私、神楽坂つむりは自転車に出会い、この世界から抜け出せずにいた・・・!旅のこと、写真のこと、山のこと等を綴り連ねます。

【RIDE&CAMPin鹿児島】バイクパッキングスタイルで巡る鹿児島キャンプツーリングday2【Papicross】

2019年11月24日
2019年9月 RIDE&CAMPin鹿児島 0
知らない天井だ・・・。
と言うよりは知らないテント、いや知っているテントだった。

テント泊でここまでぐっすりと眠ることができるなんて珍しいな、とまず起きて思った。
大抵の場合、夜中に一度や二度起きるのが通常で、つまりこの時はそれほどまでに快適に寝ることができる環境が整っていたと言うこと。
具体的には気温がまず最適だった。暑すぎず、寒すぎず、汗もかかなければ冷えを感じることもない。
今回は昼間こそ暑いけれど夜はそこそこ冷える標高(600m程度)だったからちょっと不安だったけれど、杞憂に終わったようだった。
シュラフは嵩張るから今回はあえて持って来ずにISUKAのインナーシュラフで済ませた。
軽量だし何より嵩張らない。シュラフを一つ持ってくるだけでバッグシステムが一つ埋まってしまうことを考えるとなるべく避けたいのだけれど持ってこないわけにはいかない。
と言うわけでインナーシュラフという選択肢!(たまたまハマっただけで賭けでした)

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キャンプ場の朝、それぞれの朝

テントのファスナーを開けて外に出るともう空が明るくなっていた。時刻は6時くらいだったと思う。
ヒンヤリとした空気が心地よい。肌と空気の接触面が、その輪郭がパリッとするような感覚。
けれど寒すぎない。この季節だけ味わうことができる感覚で、もう一月もすれば半袖じゃあ寒かったと思う。

それにしても随分と結露が激しいようで、モンベルのドームシェルターでほんとギリギリだった。
もう少しひどかったら、気温差が激しかったら、内部まで結露していたかもしれない。
外に出していたものは漏れなく全部びしょ濡れになっていた。
主に自転車と自炊道具だけだから大きな影響はない・・・・。これを見越して昨晩、ほとんどのアイテムをテント内に収めていたことが功を奏した。
参考までに自転車に引っ掛けていたタオルは水に浸けたようにびしょ濡れになっていた。夏〜秋のテント泊はこれに気をつけないと、例えばうっかり自転車にサドルバッグやフレームバッグを付けたまま寝てしまうと、翌朝バッグがびしょ濡れで荷物を入れることができない、なんて経験もある・・・。


みんなもう起きていたようで、朝ごはんの準備が始まっていた。
相変わらず私は・・・起きるのが一番遅い。
もはや諦めているけれど、キャンプにしろホテルにしろ、だいたい一番早く寝て一番遅く起きる。
それでも撤収は誰よりも早いというのが私が誇ることができる数少ないスキルの一つ'`,、('∀`) '`,、

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この日の朝ごはんは超手抜きカレーだった。
アルファ米にインスタントのカレーをぶっこんでお湯を注ぐだけ。これだけでカレーが出来上がるんだから便利な世の中だと思う。
それでもこの日の朝ごはんが豪華だったのは、温泉で蒸した食材が並んだから!
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カゴに昨日みんなで調達した卵や野菜を入れて温泉釜で蒸すいわゆる「地獄蒸し」とも呼ばれる料理で・・・これがまあ美味しいのなんの!
何よりキャンプ飯で蒸し料理というのが嬉しい。どうしても焼きや茹でばかりになりがちだから、ちょっと新鮮で楽しい。


朝ごはんをいただいた後は、みんなが撤収している間にこっそりと温泉をいただいた。
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夜はもちろん朝も温泉入り放題なのがここのキャンプ場の最高ポイントの一つ。
QOL爆上がりにもほどがある・・・。
朝の静謐な空気が流れていた。鳥の声や風の音しか聞こえない、貸切状態の源泉掛け流し温泉で一人湯船につかる・・・。ああ〜〜〜気持ち良すぎる〜〜〜。


温泉を上がってホクホク顔でキャンプサイトに帰ってくるとメカニックサポートカーが来ていた。
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Papicrossさん主催イベントで度々世話になっている鹿児島の自転車ショップさんだ。
なんとこの日はMTBタイプのE-BIKEを試乗車として持ってきてくださっていてちょっとした試乗会も開催された。実際にキャンプ場の荒れたフィールドで乗ってみたけれど、まあこれ反則だよね!
昨日のゲキサカヒルクライムをこれで登れたら絶対楽しいんだろうなあ・・・・そのままダウンヒルもできるしほんと美味しいとこ取りをするには最高の乗り物だと思う。


濡れてしまったテントやグランドシートを乾かしている間に談笑タイム。
このキャンプサイトのなんとも言えないアイドルタイムが大好きだ。


装備紹介

せっかくだから皆さんの自転車の写真を上げておこうと思う。バイクパッキングは同じ装備になることはまずない。それぞれの信念、衣食住に対する考え方の違いが如実に現れるから。

ざっくり紹介です。

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グラベルロードをベースにしたパッキング。前三角全て使ったアピデュラのフレームバッグや、思い切り上に上がったハンドルバッグが特徴的です。

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なるほどこれならドロップハンドルでも荷物の制限がほぼありません。フラットハンドル同様にボリュームを増やすことができるのは大きなメリットでしょう。

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ピュアロードをベースにしたパッキングシステム。トップチューブにテントポールを預けるのは治りが良いのでお勧めです。

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かと思いきやこんな風にサドルバッグよこにテントポールを収納するアイデアもあります。こちらはそもそもベースがMTB好きにはたまらないフレームで、ドロップハンドルカスタムで唯一無二の存在となっています。アメサイドタイヤが格好良すぎる。

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重戦車のような雰囲気を醸し出しています。けれど収まりの良いパッキングでバランスが良いです。

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なるほど拡張システム搭載。ここまでするならベース車両はやはりこれくらいどっしりしていた方が安心ですね。ロードバイク だとここまで載せると腰高になりすぎちゃう。


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強い(確信)


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というわけで全員が全員、異なるスタイル。お互い一緒に走ってテント泊して得るものが非常に多かったです。価値のある時間でした。


霧島茶を堪能

準備が整ったところでぼちぼち出発することに。
この日のゴールは鹿児島市内だけれど、その間にも色々なスポットに立ち寄りながらの旅ということでこれまた楽しみすぎる。

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まずは位置エネルギーをふんだんに使ったダウンヒル。
桜島を遠くに眺めながら、霧島茶畑の合間を抜けて走り抜ける。


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茶畑をいくバイクパッキング集団。最高に絵になります。

昨日あれほど苦労した坂を一瞬で駆け下りてたどり着いたのは地元で愛されているお茶屋さん。

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パンやお茶、地元食材の野菜、スイーツなどを楽しむことができるお店で、なんともまあ良い雰囲気。
どことなく田舎の実家に帰ってきたような安心感がある。
霧島茶をいただくことができるのだけれど、これが本当に美味しい。
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茶葉本来のうまみ、苦味、香り、丁寧に淹れることでここまで際立つとはなんだか普段適当にお茶を飲んでいて申し訳ないと思ってしまうくらい、日常的に口にしているお茶とはレベルが違う。
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さっき駆け下りてきた茶畑を思い出す。
あそこで育てられたお茶をいただいているんだと思うと、なんだかとてつもなく有難いなあと思う。当然だけれど、普段ペットボトルで飲んでいるお茶も含めて勝手に育っているわけじゃない。


鹿児島ローカルな旅は続く

その後も多少のクライムをこなしながらも下り基調の道を走っていく。
に、しても暑い。
真夏といっても過言では無い暑さで、じわじわと体力が削られていく。時折コンビニ休憩を挟んだりしながら、適度にクールダウン、まあ暑いのは苦手じゃ無いけれどね!


お昼ご飯に地元の人に人気のラーメン屋に立ち寄ることに。

これは・・・観光客は絶対にこないタイプのラーメン屋だ・・・。

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鹿児島県民の間では比較的有名と言うか人気のラーメン店らしくって、鹿児島駅あたりの観光客向けのラーメン屋しか知らない私は、何だか新鮮だった。もっとこってりと言うかとんこつ系が鹿児島ラーメンと思っていたけれど、ここのは割とあっさり。
あっさりで塩が効いているものだからこの日の私たちには最高に美味しかった・・・。


ここからは海沿いを走ると言うことで、桜島を眺めながらのめっちゃ気持ちの良い道路が続くのです。
しかも桜島を取り囲むように道路が湾曲しているものだからいろんな角度で桜島を観察できるのがまた面白い。
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鹿児島駅側からの山体しか見ることがないから、こうして横から見るとまた全然違った印象を受ける。個人的にはこっちの方が何だか雄々しくて格好良いと思った。
鹿児島市内に向かえば向かうほどなんだか角が取れてなで肩になって女性的なイメージ。

少し交通量の多いセクションを過ぎた後におやつということで牧瀬さんが連れて行ってくださったのは団子屋さん。


これまた全然知らない名物でした。

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みたらし団子に似ているけれど、味付けはもっと醤油が効いていて、お餅もこのお店は自分のところでついたものをお使いのようで柔らかくてモチモチしていて甘くて美味しい!!
いやこれ絶対このお店のお餅だけ食べても満足するやつ。このタレと相まって極上の逸品に仕上がっていました。

面白かったのがこのお店、立地が海岸線沿いにあって、目の前が道路。
お店の作りは日本家屋というか長屋っぽい雰囲気で、お店のスペースは上がりになっていて、畳や扇風機、座布団、机それぞれのアイテムのおかげでまるで田舎のおばあちゃんの家に帰ってきたような雰囲気だけれど、縁側窓のすぐ向こう側は道路でそこを車が一切途切れることなく列を成している。
どうもこの先の信号と合流のせいで慢性的な渋滞なんだとか。
で、面白いのがよくよく観察していると、その車のドライバーが窓を開けて手を上げる。するとそれを見たお店の方が袋を持ってさっと車まで走って、ドライバーから現金を受け取って袋を渡している。いったいどのタイミングで外の車をチェックしているのか、そもそもこれは予約しているのか、それとも本当に手を挙げただけでサッと来れるようになっているのか、謎が多いけれど、多分これ私が今まで見た中で最も早い「ドライブスルー」でした。
どうやらお土産用としても人気があるようで地元の人はこの渋滞をうまく利用して車から降りることなくこの美味しいお餅をゲットしているようだった。羨ましい!

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最後の方はずうっと桜島を眺めながらのサイクリングペース。こうして見ると、これもまたやっぱり鹿児島を象徴するもので美しいと思うのです。

ここから鹿児島市内まではもう一瞬。
最後のウイニングランを終えてウォーターフロントパークに到着!
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お疲れ様でした!


終わってみればまあ何とも濃厚な2日間だった。
鹿児島ってツーリングするときはどうしたって熊本や宮崎とセットにしたりあるいは屋久島や種子島に目が行きがちだけれど、こうして走ってみると鹿児島県の中には魅力的なスポットがめちゃくちゃ多く点在していることが分かった。今回巡った場所も鹿児島県全体からするとほんの一部なんだけれど、内容がめちゃくちゃ濃厚。景色や景観はもちろんのこと、食文化や建造物、神社仏閣や歴史も見応えがあってこれはまた訪れないと行けないぞ・・・・!と心の中で思った。

最後は鹿児島中央駅から輪行して大阪へ。
4時間弱の新幹線旅だけれど、この旅を振り返るにはちょうど良い時間だった。PAPICROSSのイベントには毎回、名残惜しくなるような仕掛けをされるのです。阿蘇、広島、鹿児島と続いている物語だけれど、次はどこで何をされるのか、勝手ながら楽しみに待っていようと思う。改めて参加された皆さん、牧瀬さん、鹿児島の全て、ありがとうございました。

終わり。




        
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Author: 神楽坂つむり






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