【シートポスト】REDSHIFT SHOCKSTOP SUSPENSION SEATPOST使ってみての感想レビュー【PR】
自転車, 写真, 機材紹介, ロングライド, グラベルライド, バイクパッキング,先日Twitter上で話題になっていた例のあれ
REDSHIFT SHOCKSTOP SUSPENSION SEATPOST
を提供いただいたのでレビュー
実際にオンロード、オフロードどちらも走ってみた!


Shockstopサスペンションシートポストの詳細をサイトにアップしました!驚きの快適性をぜひ体感してください。詳細はこちら。https://t.co/Bolad3SqfK pic.twitter.com/VnE3nu9twc
— 北澤 肯 (@alternabikes) February 20, 2020
さて、驚きのシートポストが登場。
思わずTwitterで見かけた瞬間に「欲しい!」と叫んでしまった。
バイクパッキングといえばこの方、北澤さんのツイートだからそもそも期待値が高いのだけれど・・・
Redshiftサスペンションシートポスト入荷!サグ(座った時に沈み込む量)調整もダイヤル回すだけ。僕は62kgなので 2と3の間。乗ってみると段差や凹凸の角が取れて余りの快適さに全身が驚いた!こんなに身体が衝撃を受けていたとは。ロングライドでメリット相当。今年一番の人気アイテムになる事必至。 pic.twitter.com/YV9hy0bat0
— 北澤 肯 (@alternabikes) February 20, 2020
最初はキワモノと思った・・・けれどメーカーを見て納得した。
「REDSHIFTなら信頼できる!」
って。
私の中では定評があるブランド。
何を隠そう、同じブランドのステムを愛用している私。
地面のギャップを越えるときに発生する下からの突き上げが驚くほどマイルドになっているのが体感できた。
決してゼロにはなりえないけれど、カドが取れたような感じ。
まるっとしている。
音で表現すると「ガンッ」「ドンッ」が「トンっトンっ」と濁点が取れるような。
これが大げさな段差じゃなくて小さな段差でも実感できるのが面白い。
最初は正直、違和感があるけれど、10分も経てば慣れてしまって、気づいたらそれが当然のように無意識に恩恵を受けながら距離を伸ばしていた。
redshift shock stop。
速くなるわけではない。
けれど楽しい。
ロングライドがもっと楽になる。グラベルに入るのがもっと楽しくなる。
これはそういうアイテムだと思う。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
インストール
さて、肝心のシートポスト。
構造などの詳しい話は先ほどの北澤さんのTwitterリンクをご覧いただければ分かりやすいと思う。
だからここでは構造的なことよりも単純に肝心の乗り心地、効果にフューチャーして記していきたい。
装着してみるとどうだろうか、元々グラベルロードバイク というのもあってそこまで威圧感はない。
GT GRADEカーボンの美しい曲線と比べると無骨な気がしなくもないけれど・・・
見た目詰まってそうだし、実際に中にはサスペンション構造、バネ、ボルトなどなど入っているせいか、実測重量は543g。
「効果を考えると軽い〜〜」
「そもそも重量があるグラベルロードなどにインストールする分にはさほど気にならない〜〜〜」
的な話もTwitter上でみるけれど、私は単純に「あ、重っ」って思ってしまった・・・。
実際に乗ってみてもそれは感じるところで、普段そこに重量物はない(サドルバッグなどつける時くらい)から違和感があった。
違和感があった上で、気になった上で、重いと感じた上で、「まあトレードオフだよね・・・」と思い至る。
沈み込み調整
シートポスト最下部にはこのようにメモリと何か穴が開いている機構があってここで沈み込み量を調整する事ができる。
付属の説明書に応じて、私の体重(56kg)ならば「2」が適正だったからそれに合わせてから実際に乗ってみると
「何これ気持ち悪い!」「すごい!」
ってもうすぐ分かるくらい、面白いくらいに沈み込んだ。
トラベル量35mmはものすごい。
もう実質フルサスペンションMTBジャナイカ・・・・。
フレームじゃなくてシートポスト単体でその沈み込みをするものだから、最初な慣れないと思う。
ホイールの上下に応じてフレームが上下するフルサスペンションMTBとは違って
あくまで稼働するのはシートポストのみ。
車体の挙動を抑えるわけじゃなくって、Siriに伝わる振動部分のみを吸収するというのが味噌。
自転車の運動性能をスポイルする事なく振動だけを抑え込む事ができる
というのは従来のサスペンションにはない事だからその点においては画期的!
(実はRED SHIFTのステムも同じ感じだったりする)
(同じ事書いた気がする)
サスペンションシートポスト続報。
— ばる (@barubaru24) February 27, 2020
プリロードを一番固く設定して乗ってみた。腰掛けるだけでは全く動かず、段差のみで動く、いわゆるゼロサグ設定。
睨んだ通りオンロードではこちらの方が違和感は無く、美味しいところだけを体感できる感じ。 pic.twitter.com/7dAb3yn98Q
ブルベ界を代表するばるさんのツイートを借りるならば、まさにこの通りで、私も硬めにセッティングしたら違和感がなくなった。
これはまあ好みかもしれないけれど、私も最初のセッティングだったらもうサドル高という概念が崩壊してペダリングするたびにお尻が上下して、ペダリング効率も何もなくなってしまって「これは大変だ・・・!」と思ってしまったもの。
けれど固めにセッティングしたら見事にハマって、ライディングにはしっかり集中できるし、振動吸収はしっかりしてくれるしで、良いとこどりになった。
驚きの振動吸収性能
そして肝心の振動吸収について深掘りすると
全ての段差がフラットになる。もはやハンモック。
大袈裟に書いたつもりが実際にその通りだから困る。
少なくともオンロード上の段差についてはその通りで、普通ならお尻を上げて抜重するところをそのまま突っ込んでしまっても突き上げが気にならない。
・・・・。
突き上げが気にならないじゃないな・・・
突き上げがなくなる。だから気にしようがない、
といったほうが正しい。
だから困ったことに自転車へのダメージが怖い。
フルサスペンションバイクのように車体に対する衝撃を吸収しているわけじゃない。
先述したようにあくまで身体への振動を減らしているだけ。
だからなんだかんだで抜重すべきところはちゃんと抜重しないと機材には悪いですよ、ということ。
それだったらそんなこと気にせずに普通のシートポストで軽いまま抜重した方が良いんじゃ・・・
と言う声も私の中でありつつも
それでもこの乗り心地の良さは悪魔的魅力っ・・・・!
ちなみに私は同社のステムと合わせて乗ったから
これはもうフルサスペンションバイクと言っても過言ではない( ˘ω˘ )
ハンドルに伝わる衝撃も無視できないからね…
お尻も手も超快適です。
その他にも
・チューブレスタイヤ
・GT GRADEのカーボンフレーム
と合わさってもう極上……。
実際に突き上げが皆無で、これは距離が伸びれば伸びるほど、そして路面状況が悪ければ悪いほど、恩恵を受ける事ができた。
・ブルベ人
・ロングライダース
・海外の荒れた道を走る人
・グラベルをよく走る人 #gravel #gravelgrinder #adventuretime
・通勤や通学で毎日街中を走る人(かつ路面が綺麗ではない)
そんな人にはバッチリ合うはず。もちろん重量のことと抜重のことは頭に入れた上で・・・。
取扱代理店は
APIDURA、WOLFTOOTH、Stanton、FIXIT STICKS、PNWなどなど
魅力的なアイテムだらけ。困る。いやあ、困る困る(財布的な意味で)
シートポストに進化を求める人はぜひお試しを。
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