【静岡〜山梨】ちょっと自転車で三国峠ヒルクライムしてきた〜その1〜【激坂】
関東, 中部, 自転車, 写真, ロングライド, 輪行,旅の始まりは三島から
三島駅に降り立った瞬間に感じた。
「暖かい・・・!」
もうすっかり春の陽気。
さすがに自宅を出発するときはまだ暗い時間帯だったからそれなりの寒さだったけれど、それも嘘のような暖かさ。静岡県は気候が安定しているとも聞くけれど、今日はどうだろうか・・
今回は静岡県の東部にあたる三島から北上を続けて山をいくつか越えて山梨県、甲府へと至る予定。標高もそれなりに上がるから寒いタイミングもあるだろうと言うことで、ウインドブレーカーこそ用意したけれど思い切って半袖半パンで臨むことに。
!?
と言うのもなにせ三島スタートなので!三島の海抜はほぼ0m。
「富士山の麓に町がある」と言っても過言ではない静岡県東部は、北に向かえばゆるやかな登りがひたすらと続きます。本当にひたすら続く。ゆるやかな斜面が数十キロ続く。なぜなら富士山の麓だから。なのでヒルクライムと言う程ではなくても、登り続けるから身体はあたたまるということを想定しての装備。
走り出して割とすぐに富士山が見えるロケーション羨ましい。
ちなみに海に目をやるとそこには駿河湾。日本一深い湾でもあり、その深さは2,500m。
富士山と合わせるとその標高差は6,000m超というある意味日本で一番ダイナミックな地形!
ってこの辺りの知識は実は漫画「ローカル女子の遠吠え」を読んで得たんだけれどね・・・。
ローカル女子の遠吠え
突然のお勧め漫画レコメンド!!!
この漫画は一言で言うならば「静岡あるあるご当地4コマ漫画」。
4コマ漫画って普段読まない私だけれど、Kindleで一巻試し読みしてすぐに全巻揃えてしまった。
Uターン組ならではの視線で東京と地方都市のギャップを面白おかしくストーリーに盛り込んで世界観を描くのは静岡県内各所のキャラクター達。
静岡県と一言でくくるなかれ!横に長〜〜〜ーーーい静岡県ならではの浜松!静岡!伊豆!それぞれの文化の違い、思想の違い、歴史の違いを、地元の人しか絶対知らないようなネタを盛り込みまくって描いている漫画で、よくもまあこんなにネタが出てくるのかとびっくりした。
静岡県民じゃないのに、静岡のことをだいぶ知ることができた気がする。
ちなみに同じ静岡で、熱海を舞台にした漫画といえばそう皆さんご存知「綺麗にしてもらえますか。」ですねはい私もどハマりして早速熱海に聖地巡礼をすでに3回・・・。
実はこの作品のおかげでさっきの「ローカル女子の遠吠え」を知ったと言う経緯もあったり(書店で静岡特集が組まれていたので)
いいぞ!
長い長いヒルクライム
その前に道中見かけた神社にお参りをしていくことに。
旅をしているとふと気になる神社が突然現れることがよくある。日本には数千もの神社があってその規模は大小いろいろだけれど、共通しているのは歴史があること。歴史の深さもいろいろだけれどね。それなりに歴史があるところではこのように神社の由緒を記してあるところが多くて、私はこれを読むことが秘かな旅の楽しみだったりする。
「創建は不詳であるが」あたりなんてもう最高にロマンを感じませんか??
クロモリロードバイクはこう言う風景とも相性が良いと勝手に思ってる。
良い・・・・。
さて、ここからはひたすら登り。通称「やまぶき通り」と呼ばれる道路を北上すると、かの有名な「富士スピードウエイ」に出る。数キロ手前からずっとエンジン音が聞こえてて最初は「走り屋が集まるスポットでもあるんだろうか???」と思っていたけれど、富士SWの看板が見えた時に理解した。
本来で今年、ここをゴールとするオリンピックのロードレースが観られたはずなのに・・・。
ちなみにここで標高は450m程度。どこからアプローチしても登ってくることになるから、観戦するにしてもママチャリとかじゃあ厳しそう。
そして本格的なヒルクライムはここから始まる。
これまではただのアプローチというか、序章というか、プロローグというか。
標高470mから標高1,164mまで、標高差おおよそ700mを6kmで上り切る。
つまり平均斜度からして10%超え・・・。走り終わってからそれを知る・・・。
序盤の風景。これからヒイヒイ言うことも知らずに呑気に写真を撮る余裕があった頃。
けれど登り始めてすぐに「こいつはやべえ」と気付く。
うん。GARMINに目をやると常に10%コエテル。
場所によっては15%とか言う数字も出てくるし、やれやれと言う感じ。
つまり6km登るってことでしょうねえ!!!
うんうんそれもまた真実だね。
サイクリングロードですよって言うには厳し過ぎじゃありませんかね。
一番きついところがここで、正直「なんで標高1,000m付近にドーナツ!!?」と突っ込まざるを得なかった。いやいや君、山間の住宅地とかにあるやつでしょ・・・あまりに斜度がきついところに現れるやつ・・・。このセクションは斜度20%くらいあったので笑いながら登りました。
「桂ァ!あと何キロぉ!?」(ネタが古い)
えっ、残雪?と一瞬びっくりしたけれど考えてみれば標高1,000mともなれば然もありなん。
そんなこんなで喘ぎながらもなんとか県境まで登り切ることに成功!(ここはまだ頂上ではない)
と言うか山梨県が出てくるかと思いきや突然の神奈川県でお前どっから来たん!?とこれまた突っ込まざるを得なかった。えっ、つまりこの道は静岡県→1.5kmだけ神奈川県→山梨県ということだろうか。神奈川県いらなくない??
絶景の三国峠
無事に山頂までたどり着いて後はヒャッホウ下りだぜ!
とテンション上がってダウンヒルしてすぐさま目の前に飛び込んできたのは、この日一番、目にしたかった景色。
こちらです。
三国峠から見下ろす富士山と山中湖バリューセット。
パーフェクト・・・・!!!
この解放感っ・・・開けた景色・・・想像以上期待以上で思わずガッツポーズしてしまった。
やったぜ・・・!!!
いや、まさかここまで良い景色と思っていなかった。
懸念していた曇り空でもなく、薄雲と青空の絶妙なバランス・・・ある程度雲がある方が景色に迫力が出る説ある。
ちなみにここから先のダウンヒルはもう最高。
ご覧の通り、山中湖に突っ込んでいくように道路が伸びている。最高速度注意!
ちなみに写真では伝わらないけれど、めちゃくちゃ風が強いです。顔にメガネが食い込むレベル。
見てくれだけはODAYAKA・・・。
とか言ってる間に雲がどんどん張り出してきてちょっと曇り空に。
ギリギリ青空見られて良かったー!!
さて、ここからはどんどん降りていくぞ〜
続く。
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