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【テント】montbell モンベル ULドームシェルターを再評価してみる シングルウォールのススメ

神楽坂つむり

自転車, 写真, 機材紹介, グラベルライド, ロングライド, バイクパッキング, テント, アウトドア,
導入して早3年が経過した。
登山、自転車旅、キャンプイベントと何度も活躍してくれたこのテント

IMG_7902.jpg 
つまり、良かったということです。


・フロア素材は30デニールナイロンリップストップを採用。耐水圧は1,500mm。
・床面と主要縫製箇所にはシームテープ処理。
・フレームは7001超々ジュラルミン。
・総重量は780g(テント、ポール、収納袋、リペアキット含む)
 実測重量
 テント・・・411g
 ポール・・・307g


下馬評では
「快適性を犠牲にした超軽量テント(シェルター)」
「雨風に弱い」
といった感じで使い始めましたが意外や意外、全然そんなことなかったのです。

そもそもテントに求める性能とはなんぞやに振り返ってみた。
まあ人によって異なるのでこれは私個人の考えということを踏まえて読んでいただきたい。

私は以下のとおり。

①軽量、コンパクト
②厳冬期以外ならオールシーズン使えること
③風雨を凌いでくれること
④室内に荷物を入れても寝るスペースが確保されていること

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まず①についてはぶっちぎりで合格。なんというかもうこれ以上ないってくらい。



④についても合格。
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冬用のシュラフやマットで寝床を作った上でダウンジャケットやパンツ、カメラ機材、自炊道具、その他自転車用バッグ、電子機器をそれぞれスタッフバッグに入れて枕元や足元に置いていても身体に触れたり就寝を邪魔することはなかった。


②についても問題なし。3,000m級の山で真夜中はマイナス5度になろうが使える。
そもそもテントがどうであろうが、寒いものは寒い。
ダブルウォールだろうがこのクラスの寒さの前では布が一枚だろうが二枚だろうが寒さは一緒。
じゃあ何が重要かというと「地面からの冷気をいかにシャットアウトするか」「体温をいかに逃さないか」にかかってる。
つまり「マットとシュラフのあり方、使い方」に尽きる。
地面に対しては空気の層を最低でも三層確保することで冷気をシャットアウトする。
グランドシート+銀シート(マット、あるいはエマージェンシーシート)+エアマット、入手できるようであればダンボールを一枚引くだけで段違い。
シュラフについてはインナーシュラフの活用と、ナルゲンボトルを利用した湯たんぽで熱源を確保しつつそれを逃さない構図を作ることでぬくぬくな睡眠環境を構築できる。
テント内の気温が5度でも0度でもやることはおんなじである。
実際に夏用のメッシュテントにフライシートをかけたものでも、シングルウォールのテントでも、寝るときの装備による違い以外に寒さ耐性は変わらなかった。

ただし暑さとなると別問題で、こればっかりはシングルウォールテントは暑い。
まあメッシュテントくらいじゃないと結局何をつかっても暑いので、それならいっそテントなしでタープとマット、シュラフだけでも問題ないので無視できる課題。


③についてのみ不安が残る。
布一枚で雨と風に対抗するとなると、強靭なメンタルを用意すればいい・・・・
なんてのはあまりに筋肉脳だし、なるべくならご遠慮願いたい。
ということで私はタープを組み合わせることでこの問題を解決するに至った。


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つまりタープにダブルウォールテントのフライシートと同様の役割を与える。
これにより雨・夜露対策が完成した。


それだけじゃない。
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時と場合によっては屋根として使ったり風防として活用する。

こうすることでシングルウォール最大の弱点を克服するに至った。
勿論そのぶん運搬するアイテムが一つ増えるわけで、軽量コンパクトという点で足を引っ張る形になる。
けれどタープというアイテムの汎用性の広さを考えると、ダブルウォールテントを使っていても私は携行すると思う。
どのみちマストアイテムなのだ。
それくらい使い勝手が良い。


この「タープと組み合わせる」というソリューションを得たことで私はこのモンベルドームシェルターをメインテントとして使い続けるに至った。
先ほどの3,000m級の山や低山、雨が降る森の中、岩場などで試してみたけれど、その快適性はしっかりと確保されていた。

ちなみに「シングルウォールテントは結露しやすい」と言われるけれど、私はそこまで問題視していない。
理由は結露が発生するのはテント内外の湿度と気温に差があるからであり、つまり対策として外気とほぼ同じ状況にする=入り口を開けることで解決できたからだ。
そのぶん寒くなるのでは?に対する答えは先の「マットとシュラフのあり方、使い方」に書いて置いた。

さて、いかがだろうか。
ダブルウォールテントに比べて圧倒的に軽量コンパクトで設営も驚くほど早く(3分もかからない)撤収も素早い。
私はこれからも使い続けると思う。


それに
3万円くらいするけれど10回使えば一泊あたり3,000円だから安い。


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ちなみにテントポールはフレームバッグごとフレームに固定するという発想を得た。
我ながら気に入っているスタイル。



      
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Comments 4

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yamaimo

でもタープって重くない?
それならステラリッジとかの方が良さそうな気もするけど、どうなのかな。
キャンプでどうしてもタープが欲しいってことなら、この組み合わせもわかるんだけど。

  • 2017/11/22 (Wed) 01:16
  • REPLY
神楽坂つむり
>yamaimo さん

> でもタープって重くない?
> それならステラリッジとかの方が良さそうな気もするけど、どうなのかな。
> キャンプでどうしてもタープが欲しいってことなら、この組み合わせもわかるんだけど。

私の使ってるタープはULなので200gくらいです。
タープが欲しい理由は本文に書いてある通り・・・。フライにはない汎用性の高さです。

  • 2017/11/22 (Wed) 10:34
  • REPLY
Hiroto

この記事と全く関係ないことなのですが、雨が降った時の服装ってどんな感じですか?

  • 2017/11/23 (Thu) 13:20
  • REPLY
yamaimo

タープはポールなしで使用するってことなのかな?
ポール使用しないなら汎用性も低くなると思うけど。
フライよりはマシってことかしら。

  • 2017/11/24 (Fri) 00:29
  • REPLY