【FRK】2019ファンライド鏡野に参加してきた話【参加レポート】
イベント, 自転車, 写真, 機材紹介, ロングライド, 山陽, 山陰,岡山県は苫田郡(とまたぐん)鏡野町で開催されたサイクリングイベント
「ファンライド鏡野2019」に参加してきたのでそのイベントレポートをつらつらと!
鏡野町ってどんなところ?
岡山県の北中部に位置していて、鳥取県と県境を共有する町。つまり結構北のほうにある。
広島市内から自走で参加した私はそのあまりの遠さにちょっと疲れちゃった。
という程度には奥まった位置にあって、岡山市内からもおおよそ80km程度。山を越えて中国山地の窪みのような場所に位置している。真庭、勝山、津山あたりがお隣に位置するのかしらね。
主な産業は林業、農業で上の写真にあるように至るところに田園風景を見ることができて、中国山地特有の風景と相まって長閑な雰囲気を醸し出してくれる。
今回の遠征で岡山県鏡野町で撮影した自然が生み出した鏡の写真見て欲しい pic.twitter.com/Ce5FXAg9P8
— 神楽坂つむり (@tsumuri_f5) 2019年6月2日
ファンライド鏡野自体は一応企画としては4回目らしいけれど、ここ2回は地震や豪雨の影響で中止になっていたのだとか。つまり実質2回目。3年越しの開催ということで、関係者の方々は今回は無事に開催することができて大変喜んでいらっしゃった様子。
初参加というか唯さんに誘われるまではこのイベント自体、知りもしなかった私としてはお気軽なもので「みんなと一緒に走ることができるならいいやん!」くらいの気持ちでの参加だった。
自宅に届いたリーフレットに「再々挑戦」と言う文字がデカデカと書かれていた理由が後になってわかったと言う訳です。
どうでもいいかもしれないけれどFUN RIDE KAGAMINOだから略してFRKと言うらしい。
FRK!!FRK!!
会場に到着!
スタート&ゴール地点であるかがみのドームに到着したのは朝の8時ごろ。
中は体育館?みたいな感じでかなり広い。
今回のイベントは3つのコースに分かれていて、それぞれスタート時間がずれている。
指定された時間内であれば好きな時間に好きなメンバーで走り出していいよと言うなんとも緩い感じで、変に急ぐ必要がないからとてもありがたいです。
ちなみにコースは以下の通り
・ショートコース
37km
獲得標高382m
・ミドルコース(今回私が参加したのはこれ)
60km
獲得標高984m
・チャレンジコース
110km
獲得標高2,108m
どう見ても山岳グランフォンドです。
本当にありがとう御座いました。
さて、会場に着くといきなりサイクリストに声をかけられました。
それに彼らはスタッフゼッケンを着用していたのでどうやら地元の方らしいです。
どう見ても草むらから飛び出してきたモンスター達です。
本当にありがとう御座いました。
地元の方々で(鳥取の方もいらっしゃったけれど)ボランティアとしてサポートしていただきました!あちらこちらにこの緑のゼッケンをつけた方がいらっしゃって、とても安心できた。
結構な人数が散らばっていたのでは・・・?イベント開催中もいろんな場所で初心者の人やトラブルで困っている参加者をサポートされていました。熟練度高い。
かがみのドーム内で唯さんと合流。
なぜか二人で某メディア撮り。
ゆるゆるっとTADA車あつまれin鏡野が開催されました。
クロモリバイクがこうしてずらりと並んでいる様というのは珍しいらしく結構いろんな方に声をかけていただきました。オーダークロモリバイクはいいぞ〜〜〜〜
そして今回は鏡野商工会の方々にはお世話になりっぱなし!
スタート前にこうして話をしているだけで、ああ、パワフルで元気のある方達だなあというのがひしひしと伝わってくる。
各エイドステーションでのおもてなしでも元気をもらいました!
おやおや、イケメンウィリエール乗りがいらっしゃるじゃないですか。
T.Yusukeさん!どうもどうもこんにちは。相変わらず青くて白くて爽やかです。今日は、こんな格好で走ってましたwww pic.twitter.com/bd250hNLSV
— T.Yusuke (@yusuke_7dmk2) 2019年6月2日
めちゃくちゃ目立ってました'`,、('∀`) '`,、
TADA車乗りのメンバーや地元の方々、その他ライダーの人たちやちゃりん娘の方々と談笑をしているうちに気づいたらスタート時間に。
まあ「そろそろ行きますか・・・・」くらいのほんっと緩いノリで、これがまたちょうどいい塩梅で・・・・。
イベントスタート!
行くぜ行くぜ〜〜〜〜山岳コースだぜ^〜〜〜
うーん、明らかに登り!!
山に向かっていくぞ〜〜〜〜という感じがスタートして早々伝わってくるこの感じです。
決して急ぐようなコースレイアウトでもないですが、我々TADAさんチームはほぼ最後尾スタートだったので、あまり遅すぎてもエイドでの休憩などを考えると・・・
と、そんな理由でもないですがなぜかぶっ飛ばすTADAさんチーム。
いやいやめっちゃ飛ばすやん!
しかも喋ってばっかやん!
体力のほとんど喋りで持っていかれてるやん!
「おい一人逃げたぞ!」
「誰が追うんだ?」
「おいおい容認しちゃっていいのか!?」
「俺が行く」
「どうぞどうぞ」
わいわい賑やかに楽しく山岳をこなしていきます。
こういうイベントは楽しければオッケーなところ、ある。
というかむしろ楽しんだもの勝ち、かな。
自転車だものね。眉間にしわ寄せて走る必要、なし。
第一エイドである越畑エイドに到着!
この時点でおおよそ標高500mくらい。それなりにみんな早起きだったし、スタート時間が遅いというのもあってすでに空腹状態というw
地元のトマト!
これがめっちゃ甘くて詰まってて美味しさの極みでした。
全エイドで出てきたので止まるたびに食べていた気がする'`,、('∀`) '`,、
ハーフバナナ。
エイドの裏手には昔のたたら製鉄場が残っていました。見学可能。
補給を済ませて次なるエイドに向かいましょう!
それにしても、結構な山岳地帯でまだまだ登る。
ファンライド・・・・?ファンライドってなんだっけ・・・・・????
ファンライド鏡野(ミドルコース)より。
— Indigo (@Indigo_77) 2019年6月3日
基本的に走りやすく、途中の山岳が良いアクセントになった良いコースでした。 pic.twitter.com/p7aHECq9nP
割と容赦ない登り区間でメンバーは散りじりに。
このあたりからは何人か足をついて自転車を押しながら歩いている人もいた。
ファンライドとしては厳しすぎるという声もありそうだけれど、でもそれくらいが挑戦しがいがあるという見方もできる。実際にエイドステーションでは坂のきつさについて話し合う人が多かった。
私はインディゴさんと一緒にツーマンセルでヒルクライム、からのダウンヒル。
この区間が結構テクニカルで、でも路面は綺麗で、GRANDPRIX5000タイヤを装着した私に死角なし!ヘアピンコーナーもありつつも楽しく降ることができました。
(ただ初心者の方にはちょっと危険なレイアウト。安全第一で)
奥津温泉エイドではハーフバナナではなくフルサイズバナナが振舞われました!
そしてさっきのトマト、再び。
トマト、終わらない。
おにぎりもいただきました。
他にも梅や塩タブレット、チョコレートなどなど、好きにいただく感じ。
エイドがちゃんと内容考えられてて充実しているのは好感が持てる!
そしてエイド間の距離が程よくって、ゆるっと楽しむにはちょうどいい。
ここ奥津温泉では川沿いに無料のフリーダムな足湯があったので・・・
いただきました!
微温湯に浸かる、という表現がぴったりの温度で、これ以上長湯すると出られなくなりそうだったから頃合いを見て脱出。
したけれど、これが結構足が軽くなって感動。
そういえば書き忘れていましたが、私はこのイベントに参加するために前日230km自走してきたので疲労感がわずかに残っていたけれど、奥津温泉に来る頃にはすっかりと回復していました。
不思議!温泉すごい!
ここが折り返し地点ということでみんなゆっくりペース。
(チャレンジコースの人はまだまだある)
これだけ広い駐車場を支えるとなると運営もしやすいんだろうな〜〜〜と思いながら見てたり。
流石にそのタイプのカメラを担いでいるサイクリストは初めて見た( ´゚д゚`)
謎の温泉スタンド。
100リットルってどうやって持って帰るのん???
同じ青でも全然違う青。
「みんな違ってみんないいよね〜〜〜〜」
「でもみんな自分のバイクが一番と思ってる」
「それな」
「わかる」
「せやろ」
あとはお昼ご飯まで一直線。
もはや走るのはおまけで食べることが目的と化して来ている我々。
いやいやちゃんと走るよ!
その証拠にちょっとした丘を越えるたびにスプリント合戦があったよ!
時折「逃げ」が発生してそれを捕まえにブリッジをかける人がいたり「牽制」が入ったりなんちゃってロードレースの様相を呈していた(なお速度はry
奥津湖の周辺を走る。
ダイナミックな景色。
ちなみにこの国道から一旦湖沿いの道に外れて湖岸道へ左折して降るポイントだけが分かりにくかった。直線と左折看板の設置位置とその内容が意味するところが初見の人には割と「???」状態で実際に道を間違う人が複数いた模様。
運営側に立つならこういうところのケアが必要なんだなあ・・・・と実はそういう目線でのノウハウを溜め込んでいる私としては下心満載で見ていたのでした。
充実のエイドステーション!
そして到着みずの郷エイドステーション。
ここがお昼ご飯エイドということで、食べるぞ〜〜〜〜!と意気込む我々。
そしてそれに応えるエイドの数々。
唐揚げやら
油そば!
これがまた本格的な油そばで、お肉が完全に二郎系のそれだったのには笑った。
普通にお金払ってフルサイズ油そばをいただきたいレベル。
蒸しパンやら。
これは道の駅で買ったアマゴの塩焼き。
なめこ汁、おにぎり、トマト、油そば、唐揚げ、蒸しパンとお腹いっぱいになったぞ!
普段何気なく食べているご飯よりも栄養バランスしっかりしていてショックだった。
ご飯が充実しているイベントは嬉しい。
ちょっと食べ過ぎてお腹いっぱいになって眠気に襲われている人がたくさんいた気がするのは多分気のせいではない(私もこのタイミングでお昼寝したいレベルだった)
その後はゴールまで再び奥津湖沿いを走る。
この道がひたすら長くて綺麗で見通しが良くって、ああ、こんな隠れ名所がこんな場所にあるんだと一人感動してしまった。
全国いろんなところを走って来たつもりだけれど、まだまだ見知らぬ風景がたくさんある。
そのことが嬉しい。まだ新鮮な気持ちで走ることができる場所がたくさんある。
幸せなことだ。
苫田ダムではその造形っぷりに思わず足を止めてしまった。
こういうところで迷わず足を止めてしまうの、完全に自転車旅の癖をそのまま持ち込んでしまっている感じ。
時間は・・・大丈夫ははず!
15:30までに会場に戻ればいい。
なんとも珍しくダムの中を見学することができました。
これは一見の価値あり。
めっちゃ涼しいので夏場の避暑にもいいかもしれない。
スケール大き過ぎて遠近感わからなくなるやつ。
!?
残り5kmというところで、山田養鶏場みつばち農園が最後の最後のエイド。
うーん、まだ食べさせるかと思わず苦笑。
でも、食べる!美味しそうだもの!
さらに駄目押しのソフトクリーム。
いやこんな素敵なボード用意されていたら、そりゃあ買おうって気になりますよ。
私はそばはちみつを注文。
いやほんとめっちゃ美味しかった。
はちみつの甘い香りが疲れた身体に染み渡る〜〜〜〜!
ありがとうありがとう。
そして最後はサクッと下り基調を走って無事にゴール!!
イベントが終わって
参加賞、おかしくない???参加費とのバランスおかしくない???
なぜ1万円越えのGPSサイクルコンピューターが参加者全員に付いてくるんだ・・・・・
さすが冠協賛のキャットアイさん・・・・岡山工場があるだけある・・・・
ありがたいのは間違い無いんだけれど、あまり無茶して来年以降しんどくならないようにね・・・・!
そしてゲストのちゃりん娘さんたちによるジャンケン大会もありました。
私、自分で言うのもなんですがくじ運とかビンゴとかジャンケン大会とかあったら
ほぼ確実に当たる程度には運が良くって今回も
とうがらしの詰め合わせキットが当たりました!
これはまたお礼の意味を含めて別で紹介したいレベルで充実のセットで感動してしまった。
どうやって消化しよう・・・・()
そんなこんなでファンライド鏡野 FUN RIDE KAGAMINOは終わりました。
唯さんに誘われるがままに、誘われなかったら絶対に来なかったけれど
参加して良かったと本気で思える良いイベントでした。
グルメもコースも人も町も程よくローカルでゆるくてでも内容は充実していて
ある意味でこれ以上、何か無理にしてもらうことなく、現状維持のまま(というかちょっと豪華すぎるのでは???)長く続けていって欲しいなあと思えた。
来年以降は絶対参加者増えそうだけれど、タイミングが合えばまた参加したいと思える、ファンライド鏡野でした。
鏡野町の皆さん、関係者の皆さん、一緒に走ってくれた皆さん、ありがとうございました。
一緒に走ったインディゴさんがブログ記事を書かれています。こちらもぜひご覧ください。
フレームビルダーである唯さんのブログも更新されています。
そしてキャットアイさんありがとうございました。
. .
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