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【ホイール】ZIPP 202 Firecrest クリンチャーを使ってみての感想、インプレッション

神楽坂つむり

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ZIPP 202 FIRECREST。

これは確かに名作なー!
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間違いなく軽量カーボンクリンチャーホイールの中ではトップクラスの性能。
ちょっと気になるところもあるけれど・・・。
実際に使ってみての感想をつらつらと。
ZIPP202 FIRECREST ファイアクレスト
前後セット重量 1,450g フロント635g リア815g
リムハイト 32mm
スポーク Sapim® CX-Sprint
クリンチャー

もうスペックからして軽量級。
いや、軽さだけだったらレーシングゼロカーボンの方が軽いけれど、ZIPP202の強みはそこじゃないと思った。

実際に履かせてみると私のクロモリフレームにもバッチリ似合うルックス。
FIRECRESTの証であるリム表面のディンプル加工がまたセクシーでいい!
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間違いなく他のレーシングフレーム、カーボンフレームにも似合うと思うし、割と見た目としてはどんなバイクにも似合うんじゃないだろうか。
流石にTTバイクには合わないけれど・・・。

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32mmリムハイトと言うのは個人的にはもうこれ一本あればオッケー!と言うリムハイトだと思う。
昔は「エアロ性能イコールディープリムホイール!」だったけれど、今はリム形状の進化のおかげで必ずしもそうじゃない。

実際にこのホイール、高速域での伸びが半端ない!
いやほんと。
ここはレーシングゼロカーボンに優っている点だと私は感じた。
ちなみにフルクラムレーシングゼロカーボンは、気づいたらもう導入から4年も経過していた。
走行距離はもう50,000kmを越えていて、いい加減寿命が近いんじゃないかとちょっと冷や冷やしている。

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引き締まりつつもひっそりと主張してくるデザイン、いい・・・!
なんだかSRAM REDのクランクとめっちゃ相性良いな〜〜〜と見てたけれど、よくよく考えたらどちらもアメリカンブランドだし、提携もしていましたしね・・・。

これで私のTADA2号機はアメリカンパーツでガチガチになった。
コンポーネント→SRAM RED eTAP
ステム、シートポスト→THOMSON
ハンドル→ENVE
ヘッドパーツ→CHRISKING
ホイール→ZIPP←NEW!!

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いやね、正直32mmハイトで実質50mmハイトホイール並のエアロ効果がね、本気であると感じた。
実感としては「高速域での伸び」でもしかするとエアロ効果というよりは単純にハブ性能が良いのかもしれないけれど、どうも高速域でペダリングしている時のリムが空気を切る感じとか、身体に伝わってくる抵抗の少なさとか、やっぱり「このリムすごいな!」って思うもの。

これはつまりぱっと見では、見た目もスペックも一見するとヒルクライム仕様のように見えるけれど、実際には高速巡航も得意な万能ホイールということになってしまう。

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もちろんハブ性能も相当良いのは間違いない。ラチェット音もZIPPらしいきめ細かいどこか上品な密度の高い音が最高。ドライブさせた時の推進力、ヒラヒラと登り進む感覚はロングライドする上でもとても役立ってくれる。

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ブレーキ接触面は24.6mm。25Cタイヤを履かせてちょうど気持ちの良いルックス、親和性の高さ。

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BR 9100との組み合わせ(そうだブレーキだけはSHIMANOだった。理由はまあお察し・・・)

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実はフルクラムレーシングゼロカーボンを購入するときに対抗馬となったのがこのZIPP202 FIRECREST。
最終的にフルクラムになった理由はあちらが「カーボンリム+アルミスポーク」という稀有な存在であること。もうそれが全てだった。結果としては大正解で、今では私のライドの8割りはレーゼロカーボンが支えてくれていると言っても過言ではない。

一方でZIPP202は先述した高速域での伸びの良さ、それとステンレススポークによる乗り味の良さ。
この2点が優れていると思う。
この2点、恩恵が受ける人とそうじゃない人がいると思うけれど、ロングライドと言いつつそこそこ良いペースを維持しながらどこまでも遠く行きたい・・・・って人にはおすすめできると思う。実際にレーゼロカーボンよりちょっと味付けは柔らかめだし。
実際にこの二つ、似ているようで全然違うと私は感じた。ブラインドテストしても余裕で分かると思う。

高速巡航性能、登坂性能、乗り心地の良さ。
総じてめっちゃバランスの良いホイール。
カーボンクリンチャーホイールで間違いないやつ欲しいって人はとりあえずこれ買っておけばOK。
と言えるくらいの逸品だった。

反応性バリバリ欲しい→フルクラムレーシングゼロカーボン
高速域の伸びが欲しい→ZIPP 202 FIRECREST

という気がする。
加速性能というか踏み応えはレーゼロカーボンの方が優れていると感じた。
どっちも適当に踏んでもちゃんと進んでくれる懐の広さはある。
軽いだけのホイールとは違うなー、と。

今のところZIPP製品、何を買ってもハズレがないのはさすが・・・。
これもまた使い倒される機材として名乗りを上げてくれた。

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