【三重県】ちょっと自転車で赤福食べに伊勢へ。最短(最良)おすすめルート開拓【伊勢本街道】
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きっかけはこちらの記事をご覧いただければと思う。
「いいからとにかく赤福だ!」
と言うことで気付いたときには大阪の自宅を出発していました。
行くぜ伊勢!待ってろ赤福!
大阪から伊勢へ向かうルート

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今回私が走ったルートです。
大阪〜伊勢は過去に何度か(多分10回はないけれどそれに近い)走ったことがあるけれど毎回微妙にルートを変えていて、今回はそんな過去の経験を活かしつつ、ベストなルート探索も兼ねて走ってきました。
と言うわけでこれがほぼベストだと思います。
・まず大阪から奈良へは清滝峠を越えます。
・そのままダウンヒルしますが、途中の「高山大橋」を右折します。
→これで奈良市内を走ることなく、桜井ほぼ手前まで南下することが可能です。県道108号線です。しかもこの道、基本的に交通量が少ない、信号も控えめ、川沿い、下り基調と申し分ないルートです。途中に一箇所だけ自転車通行不可の高架に出くわしますが、すぐ横の側道に入れば自動的に橋を越えられるような誘導をされますので特段問題はありません。
・上記の道を走りきると突き当たりますので、そこを左折。県道36号線です。大阪弁風に言うと「この道ズドーン行ってドーン突き当たったら左にギュン」です。この道をひたすら真っ直ぐ、こちらもまた突き当たりまで進みます。途中に国道24号線、普通に走るならついこっちを選んでしまいそうな大きい道路ですが、あえてここを無視して直進します。そうすることで交通戦争に巻き込まれなくて済みますし、美しい田園地帯を走ることができます。

・突き当りを右折し、しばらく南下。すると国道169号線〜165号線につながります。いよいよ伊勢に向けて本格的に東進開始です。同時に山岳地帯の始まりでもあります。
・後は国道165号〜369号線〜368号線の山岳地帯を走り抜けます。信号はほぼないですが補給所もほぼないので要注意。道の駅御杖までくれば後は下り多めです。そこまで頑張ればなんとかなりますが、そこまでは100kmで1,200mアップ程度のコースプロファイル。
・国道368号線を走り抜けた後はちょっと細かい選択の連続ですが、県道150号線、13号線、37号線で伊勢市駅前までワープできます。
全行程152km、獲得標高1,622mとそれなりのコースプロファイルです。
淡路島一周と同じ距離で獲得標高が1.5倍。
琵琶湖大橋以北一周と同じ距離で獲得標高5倍。
数字で見るとそこそこですね。
でも魅力があってまずは交通量と信号が少ない。走りに集中することができます。結果としてストレスなく走れますし、トータルでは省エネ走行に繋がります。
景色、眺望もなかなかで、特に山岳地帯の道は広く綺麗で抜けの良い景色の連続です。曽爾高原が近いことからライダーも多く、「ツーリングしている感」がぶち上がります。
ただ補給だけは気をつけないといけない。桜井までと山岳地帯が終わってからはコンビニがありますが、櫻井を抜けてからの山岳地帯は厳しいです。道の駅御杖、美杉、茶倉の三箇所が主な補給所ですが、その他にはカフェやピザ屋さんが2〜3軒あるのを見かけました。ただ今回はスルーしたので詳細は不明です。
大阪から奈良、桜井へ
自宅を朝早くに出発です。
太陽が昇り始めてちょっと明るくなりだしたかな?くらいの時間でした。多分6時半くらい。
まだ誰そ彼時・・・・でスタートする予定だったけれど、朝ごはんをゆっくり優雅に食べているうちにちょっと時間が押してしまった'`,、('∀`) '`,、
国道163号に乗って清滝峠越え。
この峠は私にとって鳥居みたいなもので、ここを越えると旅の世界に身を投じるような意味合いを持つ。ここを抜けると奈良県に出るわけだけれど、その先には無数の道・選択肢が広がっていて・・・。
旅立ちのときに必ず越える峠ということでいつからかそういう意味合いを持つようになっていた。
高山大橋を右折してからは気持ちの良い直線道路。
さっき越えてきた生駒山脈を右手に見ながら川沿いを南下するごとに徐々に周りの景色も変わっていく。大阪市内を出発して1時間でこの景色の変わりよう、面白い。
ツーリングは景色の変化を観察することにも楽しみがあると、私は思う。
おおよそ50kmほど走ったところで、朝ごはんと補給食をゲットすることに。
今回のスケジュール的には150km程度ということが分かっていたから、この距離だとコンビニ補給は1回で済ませることが多い。
自宅の朝ごはんはパンとチーズだったりシリアル+バナナとコーヒーで済ませて、まずは最初のコンビニまで2時間ほど走ってそこで改めて朝ごはんを食べる。同時に目的地まで持つ程度の補給食を買い込む、というのがいつからかルーチンになっていた。
ピルクルとサンドイッチ、大福餅を朝ごはんとして食べて、
シリアルバー2本、ウイダー系のビタミンジェルを1つ、赤飯おにぎり1つとボトルに水をなみなみと注いでリスタート。これで残り100kmを走り抜けたいところだけれど、山岳地帯なので流石に足りない。道の駅での補給も頼りにした計算ということで。
山岳地帯へ
この日は午後からは暑くなる予報だったけれど、幸いにもちょうど雲が出ていたおかげでまだまだ朝の空気感。気温も25度程度と走りやすく、Raphaのライトウエイトビブショーツにフライウエイトジャージで走ると程よく涼しくて気持ちが良かった。
クロモリディスクロードバイクでのヒルクライムは正直なところ重い。リムブレーキ仕様のTADA2号機とディスクロードの3号機では重量差は1.4kg程になる。ロードバイクにおいてこの差は圧倒的な差と言って良い、けれどまあ比較論であってディスクロードもめちゃくちゃ重いという訳ではない・・・!
と言いつつも同じようにペダリングしていてはなかなか進まないので、ダンシングの体重の乗せ方やペダリングのリズムを変えないと同じようには進んでくれない。ようやく最近その感覚が掴めてきたから今回はそれをフルに発揮して比較的ペースを意識して走ることにした。
おかげで普段使わない筋肉を使って久しぶりに身体がちょっとイヤイヤって言ってるように感じた。
道の駅御杖にて。ここは大阪〜伊勢間の主要休憩地点。
売店、レストランに温泉施設まであります。ベンチに灰皿があるような一昔前の雰囲気。
ここの売店で売っているパンはどれも美味しいのでおすすめです。
今回は左のパウンドケーキがめちゃくちゃ美味しかった。
歴史ある伊勢本街道
ちなみの今回のルートはいわゆる「伊勢本街道」と呼ばれる部分を走る。
これは今のように道路が整備されるよりもずっと前、江戸時代やそれ以前から関西方面から伊勢へ抜けるために開拓された道の一つで、特に大阪〜伊勢間においては最短ルートだったことからお伊勢参りをする参拝客が通る歴史ある道。
今でもこの道を走っているとかつての難所を示す石碑や看板が建っているのは勿論のこと、当時の山の中を抜けるような林道や山道、旧道が残っていて、当時の人々がその足で踏んだ道、見た景色、感じた空気を同じように味わうことができる!
ただそれだけでもこのルートを選ぶ価値があると私は思っていて、随所に推し量ることができるその様子はなんだかタイムスリップしたような感覚に・・・・。
赤福を食べることが目的だったけれど、やっぱり我慢ができなくなって要所巡りをしてしまった。
伊勢に到着!
そして自宅を出発することおおよそ7時間、目的地である三重県伊勢市、赤福伊勢神宮外宮前店に到着!!!
走行距離152km、獲得標高1,600m、走行時間は6時間4分ということで、私の中での基準の一つ「1時間25km」の法則的にもジャストだったので悪くない結果だった。
それもこれも全部赤福食べたい!の思いからで、ああ、赤福は偉大なり。
美味しそう・・・。ジュリリ・・・・。
早速、一口いただきます。
「!!」
えっ、旨っ。
「!!!ズルズルズル・・・・」
「これは・・・飲み物!!」
です、はい。赤福や他の期間限定商品に比べてなんだか・・・・あっさりしています。
甘さ控えめ?すっきりとしていて、でも味はしっかりと赤福で、だからなんだかどんどんいけちゃう。この日はそれなりに暑かったせいもあって(もし赤福氷があったら食べたかったくらい)飲み物のごとく食べちゃう。
口の中いっぱいに赤福独特の小豆の香りが広がり、食べながら食欲が刺激されちゃいます。
お餅は焼き餅ではなく白玉に近いつるりとしたお餅。
赤福餅の餡がないバージョンと言ったら良いかもしれない。
これが3つ入っていて、おかげで小腹が空いているときにはちょうど良いボリューム感になっています。
完食してお茶を飲むともう心は完全に伊勢に舞い戻ってきました。
赤福にはそれを食べると心も身体も伊勢モードに切り替えられる効果があるような気がしてなりません。
150km走ってたった5分で食べきってしまいましたが、もう大満足です。
(ああ、でもおかわりしようか本気で迷いました・・・・それくらい美味しかった・・・・)
「半分の月がのぼる空」的にもやっぱり伊勢に向かうというのはモチベーションが爆上がりするのも大きな要因の一つ。
走っている最中もこんなに良い天気、良い気候の日に伊勢本街道を通って大好きな自転車で走ることができるなんて・・・からの喜びから嬉しくて仕方なかった。
単純な話だけれど、自分に正直であれ、幸せであれるならばそれ以上のことはないと私は思う。
ちなみに忘れてはならないのがこちらのまんぷく食堂。
近鉄宇治山田駅からほど近い少し侘しいショッピングセンター(と言うかアーケード?)の一角にあります。半月作品の中でもある意味聖地的なここにはもう何十回訪れたか分からないくらい。
からあげ丼、最高です。
近鉄特急
一通り伊勢を堪能した後はあっさりと近鉄特急で大阪まで帰ることにした。
近鉄特急 伊勢志摩ライナーの最後尾は輪行するにもぴったり。
この車両は座席も広く快適、それにいつも大抵空いています。シーズン中は知らないけれど。
私が伊勢旅を愛する理由の一つがこの輪行のしやすさ!
近鉄の宇治山田駅は伊勢市内のほぼ中心部に位置していて、その美しい駅舎から建築好きからも人気を集めているけれど、何より大阪までのアクセスが良い。
大阪難波が終点で、私はいつもその一個手前の大阪上本町駅を使うのだけれど、特急列車であれば1時間40分程度、急行列車でも2時間20分程度でワープすることができる。
料金差を考えると学生時代は乗車券のみで乗れる急行ばかり使っていたけれど、最近はもっぱら特急列車で帰ることが多い。輪行しやすいし、わずかながら早くつくし、それに快適だし空いてるし・・・。そういうことにお金をかけられるようになったのは社会人の強みだけれど、でも逆に時間を気にせずに移動できるのもまた学生の特権だと思う次第。
大阪に戻る頃にはまだ夕方だった。
明るいうちに帰ってこられるというのも有難い話だけれど、あと1月もすれば陽も短くなってそういうわけにはいかなくなるだろうか・・・。
思えば伊勢旅は毎回違う季節に行くものだから感じ方が異なる。同じ場所でも時間が変われば違う風景に見える。
だからこそ何度も訪れたくなるんだろうか・・・。
いや、そういうことを抜きにしても伊勢は私にとって特別な場所。
また気持ちが高まったら訪れよう。
終わり。
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