【タイヤ】グラベルキング35C Panaracer GRAVELKING35C SK 長期レビュー&新色パープルの紹介

神楽坂つむり

PanaracerのGRAVELKINGを使い続けてもう数年。

購入当時に軽くレビューしてみたけれど、改めて長期間使ったうえでのインプレ記事を書いてみようと思う。

あと先日リリースされたグラベルキングの新色も導入してみたのでその様子も紹介!

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アースカラーやマット調のフレームにめちゃくちゃ似合うやつだ・・・・。
さて、グラベルキング自体は随分と長いこと愛用している。


後よかったらこちらも。
実はパナレーサーと同じケーシングを採用しているコンパスサイクル。
レビューも通じるところがあるかと。

 
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私が愛用しているのはグラベルキングの35C TLCチューブレスコンパチブル。
重量は実測で382gでした。
もちろんチューブレス運用。
グラベルキングは絶対チューブレスで乗るべきだと思う。
チューブドと比べて乗り心地の良さ、転がり抵抗の軽さが、段違い。



まさにグラベルキング

グラベルキングはその名の通りグラベルを走破すること、グラベルを制覇することを得意としたタイヤ。
実際にこのタイヤでグラベルに突っ込み続けてきたけれど、
走り抜けるために大事な要素である

グリップ力、
耐パンク性能、
軽快さ

バランスがめちゃくちゃ良い!
どれか一つだけが突出しているのではなく、トータルパラメーターが平均以上に高い感じ。
 

チューブレスレディであることを最大限活かしている作りだと思う。
人によって違うけれど、チューブレス運用にして、一番気持ち良いジャストマッチな空気圧を見つけることが出来れば極上の乗り心地は約束されたも同然。
ちなみに私は35CのグラベルキングSKを2.8気圧で乗ることが多い。
これより空気圧を上げると挙動がちょっとピーキーだし、これ以上下げると野暮ったくなる印象がある。
 
センターとサイドのトレッドパターンはいわゆるブロックパターンと呼ぶにはどちらも控えめだけれど、タイヤ全体の変形とトレッド自体の食いつきそのものでグリップしている感じ。パナレーサーお得意のしなやかケーシングのおかげだろうか。


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耐パンク性能

・・・これの評価って難しい。
耐パンク性能とはつまりパンクするような場面で仕事をしてくれるかどうかだけれど、仕事をしてくれた時はパンクをしないからそもそも認識が出来ない。
だから評価の仕方としては

「パンクをせずに走り続けた距離」
「パンクの少なさ」

というなんともふわっとした話になってくる。
500kmパンクしなかったらE、1,000kmパンクしなかったらD、2,000kmパンクしなかったらC、みたいな評価基準があったらみんなで評価しやすいんだけれど。
「パンクしないよ」と言う言葉や評判を信じるとしたら、それはもはや言葉そのものと言うよりも、その言葉が誰の口から出ただとか、どれだけ多くの人から聞かされただとか、もはや印象のような話にしかならないのが何とも難しいところ。
 
ただ少なくとも事実だけを述べるのであれば、私はグラベルキングを使っていてパンクしたことがない。
オンロードはもちろんオフロードも相当走ってきたけれど。
おおよその数字で言うとオンロード10,000km、オフロード1,000km。

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コンセプト以上の守備範囲の広さ

個人的にグラベル上での評価に負けず劣らず評価できるのがターマック、つまり舗装路上での性能の高さ。

先述した性能、グリップ力、耐パンク性能、軽快さは舗装路上でも生きていて、だからこそのグラベルキングだと思う。
スタート地点からゴール地点までずっとグラベルなんてロケーションは日本にはなく、グラベルライドと言いつつもその実、グラベル区間は全体の2割程度なんてことも珍しくない。つまりグラベルライドとは舗装路も含めて考えるべきであって、そんなときにグラベルキングは舗装路から未舗装路までを含めてカバーするという意味でなるほどグラベルキングという名前なんだなあと思う。
 
そう・・・グラベルに「だけ」特化したタイヤならもっと他に選択肢がある。
単純にグラベル上での性能だけを考えたらグラベルキング以上にグリップが良いタイヤもある。
けれど舗装路から未舗装路までの守備範囲の広さとトータルバランスの高さと言う意味ではやっぱりグラベルキングが最も使いやすいと私は思う。
実は最初はこれを理解していなくってMTBタイヤのようなブロックパターンゴツゴツのタイヤを使っていたこともあるけれど、結局アプローチが重いし、そもそも車体の軽さとのバランスが悪くって、どうにも気持ち良くなかった。
ロードバイクとはまた違った機材選びの観点があるのも面白いところ。
 
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さて、ダメなところも書いておこうと思う。
グラベルキングが不得意とする部分はピュアレーシングタイヤにはなれないというところ。
そりゃそうで、コンセプトがそもそも違う。

グラベルキングでピュアなヒルクライムはしたくない(できなくはない)

刺身包丁でステーキを切って「切りにくい」って文句を言うのはそもそも使い手の認識不足、知識不足に過ぎない。
なんのためのラインナップかを理解することが出来れば、幸せになれるはず!



新色がめちゃくちゃカッコいい

そしてこのタイミングで発表されたグラベルキングの新色ラインナップ。
めちゃくちゃ攻めてる。
ありそうでなかったカラーリングで、昨今のグラベルフレーム、シクロスクロスバイクによく似合いそうなカラバリ。

私は迷わずパープルを導入した。GT GRADEのカーボン地、差し色をグリーンと色調、トーンがよくマッチしていると思った。

以下、写真でイメージが伝われば幸い。

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COOL ...





     

 
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