【ホイール】PHILWOOD×ENVE SES3.4 組んで走ってみた
写真, 機材紹介, 自転車,
アメリカンホイールが好きだ。
写真,
機材紹介,
自転車,
というか気づいたら私のメイン機であるTADA車、ほとんどアメリカンパーツで構成されていた。
だって、かっこいいんだもの。
PhilwoodとSAPIM、ENVEでホイールを組んで走って見た。
ホイール遍歴は色々あったけれど最終的に行きつくのはやっぱり手組かあ・・・・と我ながらちょっと驚き半分予想通り半分。
シマノ・・・・・・・WH-9000 C24 , WH-7900 C24 WH-7850 C50 , R500 etc
カンパニョーロ・・・ZONDA , BORA ONE ,KAMSHIN , EURUS ,SHAMAL
フルクラム・・・・・RACING 3 ,5 ,ZERO ,ZERO CARBON
SRAM・・・・・・・・S40
MAVIC・・・・・・・R-SYS SLR , キシリウムエリート
ZIPP・・・・・・・404 , 340
レイノルズ・・・・アサルト , THIRTY TWO
COLE・・・・・・・C50 LITE
ENVE・・・・・・・ROAD45クリスキング組
ROLF PRIMA・・・・Vigorα
EASTON・・・・・・EA90 TT , EA90 SLX
A CLASS・・・・・ALX360
TOKEN・・・・・・C55A
トレカ・・・・・・バトンホイール
CORIMA・・・・・・ディスクホイール
PRIME・・・・・・・RP50
CRANKBROTHERS・・・COBALT
LightWeight・・・・STANDARD G3
うーん、色々試してきたなあ・・・・(遠い目)
まあここまで来ると完組の限界というか特性というか、そういうものも随分分かってきてフレームとの相性や自身のコンディション、その時の嗜好によって使い分けてきた。
いや、限界というと語弊がある。性能的には完組にはなかなかどうして敵わない。
けれど味付けという意味では手組に分がある。好みがわかっていれば、それに見合った足回りに、完璧に一致させることができる。ここに価値がある。
そういう意味ではオーダーフレームと発想は同じだ。
今回はSTANS以来の手組。
ハブは高品質パーツをガンガン生み出すPHILWOODのROAS HUB 11speedをチョイス。
ヘッドパーツやステムの色と合わせてシルバー色。美しい、やばい、何がやばいって美しさがやばい。語彙力が下がってしまう。適当な言葉で装飾できるけれど、もうとにかくやばい。
フィルウッドは回転の滑らかさ、かかりの良さは勿論超合格点だけれど、何と言ってもPHILハブは最強。かつて日本一周をするためにPHILハブをチョイスした人がいて、ノーメンテで半年後に帰ってきて中を開けたらまるで「慣らしが終わった」程度にしか変化がなかったという逸話からもその堅牢さは分かっていただけると思う。
壊れないという安心感、ノンストレスで走り続けることができる安心感。これは唯一無二だと思ったので多少背伸びをして購入した。
スポークはSAPIM。過去に何度か組んだことがある。テンションの上げやすさ、精度の良さから一択。
スポーク色は絶対シルバーと決めていたのでシルバー。昨今のホイールは黒スポークばかりでどうも色気が足りないなあと思っていたので、ここも手組ならではの自由さ。おかげでヘッドパーツ、ステムあたりとの色合わせが整った。やったね。
そしてリムはENVE SES3.4リム。前35mm、後45mmのリムハイトを有しているこのリム。とにかく精度がやばいくらい高い。モルデッドスポークホール成形が生み出すカーボン積層、繊維の強度の高さと真円率。剛性。カーボン特性をスポイルしない構造体としての完成度。素晴らしいとしか言いようがない。当然クリンチャーを選択。
ホイールを構成する三つのパーツ全てが精度の高すぎて、組むのがめちゃくちゃ楽でした。
実走。(@三重県伊勢志摩パールロード)
PHILハブのせいか、重量はそこまで稼げていない印象。というかそもそもENVEリムもめっちゃ軽いというわけではない。どちらも軽さを追求しようと思えばできるメーカーなんだろうけれど、軽さよりも足回りを担うパーツとしての「信頼感」「乗り心地」「美しさ」なんてものを追求しているのだというのが乗っていて分かる。
とにかくシルキー。なんて滑らかに、ヌルヌルと、気持ちよく加速するんだろう。
踏んだら素直に加速するのだけれど、何より巡航時の気持ち良さがなんかもうずるい。最初はその滑らかさにホイールの存在を確かめたくなるのだけれど、気づいたらその存在が見事にかき消されている。あれ、足を回しておけば自転車が勝手に進んでる。動いてる。景色が後ろに流れて行っている。
クロモリフレームとの相乗効果と言えばいいんだろうか。
そう言えばフレームもオーダーメイドだし車輪は手組だし、そりゃあ自分好みの味付けになるか、という気もする。我ながら贅沢だなあと思うけれど、趣味なんだからとことんやろうぜという気持ち。
ヒルクライムの純粋な軽さではレーゼロカーボンの勝利。いやあすごいよレーゼロカーボン。
本当に完組ホイールの頂点だと思う。ヒルクライムの振りの軽さがとんでもない。
ただENVEリムの剛性のおかげかロスのなさは素晴らしい。縦も横もバランスが最高。気持ち良い。
以上、今まで所有した中でも最も上品でシルキーで官能的なホイールに仕上がった。
大手完組メーカーにない魅力を引き出す楽しさ。
まさに趣味オブ趣味。
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