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【熊本〜大分】ちょっと自転車で秋深まる熊本阿蘇 大観峰ヒルクライムしてきた【2019九州HeavenRide】

神楽坂つむり

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4月にRIDE AID in ASOで熊本をお邪魔した時のこと。

???「12月に九州でヤバイイベントがあるので来ませんか?」
つむり「行きます!(即答)」

と言うことで九州は熊本まで遠征に行ってきました。
軽いノリで出向いたものの、今回も非常に濃厚な日々を送ることに・・・・!
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2019九州HeavenRIDE。

「天国のような楽園サイクリングだろうか・・・」
と初めは思いましたが、話を聞いているとどうやらその真逆の意味合いだったようで
「天国(に召されるか)のような(ある意味)楽園サイクリング」
九州最悪、最恐、タフでコアな秘密のイベントらしく、メディア露出をすることもなく、ただ一部界隈では「え?あれ出るの?( ´゚д゚`)」と心配される始末。

つむり「行きます!(即答)」したことを後悔しつつも、久しぶりに九州の人たちに会えること、知らない体験ができることを楽しみにつついざ九州へ向かいます。



飛行機輪行

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今回はイベント参加で日程が決まっていたので随分と前から飛行機のチケットを予約していました。見かけの料金設定は格安航空に軍配が上がりますが、自転車輪行ともなるとやはりここはJALやANAを使いたいもの。自転車を預ける手荷物料金やダイヤの自由度、快適性などを考慮するとやっぱり大手航空会社は安心。ただ正規料金はやはり高いので早い時期から予約することで随分と出費を抑えることができます。50日前、75日前、その他タイムセールなどもあるので、うまく探すと格安航空並み料金で渡ることができちゃいます。

自宅からタクシーで梅田駅までワープし、阪急電車、モノレールと乗り換えて伊丹空港へ。ドアtoドアで1時間程度でアクセスできるのはありがたい限りです。大型ソフトケースタイプの輪講袋で前後輪を外して逆さまに入れて放り込むタイプなので輪行作業、解除作業もそれぞれ5分程度で完了するのも気に入っているポイントです。着替えやウエア類も全部スタッフバッグに入れて放り込むことで緩衝材代わりに。

daikanbo2-1.jpg自転車、ウエア類一式、輪行袋重量を全て込みでおおよそ15kgでした。今年はこのスタイルで10回ほど飛行機輪行をしましたがノントラブル、機動性も高いので自分のスタイルによく合っていると感じます。

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いざ、大観峰へヒルクライム

熊本空港から阿蘇市内までは車でワープ!と言うのも今回のイベントにお誘いいただいた井上さんと言う方に今回はおんぶに抱っこで至れり尽くせりして頂けました。本当にありがとうございます。こうして空港までの送迎やご自宅でのお泊まりなど、本当に助かりました。熊本の人は総じて良い人、親切な方が多いな、と言うのが私のこれまでの印象ですが、そう間違っていないと感じます。だから好きになるのです。車の中でも阿蘇のことや自転車のこと、その他いろんな話をしていただくことができて、なんだかもう来たばかりなのにどっぷり阿蘇に浸っているような気分。その土地の人と話をすると言うのはある意味で最も素早くその土地に入り込む方法の1つ。

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さて、この日は午後に到着したのでそこまで時間がたくさんある訳ではない、と言うことでサクッと近くで登れそうな大観峰へ向かうことにしました。あの大観峰までサクッとアクセスできる阿蘇のポテンシャルの高さには驚かされますが、羨ましい限りです。車から輪行袋を取り出してこれまたサクッと組み立てて早速大観峰へ向かうことにします。

が、ここで気付きます。「なんか目がしばしばする・・・・」と言うと
井上さん「火山灰です。今日はこっちかあ・・・・」と。

なるほど火山灰!
これぞ阿蘇!
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わずか5分でこれはひどい'`,、('∀`) '`,、

道の駅阿蘇でまずは腹ごしらえをします。
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阿蘇の赤牛丼をいただきました。これがほんっとうに美味しい!
道の駅阿蘇は地元の食材をふんだんに使ったお弁当やプリン、ヨーグルト、ソフトクリーム、野菜、お肉、お土産などなど何でも揃う阿蘇のホットスポットです。場所も良いしここを拠点に旅をすると色々と捗ると思います。情報収集もここでOK!


小嵐山と言う場所をお勧めされたので早速そちらに向かいます。が、どうも今日はそっち方面が風下にあたるらしく、進めば進むほど火山灰の量が増えていく・・・・!
目がしばしばするし、あろうことかネックウォーマーをつい装備し忘れたせいで口と鼻も苦しい感じ。

何はとも晴天の阿蘇。走っているだけで気持ち良い。
外輪山の全てがよく見える。
これを見るたびに「ああ、阿蘇に来たんだなあ・・・」と実感します。

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何はともあれヒルクライム!
大観峰は標高こそ936m程度ですが、阿蘇は平野部の標高がそもそも高いので、意外と簡単に登ることができちゃいます。この日も実際のところは結局獲得標高は500m程度でした。

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ほんの15分ほど登るだけでこの景色。このスケールの大きさが阿蘇の魅力。」

ちなみに阿蘇といえば阿蘇の街を囲むように存在する外輪山が象徴的な存在ですが、私が何度か阿蘇を訪れて走った限り、この外輪山を登るようなルートがいくつかありますが、「どれを登っても楽しい」というのが個人的な感想です。とにかくどこ走っても景色が良い。この草千里に向かう道を今回は「近かった」から通りましたが、実際には他にも仙酔峡や二重峠、俵山峠、小嵐山など、走るべき場所がたくさん存在します。自分の好きなルートを開拓するのが、阿蘇における楽しみの1つです。

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季節は秋。木々は見事に色づいていました。見応えある。

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今回はTADAディスクロード3号機での遠征。リムブレーキ車の2号機ではなくこちらにしたのは言うまでもなくHeavenRide対策です。結果として、これが最低限という感じでした。グラベルロードでもよかったかもしれない・・・・。

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とにかく気持ち良い!の一言。



「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし」

大観峰には過去何度か来たことがありましたが、12月に訪れるのは初めてでした。

「阿蘇は季節ごとに違う表情が見られる」と言うのは井上さんの言葉ですが、その意味を今回とてもよく理解することができた気がします。

その理由がこの景色です。

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ススキが・・・・!美しすぎる・・・・・!


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季節が良かったと言うのもありますし、それと同じくらい天気も良かったし、さらに時間帯も最高だったと思います。
ススキが伸び伸びしているこの12月頭で、天気は文句なしの晴れ模様。幸いにもこちらに火山灰の影響はなく、空は澄んでいてどこまでも青く。夕暮れのヒルクライムと言うこともあり、斜めからの太陽光が被写体を柔らかく包み込んでくれます。こんな状況下であれば何を撮っても絵になりますが、さらにロケーション、ここは熊本県阿蘇市、その外輪山の尾根沿い道。辺りを見渡せば人工物は数えるほどしかなくもちろん都会にあるような雑音は一切入ってきません。ただただ風の音と大気の音が漂うのみ。

さて、こんな環境下ではただただ目の前の景色を五感をフルに使って感じるのみ・・・。
なんと贅沢な時間だろう・・・・。

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あまりにこの世界観に浸りまくっていたせいで気づいたら結構夕暮れ時になりきりつつありました。
流石に真っ暗闇の中ダウンヒルするのは怖いので名残惜しいですが大観峰を後にすることにします。
ああ、本当に、最高に、素敵な時間だった・・・・。

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ありがとうありがとう。。


この日は井上さんご夫婦の他にけいさん、ジョージさんとも合流して一同、前夜祭会場へ。
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これがまためちゃくちゃ楽しく、為になり、繋がりの持てる前夜祭でした。
ああ、なるほど、このイベントの魅力や価値はこういうところにあるんだなあというのが参加する前からなんとなく感じることができました。今回で最後というのが勿体無いと思えるくらいには・・・。

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帰りに温泉をいただきすっかり身体もリフレッシュしたところで再び井上さん宅にお邪魔して寝床をお借りしました。ありがたいことこの上なしです。

さて、明日はいよいよ、悪名高い2019九州HeavenRideです。
たっぷりと買い込んだ丸一日分の補給食をフレームバッグに詰め込んでこの日は就寝。

続く。


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