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【山陰の小京都】津和野の稲荷と温泉に癒される自転車旅

神楽坂つむり

自転車, 写真, 機材紹介, ロングライド, 1day, 輪行, 山陰,
〜前回までのあらすじ〜

私、神楽坂つむりは「道の駅連続定休日芸」をかましてしまい、広島から津和野までの100kmをまさかの無補給で走るハメになりハンバーノックを起こしていたところをフォロワーでTADA車乗りであるリーベさんが迎撃してくださって一緒に津和野観光と洒落込むことになった。

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圧倒的回復

「道の駅 津和野温泉」でようやくご飯にありつけることができた!!
この世は不確かなことばかりだけれど自転車ロングライドした後のご飯の美味しさは間違いない。
いやほんとぎりぎりだった・・・・このお肉ボリュームたっぷりハンバーグを口にしてようやく思考回路も正常に。観光する頭になってきたぞ〜〜〜〜。


ということでリーベさんに津和野を案内してもらうことに。ここ津和野はサイズとしては自転車があれば2時間もかからずに一通り見て回ることができる程度の場所で、とてもコンパクト。
とてもありふれた表現をするならば山陰の小京都、というとだろうけれど、このあたりの地域が果たして山陰なのか山陽なのかも実はよくわかっていない。
小京都、というとそれっぽく聞こえるけれど、京都と一言で言ってもそれはそれはたくさん見所があるわけで有名な嵐山や東山はもちろん、奥座敷である貴船や大原、北山や山科、八幡や宇治などなど例を挙げるとキリがない。
その中でも私が特別に好きな場所である京都伏見稲荷大社系の稲成神社があるということで案内してもらうことに。

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ここ津和野になる稲成神社は正式名称を「太皷谷稲成神社」と言う。京都伏見稲荷大社と同様にもちろん主神は正一位である宇迦乃御霊神様(稲魂の神)で五穀豊穣、衣食住の大祖神様。
鋭い人が気づくかもしれないけれど、ここは稲荷大社の中でも全国で唯一「稲荷」ではなく「稲成」と表記される。
諸説あるらしいけれど昔文献で調べた時には(エピソードは省略して説明すると)願いが成就するように、大願成就の意味を込めて命名されたのだとか。
穀物の色づきを表す朱色の鳥居も含めてここにお参りすればそれはそれは立派な農作物が成りそう。

境内に足を踏み入れるとそこには朱色の世界が広がっていた。
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私たちの他に誰も観光客がいないおかげで、とても静かで、どこか神秘的な雰囲気を醸し出してくれていた。

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風化を感じる。そういえば奉納した鳥居はどれくらいの周期で建て替えられるんだろうか。長く見積もっても20年もすれば朽ち果ててしまいそうな感じではあるけれど。


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境内途中からは津和野の町を一望することができる。
高いところに登るとその土地の特性、地理的な特徴や生活の組み立てが分かるから面白い。

その後は津和野の町をゆったりと散策。
もう今日は走ることもないからね!

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津和野名物の一つである水路と鯉。


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こちらのカトリック教会は全国的にも珍しい畳張りの教会。
ステンドグラスを通して入ってきた光が拡散して鏡に鮮やかなグラデーションを落としている様は一見の価値ありです。

思えば先の稲荷大社を含めて山口県はこう言った異文化と伝統文化のどちらも楽しむことができる場所が多い気がする。幕末維新、その激動の時代の舞台になったせいだろうか。総理大臣輩出ナンバーワン県としての歴史だろうか。昨年、元乃隅稲荷大社や福徳稲荷大社を訪れた時のことをふと思い出した。


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駅前にはD51機関車が展示されていた。
そういえば貴婦人の名で知られる山口県名物のSLやまぐち号は確か津和野まで運行しているんだっけか。
いつか乗ってみたいし、できることならいつか並走してみたいと思っている。
40代くらいになったらバイクに乗ってそういうことをしてみたいと、密かに計画しているのはここだけの話。


リーベさんとはこのあたりでお別れした。
わざわざお越しいただいてありがとうございました。
またいつかどこかで会いましょう。

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その後はまったりと津和野を散策しつつ


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酒屋の窓枠の古さに感動したり


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丸ポストに萌えたり

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とんでもない歴史ある蔵元を見学したりしているうちにそろそろ帰ろうかな・・・・
と考えているときにふと脳裏によぎった。


そういえば津和野には温泉があるらしい。

というかさっきの道の駅の名前がそもそも津和野温泉だった・・・・

もう輪行して帰るだけだし・・・・


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温泉、入りたいです。


というわけで
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再びご飯を食べた場所に舞い戻ってきた私。
なごみの里で温泉をいただきまーす!!!


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!?

温泉で圧倒的回復というか、まあ身体は正直で、めっちゃ眠くなってしまって休憩室で1時間ほど仮眠。
目が覚めた時には結構いい時間だったので津和野駅まで移動して輪行でサクッと帰ることに。
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日本遺産、ということを帰り際に知るなど。


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現代版D51。


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津和野駅からはJR特急スーパーおきに乗車すれば1時間ほどで新山口駅までワープすることができる。
意外とアクセスが良くって、これなら例えば広島からなら2時間、博多からなら2時間弱でアクセスできるということになる。

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乃わつ。


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ちなみに特急スーパーおきの車内には荷物を置くスペースがあって輪行マンには大変ありがたい仕様になっていました。新幹線にもこういうスペースが欲しいと思うのは私だけじゃないはず。

こうして突発津和野ツーリングは終了。
良い一日でした。



     
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