fc2ブログ

【XDR化】ChrisKing フリーボディを11速からSRAM XDR12速用に交換【ConversionKit】

神楽坂つむり

メイン機であるTADA車ディスクロードのコンポーネントをSRAM eTAP AXSにしたことにより
結果として12速になりました。

フロントダブルなのでこれで2×12=24段変速です。
こうして書くとエントリークロスバイクのようですが、その中身、ポテンシャルは計り知れません。

と言うことで今回はフリーボディ交換のお話。
「えっ、フリーボディも交換しないといけないの?」
その通りです。

12速に伴いXDR専用のフリーボディを用意する必要があります。xdr1.png
xdr2.jpg
と言ってもそんなに大袈裟な話ではなく、フリーボディさえ交換すればOKです。
私が知る限りではアメリカ系のホイールメーカーの多くはすでにXDR専用のフリーボディ単体でのデリバリーを開始しています。DT SWISS,ZIPP,Chrisking,ROLFPRIMA,WHITEINDUSTRY,FULCRUMあたりはもう完組ホイールで出しそうな勢いですね。フリーボディ単体で購入する場合は価格はメーカーによって異なりますがおおよそ1万〜2万円弱でしょうか。決して安くはないですがホイールを丸ごと買い換えることを思えばまあ安上がりです。

IMG_7104.jpg
ちなみに天下のChriskingなのでR45D用のConversionKit XDRと言う名称で販売されていました。しっかりと142mmであることを確認。ちなみにBlack or Silverを選択することができますが、見た目の美しさに加えて汚れや傷の確認のしやすさを考えるとSilver一択です。


IMG_7105.jpg
Kitの中身です。シャフトとフリーボディがセットになっているものを購入。理由としてはこれを機にオーバーホールもしたかったからですが、そもそもフリーボディ単品で販売しているのかは、謎です。もしかしたらあるのかも?そうならもっと安上がりですが、車軸も共通なのかどうかも私は知りません。
ので、シャフトとボディ、丸ごと交換が安パイ。ちなみにクリスキングのシャフトおよびフリーボディの交換は非常に簡単で、使う工具も3mmアーレンキーのみです。抜いて、挿し直す。基本的にはそれだけなので、マニュアルを見なくても作業ができそうですが、クリスキングの場合は、何かしら手を加えるならば必ずマニュアルをチェックした方が良いとは思います。指定が色々と細かいので・・・。


IMG_71088.jpg
動画やマニュアルをチェックしながらの作業でしたが、10分もかからずに作業ができました。次回以降は3分もあれば十分と言うことが分かったので、スプロケット交換含めて将来性、整備性が安心です。

IMG_3663.jpg
ちなみにこちらはいわゆる11速時代までのスプロケットです。みなさんお馴染みの形状ですね。スプロケット内側の凸凹とフリーボディのスプラインが綺麗にはまった上で最後にロックリングで蓋をする構造です。

IMG_71088.jpg
もう一度XDRフリーボディを見てみると、スプラインが1cm程度しかないことが分かります。スプラインの上部にはネジが切っています。スプロケットの内側はもちろんこのスプラインに嵌合するような凸凹とネジが切ってあります。このわずかなスプライン+ネジでフリーボディに対してスプロケットが固定される構造です。使用する工具は旧来のスプロケット回しがあれば問題がないので作業性は対して変わっていません。ロックリングが不要になったのと、フリーボディに対してスプロケットが噛み込むリスクが軽減されていること、フリーボディ自体が軽量化されているあたりがメリットでしょうか。


実際に作業をしてみるとあっさり終わって拍子抜けでした。
実はXDRボディが届くまでは11速のままで自転車に装着して走っていましたが(12速AXSに11速ホイールを装着)やっぱり微妙にピッチが合いませんでした。ちょこちょこっと弄って一昔前のシマニョーロやスラマニョーロ時代のような魔改造がしにくくなっているのはちょっと寂しいですが、ここまでピッチが狭くなると仕方のないことなんでしょう。‪ちなみに12速化してワイドレシオになって分かったことは「ギア比を言い訳に出来ない分、自分の実力を痛感する」です。‬


76867867868.jpg
これでようやく清く正しいeTAP AXS仕様車の完成です。油圧ディスクブレーキ+電動無線変速でもう調整するところがなくなったので、あとは走り回るのみ。シンクロ率を上げていこうと思います。


     
関連記事

Comments 0

There are no comments yet.