私、神楽坂つむりは自転車に出会い、この世界から抜け出せずにいた・・・!旅のこと、写真のこと、山のこと等を綴り連ねます。

【そらちグルメフォンドアフター】岩見沢から西へ 北海道名所巡り自転車旅 【岩見沢〜札幌〜小樽〜積丹町】

2018年05月12日
2017年8月 北海道そらちグルメフォンド 0
前日にセイコーマートで買っておいたサンドイッチを食べながら、天気予報をチェックした。
 
残念ながら明日以降はやはり天気が優れないようだった。

さて、どうしよう。
そらちグルメフォンドで「気持ちの良い景色の中を走る」欲が十分に満たされてしまった私は、もう少し違う景色を求めて進路を西に取ることにした。東と北と南は過去に訪れたことがあるし。

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札幌を経由して小樽を越えて海に出てしまえば、また違った景色が見られるだろうという期待があった。
そのままホテルの部屋で着替えを済ませてビンディングシューズとヘルメットも装備し、愛車をもって部屋を出る。部屋置きをしてくれるホテルの安心感はやっぱり違うな・・・・と実感する。

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さて、グーグルマップで事前にある程度の町ごとの位置関係と距離を把握して来たので今日は余裕があるし、ある意味ではないとも言えることが分かっていた。

というのも距離はそこそこある。

昨日、寝る前にベッドの中で脳内会議をした結果は「せっかく北海道に来たんだし行けるところまでは行ってみよう」というものだった。
岩見沢から札幌、小樽、余市と抜けて最終的には積丹半島を経由して岩内に辿り着くというプランだ。
これなら観光名所を回ることができるし何より海が見られる。北海道に来てから海をちゃんと見ていなかった私はぜひともこの目に焼き付けておきたいと考えていた。


それに積丹半島は今まで一度も行ったことがない。


知らない土地を走るというのは私の中での永遠のテーマみたいなものだ。
そういうこともあって「積丹ブルーを目に焼き付ける」をこの日のメインイベントと位置付けた。


予定通り走れば200kmくらいの予定。
走行時間は8時間、トータルタイムは13時間程度と見積もってスタートした。
北海道の朝ということで寒さを覚悟していたけれど、予想していたよりもずっと暖かく拍子抜けをしてしまった。

過去に北海道を旅していた時は何度想定外の寒さに震えたか分からない。
テントの中でお湯を沸かしボトルに注いで湯たんぽ代わりにしたあの夜を私は忘れない。
この日は半袖でもギリギリ大丈夫という程度で、結局サドルバッグに忍ばせたウインドブレーカーは宿に着いてからの行動着と、帰りの輪行時にのみ活躍することになる。

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曇天と好天が同時に見渡せる北海道ならではの景色の抜けの良さを堪能しつつ、良いペースで札幌まで走ることができた。
そらちグルメフォンドで走ったおかげか身体はすっかりロングライドモードに切り替わっているようだ。
ただ良いペースというわけじゃなく、身体が軽い。
気持ちが良い。
全くのストレスなくただただ目の前の道を楽しめば良い。


道中、農業大学の敷地内を通り抜けるルートがあった。

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広すぎて広さがよく分からない:;(((∩´。ω゜`∩)));:ブルブルッ


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桃鉄で見た!


ちなみに今回のルートは何を隠そう私をそらちグルメフォンドに誘って下さったけーすけさんのプロデュースによるものだった。
アフターライドをしたいと事前に相談を持ちかけたところ、私が期待する以上に詳細なルートを複数案考えて下さった。
普段の私なら自分でルートを考えて(あるいは決めないで)自由に走るところだったけれど、今回はせっかくコネクションが出来たのだしそれに地元の人ならではのプランというものにも興味があったから思い切って頼んでみた次第だった。
結果としてはとてもじゃないけれど自分のアタマだけじゃたどり着けない場所だらけだった。
餅は餅屋というけれど、道も同じようなものか・・・・と一人感動してしまった。

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札幌が近づくにつれて徐々に交通量が増していき、気づいたら周りがビルで囲まれていた。
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この変化、振り幅の大きさには驚かされる。
ここまで露骨に景色が変わるなんて本州じゃなかなかお目にかかれない。
熊本が似たようなシチュエーションだっただろうか。
やや緊張感を持ちながらも街中を通りを抜け、お目当ての場所である北海道大学のキャンパスに滑り込んだ。
私がこの大学を立ち寄る場所に選んだ理由は、日本で最も美しいキャンパスと称される大学とはどのようなものかを見ておきたかったから。
ちなみにその称号を得ている大学はもう1校あり、そちらは私の母校でもある。
母校との違いを見てみたいという好奇心もあった。


さて、冬になると毎年SNS等で「北海道大学内で遭難した」という投稿を目にする。
だだっ広い校内で、しかも雪が積もった結果、そうなるらしい・・・。
まあ冗談半分だろうな、くらいに思っていたのだけれど、実際に足を踏み入れてそのテンプレが決して妄想の上に成り立っているものではないと実感した。

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「広すぎる・・・・」


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どれだけ広いのかというと、ロードバイクによる本格的な周回レースが余裕で行えて、しかもその1周が10km単位というと伝わるだろうか。
ここは本当に大学内か?と疑わずにはいられなかったけれど、日本庭園みたいなところで休憩中に教授と思わしき人に話しかけられたので間違いはないだろう。
紳士いわく「ここはひとつの町ですよ」という台詞にも妙に説得力があった。


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大学内にラウンドアバウトはあるのは流石に初めて見た。

大学から脱出するにも少々手こずりながら、次の目的地へ向けてさらに西へ西へ。
小樽まで近づけば海が見られるということもあってペダルを踏む足にも力が入る。
道中にはけーすけさんオススメの公園があったので立ち寄ってみることにした。

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なんとも印象的なオブジェ。北海道のブルベの出発点にもなっているのだとか。

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広さはとんでもない!
公園というかおっきな森の中にいるというか端っこがどこだかよくわからない感じ。
北海道クオリティ半端ない。
休日の朝からゆったりと過ごすのに最高の場所。思いがけず癒しを得ることができた。


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間違えようがない一本道を突き進んでいくと徐々に潮の香りが強くなってきた。


海だ。
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北海道の海だ。

思えば7年前の北海道旅は基本的には北海道一周だったから、よく海を眺めていた。
不思議なもので海と一言で言ってもそれは地方によって微妙に様子が異なる。
潮の色というか匂いというか・・・自分が立っている場所による。見え方が違う。
北海道の海は、なんとなく余所余所しく気高く美しい孤高なイメージを私に植え付ける。


7年前は霧で何も見えなかったけれど、小樽に至るまでの道は素晴らしい眺望だった。
海沿いの峠越えというだけで、それはもう素晴らしい眺望なのは間違いないことが分かっていただけると思う。

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それに天気は晴れ。青空と青い海を目一杯浴びながら小樽の町に辿り着いた。


ここでのミッションであるけーすけさんに紹介してもらった小樽民のソウルフードである「団子」を食べること

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小樽新倉屋総本舗本社工場でいただくお団子!
いや、これ、家の近くに欲しいタイプの和菓子屋さん。決して派手すぎずくどくなく優しいけれどしっかり主張して来る確かな味。たまラーン!!


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そして近くの市場で奥様へのお土産をゲットすることを順調にこなしたあたりで天気予報をチェックする。
するとなんと曇り空が西の方から近づいてきていることが分かった。


これはまずい。


おさらいすると今日の私のメインイベント、目的は「積丹ブルー」をこの目に焼き付けることに他ならない。
そしてそれは当然青空の下でなければ見ることが出来ない。
私の行き足と曇り空、そのどちらが先に積丹に到達するかが勝負の分かれ目になりそうだった。

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小樽の町を抜け国道229号線をひたすら西へ。
道中、キャンプツーリング装備の自転車集団と何度かすれ違う。
こんなにも連続しているということはどこかの大学サイクリング部だろうか。
毎度毎度その荷物の多さに驚いてしまう。最近はバイクパッキング派も増えているらしい。


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めちゃくちゃ暑くなってきたのでたまらずコーラ休憩。
夏の補給はコーラに限る'`,、('∀`) '`,、


小樽を抜けて余市を抜けて・・・まではまさに青空。
道中、撮った写真がこちら。
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これもはや積丹ブルーといってもいいのでは・・・・・?

けれどまだだ。積丹岬で見ないことには積丹ブルーとは言えない。(けど曇り空が迫っている・・・)お昼時に積丹町にたどり着いた。ここから積丹岬までは20km程度。
ただ、ヒジョーに残念なことにこの時点で空はすっかりと白い霞に覆われてしまった。


天気予報を見るとこの先の天気は下り基調ということで、すっかりテンションが下がってしまった私。
「せめて・・・何か美味しいものでも食べたい・・・・!!!」
「・・・・・・っ!うに・・・・・っ・・・・積丹といったら・・・・うにっ・・・・!」

というわけでこの小さな積丹の町でウニが食べられる場所を探すことにした。

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国道を外れて海沿いの港を走りながらあたりを見回すものの、大変に小さな町で寂れつつある雰囲気がなんとも言えない。ああ、旅をしているなあ。
黄金岬という縁起の良さそうな名前の岬があるという看板を見かけたので立ち寄って見ることに。
自転車を停めて半分登山道のような階段を登っていき小さな林の中を抜けていく。

IMG_0248-17.jpg IMG_0251-18.jpg IMG_0258-19.jpg 
うん、ビンディングシューズで来るところじゃない'`,、('∀`) '`,、


自転車を停めてあるところに戻って来るとちょうど遠くからこちらに歩いて来るおじいちゃんが。
どう見ても地元の人でこれはラッキーと思い迷わず聞いて見ることにした。

私「ウニが・・・食べたいです・・・・・・!」

すると

おじいちゃん「うちで食べれるよ」

私「!?」


なんというラッキー。こんなことって。
話を聞いて見るとここから歩いて3分くらい(すぐそこ)のところにある小林民宿というところの方らしく、そこではお昼時にウニ丼を提供しているらしい。
これはもう行くしかないということで、おじいちゃんと談笑しながら付いていく。
ほんとにすぐについたので早速お邪魔してウニいくら丼を注文(いくら大好きなので)

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てっきり単品かと思ったら定食出ててきたししかもおかずがどれもめちゃくちゃ美味しそう・・・・!

これは大当たりだ、と心の中でほくそ笑みながら、ガツガツ食べてると女将さんから「よお食べるねえ」と笑われた。否定できない。
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さて、この女将さん、かなりのご高齢にも関わらずめちゃくちゃ元気というか頭の回転が早くって、会話しているとどんどん惹きこまれてしまった。
さすが手腕一つで民宿を長々と続けていらっしゃるだけある。
たくさんの話を聞いたけれど、一番興味深かったのが小学生くらいの頃にはまだアイヌ民族末裔の友達がいてよく一緒に遊んでいたという。
女の子だけど口の周りにヒゲを生やしていて(おそらく塗り物か何かだと思う)でも周りの子達も本人もそれが当たり前だから当時は違和感がなかったのだとか。
近くの海沿いの洞窟にはアイヌ民族が暮らしていた痕跡が残っていたという。
北海道開拓史について勉強をしてこなかったのを後悔した。このようなまさに生き字引とも言える方がまだご存命でこうして直接話を聞くことができるなんてめちゃくちゃ貴重な体験なんじゃないだろうか・・・。

結局1時間近くも話し込んでしまった。


ちなみにウニいくら丼hはこの世のものとは思えない至極の味でした。
IMG_5637.jpg この粒の立ち具合・・・・っ!ごちそうさまでした。


さて、どうしようか。この曇天の中積丹半島まで進むか、折り返すか。
片道20kmということは単純にここから往復したとして40km。
翌日は雨予報だからできることなら鉄道駅があるさらに一つ前の町、余市に今日中に着いておきたい。この時すでに札幌空港までは自走ではなく輪行で帰ると決めていた。濡れ鼠で飛行機に乗りたくはない。
そうなるとさらに20km追加で60km。
今の時間が15時前。日没が19時前だから行動可能時間は4時間。

と、あれこれ悩んでいるのも面倒臭くなってとにかく行くことにした。
天気のことは一旦棚上げにした。
この判断は間違っていたなかったことが、数時間後に証明される。


続く。


   
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神楽坂つむり
Author: 神楽坂つむり






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