【しまなみ海道自転車旅】始まりのフェリーと蒼天のしまなみ海道【大阪南港〜フェリー〜東予港〜生口島】
自転車, 写真, 機材紹介, ロングライド, 輪行, 近畿, 山陽, 島旅, オフ会,大阪から泊まりがけで瀬戸内海を旅して来た。

終わってみればあまりにも満足度が高すぎて予定の2/3くらいの行程で旅を切り上げた。
あれ以上は蛇足になってしまう。
それくらいに、充実した旅だった。
その記録。
今回はかとせんさんと一緒に旅をした!
関東在住であり普通に暮らしていたらまず私との接点はないだろうけれど、なんやかんや縁あってこうして一緒に旅をすることになった。
実は今までも一緒にツーリングをしたことがある。あれはそう、私が千葉県、房総半島へ行くために神奈川から三浦半島経由で走った時のこと・・・・。
その時の記事↓
ちなみに今回の瀬戸内海旅の様子をかとせんさんも記事にしている。違う目線での同じ旅をぜひご覧いただきたい。
まだ荒サイでタイヤ消耗してるんですか?????????ハァーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!せとうちツーリング withつむりさん(1/3)
旅路
この日は竹原がゴール。
東予港
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今治
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しまなみ街道縦断
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尾道
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竹原
もうめちゃくちゃ満喫した!
旅の始まり

かとせんさんは新しいホイールを装着しての旅。
何を隠そう私から譲った例のXentisホイールだ。
ホイール売りますツイートする
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) February 22, 2020
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売れる
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送料高い
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一緒にツーリング行く話があった
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じゃあ合流するときにホイール渡してその場で装着してスタートしたらよいのでは?
↓
「「それだ!」」 pic.twitter.com/ZFijSd8kE7
送料を節約できるし発送の手間もなくなるし一石二鳥じゃんよ'`,、('∀`) '`,、
彼は関東から飛行機で遥々やって来た。
伊丹空港からモノレールで千里中央駅へ。
そこからさらに御堂筋線で一気に南下してもらって大国町駅を合流地点に指定させてもらった。
私もバスと電車を乗り継いで大国町駅まで輪行。ランデブーした後は夜の街を南港まで走って、例のオレンジフェリーに乗船して四国は愛媛県東予港までの船旅を大いに楽しんだ。
その時のことはこちらの記事にまとめている。
ええと、正直東予港に着くまでにすでに結構コンテンツ力が高かったというかそれなりに楽しんでしまった感は否めない!
でも、でも・・・
私たちの旅はまだ始まったばかり。
輪行して合流して大阪市内観光してフェリーに乗船して船内泊して天気予報はど晴天で・・・
ってもうテンションが上がらないわけがない。
東予港に到着。朝の6時。まだ慌てるような時間じゃない。
というかこれだけ早いお陰で、全体的にめちゃくちゃ余裕がある。
それにしてもこの日の夜には広島県の竹原にいるなんてやっぱりなかなか実感が湧かなかった。
今回は宿も予約しているし、時間的にも距離的にもむしろ余裕がある。でも現実味がない。
距離を抜きにすれば、船から降りてまだ四国にいるという現実が、竹原を随分と遠い存在に感じさせてしまっているようだった。
サクッと輪行解除。なんやかんやでこういうちょっとした作業含めてサクサクっとスピーディに終わらせることを大事にしている私。浮いた時間は少しでも楽しみに回したい。
準備ができたら・・・
いよいよ出発じゃーい!
愛媛県を行く
オレンジフェリー、ありがとうありがとう。
気がつけば朝日が登り始めていた。この時間にこうして知らない土地を走るのは久しぶりだ。
思えば昔は今よりもっと知らない土地が多くて少しでもたくさんの道を走ろうと躍起になっていたと思う。少しでも早く起きて早く出発して・・・だから今よりずっといろんな時間のいろんな景色を眺めていた。
もちろん、今はまた違う楽しみ方ができている。
あの頃は良かった、ナンテ言うつもりはない。あの頃も良かった。
BIG ROCKY.
二人で今治方面へと突き進む。
しまなみ海道を走るのが目的・・・なようでいて、実のところ単純に旅をするのが大好きな私たちだったから、今回の旅はあらゆるところで足を止めてまくっていたように思う。
例えばこんな景色が少しでもある事がわかったら、気持ちよく30km~/h巡航をしていても迷わずに停車する。こう言う共通認識と価値観がある人と走るのはとても心地よい。
ビューティフォー・・・・・。
朝陽が差し込んで町がどんどんと明るくなっていく。
その様を肌で感じる事ができる喜びと言ったら、無い!
ただのコンビニ休憩中ですらついシャッターを切ってしまう。
旅をしていると、珍しく無いことでも、特別なことのように思えてしまう。
さて、せっかく今治まで来たのだから、特にかとせんさんにも見て欲しい場所があったから案内することにした。
いつだったか・・・あれはそう、今治に泊まった時に、夕方、少し時間があったから散策しているときに偶然見つけたのが今治城だった。
思い出した。
たまごんとうどんバトルした日のことだ。
今見返してもはっきりと思い出せる。コンビニの片隅でパンクしたタイヤを直そうと頑張っていたあの背中が・・・。
今治城で私が一番好きなのがこれ。
15トンもあると言われている巨大な岩です。
周りの積みかたもただひたすらに魅力的ですが、なんと言ってもこの迫力。
実際見てみると本気で大きい。一件の価値あり!
このお城はここだけじゃなく、至る所に美しい石垣を見る事ができるので石マニアにはたまらないスポットであることは一部界隈の間でも有名な話。
2月も終わりということで春の気配がここ愛媛県にも。
自転車旅って四季を感じるのにこの上ない手段だと思う。一年中思う。感じる。
ちなみに今治城はこうして・・・
場内まで自転車で入る事ができるのも嬉しいポイント。
実際に天守閣の下にはサイクルラックもあるのだから驚き。サイクリストウエルカムな城と言うのも全国的に珍しいけれど、しまなみ海道が近いと言うこともあって、多くのサイクリストが訪れるのかも。
前菜としては贅沢すぎる魅力満点スポット。
森酒店さん。この辺りで最高にクールな建築物。
しまなみ海道入り
四国へ上陸して2時間ほど。
あれこれ立ち止まったり写真撮ったりしながらもようやくしまなみ街道の入り口、来島海峡大橋にたどり着いた私たち。
ただしここにも我々の行く手を阻む障壁が・・・・
うーん、仕方ない!こればっかりは仕方ない!
何を隠そう猫好きな私たち。
実際に猫飼ってるしね。これはもうね、止まらずにはいられないと言うか、先の予定がなかったらここに居座ることもやむなしな猫空間だった・・・・最高・・・・。
いろんな種類の猫が・・・・
もふもふ・・・・
心を鬼にしてこの場を後にした( ´゚д゚`)
いやあ、こんな罠があるだなんて・・・。
かっこいい重機を眺めたりしながら・・・・
いよいよ来た・・・・・!来島海峡大橋・・・圧倒的存在感っ・・・・・!
天気が良すぎて笑うしかない。
そして下を見れば・・・・
この青・・・・瀬戸内海ブルーはいつも僕たちの心を癒してくれる
どこまでも青い海と空とこの多島海。
朝の光がこれまた良い感じに差し込んできて、彩度がとてつもなく自分好み。
ふとこう言う景色に出会える事があるからやっぱり旅はやめられない。
狙っても出会えない。でも出かけないと出会えない。
今!この瞬間!その景色にどうしようもなく感動してしまうから旅はやめられない!
そんな感覚、いつも一人で味わうけれど、今回は二人旅。
これもまたいつもと違う感覚。
その場で共有できる、共感できるのも、楽しいってことに気づかされる。

朝陽を浴びながら
ブルーラインに乗って進む。
その見所だらけの島は・・・
道中、現れるのは村上水軍のかつての居城。
もう見るからにね、難攻不落ってはっきり分かる。
あんなところ攻められるわけがない。瀬戸内海にあって、こんな多島海の中にあって、この周囲だけものすごい潮流。モーターボートならまだしも、手漕ぎだったあの時代に攻め入るのは・・・と言うかそもそも味方も辿り着けるのかすら疑ってしまうほどの流れ。
左から右に、画面全体がずずずっと動いているような流れ方だった。
それにしてもよくあんなところに資材を持って行って居城を築いたなあ・・・・。
そんな潮流を横目に
まだまだ進むぞ!先は長い。長いけれど、ゆっくりと。マイペースで。
そういえばフェリー船内で朝ごはんを食べたっきりだったことに気づいて、そろそろ休憩!
伯方島の道の駅にて!
ここまで来ると時間帯もあってか随分とサイクリストが多くなってきた。
売店でいただいたミカン大福をまずは駆けつけ一口。
激ウマ!!
続いてかとせんさんが「日本一美味しい」と熱弁するソフトクリームがこちら
はかたの塩ソフトクリーム!
確かに!これの美味しさは!格別だった。
甘さとしょっぱさとコクがなんかもうものすごい高次元バランスで成り立っている感じ。
うん。これは冬でも食べるべき来たら絶対食べるべきこれを食べに来るべき。
腹ごしらえをして海を眺める坂つむりと化した。
気持ち良いねー
良いねー
誰!?
となったのは広島県の三次から来られたというサイクリスト集団。
「もしかしてつむりさんですか?」とお声をかけていただきました。もしつむ!
せっかくなので記念撮影しようということで並んだら皆さんジャージのPR圧がすごい'`,、('∀`) '`,、
よく見るとYCCという英語で「やまなみ街道サイクリング同好会」の略なんだとか。
思わず調べてしまったらHPがありました。
やまなみ街道ってあれだ、尾道から松江まで続いている結構ハードだけれど原風景を楽しむ事ができる良い道。
私もかつてしまなみ海道でオフ会をした後に出雲まで旅した時に通った事がある。
もう6年前のことで我ながら時間の流れにしみじみ。
焦ることはない。ただしみじみ。
それにしても当時はエーリカハルトマンの痛ジャージを着ていたのか私・・・・'`,、('∀`) '`,、
EMT!!EMT!!!
・・・・。
・・・・・。。。
旅は続く。
橋、かっこいい。
道路、綺麗。
j
こうロケーションが良いと何を撮っても絵になるからずるい。
あと語彙力がどんどんなくなっていくのを感じる
「すごーい!」
「やばーい!」
程度の言葉しか交わさなくなってくる()
「やばいよね〜〜〜やばいやばい。」
そしてたどり着いたのは生口島にある「しおまち商店街」の中にある自転車カフェ
「汐待亭」さん。
自転車カフェということでお店の前にはずらりと自転車が。
ちなみにお隣には「VIA」さんがあるのだけれど、この季節は休業中。
もう少し暖かくなったら再開されるのかな確か。私はこちらのお店にお邪魔するのは初めて。
店内も素敵空間が広がっていたけれど、とりあえず腹ごしらえでいただくのは
レモンカレー!
そう、瀬戸田といえばレモン。レモンといえば瀬戸田。この辺りはレモンが名産品。
レモンにちなんだメニューがいろんなお店で楽しむ事ができる。
レモンカレーにレモンラーメン、レモンコロッケにレモンジュース・・・。
疲れた体に大変染み渡る美味しさでした!
店内に自転車ラックがあるので盗難の心配もなく安心(そもそもこんな島で盗難の心配も何もない気がするけれど・・・・)愛車がでも室内にあるのは嬉しい。
そしてこのお店には看板猫がいる。これはポイントが高い。
ずるい!猫はずるい!
「ジジって言うんだよ〜!」とお店の子供が教えてくれました。
ジジ、可愛い。
ジジの背中写真で一旦区切り。
まだまだ続きます。
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