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【オールグラベル】3T EXPLORO TEAMを導入した感想【究極の遊べるバイク】

神楽坂つむり

自転車, 写真, 機材紹介, グラベルライド, バイクパッキング,
発売されて以来、ずうっと気になっていたグラベルロードを導入する運びとなった!!

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3T EXPLORO TEAM
実際にオンロード、オフロードで乗り回してみた。

スペック的にはグラベルロードというジャンルに振り分けられるんだろうけれど、すんなりジャンルに当てはまってくれない際立った特徴がいくつかある。

・フロントシングルギアを採用
・ホイールは650Bおよび700Cホイールに対応
・タイヤクリアランスはMTBブロックタイヤ2.1幅まで対応
・415mmチェーンステー
・カムテール形状のエアロフレーム

いやいや新しすぎませんか!

これらの特徴を鑑みてこのEXPLOROの属性を表現するとすれば「オールグラベルエアロロード」とでも呼べるんだろうか。私としては最高の遊び道具が手に入ったなという印象。

実際に思い切って27.5インチ2.1幅のMTBブロックタイヤをインストールした。
狙いとしては他に所有しているGT GRADEとの差別化を図るため。
性格違いのバイクを複数持つと世界が広がる。

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フレーム:3T EXPLORO TEAM
フォーク:3T LuteusⅡTEAM
コンポーネント:SRAM FORCE 1×11
ホイール:3T discus plus c25 proホイール
タイヤ:KENDA SMALL BLOCK EIGHT 27.5×2.1

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グラベルを走る、という観点から当然のようにバイクパッキング対応の設計。
ダボ穴は複数箇所に設けられバッグ類の装着はもちろんボトルケージやケージ型のキャリアを装着すると言った拡張性を持ち合わせている。カスタマイズの余地があるのは大変よろしいと個人的に思う。
答えを用意するのではなく優れた素材だけを用意して「あとはお好きにどうぞ」と言ってくるような気がしてならないのがこのフレームの面白いところ。うーん、奥深い。なので使い手がむしろ試されるような印象にある。もちろん漠然とした憧れだけで所有したらそれはそれで想像力が掻き立てられるし、明確なイメージを持って使用するとなれば、大抵の要求には応えてくれる。そんなバイクだと思う。


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踏んだ時の伸び方や反応はグラベルロードというには鋭すぎるくらいの軽快性。
エアロ形状のフレームは伊達じゃないということだろうか。形状的に縦剛性は固めだろうか?と思って踏んだら案の定、硬かった。
700Cホイールを履かせて走るタイヤにしたらそれこそロードバイクとしても申し分ない走りをしてくれそうで怖い。
つまりこのフレームで組んでしまって、ホイールだけ2セット持てば、通常2台、3台必要になるところがこれ1台で済んでしまう可能性もある。
(もちろんピュアロードフレームには勝てっこないのだけれど)
それくらいの汎用性があるということ。


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横剛性も申し分なし。


で、私が最も重視している快適性。
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グラベルなのに数センチ浮いたような感覚に陥ってしまった。
これは多分タイヤによるところも大きくって、「エアボリュームは正義」という一つの結論に達している私としてはこのタイヤ幅が入るのは本当に嬉しい。
これまでのGRADEだと躊躇していたセクションにも思いっきり突っ込むことができたし、その挙動に不安は全く感じない。むしろまだまだいけると語りかけてくるような、ある意味危険なバイク。

オフロードを走っていると感じるのが「良い機材は良い」ということ。
この傾向はオンロードよりもよっぽど顕著で、つまり大抵の悩みはお金で解決できる。
オフロードにおける快適性というのは投資額と比例する、とまで言ってしまっても良いとさえ思える。
極論だとは分かっているけれど、自分で書いていて否定しきれない。サスペンションやタイヤなんかもうそれこそ分かりやすい例。テクニック不足を良い機材がカバーしてくれる世界でもある。嗚呼。

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SRAM FORCEをチョイス。
すっかりSRAM大好きっこになってしまった私である。
もちろんブレーキシステムは油圧。
個人的には油圧のフィーリングはシマノの方が好み。スラムはちょっとグニっとしてて気持ち悪い。

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ちなみにスプロケットは最大42Tなのでギア比1:1が最少となった。
登れない坂は今の所ない!

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見てて惚れ惚れする造形。

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デザイン的にクール。
森の中でこのバイクが佇んでいるのを見るとちょっと不思議な感覚に陥る。良い意味で調和していない。ズレている。故に存在感がある、と感じる。


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実質MTB。
でもロードバイク。
実際に乗ってみるとドロップハンドル越しにブロックタイヤが見えるというのはなんとも奇妙。
ただそれだけで特別感がある。

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グラベル?MTB?
どちらでもない。
どちらにもなれる。
どっちつかずで中途半端という人もいれば
オールラウンダーで活躍できるマルチパーパスバイクという人もいる。
個人的には乗り手が試されるバイク、
楽しみの幅が広がるバイク、
そして究極の遊べるバイクだと思う。

シングルトラックやトレイルをエアボリュームを活かした流すのも良い。
バイクパッキングスタイルで荷物を満載してキャンプツーリングをするのも楽しいと思う。
700Cホイールにスリックタイヤを履かせてファストランを楽しむのも一興。
こんな風に持ってるだけであれこれ妄想が広がってしまう。
次の休暇でどこに行こうかと。嗚呼、幸せだ。

さて、使い倒していきましょう。

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