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【しまなみ海道自転車旅】本州から再び船、島、船、島、再び。【竹原〜大崎上島〜とびしま海道】

神楽坂つむり

島旅, 山陽, 聖地巡礼, 自転車, 写真, ロングライド, オフ会,
知らない天井だ。
 
カーテンの隙間から漏れる光がちょうど顔に降り注いできて眩しかったけれど、それは今日も朝から晴れであるということの証明だと思うと、気分が良かった。
 
ここは広島県、竹原のとある宿。
旅の3日目が始まる。

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かとせんさんも起きていた。
旅の朝、いつも一人だから誰かが側にいるというのはなんだか新鮮だった。
さすが旅慣れているから、旅の準備もとてもスムーズだ。こういうペースが実際に合う人というのが実は貴重だったりする。
 
私はどちらかと言うと、準備も撤収も最速で済ませる方だからどうしても急かすような感じになってしまうのだけれど、実際のところは別に待つという感覚でもなく、単純に空いた時間は空いた時間で楽しんでいたりする。
 
今日の予定はいけるところまで行こうというか、一応ざっくりと行先は決まっているけれど、どこで終わるかは決めていなかった。
確定しているのは最終日であること。家に帰る日であること。
だからちょっと名残惜しいな、とこの時は思っていたけれど、夕方にはもうお腹いっぱいになって充実感に満たされたまま帰ることになる。

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いくぞ〜〜〜〜。



いきなりだけれどフェリーに乗って大崎上島へ向かうことに。
大崎上島と言うよりは、その先にあるとびしま海道が本当の目的地と言うかメインディッシュではある。そのための渡り島。
 
駅前にホテルを取っていたから竹原港までは5分もかからなかった。
最後に竹原の町並みを再度軽く観光した後にフェリー乗り場に向かったけれど、思いのほか時間が無くて(というより切符を買おうと思ったら前の人がものすごい時間がかかってしまって)乗船すべりこみギリギリセーフ!だった。
 
まあ乗り遅れても30分も待てば次のフェリーが来るのだけれど・・・

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しばしの船旅!

と、言っても瀬戸内海における船旅と言うのは長距離路線を除いたらそれこそバスみたいなもので多くの航路で30分も乗っていれば次の島に到着する。すでに見えている島に移動するだとか、バスみたいにいくつもの停留所としての島を繋いでいくもの。


大崎上島にも20分ちょっとで到着した。



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さて、今回はこの島には用事がなかった。
先述したように渡り島としての立ち寄りだったから。
もちろん単体で巡っても良い島なのだけれど・・・何かを得るためには何かをあきらめなければならない。
 
次のフェリーの時間を調べると、まあまあギリギリだった。
急ぐ必要はないけれど、あまりゆっくりしすぎると乗り遅れる程度の持ち時間。
というわけで、そんな感じで進むのだけれど、これがまあいつも通りと言えばいつも通りだけれど思いのほか見どころが多くてずるずると・・・・


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こういうところでいちいち止まっちゃうんだな!


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かっこいい・・・・。


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で、最後は帳尻合わせの愚直走り。
思い返せば昨日から一度たりとも真面目に走った区間がなかったことにこの時気付いた。
ちゃんとロードバイクらしい走り!
 
結局、さっきのフェリーと同じようにギリギリ到着した。
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ギリギリすぎて笑う



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さて、このフェリーもだいたい20分ちょっとだったと思うけれど、多島海の中を突き進む航路でまあとにかく景色が良い!THE瀬戸内海の風景の中を、穏やかに包み込んでくれるような海の中を、ゆったりと船は進む。甲板からそれを眺めているだけでなんだか幸せな気持ちになるのだから単純だ・・・。
 

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甲板の上をうろうろしたり写真を撮ったりおやつを食べたりしているうちに小長港に到着した。
そういえばこの流れ、完全にたまゆらの聖地巡礼である。
だってこの後に訪れるのは御手洗地区。たまゆら一期を見たことがある人ならぴんと来ると思う。
作中でぽって達がフェリーに乗って島に渡るのはこれが最初。


それにしてもこうしてフェリーを使って島を巡ることが出来るのは本当に魅力的だと思う。自転車とフェリーの組み合わせで島をたくさん巡ることが出来る場所なんて世界中に見てもここ瀬戸内海が最もそのインフラ、道路環境、アクセスと言う意味では整っていると思う。実はみんなそれに気づかないだけで、ツールドフランスのような絶景の中を走るだとかとはベクトルが違うけれど、でも同じくらいに魅力的で評価がされても良いと感じる。
 


ここは江戸時代から昭和の初期にかけて建てられた民家やお寺、商家が立ち並ぶ風情のある街並み。
国の重要伝統的建築物群保存地区に選定されている。
 
御手洗地区は私は訪れるのは5回目・・・くらいだったかな。
うん、5回も訪れておいて未だに楽しいんだからもしかしたら記憶喪失なのかもしれない。
それか単純なのか。きっとそうだ。好きな場所は何度訪れても好きだし、楽しいって思う。
 
御手洗地区は自転車で巡るには狭いけれど歩いて巡るには広い。
歩いてゆっくりと観光するなら2時間くらいあると良いかしらね。小京都、という表現はこの場所に当てはまるようで実は全然当てはまらないと私は思う。それぞれの建物はもっと背が低いし、道路幅ももっと狭い。まるでミニチュア、作られた箱庭のような雰囲気がこの御手洗地区には漂っていると思う。



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元々狭い土地に庄屋や茶屋、住宅、船宿、神社仏閣、その他生活用水路、小路を全部突っ込んだから、そこはもう迷路と言ってもいいくらい入り組んでいて、網の目のように張り巡らされた路地裏歩きができる。
路地裏好きにはたまらない場所だと思う。

個人的に感動したのはここのある建物の中では伊能忠敬さんが書いた日本地図の人物が保管されていること。
私が歴史上最も尊敬する人物、伊能忠敬。
人生50年とされていた当時においてまさに50歳になろうと言うそのタイミングで日本全国を歩いて測量士日本地図を作ろうなんてある意味馬鹿げただが偉大な業績を残した彼のその行動力には脱帽せざるを得ない。

そんな偉大なる地図をこうして目の前で見ることができるなんて。
これだけでもこの場所に来たかいがある。

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突然始まるたまゆら聖地巡礼

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うーん、雰囲気ある!

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ここは後で気づいたけれど


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このシーンの場所ですね。ちなみに左の建物の中に伊能さんの地図が展示されている。





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むしろ早く走れるのか???


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とある商店の前ではお店の子供たちが縄跳びをして遊んでいた。横を通り過ぎようとすると元気な声で「こんにちは!」と声をかけられた。当たり前なことなようだけれど、都会の公園ではなかなか出くわさないシーンだなあと。というかこのシーン、そのまんまたまゆらじゃねーの!と思った。

縄跳び何が得意なの?と聞いてみると「3回連続飛ぶやつ!」って言って実践してもらったらてっきり三重飛びかと思ったら単純に3回連続飛んでから得意げに笑って見せた。あの子の言ったことは間違いじゃないし、私が勝手に捻じ曲げて解釈しただけだった。なんてことないことだけれど、なんだか大人になってしまったなあと感じた。


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この水色の建物も象徴的。オランジーナのCMにも出てくるとフォローさんに教えていただいた。
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コマンタレブー!
よくよく見てみると瀬戸内海の美しい海をたくさん見ることができる。
実物はもっと綺麗だよ!

ここの時計店もとても印象深い。
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たまゆらカットより。11時40分に意味はあるんだろうか?



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気持ち良さしかない!


さて、昨日、一切補給食を取らずに100km走った私たちだけれど、勉強をしない私たちはこの日も補給食と言う概念を欠落させたまま進むことになる。
ので、もうお腹が減ってしまった。というわけでいい感じのお店を見つけたから迷わずに凸!
こういう時のお店センサーだけは割と有効に働いてくれて、今回のお店も大当たりだった。

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お店の人も含めてもう雰囲気が島時間としては最高で、こんなところで余生を過ごしたいなあ・・・


と思わせてくれるものだった。

ゆくゆくは移住計画、本気でありかもしれない。


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おそろしいことにこの時点で私たちは満足度が高まりすぎて、昨日からの蓄積があると思うけれど、帰れるものならここから帰る勢いだった。
けれどさすがにここはまだ大崎下島、とびしま海道の入り口の入り口。
しかるべきところまで走らないと輪行することができない。


というかまだ今日30kmも走ってないでしょ!
 

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と言うわけでとりあえずとびしま海道を走り抜けて本州を目標に再スタート。
再スタートしてからもまあこれが良い景色の連続で進んでは止まり進んでは止まり・・・。
 
寄り道もし放題で・・・・


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なんてことない看板ですらロケーションが最高で・・・


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橋を渡るだけでも気持ちが昂ったり・・・



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すれ違うサイクリストに

「この先に桜が咲いているよ」

「見ごろだよ」

と教えてもらったり・・・

 


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広島の隠れた名所の一つ。
とびしま海道、上蒲刈島の県民の浜にある河津桜。
見事な咲きっぷりだった。

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海を眺めたり・・・。

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写真撮ってばかりで進まねー!

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萌・・・・・。


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私の大好きなお好み焼き屋さん「きしな」さんでいつもより気持ち1.3倍くらいのボリュームの呉焼を食べて・・・



本州に再び帰るころにはもうウイニングランのような心境だった。
一体どれくらいの島を巡ったのだろう。
どれくらいの海を眺めたのだろう。

もうお腹いっぱいだ。
思い残すことは、何もなかった。

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ここを!ツーリングの!ゴール地点とする!

というわけで広駅から輪行して広島駅へ。
私はそのまま新幹線でサクッと帰宅。
大阪までたったの1時間半だった。隣町みたいなものだ。

終わってみれば・・・短いようで長い旅だった。
瀬戸内海の全部と、一緒に旅してくれたかとせんさんにありがとう。
また一つ、良い思い出ができた。

終わり。



day 0
・大阪市内の大国町駅でかとせんさんと合流
・夜の大阪を抜けて南港まで自走
・南港からオレンジフェリーに乗船し新しい船室にテンション上がりつつ就寝



day1
・6時に東予港に到着
・今治まで朝焼けの中を観光しつつ走行
・いよいよしまなみ海道へ
・大島、伯方島、大三島、生口島、因島、向島と渡り、走る
・本州へ到着、尾道観光
・尾道から竹原まで輪行でワープ
・たまゆらの聖地巡礼をしつつ竹原観光をしてお宿で一泊

【しまなみ海道自転車旅】春の瀬戸内海を駆け巡る旅の1日は竹原で休息を。【生口島〜尾道〜竹原】



day2
・竹原から大崎上島へフェリーで移動
・さらに大崎下島へフェリーで移動
・御手洗地区の観光とたまゆら聖地巡礼
・とびしま海道をひた走る
・最後は広駅から輪行で帰宅









    
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