ちょっと自転車で大阪~白川郷~金沢走ってきた【新車シェイクダウン】
自転車, ロングライド, 写真, 聖地巡礼, 中部, キャノンボール,タイトルの通りです。
TADA NEWクロモリロードバイクが完成して一週間。
カタチにはなった。問題なく走る。ただシンクロ率がまだ低い。かつてのFELTや初代TADA車に比べたらまだまだ。
走れば走るほど、シンクロ率は上がってくるのだから当たり前。
ので、とりあえず一発いっときましょう!
マイフェイバリットスポットのひとつである白川郷まで走ってきました。
今回は数年前から付き合いのあるフォロワーさんであるまさやんさんをお誘いしました。
もちろんこの距離を走る為、並大抵のサイクリストは誘えません。
彼ならいけるだろうという確信があったからこそです。そういうのはふだんの走りを眺めていると分かるもの。
今回のコースは以下の通り。
大阪→京都→大津→彦根→米原→大垣→岐阜→美濃→郡上八幡→白川郷→南砺→金沢
大阪府、京都府、滋賀県、岐阜県、富山県、石川県をまたぐコースです。
距離にすると380km、獲得標高は2,500m程度。
前半の250kmでの獲得標高が500m程度であることを考えると後半の山岳っぷりがよくわかります。
前情報として熱中症指数が極めて高い初夏の一日。最高気温は35度程度だそうです。
また、通過ポイントである岐阜の近く、犬山では床上浸水レベルの大雨が降って警報が出ているそうです。
ただでさえ走り応えのあるコースなのに前途多難。やれやれ、どうなるのだろう。
正午ちょうどに大阪を出発!
まずは淀川サイクリングロードで京都まで一気に北上します。
この段階では「今から白川郷まで走る」なんて実感が全然湧いてこない。まるで他人事。気分的には「ちょっとそこまでサイクリング」そういうのでいいのです。
先は長いのだから。
今回は同行するまさやんさん的には最長距離更新ということで、一抹の不安があるようでしたが、私は内心大丈夫と確信していました。
マネジメントさえ確実にこなせば。
オーバーペースを徹底的に排除します。
体力ゲージが減り出す手前のペースを維持し続けて、体力を貯金しまくる。
サボれる区間は徹底的にサボる。楽をする。無理をしない。
「ウサギとカメ」のウサギでもカメでもない、「速い亀」が私が今までのツーリングで会得した走り方であり、これはもう私のサイクリストとしてのアイデンティティみたいなものです。
そんなわけでおしゃべりをしながらポタリング気分で走り始めます。
が、今回の敵はむしろ暑さにありました。
おそろしいほどの太陽の熱気。走っても風が気持ち良くない。
たったの40km程度で500mlボトルが2本とも空になってしまった。
ここは無理をしない為にも、全体行程のコンビニ休憩回数を増やすこととしました。
コンビニに止まる度に2リットルペットボトルと何かしらの飲み物を買っては水分補給を繰り返す!
失ったビタミン、ミネラル、その他もろもろはウィダーインゼリーやサプリ系飲料で摂取!
同じ距離でも季節が違えば休憩回数が変わるということを、改めて実感したのです。
結局今回の休憩回数は8回でした。これが春や秋なら半分程度におさまるかしらね。
大津(50km)
彦根(100km)
岐阜(160km)
美濃(200km)
郡上八幡(240km) ←仮眠
ひるがの高原(260km)
道の駅上平(320km)
道の駅福光(350km)
滋賀に入る頃には昼下がりということもあって暑さのピーク。
だったけれど、幸いにしてここで恵みの雨雲が近づいてきました。
普段なら敵視する雨もこの暑さなら許せます。
いや、ほんとは雨も降らずに涼しくなってくれたら最高なんだけれど、そうそう都合の良いことは起こらない。自然には抗えない。
後ろも左右も晴れているけれど、真正面だけが厚い雲に覆われて、うん、雨が降っているのがよく分かる。雲から地面まで、そこだけが周囲と異なる灰色に染まっている。つっこむぞ!!
(ああもう新車がめちゃくちゃだよ!)
と思うのもほんの一瞬で元々機材に無頓着な私は新車が雨で濡れようが気にしない。傷ついたり汚れたりする分には構わない。ただしメンテナンスだけはきっちりする。セッティングにも気を遣う。それでいいと思っています。
でも、おかげで体感気温が一気に5℃近く下がったのは間違いない。ボトルに口を付ける回数も極端に減ってきた。恵みの雨だ。それにそこまでひどくない。歩きだったとしたら傘を差さない人がいてもおかしくない程度。
そのまま彦根まで走り、コンビニでお昼ごはん気味に多めの補給。
まだ100km。ウォーミングアップがそろそろ終わるだろうか。
夕暮れ時の琵琶湖。湖の穏やかさ。
彦根から大垣に抜けるまでの関あたりでは土砂降りの雨に降られる!
これが気持ちよくって、シャワーと思えばちょうどいい。
こんな時でもカメラも特にケアもせず、いつも通りのたすき掛けスタイルで突き進む。最近のカメラは多少の防水機能は付いているからね。これくらいはメーカー的にもテスト範囲内。(自己責任)
と思っていたもののガチで降り出したので、さすがに避難。サドルバッグに収納してリスタート。
雨を抜けると夏の空が。
大垣〜岐阜の長い長い下り基調を利用して体力を一気に回復。
こういう機会を逃してはいけない!
ロングライドはいかにサボるかが重要、ロスを抑えるのも当然だけど、回復できるところでは積極的に回復していく。
下り坂はもちろん、慣れてくれば登りでのダンシングでも休憩することができるようになったりもする。
全身をリラックスさせてなるべく筋肉を使わずに体重と荷重を使ってペダルを回していく。
バイパスとも言える快走路で35km/h程度をキープしながら一気に岐阜市内に突入。
日が落ち始めたこのタイミングで、晩御飯をいただくことに。
「ご当地グルメ的なものを食べたいな」
「そういえば東海地方限定メニューっていうのがあったな・・・」
「夜マック限定+100円でパティが2倍になるっていう・・・」
「ここまで来てマクドかい」
ダブルチーズバーガーパティ2倍盛り。
なんだこの頭の悪いビジュアルは・・・・
小学生の味がする!
たっぷりご飯を食べたところで、私の身体はようやくスタンバイ完了。
脚も温まって来た。
ガンガン回せる予感がする。コンディションが上がって来ているのが分かる。
いつもそうだ、150km超えたあたりからエンジンがかかってくる。
ちょうど登り基調が始まるポイントでもある。
ナイトライド!ヒルクライム!たーのしー!
な、勢いのままで40kmばかりを一踏みで一気にワープ。
信号もほとんどなくアベレージ走行でグイグイ進むことができた。
ローソン郡上美並店で小休憩をしようと止まると・・・・
突然のミヤマクワガタ!
ご立派だああああああああああああああああああ!
いやあ久しぶりに見ましたよ。ミヤマクワガタ。小学生以来かも。
ミヤマクワガタ。その名の通り深い山で採集可能なクワガタで、標高が高いところ山奥に生息する。
さすが岐阜県、コンビニでクワガタが採れる。
思いがけない虫取りにテンションアップ。
ここからは郡上八幡まで一気にジャンプアップ。
白川郷まで進むこともできたけれど、ノンストップで行くと明るくなる前に着いてしまいそうだったし、後半で眠気に襲われる可能性が高い。
というわけで郡上八幡を仮眠ポイントと想定して、再び闇夜の国道156号線を駆け上がる。
人間の体は不思議なもので、仮眠すると決めた途端にエンジンがおやすみモードに移行をし始めた。手前20kmくらいからは眠いのなんの!
ただの白線トレーサーと化した中、なんとか郡上八幡に到着。
さて、ここでまさかの待ち人が・・・・・。
続く。
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