【うどん旅】ちょっと自転車で大阪から香川県にうどんを食べに行く旅【ジャンボフェリー】
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私のブログのカテゴリに「香川うどん旅」があるくらいには、うどん巡り旅が好きな私。
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カテゴリ:うどん旅
思い返せば毎回ドラマがあった・・・・
初めての中距離フェリー、初めて本物の讃岐うどんを食べた衝撃、上陸5分でパンク事件・・・。
今回はそんなうどん旅を久しぶりにしたくって再訪。
新しいうどん屋を求めて。
私はジャンボフェリーに乗り込む。
今回の旅記録。地味に100km超えていた件。

【ジャンボフェリーのススメ】
厳密には自転車で行くというよりは、フェリーを使っていく。
ジャンボフェリーだ。
私のツイッター、ブログを知っている人なら一度は(一度どころじゃないかもしれない)目にしたことがあるんじゃなかろうか。それくらい頻繁に利用している。
関西圏から行くのであれば、このジャンボフェリーが使いやすいので、もっぱらコレ。
大きな理由は2つ。
①時間を有効活用できる
神戸三宮を深夜1:00に出港し、高松には朝の5:00に到着する。
つまり寝ている間に連れて行ってくれるということ。
移動式ホテルだ!
さらに朝の5時に到着するとなると普通の感覚なら「早すぎい!」となるのがそうじゃないのが香川県。
うどん屋の朝は早い。
朝の5時ですでに開店しているお店もあるくらいなのだ。
逆に言えば例えばお昼過ぎにはもう閉店しているお店も珍しくない。(あるいは麺の売り切れ)
うどんを食べ回るのであれば、これくらい早く到着しておいて、しかるべきというわけなのです。
ちなみに帰りは高松を14時頃に出発して、神戸三宮に19時頃に帰ってくる。
つまり日帰りが可能ということ。弾丸うどんツアー!!
※今回は臨時ダイヤ期間だったので帰りのフェリーが17:15でした。
②安い
大人1名往復で4千円弱。自転車を入れても5千円弱。
休日ダイヤだったらプラスでかかるけれど、それでも6千円弱。
高速バスや列車と比べても安い。時間的にもゆっくりできるしね。
使わない手はない。
すんごい自転車が止まっていたので思わず撮ってしまった。これで旅したら最強では。
【乗船手続き】
ちなみにジャンボフェリーの乗船手続きは・・・
自転車でターミナルに到着する→二輪乗り場に自転車を停める(係りの人が誘導してくれる)→切符売り場で切符を買う→乗船開始のアナウンスまで待機→アナウンス後、自転車ごと乗船→車両甲板から客室に移動
という感じ。
注意事項としては車両に当たるので乗船時刻はあてにならないということ。場合によってはトラックの荷物搬入、搬出の影響でめちゃくちゃ待たされることがある。
例えばお盆とか年末年始で混雑する時期なんかは、乗船できたものの二等客室はすでに満室で、廊下で寝る羽目に・・・・なんてことになりかねない。ちなみに私は何度か経験がある。輪行袋を寝袋にした。泣ける。
そんな場合はいっそ自転車を輪行状態にして手荷物として持ち込むのもアリかもしれない。
こうすれば自転車料金もかからないし、だいたい定刻通りに乗船することができる。
私は面倒だからしたことないけれど、毎回そういう人を見かける。安く抑えるならアリだと思う
以上。ジャンボフェリーの紹介。
以下。旅の紹介。
大阪市内の自宅を22時半ごろに出発した。
神戸三宮のフェリーターミナルまで40km弱。1時間半もあれば十分に到着する距離。
0時に到着しても1時出発まで正直時間が余る。ジャンボフェリーは出港時間の30分前に到着しておけばOK。けれど船を待つ時間も好きだし、余裕を見てのスタート。
夜の国道2号線をひたすら西へ。
この時間ともなると交通量も少なく街に人はいない。
寝静まった夜の街を駆け抜けていくこの雰囲気、大好きだ。
ほぼ定刻通りにジャンボフェリー乗り場に到着するタイミング。
交差点を曲がってフェリー乗り場への最後の直線を走っていると、ふと後ろからホイールの乾いたラチェット音が近付いてくる。
???「もしかしてつむりさんですか?」
'`,、('∀`) '`,、
今回のパートナーであるこばこばさんの登場である。
「一緒にうどん巡りをしよう!」とTwitterで話をしていたのがつい先日の話。
そしてこうして会うのはそらちグルメフォンド以来。
ちなみに今回は「一緒にうどん巡りをしよう!」までは良いけれどどこで待ち合わせをするかこの時まで一切話をしていなかった。

目的地は高松であるのは間違いないから
「神戸港か高松港か船の中かそのどこかで会えるだろう」くらいで考えていた。
お互い適当すぎる(だがそれがいい)
フェリーの切符を購入して、乗船時間までしばし待機。この時間が焦らされている感じがしてなんともいえない。時間も時間だし(深夜の0時40分)眠気も来ている。いい感じ。フェリーで寝るためにはそれなりの睡魔がやってこないと大変だから。
ちなみにこのフェリー待機している間に
つむりさんいるんだけどw (@ 神戸三宮フェリーターミナル in Kobe, 兵庫県) https://t.co/DjkBV4kbnL
— ながた (@yamato__520) June 19, 2020
まさかのフォロワーさんに捕捉されるという'`,、('∀`) '`,、
こちらのながたさん、私たちと同じように高松に上陸してうどんを食べるまでは同じだけれど、そこから先はなんとあの四国山脈に突入するというのだから半端ない。私は知っているんだ・・・四国の山の険しさについてはちょっと詳しいんだ・・・・。
そしてもう一人、同じように「もしかしてつむりさんですか?」と言われることが一件。さらに直接お話はしなかったけれどフォロワー関係者がもう一名、この便のフェリーにいらっしゃった模様でまるでコナンくんばりに続々と関係者が集うこの感じ、今思うと奇妙な話であり世間は狭いなと思わざるを得ない出来事。もう一名の方については実はこの時点ではどなたか分からずに・・・後ほど紹介。
それにしてもこういう旅の出会い。やっぱり嬉しいし楽しい。
偶然の産物だけれど、お互い行動しないと起こり得ないのだから、必然とも言える(ホリックゆうこさん的な)
旅の良いスパイスとなりました。
さて、お馴染みジャンボフェリー。実家のような安心感。もう何度目の乗船か分からないともなると勝手知ったる我が家みたいなもので、早々に寝床を確保して寝るだけ。とにかく睡眠が大事。ここで失敗すると明日(と言っても4時間後)のうどん巡りに支障が出ちゃう。
ジャンボフェリーキット(勝手に名付けた)を持ち込んでいるのは私くらいだった。
とは言えどこでも割と寝られる私。ぐっすりとおやすみ。
・・・zzz
・・・・・・・zzz
………風が………海を渡り…♪…つなぐ……ジャンボフェリー……♪
( ´゚д゚`)ハッ
いつもの歌だ・・・!
我ながらびっくりするくらいこの歌が身体に染みついているらしく、音楽が流れた瞬間にそれはもうスクランブルがかかった時の消防士ばりに目が覚めた。ものすごい勢いで身体を起こしてしまった。これはもうサガみたいなものだ・・・。
ジャンボフェリーキットを片付けて甲板に出ると朝日が登っていた。
ちょうどこの日は夏至あたりということで、太陽が登っている日が一年で最も長い(とされている)一日。奇しくも夕焼けも同じように海の上で見ることになることはこの時はまだ分かっていなかった。
『朝焼け』とはこういう景色を言うんだなと pic.twitter.com/p7CrqVCdc6
— こばこば (@kpalmstmc) June 19, 2020
思えば濃厚な24時間だった。先に書いてしまうとこの日の詳細は以下の通り。
0時 神戸三宮到着 こばこばさんと合流(+もしつむされる)
1時 ジャンボフェリー 神戸港出港
5時 香川県高松港到着
6時 うどん巡り開始
17時 ジャンボフェリー高松港出港
22時 神戸港到着
23時半 帰宅
これだけでも弾丸ツアーと言えるけれど、それぞれの時間一つ一つに得難い経験があるのだから、もうたまんない。非日常を味わうという意味ではこれ以上ないくらいに濃厚で、かつ手軽なのがうどん旅なのだ・・・。
ながたさんとはここでお別れ。お互い、良い旅を。
さて、香川の凄いところは、早朝からうどん屋が営業していること。
6時オープンのお店もあるから、こうして朝からフェリー上陸即うどん巡りができちゃう。
まず向かうは、「うつ海」うどんさん。
場所はこちら
一軒目ということでお腹はペコペコ。
前の人に習って並びながら注文していただくのは
ぶっかけうどん!
コシ!喉越し最高!もう一軒目からやられちゃった。実はコロナ自粛中、どうしても食べたくて本場さぬきうどんと言われるうどんを取り寄せて自宅で食べておいしー!って思ってたけれど、こうして比べてみると全く全然及んでいないことに気づいた。ぱない。本場うどんぱない。ご馳走様でした。
さて、開幕ダッシュを決めたところで次のお店へワープ。
次に向かったのは「うどんの田」
場所はこちら
ここは角煮うどんが有名でもちろんそれを期待してきたのだけれど、実はうつ海うどんにいる時点で、フェリーでお別れしたながたさんがTwitterで呟いているのをみて「売り切れ」ていることは知っていた。というかこの時間で売り切れってそれそもそもほとんど用意していなかったのでは・・・・と一瞬勘ぐったけれど、でも人気店だし開店並んでいる人でなくなることも十分考えられた。
でも、他のうどんも美味しい!いただくのは
釜揚げ牛肉うどん!
うどん、牛肉、卵。これはもう完 全 栄 養 食 。
お店の雰囲気もあって大変美味でした。
次はちょっと時間をあけたかったから、瀬戸大橋が見える公園があるということで、こばこばくんに教えてもらった場所へ30kmちょっとワープ。
走った先にたどり着いたのは、まるでプライベートビーチのような雰囲気の場所だった。
調べてみるとナカンダ浜という場所らしい。不思議な名前だ。
公園でただひたすら癒される時間を過ごす。
とても静かだった。波の音と風の音と、時折聞こえるフェリーのエンジン音。
こういう空間にいると、普段いかに人工的な雑音にさらされているかがよくわかる・・・。
癒しとは五感で得るものだと、瀬戸内海に来るたびに実感してしまう。
ここで急に眠気が来たからベンチに横たわってしばらく目を瞑って10分ほどガッツリ寝た。
やっぱりフェリーでの睡眠ってね、時間もそうだけれど、睡眠の質に限界があるので・・・。
それに時間も余っていたし・・・時間が余る。贅沢なことだ。
・・・。
・・・・・。
フェリーの「ブオオオオーーーー」という汽笛の音で目が覚めるあたり最高に瀬戸内海!って感じがした。
次に向かったのは「がもううどん」
言わずと知れたさぬきうどんを代表する名店中の名店。
場所はこちら
いただくのはいつものかけうどん。
見た目だけで美味しい。
本気で美味しいから困る。
ここからは五色台方面へ。
ヒルクライムはしないけれど、海岸線の景色がいつ走っても気持ち良い香川県を代表する快走路の一つ。さっきまでは天気が良かったけれどちょっと曇ってしまったのだけ残念だけれど、気持ちよかった。
さて、次に向かったのはあづまうどんさん。
場所はこちら
ここはお店の人がめちゃくちゃ元気で、なんかもうそれだけで嬉しい気持ちになる感じ。
繁盛っぷりからも人気店であることがわかった。
ここでいただくのは・・・
ひやかけ!
右のお皿の天ぷら盛り合わせは揚げたてで、なんと一皿100円。ナスとインゲン豆を選んでみた(いくつか種類があって選べる)
今日食べた中で一番好きな味だった。
味と食感。麺と出汁のバランス。とにかくドンピシャだった。
こばこばさん曰く、「これは(香川の中では)東の味」だそうで、もしかしたら私はこっち系が好きなのかも。あごだしよりも、カツオ系と言ったらいいのかな。ぺろりと平らげてしまった。
いつもなら14時くらいに帰りのフェリーが出るのだけれど、この時は臨時ダイヤ便で帰りのフェリーは17時15分発。
正直、時間が余って仕方ないのだけれど、余ったのなら余ったで時間を贅沢に使おうということで、高松港に行ってあとはただ海を眺めるだけにすることに。
何もしない時間、何も考えずに、ただその土地の空気感を味わうだけの時間。
こういう時間を思いっきり堪能することができる旅をしていると、ただそれだけで幸せになるから単純だ。
瀬戸内海をイメージしてペイントをオーダーしたTADA車に乗って瀬戸内海を旅する。
何度こうしてきたか分からないけれど、毎回満足しちゃうのだからすごい。
都会のサイクリングロードなんか走っていられない。
エコージャージ、格好良すぎる。海が似合う。天気が似合う。自然に映える!
とまあ旅の最後はこうしてただ海を眺めるだけで終わったから、特にハイライトはない。
でもこの時はもうそれだけで十分だと感じた。
ほんと、それだけ。(ユズハラではない)
帰りは来た時と同じようにジャンボフェリーで帰路へ。
フェリーで旅をするといつも感じるこの帰路のなんとも言えないモラトリアム感。
行きと違ってテンション高めでウキウキするのとは全く違う落ち着いた感じ。
旅の終わりということもあって、気持ちの良い疲労感が全身を覆っていて、でも電車や車の旅と違って、過ごし方もとてもゆとりがある。そういうところ、好き。
うどん旅の帰りはいつものことだけれど、しばし仮眠。
・・・そういえば今回は臨時便だったから最後に願ってもない光景を見ることができた。
船の上から瀬戸内海に沈む夕焼けを眺める。
甲板に上がって壁際に座り込んで、iPod Proで音楽を聴いたり、時折横になってみたり。
沈み始めてから沈み切るまで1時間くらいだったと思う。ずっとそうしていた。
旅の最後にこんなの見せられたら、もうこれ以上何も望むことはない・・・・。
神戸港に到着。
潮流の関係で到着がやや遅れて時刻は22時10分頃。
走って帰るつもりだったけれど、日付が変わる前には帰りたかったから三宮駅から輪行で帰ることにした。
最後の最後。
行きのフェリーでも一緒だった方にまたお会いすることができた。
聞くところによると、来た時と同じように、このまま滋賀県の自宅まで自走で帰ると聞いて思わず耳を疑ってしまった・・・。この時間から・・・しかもフェリーで旅をして疲れているはずなのに・・・・!!!!
お気をつけて!
・・・・と、そういえばお名前を伺うのを忘れていて、まあでもいつかまた会えるかなー、くらいで思って何気なく写真をアップすると秒速で彼の名前を知ることができた。
お名前伺うのうっかり忘れてたけれど偶然同じフェリーに乗り合わせた彼は今から三宮〜滋賀を自走で帰宅すると聞いて震えてる pic.twitter.com/z6egxhPkYz
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) June 20, 2020
ロリロリさんだああああああ https://t.co/BMSj0Iy65G
— ゆう・め・るん (@Yuumeln) June 20, 2020
さすがTwitter、情報が早い!
無事を願いつつ、私はサクッと輪行で帰宅。
思い返してみても濃厚すぎる24時間・・・。
0時 神戸三宮到着 こばこばさんと合流(+もしつむされる)
1時 ジャンボフェリー 神戸港出港
5時 香川県高松港到着
6時 うどん巡り開始
17時 ジャンボフェリー高松港出港
22時 神戸港到着
23時半 帰宅
さて、次の旅は・・・。
終わり。
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