【RIDE&CAMPin鹿児島】バイクパッキングスタイルで巡る鹿児島キャンプツーリングday1【Papicross】

鹿児島県で開催されたPAPICROSS主催の「RIDE&CAMPi鹿児島」に参加してきました。

たった2日間、されど2日間。

終わってみれば大満足だった鹿児島でのキャンプツーリングの様子をつらつらと書き連ねます。

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プロローグ

新大阪駅から新幹線みずほ号に揺られること3時間45分。
数年ぶりに鹿児島中央駅に降り立ちました。

 

前回この駅に来たのは確か・・・・屋久島ツーリングだったか鹿児島からのキャノンボールの時だったか・・・。駅を出た瞬間にその日のことを思い出した。
駅は旅の出発点だったり終着点だったり、何かと印象に残りやすいスポット。
 
この日は前乗りということで牧瀬さんのご自宅に泊めさせていただきました。
牧瀬さんというのはPAPICROSS代表の方で、PAPICROSSは「好き」「楽しい」を大切に、自転車のライドイベントなどを開催。「Let 's have fun Ride Party! 」「サイクリストによる復興支援の新しいカタチ」の実現を目指してRIDE AID projectを主宰されています。第1回 2019/04/13,14 RIDE AID in ASOには私も参加させていただき、この時も半端ない体験をさせていただきました。



 
Day 1

「知らない天井だ・・・」
久しぶりに起きた瞬間に本当にここがどこで今何をしているのか一瞬分からなかった。
まるで一昔前のコンピューターみたいに電源を押してから起動するまでタイムラグがあるように。
 
しばらく経ってようやくインストール完了。
ここは鹿児島で、今日はこれから・・・RIDE&CAMP!
そう思うと急に血圧が上がってきた。ずっと楽しみにしていたイベントだから。
 
鹿児島って何回か訪れたことはある。それなりに回ったつもりだけれど、地元の人から言わしてみればまだまだ。そして今回アテンドしてくださる方は思い切り鹿児島ローカル。グーグルで検索してポンと出てくるような場所じゃない、マニアックな場所、それでいて魅力あるコースという前評判だったから期待しないわけにはいかなかった。
そして事実、その期待を裏切らない2日間だったことを先述しておきます。

 

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鹿児島中央駅前の広場に参加者が集まったのは午前8時。
空を見上げるまでもなく地面に落ちる影を見るだけでも分かる程度にはこの日は晴天で、さらに夏の終わりとは思えないむわっとした空気が纏わりついていた。
大阪より暑いなんて・・・・と思ったけれど、どうやらこの日は全国的に暑かったもよう。
そういえば週間予報では雨、というか台風の心配もあったようだったけれど、そんなことは杞憂中の杞憂だったようで、最後またここに帰ってくるまで天気は申し分なかった。
前回のそらちグルメフォンドの時をふと思い出す。ここ最近の晴れ率がものすごい。「ねえ、今から晴れるよ」と言うまでもなく、すでに晴れている。ありがたいこのことうえない!
 
初対面同士の人が多かった今回のイベントだったけれど、鼻っからお互いにお互いの装備が気になって仕方がなかった。かくいう私もその一人で、集まった5人全員がそれぞれ異なるキャンピングスタイルで大変興味深い。
自転車も違えばタイヤサイズも違う、採用するバッグも違えば荷物の載せ方も違う。みんな同じ場所に向かって同じようにキャンプをするのに、何もかもバラバラ。
 
ロードバイクのライドならまだしも、キャンプツーリングともなると装備が被るなんてことはまずない。衣食住を持ち運ぶキャンプツーリングにおいては、最適解というのは存在しない。あるとすればそれはその人自身の最適解であって、人とは違う。その違いというのは言うなればライフスタイルの違いでもある。その違いが垣間見られるのが刺激的で面白いと私は思う。
 
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というわけで初対面だけれど、話は弾む。
いくらでも聞きたいことがお互いに出てくる。
なかなか得ることができない細かい生の情報は、ただそれだけで価値がある。
 
この日の目的地は霧島温泉あたり。
正確な場所やルートは正直把握できていない。
ただ知らないエリアを走ることができる、今まで走ったことがない場所を走ることができる!そう思うとテンションが上がる上がる!
 

ライドスタート


まずは鹿児島市内を抜けて錦江湾沿いの道へ。
このあたりはごちゃごちゃしていて、こうしてみる分には九州も本州も北海道も大差はない。けれどディティールは違う。その微妙な違いも面白い。


 
海沿いに出ると、鹿児島のシンボル的存在がその姿を現した。
 
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桜島だ。
 
桜島を初めて見たのは大阪南港からフェリーで志布志港へ移動し、そこから桜島経由でえびの高原まで走った時。もう7年以上前のことだったはず。あの時はしょっぱなから噴煙を上げまくっていてしかも運悪く風下にいた私は数十キロ手前から火山灰に苦しめられながら走る羽目になり「なんて迷惑な山なんだ・・・」と悪態をつきながら走っていたと思う。
けれど錦江湾に出てその全貌を目の当たりにした時はそんなことが些末なことに思えるほど、その雄大でダイナミックで美しい姿に感動した。感動した後も桜島島内を走っている最中にボンボン噴煙を上げて地響きに戸惑い火山灰を頭から被る羽目になってやっぱり「なんて迷惑な山なんだ・・・」と再び悪態をついた。
 
その時に比べると今回はなんと大人しい・・・。真っ白な水蒸気を上げるだけで、灰色の噴煙をお目にかかることはとうとうなかった。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ期待していた自分がいるのだけれど・・・。
 
本当に暑かった。
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水分補給が何より大事。鹿児島は湧き水も多く、最悪自販機がなくてもなんとかなりそうな雰囲気があった。

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キャンプライドにおいてはハイドレーションシステムも有効。普通にロードバイクに乗っているだけでは辿り着かない答えだけれど、普段からオフロードを楽しまれているようで、納得。


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適時休憩をとりながら北上を続ける。
海を離れ内陸を走り山岳地帯に入るころにはようやく鹿児島に来たという実感がわいてきた。


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ridecamp-18.jpg道中、ヒルクライムをしつつ立ち寄ったのがとある滝。
これがまあ立派な滝で、「えっ、このレベルの滝がぽんと現れるのか?」と一瞬焦った。
なんとも迫力のある落差、水量、流れ方。岩の削られ方、木々の生え方からして相当な年月が経っていることが見て取れた。


その名を「龍門滝」
龍門滝は、九州南部を流れる網掛川中流にある高さ46メートル、幅43メートルの滝で日本の滝百選に選ばれているそうです。

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いくつものラインがあってかつこの落差、ふと富山県の称名滝を思い出した。「おおかみこどもの雨と雪」のラストシーンで雨と花のお別れのシーン、もう思い出しただけで泣いちゃいそうだ。
 

再びしばしヒルクライムが続く。
全員がフル装備のキャンプ装備だから、早々軽々と登れるものではない。
はずだけれど、皆さん良いペースでした。
なんと言うかサイクリストとしてタフな人たちばかりが集まっていた気がする。と言うよりも、こう言うキャンプイベントに進んで参加するような人と言う時点で、フィルターがかかっているような気がしないでもない。
けれど、イベント自体は初心者にも優しいと言うか、初心者こそ参加する価値があると思う。入門編としてはこれ以上ないおもてなしがあるから。
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こういう写真一枚からでも読み取ることができるキャンプツーリングのヒントがたくさん。
自由、と言うことです。

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なんだか雲行きがちょっと怪しくなってきたぞ、もし雨が降るならばどこか凌げるところに行きたい・・・
 
と、そんなタイミングで到着したのがお昼ご飯スポットである「嘉例川駅」というものすごくレトロで雰囲気のある駅だった。
一目見た瞬間に歴史を感じた・・・・!!

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事実その通りでこの嘉例川駅の歴史は100年を超えるのだとか。
1903年に開設、妙見温泉の入り口でもある当駅は、湯治客が自前の布団を持ち込んで、さらに駅から温泉宿までの担ぎ屋もおり、貨物列車も止まっていたことから賑わっていたという。無人駅になった後もひっそりと人気を集めていたけれど、2003年に100周年を迎え、有志らによる祝賀会では1000人以上の人を集めて、その実績から翌年2004年から走り始めた観光列車「はやとの風」の停車が決定。
登録有形文化財にも登録されたのだとか。
 
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そしてこの駅で大変人気という駅弁をいただけることに!

なんでも「九州の駅弁ランキング」で3年連続第一位になったほどの人気っぷりで、1日100食限定、完売必至、ここ嘉例川駅でしか購入できないということで「幻の駅弁」とも言われている逸品だそうです。

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幻の駅弁!


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そんな嘉例川駅名物「百年の旅物語かれい川」をいただきまーす!
 
たけのこご飯、春巻き、なます、コロッケ、田楽、がねと野菜たっぷり。これがうん、めちゃくちゃ美味しい。
野菜のおいしさ、煮物のおいしさトークに。豚肉の違い、お茶の生産量の話、方言の話、だし文化の違い、鹿児島ローカル話。聞いてるだけで面白い。勉強になるし、食文化そのものに興味がもたれる。

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ちょうどはやとの風が入線してきたので写真に収められた。ラッキーだ。

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ほんの少しだけ、雨が降った。ここで降られたのは運が良かったとしか言いようがない。
看板猫たちも一緒に雨宿り。

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訪れて良かった。
素直にそう思える嘉例川駅。いつか鉄道旅でまた訪れてみたい。

まだまだ山奥へと登っていきます。

続く。
 

       
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