【香川】ちょっと自転車で小豆島でヒルクライムしたり海沿い走ったりしてきた【絶景特集】

神楽坂つむり

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岡山市内のホテルを出発して新岡山港へ。

どれだけ時間がかかるかちょっと読めなかったけれど、旭川沿いを走るとあっという間に着いてしまった。

7:20 新岡山港発のフェリーに乗船して向かうは小豆島!
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絶好の天気でテンションが上がらないわけがない。


今回の旅は前泊、さらに後泊しての小豆島日帰り旅。
まあ色々あってこうなった。

この日の行程はこんな感じ。
岡山市内ホテルから新岡山港へ自走。
フェリー乗船。

小豆島土庄港へ上陸

土庄界隈を回りつつ「からかい上手の高木さん」の聖地巡礼
こまめ食堂さんでランチ
海沿いを走って福田港へ
寒霞渓スカイラインを目指してヒルクライム
ダウンヒルして少し迂回して海沿いを走りながら再び土庄港へ
フェリー乗船、岡山へ帰着。



岡山市内〜新岡山港

まだ6時過ぎ。けど明るい。さすが初夏。
すでに陽が高い。

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後泊旅の最大のメリット。それは空荷で走ることができる、と言うこと。
輪行袋や着替えといった荷物は全部ホテルにデポすることができる。
なのでこの日は旅する二人だけれど、その見てくれは地元のサイクリストのような。
何もつけていないロードバイクで知らない土地を走るの、ターノシー!

とはいえさすがに朝方は少し肌寒い気がしなくもないけれど、少し走ったらすぐに暑くなった。


岡山〜小豆島のフェリーは小豆島フェリー株式会社が運行するフェリーで距離23.5km、70分ばかりの船旅。
料金は自転車込みで片道¥1,410。リーズナブル!


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フェリーに乗って気づいたけれど、この日の天気は本当に良かった。
風すらない穏やかな晴れ模様。
結局、この日は最後の最後までこんな天気が続いた。
雲はなく空は青くたなびく風も優しい。
瀬戸内海ブルーを楽しむにはこの上ない条件が揃っていて、フェリーに乗っているだけで二人とも大はしゃぎ。
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(Photo : こーへー@zildjian79590)

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土庄港〜からかい上手の高木さん聖地巡礼

強烈な胡麻油の匂いを嗅ぎつつ、との消耗に上陸したのは定刻通りの8:30。
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平日ということもあって随分と閑散としていて逆に心配になった・・・。

さて、早速小豆島を満喫するためにまずは海沿いを走る。
お昼のこまめ食堂さんのオープンが11時、それに合わせてまずは周辺を散策&観光することに。
走り始めてすぐに瀬戸内海の綺麗な海が目の前に広がる道をひた走ることができて、テンションはいきなりマックス。
いやあ、恵まれた。本当に。こーへーさんと走る時はいつもこうだから、不思議。
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(Photo : こーへー@zildjian79590)

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(Photo : こーへー@zildjian79590)

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(Photo : こーへー@zildjian79590)

まずは小豆島の左下部分、わずか10km程度だけれど。
アンパンマンのほっぺたみたいに小豆島本体から少し突き出たようなところ。
土庄港もここに含まれているし、エンジェルロードも近いし、つまりここが小豆島観光的には拠点となり得る大きな街。
だけれどこうしてちょっと外周部を走るともうそこは瀬戸内海に浮かぶ島であることを思い出させてくれる静かな空間が広がっていて、ああ、この空間を味わうために来たんだと、実感させてくれた。

さて、このブログでは2回目になるから割愛するけれど、「からかい上手の高木さん」の聖地巡礼も今回の目的の一つ。
当然、鹿島明神社にも立ち寄るし、西光寺や迷路のまち、富丘八幡神社も満喫しちゃう。

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(Photo : こーへー@zildjian79590)

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あと完全に忘れていた小豆島を代表する観光スポット、パンフレットには必ず入っている「エンジェルロード」が道路脇から見えたのだけれど、タイミングよくちょうど干潮時間。そこには綺麗にエンジェルロードが現れていたので立ち寄ることに。

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砂浜だけで満足して立ち去ろうとしていたときに、上の展望台があると思わしき所から降りてきた地元のおっちゃんに話しかけられる。

「上まで行った?」
「いえ、下だけですね・・・」
「ここまで来たら上がらないと意味ないよ」
「えっ」

そうまで言われたら行くしかない!
と言うことで自転車を置いて展望台への階段をテクテク登った先には確かに素晴らしい景色が広がっていた。

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ありがとうおっちゃん。


ちなみにここからの景色、もちろん最高だったんだけれど、この後に立ち寄ることになる富丘八幡神社の絶景っぷりと比べると劣ってしまうくらいにはとんでもない景色だったのでそれは別記事にて・・・。



こまめ食堂へ

頃合いを見て、いざ、こまめ食堂さんへ。

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土庄から棚田に向かってのヒルクライム。
140mくらい登る。
距離的にもそんなに遠くないし、ロードバイクならなんてことない。いや、なんてことないことないけれど、特に問題はない。


さっきまでは海を満喫していたのに、ものの数分ですっかりと田園風景と山間風景に満たされる。この景色の変化、景色の多様性が小豆島の良いところだと思う。瀬戸内海の多くの島が実際にこのように海と山を兼ね揃えているけれど、そこに自転車が走りやすい道があるか否かは結構まちまち。

小豆島は
・中央部分に山脈があって
・東西南北からアクセスができる
・かつ沿岸部全てに道路が通っている

このおかげでめっちゃサイクリングしやすい!島となっているのだけれど、こう言うことは案外知られていないので勿体ないなあ・・・・と思う。そしてこうして書いてみると、これはまさに「四国」の縮小版と言えるんじゃないだろうか・・・という気がしてきた。そう、小豆島は四国を縮小したもの、あるいは四国は小豆島を拡大したもの。1/15のスケールモデルと思えばわかりやすい・・・今向かっているのは小歩危あたり・・・なんて妄想。


こまめ食堂さんあたりはロケーションも、良い。
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開店前に到着したので、10分ほどあたりを散策。棚田景色が美しい。
季節ごとに表情を変えるという意味でも、こうして眺めていることも、何か特別感がある。同じ景色は一年後にならないと見ることができない。

それに、昨今、私は改めて思う。この景色がいつまでもあるとは限らない。実際に旅で訪れた場所が毎年のように失われていっている。災害大国日本なのだから当たり前といえば当たり前で、先人たちも経験してきたこと。だから、こうして目に焼き付ける。ブログに残しておくことも備忘録として始めたことだけれど、文字通りの記録としても実は役に立っているのかも。




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棚田を眺めながら、小豆島の食材ばかりで作られたお昼ご飯をいただく・・・・
もうこれ以上の贅沢はないと思える・・・。
飲食店で高いお金を払っていただく贅沢とは根本的にベクトルが異なる、現地まで赴く旅の中でこそ味わうことができる贅沢。たまんない。



小豆島町〜福田港

さて、お腹を満たした後は、本格的なライドの始まり。
と言ってもこの日は何せつむりとこーへーの旅である。

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(Photo : こーへー@zildjian79590)

「良い景色があったら迷わずに止まる」

のが過去何回にも及ぶツーリングで自然と形成された共通概念・・・・。

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(Photo : こーへー@zildjian79590)


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「写真撮影で止った分は走力と段取りでカバーする」というある意味パワープレイ。


特に今回の小豆島ツーリングは、最初に書いた通り天気がめちゃくちゃに良かったおかげで写真撮影も捗って仕方なかった。そう、仕方ない。

福田港の休憩所でコーラを飲みながら休憩しているときの会話

こーへーさん「さっきの下り坂の景色やばかった〜〜〜」
つむり「あそこよね。私も思った」
こーへーさん「ちょっと戻りますか」
つむり「オッケ〜〜〜!(完全同意)」

一度走った道を、降った坂をわざわざ戻り返しての撮影タイム。
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いやね、うん、仕方ない!
そしてこの日はこんなことが10回までは行かなくても、何度も繰り返されるになる。


絶景続きの寒霞渓ブルーライン〜スカイライン

福田港からはいよいよ本格的なヒルクライムの開始。
寒霞渓のてっぺん、寒霞渓スカイラインまで自転車で一気に駆け上がる。

最大標高は740m。
途中の登り返しを含めると獲得標高は900m程度。
斜度は6.7%。

こうして書いてみるとそこそこタフな登りであることが分かる。
実際に登っていると特に登り始めが10%近い坂が続いていて、ものの数分でさっきまでいた場所が眼下に広がった。そういう意味では、景色的にもとても面白い。何せさっきまですぐ横が海だったのに、今では本州の遠くまで見渡せる程度には、眺望が良くなっていた。

特にこの寒霞渓ブルーライン、県道246号線の前半に現れる橋のあたりの景色はもう大好物。
ご馳走様でした。

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寒霞渓あたりを基準に東側をブルーライン、西側をスカイラインと呼称している模様。

今回走って分かったのは、もし自転車で走るならおすすめは東→西!

理由としては2点
・東側は九十九折が多くダウンヒルはちょっとこさそう 絶景続くからゆっくり走る登りが良い
・西側は極端にカーブが少ない ダウンヒルしやすい(ただしスピードめちゃくちゃ出るから要注意

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この辺りは地図を見たら分かるけれど、どこから登って降るかを考えるときは、私はいつも上記のようなことを気にしながら決めていることが多い。特にカーブの度合いと距離。
地図は平面上の情報しか見た目には分からないけれど、このカーブの具合と距離を見れば、どんな坂道なのかを想像することはできるし、結構当たる。

ちなみに、西側にも唯一と言っていいヘアピンカーブがあるのだけれど(本当にカーブがほとんどなくって一直線の斜度7%程度のダウンヒルがひたすら続いていた)
ここの景色も大好物だったから例に漏れず写真撮影タイム'`,、('∀`) '`,、

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(Photo : こーへー@zildjian79590)

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沖ノ島町〜屋形崎小江渕崎線

ダウンヒルした後は再び土庄港へ。
だけれどそのまま戻るのも芸がないから島の北側をぐるっと迂回して帰ることに。
この時点で一応フェリーの時間だけチェックして、どの便に乗るかだけ決定。

後はポタリング気分で、最後の小豆島走行を噛み締めるように走る。
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(Photo : こーへー@zildjian79590)

前島や犬島、沖ノ島や豊島が良く見えた。
交通量も少なくって、のんびりと走るには最高の道。
と言うかもう小豆島、全体的に本当に走りやすい。けれど、土庄あたりだけは極端に車が多いから要注意かしら。車社会だから、歩行者や自転車が全部車になっているようなイメージ。

そしてついに土庄港にゴール!
終わってみれば結構な疲労度とそれを上回る満足感。
控えめに言ってめちゃくちゃ楽しかった・・・・・!

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海あり山ありグルメあり絶景あり
ガチで走るもよし、ゆっくりと流すのもよし。
小豆島の魅力を改めて実感する長い長い1日でした。

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(Photo : こーへー@zildjian79590)
帰りのフェリーで熟睡する私。

終わり。

前回訪れたときの記事はこちら


    
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