↓

行ってよかった〜〜〜!!
とてもシンプルなライフハックだと思う。
「晴れているところに行けば晴れる」
天気の子?知らない子ですね・・・・。
本当最近はこんな感じで行き先を決めている(だからつむりブログは晴れの写真が多い)
逆に言うとそもそも前もって旅を計画しないことが多い。
大丈夫、なんとかなる。
スマホがあれば移動しながらいくらでも調べられる。
とりあえず航空券を予約しよう。話はそれからだ(ポチッ)
土曜日の朝。
私は日本海上空にいた。
すごく早起きをして眠い目を擦りながら電車に飛び乗って搭乗時間制限と戦いながらも無事に飛行機のシートに腰を下ろす。奇妙だ。つい数日前までこんなことは想像していなかった。
だけどもう動き出した。あとはいつも通り旅を楽しみだけだ。どんな景色が待っているんだろう。
(Photo:白風@hakuhuu)
これは先に新千歳空港に到着してレンタカーを借りてくれた白風が撮った到着間もないテンション高めのつむり(左)とめっちゃナチュラルにその場にいるけーすけさん(右、札幌在住)
けーすけさんのことはもはやこのブログではレギュラーメンバーになりつつある。
そう、毎年夏恒例の北海道そらちグルメフォンドの立役者!
(過去のイベントの様子はぜひこちらをご覧ください。)
そんなこんなで寄り道しながら黒岳の登山口である層雲峡を目指すよ!
分かってはいたけれどめっちゃ天気良い。
これはポニー。
これは夕張にいたやつ。
夕張のデートスポットだよ
エリートだよ
雰囲気しかない。
うんうんこれもまたキネマ街道だね
モネの池ではない

でっかいどう〜〜〜!
と言うわけで黒岳登山の朝がやってきました。
昨日まで大阪にいたのが嘘のようです。
層雲峡という温泉街からスタートです。
ちなみに前日はバッチリここに泊まって美味しいご飯をいただいてツルツル温泉をいただいて満点の星空を眺めたりとただ泊まるだけでも満足度がめちゃくちゃ高かったです。
ちなみにツイッターで主にバイク旅の様子をつぶやかれていることで有名なこなさんがこの日の夜に同じ宿に泊まっていて思わず笑ってしまった。
お部屋の片付けも終わったので!!!♨️♨️♨️ pic.twitter.com/jgttiK1Rpq
— こな (@kooooona) July 19, 2020
北海道の広さからするとすごい確率。北海道は狭い(狭くはない)




はい。ここ(標高1,520m)までほとんど歩いていないのにこの絶景です。つまり黒岳とはそういう山です。
ロープウエイとリフトを使えば一般的な登山でいうところの7合目までワープできちゃいます。
ロープウエイ乗り場がある層雲峡の山麓駅の標高が670m、降り場が標高1,320m。
リフトの降り場が1,520mです。
黒岳の山頂は1,984mなので、山頂までは464m登るだけ。
(Photo:白風@hakuhuu)
北海道の2,000m級の山を登るのにこの格好は舐めているとしか思えませんが、今回の条件下においてはこれで何も問題なかったというか、むしろこれ以上荷物があっても重いだけ。
サコッシュの中には念のためにファーストエイドキットや雨具こそ入っているけれど、あとは水と補給食など。
もはやトレイルランニングのようなスタイルだった・・・。
だけどおかげで上りも下りも普段の登山の何倍も楽だったから、こういうスタイルもありかなと思える。
(Photo:白風@hakuhuu)
ちなみに周りの登山客はみんないわゆる登山スタイルで随分と重装備に見えたけれど、縦走かテント泊でもするのかもしれない。
書き忘れていたけれど、ここは大雪山系縦走コースのスタートでありゴールであるみたい。
そう言った意味では、今回たどり着いた山頂よりも先に広がる絶景をいつか見てみたいと思わざるを得ない・・・。いつか必ず。
あとはダイジェストで。
山頂までは1時間半くらいで到着しました。うーん、コスパが良すぎる。
登り始め1分の景色。層雲峡の断層がよく見える!
こうしてみると本州の登山とは明らかに景色の見え方が違う。
植生の違いも。面白い。
季節は初夏。
高山植物が至る所に生えていて、青空をバックにめちゃくちゃ綺麗に見えた。実際綺麗だった。
LUMIX G9愛用奴〜〜〜!
ご覧の通りそこそこのガレ場。
最低限、トレッキング向きのシューズ入ると思う。ローカットで十分。
スニーカーじゃ下りはしんどいかな・・・。

道の整備レベルは高い。そこまでの急坂でもないし、これなら時間をかければ初心者でも大丈夫。
(Photo:白風@hakuhuu)
天気が良いからとにかくテンションがずっと高かった。
ちなみにずっとこんな感じで景色が抜けてる。
鬱蒼とした森の中を歩くようなシチュエーションは皆無。
だからずっと気持ちが良い。
百花絢爛。
ちなみに黒岳のコースプロフィールとか登山情報は確認していたけれど、
その「先」にどんな景色が待っているかは知らなかった二人。
期待していたのはさっきまで見ていたような抜けの良い眺望が広がっていて、山頂はちょっと広くなっていて、いきなり景色が「変わる」なんてことはないと思っていた。
だって登山って基本的に登っている最中も山頂も景色が開けていればそこまで見えるものに差はない。
そういうものだ・・・。
だからいきなりこの景色が、頂上付近に足を踏み入れて目線の高さにあった地面が徐々に下がっていき、足を踏み出した瞬間にこの景色が広がった時には鳥肌が立った。
本当に突然だった。
えええええええ!?
ってね。二人でね。びっくりしたよね。
いきなりの本州、アルプス級のパノラマビュー。
さっきまで見ていたのはあくまで「入り口」に過ぎずここからがむしろ「本番」であることがこの景色を見て瞬時にわかった。

この道の先に連なる山々。そこに至るまでのプロローグに過ぎなかった・・・・。
これを知っていればもしかすると旅の行程も変えてガッツリ縦走することも視野に入れていたかもしれない。むしろ前日のうちに上がってしまってテント拍をしていたかもしれない。そしたら満天の星空ももっと・・・・なんて考えたけれど、そんなたらればは次回の旅への参考材料に過ぎない。今はただこの眺望を心ゆくまで楽しむだけだ。
実際に二人とも大はしゃぎだった。
一応時間が許す限り先まで行ってみた。少し歩いただけで景色が変わる。
ん〜〜〜〜!!満点!!!
高山植物も盛り沢山。
雪渓と相まって幻想的な景色が広がっていた。
それを撮る白風。
は〜たまんない。半袖半パンだったけれど、寒くもないし暑くもない。絶好の登山日和だった。
風も、極めて弱かった。
こんなの見せられたら「次は旭岳から縦走するか??」と本気で思えてしまう。いつかやるぞ。
1,984m。私史上、北海道最高到達地点。
下山しようと思っていたら急にガスが湧いてきた。
これだけ気温が高い上に風が弱いとね。瞬く間に美瑛方面は見えなくなってしまった。
タイミングが良かった。
これは最後に大雪山系にポーズを決める白風
帰りはサクサク。荷物が少ないおかげで軽やかステップで降ることができた。
下りがしんどいのは荷物のせいだったのか?と思わざるを得ない。
下山後は層雲峡で再び温泉をいただいて汗を流して身体リフレッシュ。
下山即温泉で汗を流せるのもとてもポイントが高い。レストランもあったし登山客にはありがたいシチュエーション。
サイドミラーに夏を感じながら美瑛方面へ。
ココペリさんで絶品料理をいただいて
最高です。
最高です(2)
控えめに言って雰囲気も味も最高でした。
個人的に北海道グルメは海鮮よりも酪農系が大好き。
それにしても無計画にも関わらず今回の旅は全てがうまくハマった感じがある。
無駄な時間が一切ない。
移動も滞在も時間調整が完璧だった。
美瑛界隈でキャッキャして
北海道の単線を堪能して
やっぱり美瑛でキャッキャして
「Windowsだ・・・・」って言って
麦秋のような雰囲気を味わって
白風のかつての自転車旅を思い返して
「波よ聞いてくれ」の影響でずっと食べたかったスープカレーを食べて
6千円分ほどのお土産を買って大阪に帰りました。
「ちょっと北海道まで」
タイトル通りのノリと勢いでの遠征だったけれど、何の後悔もない、行って良かったとしか思えない強行軍だった。
全ての巡り合わせにありがとう。
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