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【山口満喫旅】歴史ある町と出会いとカルスト台地【萩〜秋吉台】

神楽坂つむり

自転車, ロングライド, キャンプツーリング, 山陰, 写真,
相変わらずの絶景が続く県道萩三隅線。

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〇〇ラインだとか〇〇ロードだとかワインディングロードでよくある名前なんてものは付いていないけれど個人的にはそれらに匹敵するくらい好きな道となった。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

ってくらいのテンションで走ってたと思う。いや本当に。(冷静に考えたら変な人にしか見えない)
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山口県特有の黄色いガードレールがこれまた映える。

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最後の最後はかなり狭い道。路面もガタガタガタガタ。 


けれどいつか道は終わる。
そしていよいよ萩に到着。

これがね、ちょっと走っただけで雰囲気が違うなって感じた。
京都とか金沢とかとも違う。歴史の在り方の違いだろうか・・・。
これはちょっと言葉にしにくいけれど、確かな感覚。
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萩の街に来る前に萩の歴史について勉強をしておいた。そうすることでその土地に対する印象がガラッと変わる。一時期SNSで頭のいい人と悪い人の見方の違い、みたいな画像が出回っていたけれど、あれは面白おかしいネタのように見えるけれど、実は結構その通りだったりする。歴史のある土地や建物を訪れたときには特に知識の有無で捉え方が全く変わって来る。
ということもあって萩を訪れるのであれば明治〜大正の歴史を勉強しない訳にはいかない。久しぶりに図書館に足を運んで学生の時よろしく歴史のお勉強をして行った。


近代史・・・そう近代の話だ。たった150年前の話だ。ピンとこない人のためにそれっぽいワードを並べてみよう。奇兵隊、四国艦隊砲撃事件、下関講和・・・・ そんな時代だ。義務教育における日本史の授業では最後の最後に一気に詰め込まれる時代。


平日ということもあって観光客は少なくゆっくりとその歴史の街を散策することができた。
本当はちゃんと建物の中の中まで見たかったけれど、今回はパス。
それは普通の旅行で堪能したいと思う。自転車旅と旅行は別腹ということで。
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時間もたっぷりあったので城下町をぐるぐるぐるぐる回っていると見覚えのあるロードバイク乗りが・・・・

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こ、これは・・・・・・!


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ぷにぽんさーん!久しぶりいいいいいいいいいいいいいいいい!

昨年末、私が下関〜大阪540kmキャノンボールをした時にわざわざ関門トンネルまで迎撃しに来て下さったフォロワさん!ここ山口県萩市が地元ということで、今回私が訪れるタイミングでたまたま時間ができてからまたしても迎撃してくださった。ありがたいことこの上ない。
久しぶりの(といっても3ヶ月ぶり)2回目の会合。山口県の話に花を咲かせつつ、一緒にお昼ご飯を食べることになったので、道の駅萩しーまーとへ。

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ホイホイついていくよ!


なんでも海鮮系が美味しいということで期待が高まる。
こちらは平日というのに大変な混雑っぷりで何かと思えば桜祭りをやっているようで!
いやあ今年は本当早い。3月下旬でもうこれだけ咲いているなら、4月に入ったらもう散ってしまうじゃないかと心配になる。

目ぼしい食堂に入って頼むは海鮮どーん!
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はい美味しい(確信)


食べなくてもわかる。


食べた。


はい美味しい(確認)


山口県の宝石箱、山陰の魚は本当に美味しい。羨ましい。ネタの厚みと旨味の凝縮っぷりが関西にはないやつ。

腹ごしらえも済ませたところで、ぷにぽんさんとはお別れすることに。
途中まで引っ張ってもらって、私は一路、秋吉台へ。
ありがとうありがとう!またいつか訪れます。いいところ、萩。次はゆっくり旅行をしたい。



気温は上がりに上がって20度近くまで。
今朝のキャンプ場での寒さが嘘のよう。寒暖差が15度強もあると体調を崩しかねないので、オーバーヒートしないようにペースを抑えて走った。
秋吉台までは基本的に登り基調、と行っても本格的な山岳というわけでもなく、海岸線沿いのアップダウンやら超級ヒルクライムが最近続いていた私。
多少強くなっていたのか?割と難なくクリアーすることができた。
キャンプツーリング装備でこれだけの走りをできたのはちょっとした自信に繋がる。ふふん。

秋吉台はカルスト台地の中でも比較的標高が低く、と行っても実際目の前に広がる景色は、やっぱりすごい。

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平日ということもあって交通量は皆無。独り占め!


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地味なアップダウンもこの景色の前ではあってないようなもの(ないことはない)


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こんな景色の中を走るのだからテンションが上がらないわけがない。
角島大橋も良かったけれど、これはまた違ったベクトルの良さがある。山口県の懐の深さに感激するしかない。


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レストハウスっぽいところで夏みかんソフトクリームをいただいてまったり休憩タイム。
見れば見るほど不思議なカルストの光景を眺める。
なんだか現実味がない。山口県に来てからそんな感覚ばかりだ。


もう、お腹がいっぱいになってしまった。
ここから山口市内までひた走る。向かい風も多少の登りももう関係ない。自分のペースで走るのみ。
新山口駅に着く頃にはもう全てが満たされてしまっていた。
なんとも充実した旅。
最初から最後まで新しい発見と絶景と体験が盛り沢山だった。


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山口県の主要駅にはサイクルピットなるスペースがあってここでゆっくりと輪行作業をすることができる。なんともありがたい。
メンテナンススタンドや貸し出し工具はもちろんなぜかハンガーもあるし至れり尽くせりという。
駅の隅っこでこそこそやる必要がない!

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サイクル県と称してサイクリストの誘致にかなり力を入れているらしい。

実際走った感想としては、走っていてシンプルに気持ち良い。
道は綺麗だし交通量は少ない、でもそうじゃない、とにかく目の前に広がる景色が良い。
特に海岸線が素晴らしく、地図で見たら分かるけれど何気に海に面している部分がかなり多い。
本州の端っこだからね。
どんな場所でも感じるのだけれど端っこに位置する土地というのは何かしら特別な感じがする。
違う季節に来たらまた楽しそうだなあ・・・・・

自転車旅にオフシーズンはない。
だけどこれからの季節はより走りやすくなる。
そんなシーズンの始まりにふさわしい良き旅でした。

ありがとう、山口県。

終わり。






   
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Comments 2

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コイル
使い分けの基準

市内とはうって変わってカルストはまるで海外ですね、一度訪れてみたいものです。

アピデュラとレベレイトデザイン?のフレームバッグの使い分けが気になったのですが
結構使用感など違う感じでしょうか?
それとも気分…?

  • 2018/04/05 (Thu) 23:13
  • REPLY
神楽坂つむり
>コイルさん

> 市内とはうって変わってカルストはまるで海外ですね、一度訪れてみたいものです。
>
> アピデュラとレベレイトデザイン?のフレームバッグの使い分けが気になったのですが
> 結構使用感など違う感じでしょうか?
> それとも気分…?

本当、日本とは思えない光景です。是非是非!

荷物が重い時はリベレイトデザイン、そうじゃない時はアピデュラと使い分けています。
生地の厚さと固定力がリベの方が上です。その分重いですし、取り付けが面倒ですが・・・・。
一長一短なのでシチュエーションによって使い分けています。

  • 2018/04/06 (Fri) 21:08
  • REPLY