【フェリー】大阪から小豆島へ日帰りで自転車ツーリングする場合の現実的な行程をまとめてみた。
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前回のしまなみ旅を終えてすっかりほくほく気分だった私。
何はともあれ私が現実的だと思ったプランを紹介すると以下の通り。
自転車,
写真,
機材紹介,
ロングライド,
近畿,
輪行,
島旅,
山陽,
四国,
「やっぱり瀬戸内海は何度訪れても良いな・・・」
なんて物思いに耽りながら次はどこへ行こうと思いながら紙の地図を眺めているとふと目についたのが小豆島。
うん?小豆島か・・・
そういえば瀬戸内海にありながらもまだちゃんとは走っていないな・・・・
行くか・・・!
と言うことで久しぶりに小豆島へ行ってきた。
天気予報を見てみるとこの時点での明日しか晴れマークがついていない。
せっかくなら泊まりも考えていたけれど仕方ない。日帰りでプランニングしよう・・・。
と言うことでそこで色々と調べた結果をまとめてみた。
おさらいとして小豆島は香川県にある離島です。
たまに「小豆島って何県?」って疑問を見かけるのはきっと岡山県と兵庫県が対岸から睨みを聞かせているせいだろうか。
でも実際に島内を走ると「讃岐うどん」のお店がやたらと多いので香川県です。
間違いない。
つまり最終的なアクセスは「フェリー」と言うこと。
それだけならシンプルなんだけれど、そのフェリーの港が実に6箇所もあるのだから大変。
・小豆島のどの港から入るか
・逆にいえば本州側のどの港を使うか
・そもそも小豆島のどこを回るか
・右回りなのか、左回りなのか、どちらでもないのか
・小豆島のどこから脱出するか
・そもそも四国側からと言う選択肢はないか
・前後の電車および新幹線の選択肢はどうなっているか
もういっそ一箇所にしてくれ( ´゚д゚`)
って一瞬思ったけれどこのアクセスの選択肢の多さが旅のバリエーションを増やしてくれるしいろんな楽しみ方ができるからありがたいこのこの上ない。
そもそも離島としての立地が良いんだよね。
先述した「小豆島って何県?」って言われるくらいに、それぞれの県からの距離が良い感じに同じで。
しかも多島海である瀬戸内海だから航路がそもそも豊富で小豆島を経由しやすい&目的地にしやすい。
本州側の港は4つ
1 兵庫県神戸市神戸港
2 兵庫県姫路市姫路港
3 兵庫県備前市日生港
4 岡山県岡山市新岡山港
四国側の港は香川県の高松港1つだけど、この1つの港から小豆島に向かって航路が4つ(厳密にはジャンボフェリーだけは同じ高松だけど別の港)もあるのだからすごい。
( )内は小豆島の港の位置をざっくりと時計の針の位置で表現しています。
①姫路港〜福田港(13)往復プラン
②日生港〜大部港(12)往復プラン
③神戸港〜(高松経由)〜坂手港(17)プラン
これを基本として多少のアレンジが加わってくる。
④【往路】姫路港〜福田港(13) 【復路】大部港(12)〜日生港プラン ←今回私が採用したプラン
⑤【往路】日生港〜大部港(12) 【復路】福田港(13)〜姫路港プラン
⑥【往路】神戸港〜(高松経由)〜坂出港(17) 【復路】上記④or⑤プラン
もう少し掘り下げるとこのようなアイデアも出てくる。
⑦【往路】上記のいずれか 【復路】土庄港(8)〜新岡山港プラン
視点を変えてみるとこんなプランもある。
⑧【往路】上記のいずれか 【復路】土庄港(8)or池田港(7)or草壁港(6)〜高松〜(特急)〜岡山〜新大阪
フェリーも重要だけれど港までのアクセスをどう捉えるかで大きくプランが変わってくる。
最早
ちなみに最も早く小豆島に上陸できるプランは
③神戸港〜(高松経由)〜坂手港プラン
で神戸港を夜の1時に出て小豆島の坂手港に朝の7時半に到着する。
つまり6時間半、フェリーの中で過ごすと言うことである意味体力的には一番きついかもしれない。
早起きしなくて良いけれど、前日の夜から移動を開始するから時間的な移動コストは最も高い。
でも料金的には安いし、こんなに早く小豆島に上陸できるなら、
丸々1日使って満喫するもよし
だし、これは結構現実的だけれど
午前中で楽しんでお昼ご飯食べて昼過ぎには撤退するのもよし。
日帰りプランとしてはむしり大いにありだと思う。
サラリーマン的休日でもいけそう。
体力は使うけれど旅した感はめちゃくちゃ出るはず。
帰りだけ他の復路のうちのいずれかを採用すれば、体力的な消耗も抑えられるはず。
金曜日の夜の23時くらいに家を出たら翌朝の7時半には小豆島にいる。
こう書くとどうだろう、結構魅力的な気がしなくもない。
今回も私、ギリギリまでこのプランにしようか迷った。
結局、夜は家でゆっくり寝たかったから後述のプランにしたのだけれど。
最速
当日の朝に大阪を出発するとした場合のプランで最も速く小豆島に上陸できるプランは
②日生港〜大部港
で日生港を7時半に出て、小豆島の大部港に8時半に到着するプランだけれど
残念ながら日生港に7時半にいると言うのが非現実的。
調べてみると新大阪から日生駅まで始発で向かっても駅に着くのが8時20分で全然だめ。
14km遠くなるけれど播州赤穂駅まででも7時49分到着でこれもだめ。
28km遠くなるけれど相生駅なら新幹線が止まるから(日生港から最も近い新幹線駅もである)ワンチャンあるかもしれないけれど相生駅到着が6時45分。
輪行を5分で解除したとして、28kmを40分で走ると言うのが非現実的。
つまり日生港プランは崩壊する。
(もちろん車or自走だったら解決できるけれど今回はあくまで輪行を主としたプランニングとしている)
となると次に矢が当たるのが
①姫路港〜福田港
で姫路港を7時15分に出て、小豆島の福田港に8:55に到着する。
プラン②の航路所要時間が60分に対してこちらの航路は100分かかる上にフェリーの発時刻が15分早いけれど、大阪に近い姫路ということで姫路までのアクセスに光が見える。
ちょっとパワープレイになるけれど
新大阪から姫路まで新幹線を使えば29分でワープできる
と言う裏技を使えばなんとかなることが分かった。
新大阪発6時、姫路駅着6時29分。
姫路港発が7時15分。つまり持ち時間は46分。
姫路駅から姫路港まではおおよそ6km。
下車〜輪行解除を10〜15分で終わらせるとして、6kmを20分で移動すれば良いと考えると十分に間に合う計算。
【持ち時間】46分
ー
【下車〜輪行解除】15分
ー
【6km走行】20分
ー
【切符購入】2分
=
9分あまり
実際に走ってみたところ信号も少ないし迷うような道でもないし、この時間だからそもそも空いているから特に障害物となるものはなかった。
その証拠にフェリー乗り場に到着したのは7時ジャストだったからむしろ15分も余裕があった。
朝の5時に起きて9時には小豆島にいると思えばどうだろう。
こう書くと逆に大変そうでもあるかもしれない。
私は「うわ、これなら明日行こ」ってなったし、実際に行ってきた!のでなんとかなると思う。
あえての四国から
ちなみに新大阪から高松までフェリーではなく新幹線+特急でワープする手段もある。
新大阪駅 6時発 新幹線みずほ 岡山行き
岡山発6時50分 快速マリンライナー高松行き
高松到着8時7分。
高松港からは先述したとおり、小豆島のそれぞれの港へ放射状に航路が伸びているから8時7分から最も早い航路のものを選択すれば良い。
ちなみに一番早くて速いのは高松〜小豆島土庄行きの高速船で8時20分発、8時55分着。
奇しくも①姫路港〜福田港の到着時刻と全く同じである。
そうなるとわざわざ新幹線と特急を使ってさらに高速船に無理やり積み込んでまで土庄港に到着するメリットがあるのかどうかが謎。私ならまあ選ばない。一応調べはしたものの・・・。
せめて可能性があるとすれば帰りだろうか。
遅くまで遊んで帰るときに島の南側にいたりして、あるいは四国に上陸して遊んで帰るならばありだと思う。でもせっかくならそのままジャンボフェリーに乗って神戸港まで船で帰ればいいと思う。
少なくとも小豆島へアクセスするのにわざわざ高松まで電車移動するメリットはあまりない。
と思ったけれど、所要時間が2時間7分と言うのは魅力的である。
ジャンボフェリーで帰ると結構時間かかるからね・・・・しかも着くのが神戸港だからそこから大阪市内までのアクセス諸々考えるとあるいは・・・。という感じ。
復路は柔軟に
往路はともかくとして復路はまあ手札さえ用意していればあとは状況に合わせてカードを切ればいい。
実際に旅をしているといろんな事が起こる。
思ったよりも良い景色に出会ってしまって前に進まないだとか
ふとした出会いで縁側でお茶をいただいて話し込んでいるうちに夕方になるだとか
結局帰ることを諦めてしまって民宿にお世話になるだとか
いろんな事が起こる。
だから復路はプランAを用意しておいて、ダメだった場合のB、Cくらいまでを想定しておけば良いんじゃないだろうか、と思う。
私もいろんなところで書いているけれど、その場で調べるというのはもちろん有効。だけれど何を調べたら良いのか分からないのはまずいのである程度の当て感というか、目星はつけておく必要はあると実感している。
というわけで大阪から日帰りで小豆島へ行く場合のプランニングでした。
参考になれば幸い。
ちなみにこの界隈のフェリー会社の該当航路のページもまとめてみました。
両備小豆島フェリーグループさん、四国フェリーグループさん、ジャンボフェリーさん、国際フェリーさん、瀬戸内観光汽船さん、両備フェリーさん、小豆島フェリーさん、応援しています。本気で。
フェリー旅の良さってば本当に唯一無二だと思う。
瀬戸内海の穏やかな海に包まれながら旅をする、それだけで幸せになる。
お気に入りの本を読みながら・・・・。カメラを片手に・・・。
次回は実際の旅の様子をお送りします。
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