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【西九州ツーリング】装備、服装について 大容量サドルバッグは不要【バイクパッキング】

神楽坂つむり

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天気が良かったので西九州の方へツーリングに行ってきました。

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今回の装備はこちら。

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自転車については概ね前回のオアフ島ツーリングと同様のアッセンブリとなりました。2月の雪のないエリアならこれで3泊4日くらいが妥当なところ。あるいは1,500km程度のキャノンボールも同様の機材だろうか。変わっているのはフレームの色くらいで、これはちょっと気分転換を兼ねて自分で塗装し直しました。これについてはなかなかの手間で、その分、知識やノウハウについて得ることも多かった。実際にやってみるとプロの仕事の素晴らしさがわかったし、塗装にお金がかかるということも分かった反面、細かい点に目を瞑れば自分でもある程度できるということも。塗装については気が向いたらまとめてみようと思う。

フレーム:TADAオーダークロモリフレーム151号機
コンポーネント:SRAM RED eTAP
ホイール:フルクラムレーシングゼロカーボン
タイヤ:コンチネンタルグランプリ4000S2 25C

ちなみに塗装の色に合わせてボトルケージも黒色に変えてみた。ブラックバーン。めちゃくちゃ軽いけれど、柔らかすぎてちょっと不安。だけれど柔らかいから折れることはなさそう。サイドローラーにする予定が、うっかり換装し忘れた!

「大容量サドルバッグは不要」
とわざわざタイトルにしたのは、実際にその通りだと思うからです。おおよそ2年ほど前から流行りだして今や市民権を得るまでになったバイクパッキング。かくいう私もその広がりに加担していたわけですが、バイクパッキングを象徴するアイテムの一つに大容量サドルバッグが挙げられます。容量が10~20㍑あり、ウルトラライト系のギアを揃えればテント・シュラフ・マット・枕その他着替えや輪行袋までなんでも抱え込んでしまうあのバカでかいサドルバッグです。私自身、過去のツーリングで何度も助けられた秀逸なアイテムで、旅の可能性を広げてくれるのは間違いない。私の好きなファストキャンプツーリングでの使用にベストマッチします。これからもきっと使い倒していくことになるでしょう。
(こちらでバイクパッキングについてまとめています。)

「大は小を兼ねない。」これは自転車用バッグでは当たり前のことです。が、いきなりバイクパッキングからツーリングを始めた人たちを観察していると、明らかに荷物に対してバッグが大きすぎるところを見かけます。別の視点から観察すると「バッグの大きさにつられて荷物が増えている」現象です。まるで袋詰め放題のお菓子のようです。本当に欲しいお菓子はどれでしょうか。ツーリングの装備はトレードオフといろんなところで書いていますが、こと荷物についてはシビアな問題です。その旅において、ベストな荷物量というのは、見極めるのがとても難しい。例え同じ季節・行程でも人によってそれは異なるでしょう。また、例え同一人物で同じ行程でも、季節が違えば、また異なってきます。

不測の事態に備えて荷物を増やすとフットワークが悪くなる、重くなる、ひいては無用なトラブルにまで発展することもありえます。逆に荷物を削ぎ落としすぎると、クオリティオブツーリングを下げてしまいます。そんな折、大容量サドルバッグの登場で、前者に陥る可能性が高くなってきました。バッグが大きいと、ついつい荷物が多くなってしまいます。これはスーツケースやバイキング等でも同様の現象が見られます。コンビニのカゴも同じです。必要かどうか微妙に迷うもの、「いるかなーいらないかなー」と悩むものは基本的には持つべきではありません。これだけは絶対にいる!という明確な考えを持ってして選ばれたもの以上のものは持たない!くらいでちょうどいい、というのが私の経験則です。

何故なら、必要になったら道中で足せばいいからです。国内ツーリングであればコンビニがあります。その数、信じられないほどにあります。ビックリするくらい田舎にもあったりします。そこで手に入るようなものは、無理に持つ必要はないという考えを持っています。実際に持たずに行って後悔した機会は少ないです。過去にあったのは、インナーグローブ、替えの靴下、サイクルキャップ。(サイクルキャップ以外はコンビニでなんとかなる)

というわけでパッキングの出発点は、必要なものの吟味です。バッグを自転車に付けてそこから考えるとバランスが崩れがちです。必要なものを二次面接くらいまでして最終面接で残ったものを治めるべきバッグは・・・・というように選ばれたバッグこそベストアンサーになり得ると考えています。ご参考までに。

そんな訳で今回はサドルバッグにはオルトリーブのサドルバッグLを採用。なんだかんだで一番多く使っていて、一番信頼しているバッグです。容量や固定力、脱着のしやすさにおいて、私のツーリングでは最も使い勝手が良い。
フレームバッグは信頼のapiduraアピデュラのフレームバッグS。こちらも同様にトータルバランスに優れたモデルで、コンパクトなのにKindleやミニ三脚まで入る懐の広さはさすが。

服装はこんな感じ。これで5〜15度対応といったところ。
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これとは別にMAMMUTのソフトシェルジャケットを持って行きました。主に輪行時や目的地についてゆっくり観光するときに使うようです。できればもうちょっと薄くて格好良いものが欲しいけれど、薄さ以外は気に入ってるのでまあOK。ETTキャップはエリートさんにいただきました。アクセントカラーにもってこい!

ちなみによく「つむりはレーパン履いてるの?」という質問を受けますが、「どっちでもいい」が答えになります。300km程度ならなくても問題ないと思っています。もちろん、快適なのは間違いないですが、なくて困るかというとそうでもありません。ツーリングにおいてはその独特の締め付けが逆に不快になることもあるし、宿に着いたやご飯を食べる時に、お尻に座布団がひっついているみたいで気持ち悪いとも思います。ただ夏場なんかは爽快感があってむしろ快適だし、極寒では保温性に優れたビブショーツもあったりして、「機能性」についてはさすがサイクルウエアだなあと思います。
基本的にはなしとしています。パッドの厚みでペダリングに違和感が出るのもちょっときになる。場合によっては微調整をすることも。


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これは秋の乗鞍ツーリングの時の写真ですが、つまり一眼レフカメラはこのように普通にたすきがけで携行しています。パッと撮りたいときにすぐに撮ることができるこのスタイルが私にとってベスト。雨が降っても雪が降っても特に対策はしていません。それくらいの防御力は今の一眼レフには備わっています。ただ鵜呑みにされて壊れてもそれは仕方ないと思ってください。道具ってそういうもの。

本体:CANON EOS80D
レンズ:CANON EF-S 18-135 IS USM

ちなみにストラップの素材や長さに気をつければずれ落ちることもありません。でもこれについてはフォームも結構関係しているのでは・・・・と最近思うようになりました。ストラップはロフトで購入したものがボロボロになったので、飛騨古川で手に入れた古布でリメイクしています。かわいいですよ!(裁縫レベルの低さがほつれに繋がっているのはここだけの話)


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GARMIN EDGE510にルートを入れて走っています。この便利さについてはハードコアなツーリングをされているオタクハウスさんがブログに書かれています。


私も完全に同感で、オアフ島や剣山スーパー林道では大活躍してくれました。むしろGARMIN持ってるのに地図機能を使っていない人は、レース畑の人くらいでは、と思っています。


では、続きは本編で。

    
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