【高野山】ちょっと自転車で紅葉の和歌山ツーリングに行って来た【龍神スカイライン】

神楽坂つむり

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ようやく紅葉が見頃、各地で本格化と言うことで
いくつもある候補から今回、改めて訪れたいと思っていた場所に行ってきました。

和歌山県、高野山〜龍神スカイライン。
ここの紅葉は、一味もふた味も違うのです!
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実は過去にも同様のツーリングをしたことがありました。


今見返すと機材とか写真の撮り方とか色々懐かしいなー、と。
この時は龍神スカイラインを走り切って龍神温泉方面まで走っていたけれど、今回はちょっと違うアレンジルート。思いつきにしては我ながらめちゃくちゃ満足度の高いルートだったので発想的にも忘れないようにと備忘録。


装備紹介

今回の装備はこんな感じです。

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TADAクロモリディスクロードにも随分と慣れてきました。リムブレーキ車とはやはり同じようにはいきませんが、ペダリングのリズムをちょっと大げさに、ピッチを下げるようなイメージで、脱力ポイントもちょっと遅らせて乗ってやると力強く進んでくれます。サドルバッグには輪行袋と輪行時の着替え兼防寒着、加えてサコッシュやらを。ハンドルバッグには財布や補給食、鍵、イヤホン、モバイルバッテリーなどなど。ジャージのポケットにはなるべく物を入れたくないので分散させて自転車に預けてしまいましょう。

今回は山岳ステージなのでSRAM eTAP AXSのギア比がめちゃくちゃ役立ちました。フロントチェーンリング46-33Tにリアスプロケット11-33Tは今日みたいなコースには最高にマッチします。

ちなみにウエアはと言うと上からサイクルキャップ、ネックウォーマー。モンベルのジオラインMW長袖、Raphaのブルベロングスリーブジャージ、サーマルビブショーツ、dhbのサーマルソックスにハーフシューズカバーという装備。寒い時用にRaphaのインシュレーテッドジレも用意しておきました。加えてフーディニジャケットも準備。今日はこの季節にしては珍しいほどの気温が高い1日で、標高1,000mを超える龍神スカイラインですら、下り以外はグローブなしでも大丈夫でした。本来であればそれなりに凍えていたはずなので助かった・・・・!1日を通して寒暖差が激しいことは分かっていたので、レイヤリングでカバーです。

特にインナーは重要なので複数種類所持しています。ミレー、ミズノ、Rapha、モンベルなどなど。季節とシチュエーションに応じて使い分けることで一年を通して快適なアウトドアライフを送ることができています。(ページの最後に紹介しました)


特急こうやとケーブルカーでワープ

大阪市内から自走することも考えましたが、それだと後半、行きたいところに行けなさそうだったので、シンプルに輪行で現地までワープします。大阪からであれば南海線で一本、なんば駅から極楽橋まで特急列車を使えば1時間30分ほどで移動することができます。

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なんば駅から乗ると始発駅ですし、全席指定席なので輪行スペース的な意味でも確保がしやすくって安心。早起きして駅まで向かってチャチャっと輪行してあとはシートで早起きした分、もう一度仮眠するというのが基本的な私のスタイルです。移動しながら睡眠すれば一石二鳥だよね!ちなみに大阪以外の人に説明しておくと、難波駅となんば駅は別物ですし、大阪難波駅とJR難波駅も別物です。えー、これはもう慎重に調べてください。間違えると明後日の方向に連れて行かれます。実際に私が乗った特急列車の隣に座った外国人の女性は「関西エアポートに行く??」と私に聞いて来ましたが、残念ながら大外れです。次の駅で降りてもらって折り返すように伝えましたが無事にたどり着いたのでしょうか・・・。


流石の道頓堀も休日の朝ともなれば人が少ないですが、所々、夜通し遊んでいたような人たちがいるので油断なりません。

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もちろん最後部座席を確保します。特急こうや号はデッキも割とスペースがあるので無理にこの座席を抑える必要はありませんが、それでも可能ならばなるたけ周りの人の迷惑にならないように。それは他人のためでもあり、トラブルなく旅をする自分のためだったりもします。

輪行も含めて旅と思えば、これはこれで楽しいもの。思えば全国各地の鉄道を、乗り鉄というわけじゃないけれど結構乗ってきたと思う。

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ちなみに極楽橋駅から高野山まではケーブルカーでさらに上がることができます。前回はここから自走したのですが、これがまあきついのなんの!少しでもヒルクライムを楽しみたいのならここで降りてもいいですが、ここを抜きにしても十分に走りごたえのあるコースなので大人しくケーブルカーに乗ってしまいます。南海本線で500m、ケーブルカーでダメ押しの300mほどの標高を稼ぐことができるので、この日のスタート地点の標高は850m程度です。最初から貯金がある状態でのスタートなのでなんだかお得な気分!極端は話、ここまで輪行していきなりダウンヒルをすることも可能です。が、今回はここから龍神スカイラインを目指すので、まだまだ登ります。そう考えると、ゼロベースから登り始めると、この界隈、獲得標高が恐ろしいことになることは容易に想像ができる・・・・。

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ケーブルカーの駅から眺める景色がすでに絶景。ちなみにあの雲の中を登ってきたので、途中は真っ白でした。抜けると青空だったので一安心。


彩溢れる高野山

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見頃っ・・・・・圧倒的見頃っ・・・・・!!
って感じでした。高野山。

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赤、緑、黄色、オレンジ、黄緑、あらゆる色に溢れていました。これはもうタイミングとしては最高・・・・!

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さすが高野山、お寺の数が尋常じゃないくらい多いです。お寺の隣にお寺があるなんて当たり前で、そのどれもが歴史があり由緒があり見応えがあります。が、今回はここで時間をかけすぎると先に進めなくなってしまいますので、ぐっと堪えてつまみ食いしながら先に進みます。そうは言っても1時間くらい見て回ってしまったので、本当は宿泊込みで一日中、見て廻る価値がある場所だと思います。あ、そうか、泊まればよかった・・・・と今書いてて思う私。今度、そうしよう。

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高野山は全体的にどこか静謐な空気が流れているような、そんな雰囲気があります。ただの紅葉観光地、と言うよりもやはりそこは歴史ある世界遺産。総本山の名は伊達じゃなく、数百年もの歴史が紡いできた空気がこの辺り一帯を覆っているような気がしてきます。実際に標高が高くて空気が綺麗と言うものあるだろうけれど。


高野龍神スカイライン

高野龍神スカイライン(こうやりゅうじんスカイライン)は、起点を和歌山県伊都郡高野町奥の院交差点、終点を田辺市龍神村(旧・日高郡龍神村)とする延長42.7km、全線2車線のスカイライン。 和歌山県と奈良県の県境の1,000メートル級の尾根に沿って延び、護摩壇山の近くを通る。(wikipedia)

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と言う事ですが自転車乗り向けにもう少し補足するならば、標高800m〜1,200m程度のアップダウンをこなしつつ、信号も歩道もないワインディングロードを尾根沿いに走る景色は良いけれどそれなりにキツイコース。細かいアップダウン抜きにして平気で普通のヒルクライム級の登り区間(400mアップ)とかが急に出てくるので要注意ですが、まあゆっくり登れば大丈夫でしょう。この日は紅葉シーズンかつ天気も良いのでバイク乗りがとても多かったですが、それでも有名観光地的なところと比べるとがら空きと言っても良いくらいには快適に走ることができます。こんなに良い道なのに途中、サイクリストとは2名しかすれ違わなかったのは、やはりアクセスがかなり悪いと言うか、ここに来るという行為自体が障壁になっている感じはします。実際に普通の日帰り自走ツーリングで組み込むのは非現実的な場所にあるので、やはり輪行、あるいは宿泊は大前提な気もします。


でも、その価値がここにはある・・・!

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本当に暖かくって、ヒルクライムしていると汗ばんでしまいそうに。でもこんなロケーションで汗ばむのは結構命取りで、進行方向がちょっと変わって山の陰になったりすると急に冷え込む、なんてことがこの日もしばしばありました。そこに風が加わったり、下りになったりすると、体感気温が一気に5度程度変わります。そんな時に汗をかいていると汗冷えで一気に体温を奪われてしまうので注意が必要です。具体的には登りではネックウォーマーやグローブを外したり、ジャージのジッパーを開けたりして体温調整します。そして下りに差し掛かるところで再び装備する。正直、面倒ですが、これをきっちりマネジメントするのとしないのとでは後の快適度合いが変わってきます。こんな時には速乾吸収性の高いウエアが役立ちますが、今回はモンベルのジオラインで挑んでよかった。

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街中だったら良いけれど、ここは和歌山県と奈良県の境。標高1,000m超え。最寄りの街ははるか彼方、山の向こう、ということでリスクヘッジはしておきべき場所です。


脇道へ

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撮りたかった一枚。紅葉をバックにシルエット。


龍神スカイラインの象徴的な休憩スポット、護摩山スカイタワーまでは走らずに、途中、「有田川町方面へ」と看板で示された方向へ進路を変えます。普通、こんな道に入るサイクリストはなかなかいないと思いますが、地図を眺めている時にどうしても気になったので思い切って飛び込んでみました。地形図と道を読み解いているだけで相当、見通しや路面状況は悪いことが容易に想像できたので、ダウンヒルと言いつつもここはセーフティーファーストで、位置エネルギーを活かした走りはせずに、ゆっくりと下ることにします。
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この道がここ最近走った中で最も印象的というか、雰囲気と景色が最高でした。和歌山という土地の自然の奥深さ、厳しさを感じるにはこれ以上ない道かと思います。路面状況は悪くないものの、ブラインドコーナーと落ち葉の絨毯の連続。さらに道幅は車一台分程度のもので、森の中、山の中を縫うように下っていくルート。当然、人工物は何もなくただひたすら自然と対話しながら走ります。

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こんな所で例えばパンク、程度ならまだ良いですがタイヤのサイドカットや落車、コースアウトなどしようものなら大変です。少なくとも私が走っている間は人には出会いませんでした。後述する県道に出るまでは本当に孤独なライドで、でもそれが気持ち良くって、久しぶりに「ああ、今私は冒険をしている・・・!」と言うような感覚に陥りました。実際、ここは冒険と呼んで良い険しさだと思います。

続く。

         

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