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【バイクパッキング】ダボ穴不要フロントフォークに荷物を積載する方法

神楽坂つむり

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このスタイルでバイクパッキングツーリングをすることが増えてきた。

このスタイルというのは・・・・

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フロントフォークに荷物を預けるというスタイル。
最近ではサドルバッグよりもこっちの方が好きかもしれない。
オンロードであれば大型サドルバッグに荷物を満載して走る方法も悪くない。
実際に私もロードバイクでの旅では後ろ回り、とりわけサドルバッグに荷物を預けてきた。
積載量や取り付けの容易さ、トータルシステムでの軽さを考えるとやはり優秀。
普通のロードバイクが一瞬でキャンプツーリング仕様に変貌を遂げるのだから。

ただ万能ではない。
オンロードで行けたのだからという理由でGT GRADEグラベルロードで同様の運用をしてみると
いろんな不具合が発生することに気づいた。

主に以下の三点だ。
・抜重しにくい
・挙動が安定しない足場では振り子運動に拍車がかかってバランスが取りずらい
・ガレ場の登りでめっちゃ重く感じる

ただでさえ抵抗の多いグラベル。
オンロードでは気にならなかった高い重心位置に重量物があることの不安定さや動きが抑え付けられることの窮屈さが、ことグラベルにおいては結構致命的になることがわかった。


で、あれば解決策は単純で
「荷物を前方の低い位置に動かせば解決するんじゃない?'`,、('∀`) '`,、」
ということで色々製品を試してみた結果の私なりの最適解がこちら。
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YUENIのボトルケージアタッチメント
+
BlackBurn OUTPOST CARGO CAGE ブラックバーンアウトポストカーゴケージ


前者はボトルケージをハンドルやシートポストなどいろんな場所に取り付けられるようにするためのアタッチメント。ネットではYUENIブランドでしか見つからなかったけれど、私は家の近くのあさひ店舗で買った。全く同じ仕様のものがプライベートブランドで販売されていて1,000円/個もしなかったのだから驚きの安さ!
ボトルケージアタッチメントはいろんなメーカーから出ているけれど、これの良いところはまず取り付けられる径が大きい。ハンドルだけじゃなくてこうしてカーボンフォークにも取り付けることができる。固定方法は二本のボルトと対になるナット。当たり面にはちゃんとゴム板があてられるようになっている。もう一つの良いところは本体の素材は樹脂だからある程度のしなりがあってこれが様々な形状にいい感じにフィットするようになっている。ちなみに私のGT GRADEのフォークもテーパー形状だけれど問題なくフィットした。金属製のものだと取り付け部分に傷が入ったりうまいことフィットしないことが多かったけれど、それらの問題を解決するこのシンプルな造りが功を奏したというところ。

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そしてボトルケージアタッチメントを取り付けることができればあとはブラックバーンのアウトポストカーゴケージをと取り付けるだけ。
これはただのボトルケージじゃなく、様々なアイテムを「くくりつける」ことができる優れもの。ぶっちゃけ半分キャリアである。二本のストラップが付属していて、これを本体と荷物に通してバックルにストラップを通してベルトのように固定する。このストラップが秀逸でシリコン素材の滑り止めがめちゃくちゃ滑り止め。固定力は抜群。本体はアルミ製のチューブ構造でちょっとやそっとじゃ壊れそうにない堅牢さは流石のブラックバーン。耐荷重は4kgまでということらしい。

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この組み合わせの良いところはフロントフォークにダボ穴が要らないし、取り付け部分を選ばない。
また脱着に必要な工具はアーレンキー一本だけだし、それに要する時間もカップラーメンの待ち時間程度なのだから嬉しい限り。出っ張りも少ないため輪行するときも外す必要はない。つけっぱなしでもなんら問題がないので私は四六時中、付けたままにしたある。荷物を載せる時だけストラップを使って上の写真のように荷物をくくりつけている。マムートのドライバッグにテント泊で必要な防寒着、反対側のフォークには同じようにドライバッグに自炊道具一式を突っ込んで固定している。

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あるいはナルゲンボトルに水を入れて水分補給ができないグラベルツーリングなんかでも活躍している。水場がないのだから運ぶしかない。かといってハイドレーションバッグを背負いたくない。そんな時でもこの組み合わせのキャリーシステムを運用すれば、安心して未知なる世界に突っ込むことができる。

ちなみに今のところボルトが緩んだり荷物が吹っ飛んだことはない。特にやっぱりブラックバーンのアウトポストカーゴケージは最高の一品。これがなければキャンプツーリングに行けないくらいのマストアイテムになった。目の届く位置だから万が一トラブルがあってもすぐに気づくしね。

実際に走ってみるとまず後ろ回りが軽いことの重要性を改めて実感できる。
路面状況に合わせてしっかりとステーがしなって衝撃をいなしてくれるし、抜重もしやすい。
前周りは全く影響がないと言うと嘘になる。ハンドリングが多少重いけれど、許せるレベル。
つまるところ走りに集中しやすい。機材に邪魔されることなく身体を動かすことができる。これはとても大切なことだと私は思う。

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サドルバッグ、フレームバッグ、ハンドルバッグ、そしてこのフロントフォーク搭載スタイル。
ここまで来れば運べないものはないのでは、というくらいにはパッキングシステムが進化してきた。
想像力と信用できるアイテムがあれば、あらゆる走行シーンに対応することができる。


そろそろ涼しくなってきたしキャンプツーリングシーズンがまた到来した。
こうして記事を書いていると、すぐにでもまた旅立ちたくなるのだから困る'`,、('∀`) '`,、


   
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