こちらが当時の記事です。追記も含めて絶賛していますが、今回紹介するShallowモデルが最も気に入っています。
Fabric Scoop Shallow pro
多様性と万能性に優れたSCOOP
SCOOPライドスタイルに応じて、3 つの形状を用意した、画期的なデザインと独自の製法で作られました。様々なライドスタイルに対応できるようこだわり抜いたサドルの形状とその快適性、そして軽量かつ耐久性を兼ね備えた理想を形にしたサドルがSCOOPです。
と言うのがメーカー公式HPの紹介です。
レール: カーボン (7 x 9 mm)
ベース: フレキシブルナイロン
カバー: マイクロファイバー
形状: SHALLOW
重量: 198 g
幅: 142 mm
長さ: 282 mm
中間レールからサドルアッパーまで 49 mm
実測重量は200gでした。個人的には200gを切ると軽量サドルを思っているので、これも立派な軽量サドルと言えるでしょうか。実際にダンシングしていても軽さを感じることができる部位なので、やっぱりサドルは軽いに越したことはありません。特に私、ダンシングが好きなので・・・。
形状はフラットと湾曲の中間くらい。これがバランス良くって自転車旅であらゆるポジションをとることがあるから守備範囲の広さはとても助かるのです。フラットタイプでもOKなくらいには身体が柔らかい方だけれど、ポジションもある程度固定したいと言う狙いもあってのShallowタイプです。
正面から見るとなかなか複雑な形状をしていることが分かります。こうして見ても分かるように結構パッド量が多いのも特徴で、このおかげでレーパンを履かなくても100km程度なら走れちゃいます。自転車旅の時は普通の半パンを履いて旅することも多いのでこの辺りも嬉しいポイントの一つ。
何よりこのデザインが好き。シンプルながらも存在感があって。PROタイプはこのステルスカラーが入ります。
独自の3パーツ構造の下にはこのカーボンレール。ベースプレートとパッドだけでも相当秀逸だけれど、このレールとも相まって極上のしなりと柔軟性を感じさせてくれるやつ。
実際に使ってみて
他のモデルもそうだけれど、やっぱりパッドの質感が絶妙で、まるで低反発枕のようななんとも言えないパッドの沈み込みがお尻とフィットして馴染んでくれます。決してふかふかでもないし、ツルツルでもないのだけれど、しっかりと面で支えてくれるようなイメージ。ほんのちょっと包み込んでくれる。きっとここの感じ方は体重によって随分と変わってくると思います(私は56kg程度)
前後移動と重心移動もちゃんとできる程度の曲線はやっぱりロングライドに良い・・・!
完全なフラットでもいいんだけれど、登ったり下ったり、ときには適当にペダリングしたり、疲れ果てて動きが乱れることもあったりと、あらゆるシチュエーションが想定されるロングライドにおいては取れるポジションの幅が広いサドルが歓迎される。そういった意味ではこのモデルは私にとてもよく合っていると感じます。
ダンシングをしてから腰を下ろした時にもニュートラルポジションに収まりやすいのもGOOD。お尻の位置を一切気にすることなく気づいたらあるべき場所に収まっているからストレスがない。お尻の位置を探らないといけないサドルって結構ストレスだったりする。
路面状況が荒れている時、ガタガタ道な時、ちょっとしたグラベル走行の時もこのサドル独特のしなりと柔軟性はとても役に立つと感じます。これもまた上記と同じで決して綺麗な道ばかりだけじゃないのが自転車旅、ロングライド。だから自転車との接点であるサドル、ハンドル、ペダルはとても重要で、これらの部品がどれだけ自分の身体に合っているかで疲労度が大きく左右されると言っても過言ではないくらいに重要なパーツ。だからこのサドルに出会えたことは、私の中でも大きな福音だったりするのです。
これからも使い続けること間違いなしです。
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