【海外】ちょっと自転車でオアフ島にツーリングしに行ってきた その3【Koko head】
自転車, 写真, アメリカ, ロングライド, ノウハウ, グラベルライド,知らない天井にも慣れてきた。
ようやく身体も気持ちも、この土地に馴染んできたように思える。
3日。天気よし!計画なし!
外国人の半裸率は異常。
一昨日、昨日となんだかんだがっつり走ってしまった。だって、テンションが上がってしまったもの!その反動かこの日はそこまで走りたい意欲が湧いてこなかった。というよりはこのハワイの、ホノルルの独特の空気感に包まれていると
「何もしなくてもいっか」
と思えてくる。そんな魔力がここにはある。というわけで夜までひたすら何をするともなく時間をつぶすことにします。
朝ごはんは初日から気になっていたこちらのお店へ・・・・

だって、我慢できなかったんだ(震え声)
やっぱりね、海外にいると胃が疲れるんですよ。日本食のヘルシーさに改めて気づかされます。毎日ハンバーガーを食べてたらそりゃ胃も疲れますよ。
こちらの丸亀製麺ホノルル店、なんと丸亀製麺の店舗の中で売り上げが一位なんだとか。
お盆を持ってセルフで進んでいくスタイルと、目の前でうどんが仕上がっていくライブクッキングの様が人気の模様。あと天ぷらを食べられるというのも人気の秘密だそうで、私が行ったときはうどんを食べずに稲荷寿司と天ぷらだけ(全部で6個くらい)を注文している人がいた。確かにそういう使い方もありだな・・・・と妙に感心してしまった。
味はいたって普通の丸亀製麺ですが、いつもより美味しく感じたのは、ホノルル効果でしょうか。

ホノルルでの自転車スペースは街中に設置されているこちら。
あっさり朝ごはんを済ませた後は、ワイキキのビーチを眺めながら適当にポタリング。知らない土地なだけあって、見るもの全部、新鮮。素晴らしい。自転車始めた頃を思い出す。
けれど疲れが溜まっていたのか、やっぱりあまり走る気にはなれず。近くのカフェでカフェラテをテイクアウトして、ビーチの端っこのベンチに座って2時間くらいひたすらぼーっとしていました。
その間にアメリカ人夫婦に声をかけられて、いろいろ雑談をしている中で
「日本の人口は何人なの?」と聞かれてこれの返答に困った。
リアルに5分くらいウンウン悩んでなんとか英語で言えた。
1億2700万人を英語でってとっさに出てこないものです。
いい加減何かしないとなーと思って思いついたのが、初日に気になっていたココヘッド。
ホノルルと言ったらダイヤモンドヘッドが有名だけれど、私が気になったのはこっち。
ワイキキからは20km弱ということで、20km/hで進めばいいやくらいのノリで向かいます。
ココヘッドは標高400m弱のクレーター。
そう、クレーター。
なんだこの地形(写真 wikipediaより)
ここは山頂まで歩いて登ることができます。
ひたすら階段を。
山頂まで一直線の階段。
こんなの登山じゃない!ただの苦行よ!!!
階段というか元々は線路で、大戦中に物資を運ぶのに使用されたのだとか。
なので人間が歩いて登るようには設計されていないはず。
ビンディングシューズで登るにはめちゃくちゃスリリングです。
写真だとものすごい斜度に見えますが、実際はもっとすごいです()
いや本当に。
高いところ苦手な人は絶対無理だし、手をついて登っている人もたくさんいました。
登りきるとこの景色!!
ハワイカイの街並みと海、遠く先のダイヤモンドヘッドまで見渡すことができるこの景色。たまんない。
ちなみに私の足で山頂までおおよそ20分弱でしたが、通常は3〜40分くらいかけて登るべき。
一人だからね。ストイックに行っちゃうよね。
初日に走った道だ!!
こうやってみるとロケーションがものすごい。
そして初日はまさかの定休日で入ることができなかったハナウマ湾も。
こちらは反対側。クレーターの内側は完全に森林と化している模様。
せっかくなので近くにいた金髪美人に写真撮影をしてもらいました。
金髪美女を選んだわけではないですたまたまです。
「何かポーズとって!」と言われて咄嗟にこんなポーズをしてしまうのは本当に情けない。
(受けてたからよし)
お腹も空いたので近くのモールに寄ってFAT BOYSというところで名物(?)のガーリックチキンプレートをテイクアウトしてお店の前でいただいた。店員さんの愛想がびっくりすくらい無くって感動した。そう、これくらいでいい。サラリー以上の仕事はしなくていいと思う。
ガーリックの風味が胃袋をガンッッッ!って刺激してくる一皿。
ちなみに店の名前からしてまあお察しなんですが、めちゃくちゃ量が多い。まあ外国にくると決まって同じ感想を抱く。とにかく量が多い。それが正義だと彼らは信じて作っているに違いない。そうに違いない。
なんだかんだで運動したしお腹もいっぱいになったしで身体は完全にネムミモード。
と言ってもこんなところで寝るわけにもいかないので、眠い身体を鞭打ってホノルルまでハイウエイを使って一気にワープ。
この日はいつにも増してビーチに人が多かった。
みんな気ままにビーチで寝たりくつろいだり泳いだり波に乗ったり・・・・・。で、そんなのを見てると、触発されてしまうわけです。
というわけで思わず泳いでしまった。ジャージを脱いでシューズも脱いで適当に自転車の横に置いて海へ。さすが南国、年末なのに余裕で泳げるあたたかさ!1時間くらいクロールしたり平泳ぎしたりプカプカ浮かんだりしていたと思う。
いや、気持ち良さしかなかった。
その後は身体が乾くまでビーチで昼寝。
なんというか、こんな生活してたら、なんでも許せるようになってしまいそうだ。
おやつ感覚でガーリックシュリンプをいただくなど。
宿に戻るとびっくりすることに、相部屋のメンバーがガラッと変わっていて、なんと日本人が2人いた。スペイン人だったりカナダ人だったり台湾人だったりと日本人以外がいることが当たり前だったこの数日間を思えば日本人がいることがもはや違和感。英語で挨拶を交わして少し話をしているうちにお互い日本人ということに気づいた。それからは意気投合というか、みんな日本語を欲していたのか、あるいは日本から遠く離れたこの島で、偶然にも同じ宿の同じ部屋にこうして集まったという事実がスパイスになったのか、晩御飯を一緒に食べに行くことに。
チーズだけを頼んだつもりがプレートで来てしまった。
たいそう品のある女性は、どうやらそのままアメリカを周遊するという。「ラスベガスにも行く」ということを聞いて私ともう一人の男性はカジノというものに夢を見てしまい、「投資するから増やしてきて!」ということで一人20ドルずつをその女性に預けた。連絡先も交換して結果が分かったらすぐに知らせてくれるという。どうみたって私より数十倍お金持ちオーラが出ていたその女性は律儀にも後日、写真付きでその後の旅の様子とカジノの結果を教えてくれた。億万長者は夢に終わった。
翌日は昼からの出発便に合わせて宿を出て空港に直行した。最終日にふさわしい雨模様で、ここ数日の天気の良さを考えると良いタイミングで出られたなと思った。空港までの道のりではすっかり慣れてしまった右側通行を名残り惜しむようにゆっくりと走った。
ターミナルに到着して日本でした時と同じように自転車を輪行袋に詰め込む。慣れてしまうと飛行機輪行でも30分見ておけば十分だということが分かった。これは大きな収穫。乗り遅れたらやばいという思いからかなり早く到着していたもので、空いた時間はラウンジでコーヒーを飲んだり、半分以上言葉がわからない自転車雑誌を斜め読みしながら時間を潰した。
2017年 初日の出。
大阪に着くとその寒さにびっくりした。
季節は冬、私はそれを思い出す。
ろくな準備もせずノリと勢いでスタートしたオアフ島ツーリング。
終わってみれば後悔なんて何もない、胸がいろんなものでいっぱいいっぱいに詰まるような、充実した旅となってくれた。
きっかけは何でもいい、なくたってい、それでも必要な手順を踏んで一つずつ前に進めれば、確実に何かが得られる、何かが起こる。そういう旅を、続けていきたい。
終わり。
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