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パンクしないための心得 機材トラブル回避ノウハウ

神楽坂つむり

自転車, 機材紹介, ノウハウ, アウトドア,
過去3回ほどパンクしたことがある。
頻度で言うと4~50,000kmに1回。
これはかなり少ない方だと思います。

少ないのには理由があってそれなりに対策をしているからです。
対策、というと少し語弊があるかもしれない。
意識している、という程度。

どうやったらパンクを減らせるだろう。
今回は、そんな話。

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「原因のないパンクはない。」

「そしてその原因はライダーにある。」

これをまず頭に入れます。入れています。

パンクを筆頭にあらゆる機材トラブルは必ず原因が存在します。
「なにもしていないのにこわれた。」というワードが本当に使える場面なんてそうそうあるものではありません。(選ぶ製品によるけれど)

自転車にまつわるほとんどのトラブルは原因を知っていれば防げるものばかりです。
たとえば
・リアディレイラーの破損
・エンド曲がり・折れ
・変速の不調や音鳴り
・異音
・お尻の痛み・
肩こりetc・・・

このあたりは語りだしたら結構なボリュームになりそうなので今回は割愛。
興味がある方は一度つむりを捕まえて直接聞いてみてください。


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話を戻します。

パンクしない為に心がけていることは「きれいに走る」です。
そして「タイヤをよく観察する」


パンクの原因というのは主に以下の3つに分けられます。

・異物刺さりによるもの
・強い負荷によるもの(リム打ち等)
・劣化、摩耗

それ以外にも品質不良やチューブの噛み込み、リム側のバリ、リムテープの品質などによるものもありますが、まあ確率でいうと少ないですし、対策も何も明らかな「ミス」によるものなので、わざわざ語ることはありません。
交換するだけ。

「きれいに走る」というのは明確なコンセプトで作られたハンドメイドフレームを駆るだとか、ヘルメットからシューズまで一切の破綻が無いコーディネートだとかそういうことではありません。

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走り方です。

ライディングをどうするか、実はここがかなり重要な要素になってきます。
パワーウエイトレシオを上げる、心肺機能を鍛える、それらの前にするべきロードバイクに乗る上で大事なことです。
これはパンクだけではなくあらゆる機材トラブルの予防に繋がるかと。


乗り物というのは走っている限りあらゆるダメージを受けています。
これは仕方ない。
運動エネルギーの入力と出力を繰り返している限り、それは曲がり、たわみ、削れ、欠けて、折れて、最終的には使えなくなります。
しかし、そのダメージを軽減させることは可能です。
これは機材の性能云々の話ではなく、乗り手の問題です。どう走るかで同じ体格、同じバイクでも、自転車が受けるダメージには大きな差が生まれます。
そしてそれはパンク対策にも言えるお話。

以上を踏まえた上で私がパンクしない為に心がけていることはこんな感じ。

■空気圧は絶対に維持
■ツーリング後にタイヤチェックは絶対。あやしかったら即交換
■路肩に寄り過ぎない。路肩マージンは十分確保
■段差での抜重はしつこいくらいにする
■ライド中は視野を浅く広く
■なるべくブレーキをかけない
■荷物の積載は前後バランスを意識して偏らないように
■後ろ荷重でハンドルには手を添えるだけ

正直に言うと結果論です。
頭の中で常にこんなことを悶々と考えて走っているようでは、いったい何のために自転車に乗っているか分かりません。


ただ自分のライディングを振り返るとこういった一つ一つの心掛けが機材トラブルの回避に繋がっているということが感覚的に分かってきたということです。
これらは先述したように「原因のないパンクはない。」「そしてその原因はライダーにある。」ということを踏まえた上で、じゃあライダーにできることは何だろう?という問いに対する答えでもある。


異物刺さりなんかは運次第とも言えるけれど、その通りであってその通りじゃない。
同じ道でもやたらパンクする人とそうじゃない人がいるのは、やっぱり走り方に差があるから。
得てして初心者こみのポタリングほどパンクトラブルに見舞われやすいのもママチャリ感覚でタイヤを転がしているからかもしれない。


今まで106,000km程走って機材トラブルらしい機材トラブルには遭ったことがありません。
サーキットではなくあらゆる環境下に晒されるツーリングでも。
きっと最初は機材に優しくというよりは、「より遠くにより少ない力で到達するため」にそういった乗り方を身に着けてきたと思います。それが結果としてトラブルフリーに繋がる。
その信念は今でも持っていて、色んなところで書いていますが、とにかく節約志向です。


体重も大きな要因の一つ。
私は173cmで53〜56kgを季節ごとに増減しています。
平均からすると10kg弱軽いので、それだけでもリスク回避につながっているのは間違いない。
得てして体重のあるライダーの方が機材トラブルに見舞われやすいのは明らか。
ただきれいに走ることができるかどうかは体重なんかよりもずっと大事。
軽さは正義だけれど、絶対ではない。

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ロングライド、キャノンボールといったライド時にこそ、先述したようなマネジメントは活きてくるなあと実感しているので、よろしければお試しあれ。



      
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  • 2017/02/12 (Sun) 22:43
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  • 2017/07/10 (Mon) 22:38
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