【そらちグルメフォンド2019アフター】絶景の美瑛の後はお肉を食べて十勝岳ヒルクライム
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知らない天井だ・・・。
美瑛へ
「北海道を訪れることとお腹を満たすことは同義である」
さて、ここからさらに登ります。
北海道,
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起きてすぐに思い出すのは昨日までのこと。
そらちグルメフォンドが終わってしまったけれど、この数日間の出来事を振り返るだけで濃厚だったなあ・・・と再認識。
けれど・・・
まだ終わっていない・・・・!
そらちグルメフォンドアフター、始まります。
今まではそらちグルメフォンドの後は一人旅が定番だったけれど、今年は一緒に走ろうという話になる人が出てきて合計4名でこの日を楽しむことになりました。私、こーへーさん、たまさん、天パさんです。
こーへーさんは私のブログに度々出てくるというか、今年に限っていえば年明けから毎月1回以上のペースで、しかも毎回違う場所で会って一緒に走ったり聖地巡礼したりと、もはやお互いにどうしてこうなったのか分からないままノリと勢いで遊ぶ仲です。
こーへーさんが登場する記事はだいたいこちら↓
たまさんは同じTADA車乗りで縁あって一緒に走ったり聖地巡礼したり響け!ユーフォニアムの定期演奏会を一緒に行ったりと自転車仲間でありユーフォ仲間でもあります。同じ青系統のクロモリフレームを愛用している繋がりでもあったりします。
たまさんが登場する記事はこちら↓
天パさんとは三浦半島でばったりとお会いしました。なぜかそのまま一緒にツーリングしたことがあって、それ以来、縁あって絡む機会が多かったのですが、今回はノリと勢いでこの日だけではなく明日も一緒に旅をすることとなります。
天パさんが登場する記事はこちら↓
そして私。
不思議な縁で繋がる4人旅の始まりです。
岩見沢から輪行で旭川駅まで向かいます。
そこそこ余裕を見て駅に向かったのですが、駅に着いてこーへーさんや天パさんと合流、、してから気づいたけれどなんとサコッシュの中に入れていたはずの輪行袋が・・・・・ない!!
ん?ない・・・?サドルバッグにもない、というかさっき部屋出るときに確かに突っ込んだはず・・・
ああ〜どっかに落としたかな、、ホテルまで来た道を戻ればあるかな・・・と思っている時点で電車の発車時刻まで残り15分を切っていて割と焦る私。普段楽観的で焦ることがない私だけれど、この時ばかりは焦ってダッシュで来た道を戻ったらホテルの目の前に輪行袋がポツンと落ちていました。回収して急いで駅まで戻って速攻で輪行して切符を買って無事に列車に乗り込むことができました。
やれやれ。
旭川駅に到着。
オーダークロモリロードバイク2台にカーボンロードバイク1台、オーダー小径カーボンバイク1台という不思議な組み合わせ。
美瑛へと直行します。南下です。
ペンタックスを構える天パさん。
ここまで来たからには目的はただ一つ。
「美瑛の景色の中を走りたい!」
4人の想いはただそれだけでした。
美瑛に至るまでは粛々と4人で固まって走ります。みんな旅慣れているメンツだったので、特に気兼ねすることもなく、ペース的にも問題なく、淡々と走り続ける。なんだかそれだけで楽しい。福岡と大阪と岐阜と神奈川の、本来であれば知り合うようなこともないはずの4人がこうして北海道の地で一緒になって走る。考えてみれば不思議なことだけれど、今の時代は本当にシームレス。壁がない。時間も場所も関係なくこうして繋がることができる時代。だからこうした時間が生まれる。思いがけない出会いと共感と旅の形が生まれる。良い時代だと思います。
美瑛が近づくにつれて機体がどんどん高まっていく私たち。
50mだとか30mだとかの丘をいくつも越えて徐々に標高を上げたり下げたりしつつ、最後に一つ大きな丘を登るとそこには広がっていました。
美瑛の丘陵地帯です。
最高か
もうこんな景色が360度どこを走ってもあるものだから全員テンション上がりっぱなしです。
全員一眼レフカメラを持っているものだから写真撮影が捗って全然進みませんが問題ありません。
THE 北海道!
同じ道を行ったり来たりするやつ〜〜!
青いジャージが爽やかこーへーさん。
写真撮影をしては移動し写真撮影をしては移動し。
突然のグラベル区間も登場します。本州のそれとは違って、北海道グラベルは空が広くて見通しが良くて路面は優しいのでロードバイク でも走ることができちゃうのが嬉しいですね。しかも距離がめっちゃ長い。これだけでも楽しみに来る価値があるかもしれない。
ぜっけーかな!
#最高のグラベル体験in北海道
アップダウンがあるおかげでこれまた景色がダイナミック!
今こうして思えば天気に恵まれて本当にラッキーだった。実はわたし、今回の北海道遠征にあたっては一度も雨に降られることなく1週間を過ごすことができました。裏そちらの日も天気予報では完全に雨だったけれど、前日に曇り雨に予報が変わって、当日は雨で濡れる地面を数キロメートル先に見ながらのライドだった。昨年のあの雨の北海道を知っているだけに・・・この嬉しさは格別です。
マイルドセブンの丘など有名どころはほぼ素通りだけして、気になるところだけをピックアップしてスタンプのないスタンプラリーみたいにテンポよく回っていく私たち。もうすっかり美瑛の夏に惚れ込んでしまったけれど、ここから先は皆の旅路が徐々に別れていきます。
たまさんとはここでお別れです。
たまさんはもう少し回ってから駅へ。
私たちさらに先へ。十勝岳の方向へ向かいます。
ありがとうたまさん!楽しかったです。
最高のお肉体験
「北海道を訪れることとお腹を満たすことは同義である」
とはここ数年、毎年のように北海道を訪れて思い至ったことの一つです。
食料自給率が圧倒的高く、海産物はもちろん内陸部では広大な土地を活かした畑や農地、酪農施設が多く、そもそもポテンシャルが高い土地なのにそこに拍車をかけるようにけーすけさんを始めとした北海道の人は「ここが美味しいよ!」と美味しいご飯どころをどんどんお勧めしてくれるのできっと一生かかってもその全てを回ることは困難であると、最近気づきました。嬉しい悲鳴というやつです。
さて、と言うわけでけーすけさん情報によると向かおうとしている十勝岳へ行く途中にそのご飯どころはあるのだとか。言い忘れていましたが、今日は十勝岳温泉に宿泊予定です。昨日くらいに「そういえばそらちグルメフォンド終わったらどうしようかなあ・・・」って考えて調べているときになんだか色々と良さそうだったので決めました。フィーリング大事!
軽く富良野の街を見た後はひたすら山に向かいます。
つまり登りです。
辛い!普段ならなんてことのないヒルクライムだろうけれど、何せ北海道入りしてから割と脚を使ってしまっている私。いや、まああのハイパーエキセントリックライドが全ての元凶なのはもう分かってる。疑いようがない。昨日の本番日はテンションで乗り切ったけれど、身体の奥にはコーンジュースの缶の奥に残ったコーンの粒のように取れるようで取れない疲労感が残っていました。
でもお肉が待っている!と思うと頑張れます。
がんばりました。
自家製ハム、ソーセージの「ほびっと」さんにやってきました。
ここではその名前の通り、北海道酪農の醍醐味、ハムやソーセージを堪能することができます。
その特徴はその種類。以下の「本日のハム、ソーセージ」の掲示を見ていただければ伝わるかと思います。
もう文字を読んでいるだけでよだれが出ちゃいそうです。中には聞き慣れない種類のものもありますが、せっかくなので十種類くらい入った盛り合わせプレートを注文しました。
人気店らしいですが、幸いにも待つことなくすんなりと入ることができました。
12時前だったおかげかも。
休日のお昼時などは並ぶことも珍しくないのだとか。
さあ、お腹を空かして待っているとついにやってきました。
ご覧ください。
ああ〜〜〜〜!
たまりません。はっきり言ってここまで美味しいハムソーセージ盛り合わせプレートを食べたことがない・・・。こんなの食べたら普通のソーセージじゃ満足できない・・・・くそう・・・北海道め・・・平気で人の上限を更新してくる・・・・。
ノリと勢いでカレーを追加で頼んだらものすごい大盛りで流石にお腹がいっぱいになってしまったと思いきや自転車乗りが3人集まれば平気で平らげてしまう罠(こーへーさんがめっちゃ食べる)
いやもう最高でした。ここ。もしまた旅行で来ることがあれば絶対に立ち寄りたいスポットの一つです。多少遠回りしてでも。
ヒルクライム
さて、ここからさらに登ります。
現在標高350m程度ですが、ここから獲得標高で言うと1,000m程度登ります。
えっ、マジか???
十勝岳温泉美瑛線から一本東に逸れた裏道を行きます。正直、脚がもうほとんど終わってるけれど、でも登るしかありません。だって今日の宿は一番上だもの!(なぜそんなところにしたし)
けれどまあ登りということはご褒美が待っています。そうとは限らないこともありますが、今回はちゃんとご褒美がありました。
向かう先に見えているのは
十勝岳の山々です。今日はあのあたりまで行きます。
美瑛川を越える。
絶景。まるでそう、上高地のような抜けの良い景色。気温も過ごしやすく半袖でも大丈夫。夏の北海道、昨日まで岩見沢にいて、さっきまで美瑛にいて、今はこうして山に向かって・・・。自転車旅の可能性、景色との距離感、五感の価値、いろんなことを感じながら進んでいきます。
結構、活発。
平気でこんな坂がどんどん現れる。体力がじわじわと削られていく。
でもその分・・・
良い景色!!
なぜか一瞬だけゲリラ豪雨的な雨、だったけれどちょうどトンネルがあってめちゃくちゃラッキー。
3分くらいの雨宿りをして問題なくリスタート。つくづく天気に恵まれている。
夏の日差し。
斜度も平均8%程度になって、見る見るうちに景色も変わっていく。標高の上昇を数字ではなく景色で感じることができる良い道・・・。
それにしても流石の北海道。平気で地平線が見渡せるのだから。
標高1,000m 位置する混浴天然露天風呂。脱衣所もないし洗面、シャワーの場所などもありません。ただ脱いで入るだけのシンプルな温泉。せっかくなので立ち寄ってみんなで入っていきました。3人ともそこそこの疲労感だったので温泉、最高でした。無色無臭の石膏食塩泉で浸かった後は明らかに脚が軽くなっていた!!大自然の中にポツンと掘られた露天風呂で自然との一体感が半端ない。けれど手入れもされているようでそこそこ清潔感もあって訪れる価値ありだと思いました。ヒルクライム中に秘境温泉という組み合わせも面白い'`,、('∀`) '`,、
さて、ここまで来たらようやくメインの通りとしては峠でダウンヒルですが、私と天パさんはここから宿までもう一息です。
こーへーさんとはここでお別れです。
地味にキツイ
まあ時間的にも余裕があるけれど・・・脚にはそんなに余裕がない・・・
絞りだせ・・・っ!
ペダルに体重を乗せろ・・・っ!!
ヒ〜〜〜
天パさんもハイパーエキセントリックライド一緒に出たはずなのにタフ・・・小径車でなんでそんなに走れるの??北海道に来る小径車乗りはなんでそんなタフなの???
歯を食いしばりながらもようやくゴール!!
カミホロ荘さん!!
お世話になります。十勝岳温泉ということで当然温泉付き!一泊二食付き!だけどめちゃ安かったです。落雪注意の注意書きが北海道らしい。
なぜかフロントロビーにバイクラックがあって笑ってしまったし、飾ってある自転車がマニアックすぎて謎。
いやこれは・・・マニアック過ぎる・・・( ´゚д゚`)
温泉もいただいてお待ちかねの晩ご飯で総合優勝です。
野菜たっぷりお肉たっぷりで嬉しい限り・・・・
失った体力を回復するぞ!
焼くぞ焼くぞ〜〜〜
ありがとうありがとう・・・・。
こうして長い長い1日が終わりました。
終わってみれば大した走行距離でもないけれど、中身が濃かった・・・・。
今朝は岩見沢のホテルにいたのに、今はこうして十勝岳温泉、標高1,200mの宿にいる。
明日はどこにいるんだろうか。
続く。
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