【広島県】夏の瀬戸内海自転車旅 その1 江田島〜とびしま海道
自転車, 写真, 機材紹介, ロングライド, 1day, 聖地巡礼, 島旅, 山陽,島ライドが大好きだ。
海が近いとか交通量が少ないとか、そういった環境的なところもだけれど、
なんというか雰囲気。島の雰囲気そのものが好きで最近はよく島を巡る旅をするようになっている。
というわけで今回は島を巡るツーリングin瀬戸内海。
巡るのだから最低でも5島くらいは抑えておきたい。
ということでコースを考えて実際に走ってきました。
結果から言うと実に10もの島を巡る瀬戸内海自転車旅としては過去最高の踏破数となりました。
今回の旅仕様。
距離を考えると大げさかもしれない。
サドルバッグには輪行袋と着替え。輪行中は私服に着替えたい私、ジップロックに入れた短パンとTシャツも一緒に突っ込んでいます。これで帰りの電車もサラサラ(っ’ヮ’c)
フレームバッグに携帯や財布、補給食やイヤホンなどを入れています。これは夏場特有ですが、ジャージのポケットに何も入れたくないのです。汗かいて蒸れちゃうから。ジャージの後ろポケットには基本的に「何も入れない」のが最近のスタイルになっています。
始まりの地は広島市内にある宇品港。
ここからフェリーに乗ってまずは江田島へ向かいます。
江田島まではわずか30分。
つまり広島は市内から島へのアクセスが抜群に良い県庁所在地の一つなのです。

ちなみにこの日はもっと早起きして山陰地方に旅立とうと思っていたけれど、前日夜遅くまで艦これをやっていたせいでバッチリ寝過ごしました。
由良のレベリングで忙しかったんです!!!!(必死)
という事情もあっての宇品港からの出立となりました。
(自宅から20分で行ける)

この船旅が島ライドの醍醐味の一つ。
船に乗って陸地を離れて離れ小島に向かう。ただそれだけでなんだかワクワクします。
きっとこれは旅をすることの意味合い・・・旅人としての矜持的なものの一つ、
「境界線を越える」という行為を強く意識させるものだからだと私は思います。
特に自転車でフェリー甲板に乗り入れる&降りる時のワクワク感ときたら!
唯一無二です。
船内ではお気に入りのパン屋さんで買ったパンを食べたり、読書をしたり、景色を眺めたりして時間を潰します。この時間も好き。
上陸のアナウンスに合わせて甲板に降りて自転車に跨り、上陸。
いよいよ島ライドのスタート!!
といっても気合いを入れるほどのものではなく、むしろかなりリラックスした状態でのスタート。
だってこんなにゆったりした雰囲気だもの。
まるでFF10のスピラの情景のよう。
あるいはFF8のフィッシャーマンズホライズン。
都会の喧騒とは程遠く、聞こえてくるのは風の音と波の音、鳥の声、セミの鳴き声、タイヤの擦れる音、自分の息遣い・・・・。
これらの音と、
目の前の青い海と空、
潮の香り、
ジリジリと肌を焼く太陽、
全部含めて五感で感じながらゆっくりと江田島を南下して倉橋島へ向かいます。
道中には呉を一望することができる「しびれ峠」があります。
と声を大にして言えるくらい、好きな風景です。
運が良ければ湾内に自衛艦が浮かんでいるのが見えることもあります。
そうじゃなくても大抵の場合は呉の港がバッチリ見えるので、護衛艦や大型タンカーも。
何より呉の街をこうして海から眺めることができると言うことになんとも言えない感情を抱きます。
「この世界の片隅に」を観られた方なら分かると思いますが、灰ヶ峰を始めとする呉を囲う山々や造船工場、呉の街並み・・・・全部含めてほんの数十年前には焼け野原になったと言うことを想像しながらこの地に立つことの意味。
それにしても暑い・・・・
木漏れ日すら涼しさを感じることなく、唯一走っている時の風だけが頼みの綱。
下手に期待するのは危険と判断し、素直に自販機やコンビニにヘルプです。
無理は禁物。
具体的には20km走るごとに500mlの水分を補給する程度のペースで行きました。
その間にもたまに水を買って頭から被ったり、冷却すると有効とされる「首(首、手首、足首)」その他には脇の下や太ももの付け根を集中的に冷やします。
水分関連だけで1,000円以上使うこととなりますが、それで熱中症を防ぐことができるなら安いものです。


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