【大阪〜和歌山串本260kmライド】ちょっと自転車で大阪から和歌山まで走ってきた【ルート、装備紹介】
自転車, 写真, 機材紹介, ロングライド, 1day, 近畿, ノウハウ, 輪行, キャノンボール,
先日は勢いのまま自転車で大阪から北上を続けて金沢まで走ってしまった・・・。

自転車,
写真,
機材紹介,
ロングライド,
1day,
近畿,
ノウハウ,
輪行,
キャノンボール,
なんというか、無性にロングライドをしたくなる時期というのが自分の中にあって、ちょうど今がその時みたい。
ということでまた勢いのまま走って来ました。
「前回は北だったから次は南へ走ろう」
大阪から南に走り続けると自動的にそれは本州最南端を目指すことになる。
和歌山県の果ての果て。
串本町。

いざ!
大阪から本州最南端(和歌山県串本町)までの自転車ルート
ざっくりと今回のルートを紹介するとこんな感じ。
走行距離256km
獲得標高2,934m
走行時間9:42:54
平均時速26.5km/h
経過時間11:10:05
グロス平均時速23.2km/h
出発時刻5:00
到着時刻16:10
先日の金沢ライドに比べると
距離は30km短いのに獲得標高は2倍です。
そのくせに峠らしい峠はほとんどありません。
つまりアップダウン地獄。
ただそれだけです。
もうほんとシンプルに、そう。
あ、それと通過する都道府県の数が金沢の場合は
大阪、京都、滋賀、福井、石川でしたが
今回は
大阪、和歌山
和歌山長すぎ問題(しかも串本から先、三重県までまだまだ続きます。)
他の場所にも書いたことがありますが、紀伊半島舐めてかかると死んじゃう・・・。
個人的には日本中、最も厳しい半島です。
あの伊豆半島一周と良い勝負ですが、本気で一周しようと思うと伊豆半島や能登半島が可愛く見えて来ます。距離的な意味では下北半島もやばいんですけれどね・・・。
詳細行程
場所 距離 スタートからの経過時間(休憩含む)
大阪 0km 0:00
↓
高石 26km +1:06
↓
岬町 62km +2:40
↓
和歌山市 75km +3:10
↓
有田市 100km +4:10
↓
御坊 135km +5:38
↓
田辺 175km +7:15
↓
すさみ町 206km +8:30
↓
串本潮岬(本州最南端 実質ゴール) 250km +11:10
↓
串本駅 256km
●全体像
海沿いです。
大阪湾を出たら太平洋を見ながら走ります。
本当に終始海を眺めていました。
晴れた日にはもう目ん玉が青くなるんじゃないかっていうくらい青成分を吸収することができます。
後半は国道42号戦というルートがメインになってくるので、迷うこともほとんどありません。
以下に記載しているルートは国道42号線以外で「あ、ちょっと迷いそうだな」とか「ここは走りにくいな」とかそういう扱いにくい箇所をピックアップしてみましたのでご参考までに・・・。
●大阪から和歌山へのおすすめルート
これが結構迷います。
インターネットで調べても色々出て来ますが、個人的はこのルートがベストだと感じました。
もちろん走る時間帯も肝でして、私は自宅を5時に出たので、おおよそ大阪を脱出するまではいわゆる交通量的には相当少なかったです。例えば信号待ちをしていても車が一台、止まる程度です。
まずは一番ややこしいように見えると大阪市内は実はシンプルでひたすら谷町筋を南下しましょう。
「谷町筋を南下」です。
うまくいけば大阪城、通天閣、あべのハルカスという大阪三大名所を見ることができる大阪観光満喫ルートでもあります。
交通量は多いものの、他の筋に比べて信号が少なく、道路が広く、逆走自転車も少ないので比較的ストレスフリーです。もちろん飛ばしても意味がない区間なので鼻歌まじりにやり過ごす区間です。
大和川を超えてからがややこしいです。
というのも大きな筋があるわけでもなく、似たような雰囲気の道がたくさんあって逆に迷うというやつですが、ここでおすすめなのが「旧26号線」です。
26号線でもなく湾岸線でもなく、ここです。
境阪南線、泉佐野岩出線とも呼ばれる区間です。
他の区間は道路は広いものの路肩が狭かったり、自転車通行不可の高架があったりと地図上では走りやすそうだけれど実際は走りにくいという罠があるので要注意です。
もちろんこの道路も100%良いというわけではなく、早朝に走ったからということもあります。が、狭いながらも自転車レーンが引かれているのは大きなメリットだと思います。
ちなみに泉南あたりの私が通ったルートは奇跡的に走りやすい路地を見つけました。
もはや言葉で説明するのが難しいので、走ってみたい方はストラバ からログデータを持って行ってください。
もう大型トラックに怯える必要はありませんでした。
●岬町から和歌山市内へ
岬町以降は大阪〜和歌山を代表する峠、孝子峠を越えてクリアーです。
ダウンヒルはちゃんと注意すれば大丈夫な程度です。
荒れている部分が少なかったのはさすが動脈といったところでしょうか。
和歌山市内から海南はうーん、ここもニュートラル区間です。
距離的には縮めるのが難しいというか、選択肢が少ないです。
逆にいうと迷うようなところもあまりなく、面白味もあまりない。
時間があれば雑賀崎や加太に絶対に立ち寄っていただきたいところです。あそこは本当に良いところ。大阪から日帰り圏内にあって優しい海の空気を感じることができる癒しの空間、なので。
●有田川〜由良〜湯浅
ここはちょっと変則的なルートを取りました。
というのもこの辺りでそこそこ交通量が増える時間帯になって来たので、車を嫌っての回避コース+どうしても行ってみたかった集落があったので迂回しています。距離的には実はほとんど変わらないのですが、最短を目指すならば愚直に42線を走ることをおすすめします。
良い景色を見たい方にはぜひこちらを・・・・。(坂は余計にあります)
●御坊以降
国道42号線で海沿いを走るだけ!以上!
注意点、気づいたことメモ
・補給所は結構ある。コンビニはローソンが一人勝ち。海鮮が美味しい定食屋さんも結構あるのでグルメ的にも最高。
・後半に道の駅がやたらと多い。温泉もあり。ツーリングするには良い環境。
・前後ライトは必須。常時点灯推奨。
・トンネル多い。
・とにかくアップダウンが多いので機材は軽い方が良いと感じた
・時折大型トラックが通るので譲る精神で
・紀伊本線がずっと隣にいるからエスケープは容易
※本数少ないのと、電車なのに移動時間は相当かかる
・海好きにはたまらない景色の連続
装備
結局のところロングライドの装備ってもう定番化してるところがあるので、基本的にいつも通り。
●自転車
フレーム :ECO謹製TADAクロモリフレーム
フォーク :EASTON EC90SLX
ヘッドセット :ChrisKing NoThreadSet1-1/8",Gold
ホイール :Xentis SQUAD 5.8
タイヤ :コンチネンタルGRANDPRIX5000 700×23c
ハンドル :ENVE COMPACT400mm
ステム :THOMSON EliteX2
バーテープ :Rapha
シートポスト :THOMSON Masterpiece
サドル :Fabric SCOOP SHALLOW TEAM
レバー :SRAM RED eTAP
ブレーキ :SHIMANO BR-9100
Fディレイラー :SRAM RED eTAP
Rディレイラー :SRAM RED eTAP
クランク :SRAM RED 50-34T 172.5mm
スプロケット : SHIMANO CS-R8000 11S 11-28T
BB :SRAM GXP
ペダル :SPEEDPLAY
チェーン :SHIMANO CN-HG901
●その他
フロントライト : キャットアイVOLT800 ×2
リアライト : MOON ARCTURUS AUTO PRO
リアライト : キャットアイ RAPID3 AUTO TL-AU630
ボトル1 : Rapha ブルベビトン
ボトル2 : ツールケース(チューブ2本、携帯ポンプ、予備クリート、工具等)
ログデバイス : GARMIN EDGE530
フレームバッグ : APIDURA (モバイルバッテリー、鍵、補給食、電池、 Kindle)
サドルバッグ : ORTLIEBサドルバッグL(輪行袋、サコッシュ、防寒具兼輪行時用着替え)
ライト2灯装備はロングライドにおいては標準装備。
特に今回はトンネルが多かったけれど、リアライト常時点滅だったので、安心感が段違いだった。
リアライト1のMOONのライトは光量抜群で照度センサー付き。暗くなったら即座に点灯してくれる優れもの。
リアライト2のキャットアイライトはそこそこの光量だけれど単三電池一本で80時間持続(点滅モード)するっていうタフネスさが最高。昼も夜も付けっぱなしで安心。
とにかく存在感アピールは大事。
個人的にはヘルメットを被るよりもリアライト点灯させたり反射材入りのウエアを着る方がよっぽど安全と思うくらいには被視認性は重要だと、特にロングライド時には重要だと感じる。もちろんヘルメットも被るけれど。
ヘルメットは万が一の時に命を守るものだけれど
リアライトはその万が一の可能性をさらに減らすことができるアイテム
だから当然装備しない訳が無い、と最近特に思うのです。
自分のためでもあるけれど、ドライバーのためにも。
啓蒙活動というわけじゃないけれど、私が関わることができる範囲の人はみんなリアライトを昼も夜も点灯・点滅させて欲しいと思うのです。
そして相変わらず役に立つGARMIN EDGE530のルートマップ。
これがあれば知らない土地でも迷うことなく目的地まで行ける!道の選択をする際にわざわざアイフォン取り出して・・・ということが圧倒的に少なくなった。
GARMIN530買おうか迷っている人は早く買うことをおすすめ!という程度には最高です。
次回は実走編をお送りします!
続く。