【広島】ちょっと自転車で三瓶山まで極寒日帰りライド
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半ば突発的に行きたいと思いついた三瓶山まで走ってきた。
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三瓶山、実はずうっと昔に行ったことがある。
確かあれはしまなみ海道でETTの走行オフ会があって「せっかくしまなみ海道まで行くのだからついでに出雲大社まで走って「いなり、こんこん、恋いろは」の聖地巡礼をしよう!」という今こうして書いてみると支離滅裂すぎるツーリングにて。尾道から三瓶山経由で出雲にたどり着いたんだった。
だから距離的にはまあ問題ないでしょ!ということで往復プランニング。
片道140kmくらいだから朝早く出れば夜の早い時間には帰れるでしょ!
6:00
気温は9度
寒すぎる( ´゚д゚`)
真冬の9度だったらね、いいんですよ。身体が慣れているから。装備もね、そういうつもりだから。
この10月末の9度というのはどうにもダメ。
だってお昼なんて最近は20度あったやん!いきなり寒くなられても困るって!
と言っても仕方ないので諦めてスタート。
何が辛いって広島市内が9度だけれど、これから向かうのは北。
北に向かえばより寒くなる。それはもう自然の摂理。分かり切ってる。暖かくなる予定どこ行ったし。
しかもただの北じゃない。中国山地。
思えば過去のツーリングで中国山地を走る時にはしばしば気温に悩まされた。とにかく冬は冷え込む。下手したら北陸地方並みに冷え込む。大阪の平野部住まいの私にとってはそうそう体感しない冷え込みっぷり。この日も例外ではなく、しかも霧で有名な三次を抜けて行くのだから、太陽の光がなかなか差し込んでくれない!
五里霧中。遠くに見えている信号の先の景色が見えない・・・・・( ´゚д゚`)
こんなものだから当然気温は上がらない。80km地点。2時間半経過。
気温9度のまま。
それゆえになんだか幻想的な雰囲気。
晴れていることが自転車旅においてはもう当然最高の条件なんだけれど、曇り空の中走っているとその分青空とか太陽に対する有り難みが増して、だからと言ってそれを讃えるとなんだか「苦労を好む日本人」みたいで嫌だけれど、どう足掻いても天候には勝てないことは自転車に乗っていると嫌でも理解する。ので、どうせなら楽しもうじゃない。
※ただし寒いのは嫌
赤名峠を越えて気がついたら道の駅赤未高原に到着。
この辺りの景色は印象的で、数年ぶりに訪れたけれど、記憶が蘇ってきた。
そう、尾道から走ると結構長く感じたものだ。上り坂がなんというか、いやらしい感じ。
やまなみサイクリングロード。
しまなみサイクリングロードが愛媛県今治から広島県尾道まで続いているとして、やななみは尾道から島根県松江まで続いている。
同じサイクリングロードだしついでに走りたい!となるかもしれないけれど、難易度が桁違いで、正直こっちはサイクリング感覚で挑戦すると多分、完走できない'`,、('∀`) '`,、
しっかりとした準備が必要で初心者なら朝早く出て休憩も取りつつマイペースで無事に完走できるマネジメントをしながら走らないとこの辺りでギブアップしたくなると思う。
が、残念ながらリタイアする手段はない。鉄道がないのだから輪行することもできない。日本海側まで走りきるか早い段階で引き返すしかないという環境。
だけれど全体的に道路は走りやすいし、景色は良いし、私は好き。
次は日本海まで出て鳥取砂丘あたりまで走ってみたいと思う。
葉も色づき始めている。季節は秋。
さて、ここで同行者と相談。
「めっちゃ寒いけどまじで三瓶山行くの?」
「計算上大丈夫(支離滅裂)」
「帰る頃には確実に真っ暗だけど」
「なんとかなるっしょ!w」
ここで引き返したら200km。
ここから三瓶山まで向かったらプラス80km(と獲得標高が多分プラス800mくらい)
地図上では近く見える。
というか当然のことで進めば進むほど次の目的地が近く感じる。それを繰り返すと、どんどん先に進めるのだけれど、今日は帰らなければいけないから、進めば進むほど復路の距離が伸びる。つまり走る距離が倍増する。10km走ることは20km走ることに繋がるのだ・・・・・。
しかも寒さは変わらず9度でもう諦めつつあるのだけれど、多分日が暮れたらもっと冷え込むぜ旦那・・・・!
先に進むことに。
もうね、行くしかないよね。この時点で260km走ることが決定した。
まあ、無理しなければ大丈夫。
ここからもこの先も二人ともGARMINに地図も何も入れていないものだから、青看板だけを頼りに訳のわけらない山道を走る。(上の写真が一番訳のわかっていなかったときで、でも景色が良いからテンションだけは高い)
全面通行止めの看板があってもヘーキ!だって予定していたルートも何もないのだから。
適当に迂回(プラス10km)
なるほどなるほど八神(で、どこなのここ?
そんなこんなを繰り返して最後は三瓶山への一気登り400mほどをこなして・・・・
(三瓶山はどこからアプローチしても最後の最後で一気に登らされる系の山)
三瓶山周遊道路に到着!
残念ながら青空は広がらなかったけれど、抜けの良い景色でテンションアガル!!
そして寒い!めっちゃ寒い。標高高いから当然なんだけれど、もうね、めっちゃ寒い。
ピナレロチームの格好よさ。なんだかんだONDAフォークは格好よいのよ。セクシー。
いやあスケールでかいです。三瓶山。
この景色を眺めるためにはるばるやって来た甲斐があった。(まだ帰り140km残っていることは置いといて)
兎にも角にもお腹が空いた。ご飯ご飯。
三瓶と言ったら三瓶牛が有名ですね。ちょうどいらっしゃいました。放牧中です。
こうリアルに目の前にすると申し訳なさも溢れてくるけれど、こちらとしても生きなければいけない。綺麗事を言うつもりはない。殺して食べる。せめて美味しくいただきましょう。
山の駅さんべ。三瓶山周遊道路の中でも一番見晴らしが良いと思う。
山を眺めながら地元の食材ご飯を食べられるなんて豪華!
もちろんいただくのは
三瓶牛を使った牛丼!
いやあこれめっちゃ味付けが好みだ。玉ねぎと生姜とゴマで甘く味付けしていて、これがほうれん草、キャベツ、人参とよく合うんだ。ご飯がめっちゃすすむ。京都のおばんざいに通じる味付けでした。ごちそうさまでした。
デザートには三瓶牛乳を使ったソフトクリーム。
どれだけ寒くても高原ソフトクリームは外せない。そういう人生を歩んできた。
では帰りまーす!
ひたすら山の中を走り続けて・・・・
三次で最後の補給をすませて広島市内に帰る頃には19時半。
夏場だったら多分ずっと明るい時間帯だったけれど、流石にこの季節は暗くなるのが本当に早い。
ライト前後2灯装備で無事に帰還。
冬になるとあの山の周りは真っ白になるんだろうか。
刺さるような寒さなんだろうけれど、なぜだろう、冬ならではのキリッとした空気感も悪くない。
季節ごとの良さがあることを感じさせられる中国山地ライド。
ごちそうさまでした。
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